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粉瘤の病名の認知度は9.5%と低水準。さらに正確な治療法の認識不足が判明。

粉瘤とは、老廃物が皮膚の下に溜まることによりできる良性腫瘍の一種です。はじめは小さなしこりですが、放置すると悪化して炎症を起こすリスクなどがあります。一般的に粉瘤の認知度及びそのリスクに対する理解度が不十分である可能性が考えられたため、その実態調査に踏み切りました。本調査は、アイシークリニックを運営する医療法人社団鉄結会からStockSun株式会社(代表:株本祐己)に委託されたものです。





本調査について

本調査は、粉瘤の意識調査で少しでも「粉瘤」の認知を広め、意識改善につなげることを目的としています。
粉瘤治療を行うアイシークリニックは、診察・診療を通して、粉瘤の治療の是非を判断しますが、アイシークリニックの患者様の中には、粉瘤を長期間放置している方が少なくありません。
つまり、そもそも「粉瘤」という疾患自体を知らない方、粉瘤を放置することの危険性を十分に認識されていない方が多数いらっしゃることが推測されます。

そこで以下に、5つのアンケートを実施し、粉瘤に対する意識や実態を調査いたしました。

1.「粉瘤」という疾患を知っていますか?あるいは、聞いたことはありますか?
2.(現在粉瘤がある方)粉瘤はどの部位にありますか?
3.過去に粉瘤を医療機関で診てもらったことはありますか?
4.粉瘤があると判明してから来院までにどのくらいの期間がありましたか?
5.粉瘤の手術の必要性を感じていますか?



粉瘤に関するアンケート結果

当社は、全国の男女1,500名を対象に、インターネットによる粉瘤に関する実態調査を行いました。調査期間は2018年12月1日〜12月31日、有効回答数は1,489名です。

■Q1:「粉瘤」という疾患を知っていますか?あるいは、聞いたことはありますか?

まずは、粉瘤という言葉自体を知っているかどうか、1,489人に回答いただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41786/2/resize/d41786-2-388949-0.jpg ]



当データを使用の際は、【皮膚疾患(粉瘤、脂肪腫など)の日帰り手術「アイシークリニック(https://ic-clinic.com/)」協力のもと作成】を記載ください。


本アンケートに基づくと、「粉瘤という言葉を知っている人」は約10%。
回答者のうち約90%が粉瘤という言葉を認識していませんでした。

また、粉瘤という言葉を認識している方のうち「過去粉瘤があった」又は「現在粉瘤がある」という回答者は96名でした。これは「粉瘤を認識している方」のうち68%が粉瘤経験者であることを示しています。
つまり、粉瘤患者以外で認識している割合は約3%ということです。

■Q2:(現在粉瘤がある方)粉瘤はどの部位にありますか?

次いで、現在粉瘤がある方に、粉瘤のできている部位を回答いただきました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/41786/2/resize/d41786-2-693142-1.png ]

回答結果から、背中、臀部(お尻)、顔(耳、首、含む)、鼠径部(股)、ワキといった部位に集中している傾向が読み取れます。
また、粉瘤が1つではなく、2〜3個と複数箇所にできているという回答をした方も約20%(19人)いました。

■Q3:過去に粉瘤を医療機関で診てもらったことはありますか?

現在・過去問わず、粉瘤がある又はあった方に医療機関にて診てもらった経験があるかどうか回答をいただきました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/41786/2/resize/d41786-2-926352-2.jpg ]

「診てもらっていない方」の割合が「診てもらった方」の割合を超える結果となりました。粉瘤があると認識している方の多くが、実際に医療機関に診てもらっていないことになります。

医療機関で診てもらっていない方が、自身に粉瘤があることを認識しているのは、インターネットや書籍で調べたり家族友人などから聞いたりして自己判断したことによります。独自で調べる中で粉瘤が良性腫瘍であることが判明したため、放置しているケースも多いのではないかと考えられます。

加えて、粉瘤があると自己判断している場合、その危険性まで認知できていない可能性もあります。そもそも、それが本当に粉瘤であるかさえも、医療機関を通していないため、確定できていないものと推察されます。
そして、粉瘤があると自己判断している方の中には、脂肪種などよく似た良性腫瘍と区別できていない可能性もあります。

■Q4:粉瘤があると判明してから来院までにどのくらいの期間がありましたか?

医療機関での受診経験がある方に、粉瘤があると判明してから来院までにどのくらいの期間があったかを回答いただきました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/41786/2/resize/d41786-2-599088-3.jpg ]

最も多かったのは、「1年以上3年以内」との回答でしたが、5年超経過してから来院した方も約27%いるという結果になりました。
粉瘤があると理解していても、長期間放置してしまう方が多くいらっしゃることが見て取れます。

■Q5:粉瘤の手術の必要性を感じていますか?

現在・過去問わず、自身に粉瘤がある又はあった方に対して、手術の必要性に対する認識を回答いただきました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/41786/2/resize/d41786-2-599323-4.jpg ]

「手術の必要性を感じている方」、「感じていない方」がおよそ半数ずつという結果でした。
手術の必要性を感じているものの、未だ手術を受けていない方は全体の約30%。

また、手術の必要性を感じていない方は約43%です。

全体の約73%の方が、必要性の如何を問わず「粉瘤の手術をしていない」ことがわかりました。
既に手術を受けたことがある方については、約86%の方が「手術に満足している」という結果になり、「手術を受けたものの必要性を感じなかった方」、つまり「手術結果に満足しなかった方」は約4%とごく少数でした。
まとめると、「実際に手術をした方」の大半は手術結果に満足しているようです。

そして、必要性の認識を問わず、「手術をしていない方」が約73%と非常に多いことが本調査で明らかとなりました。


最後に、今回の調査により、粉瘤の病名自体が9.5%程度しか認知されていないことが判明しました。さらに、粉瘤があるにもかかわらず、1年以上放置する方が61%、手術を受けていない方が73%と、粉瘤に対する危機意識の低さが現れる結果となりました。

粉瘤は放置すると、炎症や痛みなどが起こるリスクがあります。現在粉瘤を放置しているという方は、まずは適切な医院への受診をおすすめします。なお、再発リスクや傷跡のことを考えると総合的な皮膚科や形成外科ではなく、粉瘤を専門として扱う医院への受診が適切ではないかと考えられます。


本アンケートに関するお問い合わせ先

StockSun株式会社
お問い合わせ窓口
info@stock-sun.com


調査主体について

医療法人社団鉄結会(アイシークリニック)
名称:医療法人社団鉄結会
設立:2016年9月
事業内容:形成外科クリニックの運営
運営院:アイシークリニック新宿院、アイシークリニック渋谷院
所在地:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階(新宿院)
東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階(渋谷院)
HP:https://ic-clinic.com/

StockSun株式会社
役員:代表取締役 株本祐己
設立日:2017年7月28日
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿7丁目26-7ビクセル新宿1F
資本金:1,000,000円
事業内容:WEBコンサルティング業、フランチャイズコンサルティング業
HP:https://stock-sun.com/


データ利用について

当データを使用の際は、【皮膚疾患(粉瘤、脂肪腫など)の日帰り手術「アイシークリニック(https://ic-clinic.com/)」協力のもと作成】を記載ください。
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