「急増するフレキシブル・ワークスペースの現状、今後の見通しと課題」(分析レポート)
[19/06/26]
提供元:PRTIMES
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記事名:「SHIFTING GEARS日本の大手フレキシブル・ワークスペースにおける価格体系の見直し」
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン(日本本社:東京都千代田区内幸町)は本日(6月27日)「SHIFTING GEARS 日本の大手フレキシブル・ワークスペースにおける価格体系の見直し」を発表しました。
当レポートは、コワーキングスペースやシェアオフィスなど多様化する働き方の中にあってテクノロジー系やメディア系を中心に需要の高まりを見せる東京のフレキシブル・ワークスペースの実態と将来への見通しについてまとめたものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-650785-0.jpg ]
「働き方改革」に伴いコワーキングスペースやシェアオフィスなど多様化を見せるワークスタイル。その中にあって近年急増するフレキシブル・ワークスペースへのニーズは2022年には全オフィススペースの10%にまで上昇するとの予測値を発表しました。2018年、東京のフレキシブル・ワークスペースの共有量は前年比78%という驚異的な上昇率を記録し、過去3年間の推移を見てみるとその規模は3倍にも及びます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-415089-1.jpg ]
一方、需要の高まりとは裏腹にグレードAビル市場に限って言えば東京では依然フレキシブル・ワークスペースの普及は低調でありながら、賃料は高額であるなど、多様化するワークスタイルへの柔軟な対応も今後の課題だと指摘しています。このような環境下において国内でも台頭してきた新たな賃貸ビジネスモデル「フレックス・アンド・コア」の不動産戦略が今後の重要なブレークスルーになるとの見解を示しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-228750-2.jpg ]
フレキシブル・ワークスペース関連の需要(記事本文より一部抜粋)
弊社グローバル・リサーチ調べでは、フレキシブル・ワークスペース関連の需要は、2022年までにオフィス・スペース合計の約10%まで拡大すると予測する。しかし、東京のフレキシブル・ワークスペースのストックは他の主要都市と比べ依然として非常に少なく、主要5区(都心5区)の賃貸可能な事務所床面積合計の1.5%にも届かない。働き方改革を背景としたフレキシブルな労働力の急増が引き続きフレキシブル・ワークスペースの需要拡大の背景にあるが、増加傾向にある国内系のビル・オーナーによるフレキシブル・ワークスペース導入の成否が、今後のマーケット動向を左右していくこととなると見込まれる。弊社の推奨は以下の通り。
テナントに対し、従来型のオフィス賃貸だけでなく、フレキシブル・ワークスペースの要素を組み合わせた、もうひとつの賃貸戦略を検討するようアドバイスしている。
総合系不動産会社に対し、まずテナントの声に耳を傾け、追加投資または選択的な業務提携などを通じてビル内にフレキシブル・ワークスペースの要素を取り入れる、欠けているサービス要素を提供し始めることをアドバイスしている。
従来型の貸主であれば、できるだけ早く業界潮流の変化に対応するためにも、既存のフレキシブル・ワークスペース・プロバイダーとの業務提携を検討する必要があるだろう。
1:【読者ターゲット】
グレードAビルのオーナー様、テナント様、不動産投資家様
2:【記事コンセプト】
社会全体が「働き方改革」に向けて試行錯誤する中、新たなワークスタイルとしてコワーキングスペースやシェアオフィスなどへのニーズも高まっている。その一方で機密情報漏洩防止やコンプライアンスなどへの対応も課題として浮上しており、これらの問題を解決する手段としてグレードAのビルを中心としたフレキシブル・ワークスペースの提供が重要となっています。
3:【記事ポイント】
(1)テナントは従来のオフィス賃貸だけでなくフレキシブル・ワークスペースの要素を組み合わせたもう一つの賃貸戦略を練ることが重要です。
(2)デベロッパー・貸主を含む総合系不動産会社はテナントの声に耳を傾け、追加投資または選択的な業務提携などを通じてビル内にフレキシブル・ワークスペースの要素を取り入れるなど欠けているサービス要素を提供しはじめることが重要です。
(3)従来型の貸主であればできるだけ早く業界潮流や変化に対応するためにも既存のフレキシブル・ワークスペース提供業者との業務提携を検討することが重要です。
<以下、参考資料>
(会社概要)
コリアーズ・インターナショナル・グループについて
コリアーズ・インターナショナル・グループ(NASDAQ :CIGI, TSX :CIGI)は世界68カ国で不動産サービスを提供する業界トップクラスの不動産サービス会社です。世界の主たるマーケットで、17,000人を超える経験豊富な専門家を擁し顧客企業へサービスを提供しております。
コリアーズ・インターナショナル日本法人について
日本においては、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(本社: 東京都千代田区)にて、不動産仲介、鑑定およびアドバイザリー・サービス、テナント向けサービス、プロジェクト・マネジメント、オフィス・リーシングを中核事業として、法人向けの総合不動産サービスを提供しています。コリアーズの専門家は、顧客の成功を第一に考え、ユニークな視点と革新的なアドバイスで顧客企業の取引を成功へと導きます。
(執筆者情報)
熊谷 真理 (くまがい まり)
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
リサーチ|部長
シニアディレクター
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン(日本本社:東京都千代田区内幸町)は本日(6月27日)「SHIFTING GEARS 日本の大手フレキシブル・ワークスペースにおける価格体系の見直し」を発表しました。
当レポートは、コワーキングスペースやシェアオフィスなど多様化する働き方の中にあってテクノロジー系やメディア系を中心に需要の高まりを見せる東京のフレキシブル・ワークスペースの実態と将来への見通しについてまとめたものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-650785-0.jpg ]
「働き方改革」に伴いコワーキングスペースやシェアオフィスなど多様化を見せるワークスタイル。その中にあって近年急増するフレキシブル・ワークスペースへのニーズは2022年には全オフィススペースの10%にまで上昇するとの予測値を発表しました。2018年、東京のフレキシブル・ワークスペースの共有量は前年比78%という驚異的な上昇率を記録し、過去3年間の推移を見てみるとその規模は3倍にも及びます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-415089-1.jpg ]
一方、需要の高まりとは裏腹にグレードAビル市場に限って言えば東京では依然フレキシブル・ワークスペースの普及は低調でありながら、賃料は高額であるなど、多様化するワークスタイルへの柔軟な対応も今後の課題だと指摘しています。このような環境下において国内でも台頭してきた新たな賃貸ビジネスモデル「フレックス・アンド・コア」の不動産戦略が今後の重要なブレークスルーになるとの見解を示しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46143/2/resize/d46143-2-228750-2.jpg ]
フレキシブル・ワークスペース関連の需要(記事本文より一部抜粋)
弊社グローバル・リサーチ調べでは、フレキシブル・ワークスペース関連の需要は、2022年までにオフィス・スペース合計の約10%まで拡大すると予測する。しかし、東京のフレキシブル・ワークスペースのストックは他の主要都市と比べ依然として非常に少なく、主要5区(都心5区)の賃貸可能な事務所床面積合計の1.5%にも届かない。働き方改革を背景としたフレキシブルな労働力の急増が引き続きフレキシブル・ワークスペースの需要拡大の背景にあるが、増加傾向にある国内系のビル・オーナーによるフレキシブル・ワークスペース導入の成否が、今後のマーケット動向を左右していくこととなると見込まれる。弊社の推奨は以下の通り。
テナントに対し、従来型のオフィス賃貸だけでなく、フレキシブル・ワークスペースの要素を組み合わせた、もうひとつの賃貸戦略を検討するようアドバイスしている。
総合系不動産会社に対し、まずテナントの声に耳を傾け、追加投資または選択的な業務提携などを通じてビル内にフレキシブル・ワークスペースの要素を取り入れる、欠けているサービス要素を提供し始めることをアドバイスしている。
従来型の貸主であれば、できるだけ早く業界潮流の変化に対応するためにも、既存のフレキシブル・ワークスペース・プロバイダーとの業務提携を検討する必要があるだろう。
1:【読者ターゲット】
グレードAビルのオーナー様、テナント様、不動産投資家様
2:【記事コンセプト】
社会全体が「働き方改革」に向けて試行錯誤する中、新たなワークスタイルとしてコワーキングスペースやシェアオフィスなどへのニーズも高まっている。その一方で機密情報漏洩防止やコンプライアンスなどへの対応も課題として浮上しており、これらの問題を解決する手段としてグレードAのビルを中心としたフレキシブル・ワークスペースの提供が重要となっています。
3:【記事ポイント】
(1)テナントは従来のオフィス賃貸だけでなくフレキシブル・ワークスペースの要素を組み合わせたもう一つの賃貸戦略を練ることが重要です。
(2)デベロッパー・貸主を含む総合系不動産会社はテナントの声に耳を傾け、追加投資または選択的な業務提携などを通じてビル内にフレキシブル・ワークスペースの要素を取り入れるなど欠けているサービス要素を提供しはじめることが重要です。
(3)従来型の貸主であればできるだけ早く業界潮流や変化に対応するためにも既存のフレキシブル・ワークスペース提供業者との業務提携を検討することが重要です。
<以下、参考資料>
(会社概要)
コリアーズ・インターナショナル・グループについて
コリアーズ・インターナショナル・グループ(NASDAQ :CIGI, TSX :CIGI)は世界68カ国で不動産サービスを提供する業界トップクラスの不動産サービス会社です。世界の主たるマーケットで、17,000人を超える経験豊富な専門家を擁し顧客企業へサービスを提供しております。
コリアーズ・インターナショナル日本法人について
日本においては、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(本社: 東京都千代田区)にて、不動産仲介、鑑定およびアドバイザリー・サービス、テナント向けサービス、プロジェクト・マネジメント、オフィス・リーシングを中核事業として、法人向けの総合不動産サービスを提供しています。コリアーズの専門家は、顧客の成功を第一に考え、ユニークな視点と革新的なアドバイスで顧客企業の取引を成功へと導きます。
(執筆者情報)
熊谷 真理 (くまがい まり)
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
リサーチ|部長
シニアディレクター