マイクロバイオーム分野への投資に2000万ユーロのファンドを組成
[20/07/31]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
ワイツマン科学研究所のエラン・シーガル教授が参加します
オープンイノベーション推進戦略投資・コンサルティング事業を行うコランダム・イノベーション株式会社(東京都港区、代表取締役:山本寧、以下、コランダム・イノベーション)と、4月にマイクロバイオーム領域の新事業開発事業を進めるために設立された株式会社コランダム・システム・バイオロジー(東京都港区、代表取締役社長:大竹秀彦、以下、コランダム・システム・バイオロジー)は、2000万ユーロ(約24億円)のファンドを、コランダム・イノベーションが主体となって、ルクセンブルグに設立したことをお知らせします。
この「CSB-1(Luxembourg)SCSp」(略称、CSB-1(LUX) SCSp)は、マイクロバイオーム領域の投資に使われます。世界に誇るイスラエルのワイツマン科学研究所のエラン・シーガル(Eran Segal)教授を科学顧問として迎えます。シーガル博士がファンド関連活動に参加するのは、今回が初めてとなります。
このように、マイクロバイオームを専門とする研究者と世界的にバイオベンチャー育成に貢献して来たVCファンドの連携を通じて、CSBI(LUX)SCSpファンドはマイクロバイオーム領域の事業シーズへの投資を行っていきます。
なお、CSBI(LUX)SCSpは、ルクセンブルグに設立されたファンド運営会社Corundum Systems Biology (Luxembourg) S.a`r.lの下に組成されます。
日本においては、今年4月30日に設立したコランダム・システム・バイオロジーが、CSB-1(LUX) SCSpと連携して、国内の事業展開を進めます。同社は下記3事業を展開しています。
・マイクロバイオームを中心とする生体データベース及び解析プラットフォーム構築
・マイクロバイオーム分野での事業開発
・マイクロバイオーム分野での研究開発支援
その背景について、コランダム・システム・バイオロジーの大竹代表取締役社長は以下のように説明しています。「マイクロバイオームは近年、腸脳相関等の研究の進展を始めとして、新しい疾患メカニズムの解明・治療法開発の可能性に繋がる分野として期待されています。しかしながら、この分野は免疫系や代謝物など様々な要因が複雑に絡み合うため、未解明の部分が多く、かつ、本領域の持つ潜在的可能性と比して専門の研究者・バイオベンチャーもまだ少ないのが現状です。」
さらに、「コランダム・システム・バイオロジーの一連の活動によって、マイクロバイオーム領域の研究ならびに事業開発の基盤構築に貢献しつつ、CSB-1(LUX)SCSpファンドがこの領域の事業化を支援する流れで一体運営されます。これらの活動を通じて、国内外マイクロバイオーム関連ベンチャーへの投資、システム・バイオロジーの考えに基づくAIアルゴリズムの構築、国内外の大学・研究機関との積極的な連携を交えながら、新たなイノベーション創出を目指します。」
なお、エラン・シーガル教授は、コランダム・システム・バイオロジーの科学顧問委員会の委員長も務めています。
参考1
エラン・シーガル(Eran Segal)教授について
エラン・シーガル教授(博士)は、イスラエルのワイツマン科学研究所のコンピューターサイエンス・応用数学学部の教授であり、計算生物学、システム・バイオロジー分野の計算生物学者、実験科学者が活動する研究室を統括しています。シーガル教授の研究室は、機械学習、計算生物学、異種のハイスループットゲノムデータの分析において、優れた実績をあげています。同教授は、マイクロバイオーム、栄養学、遺伝学とそれらの健康、疾患への影響を研究テーマとしており、最終的には、コホートから得たビックデータを基に、個々の患者に対してカスタマイズされた薬を開発することを目指しています。これまで150本以上の論文を出版し、オーヴァートン賞(国際バイオインフォマティクス学会により、計算生物学において優れた成果をあげた科学者1名に贈られる賞)やマイケル・ブルーノ賞など、複数の賞を受賞しています。EMBO、イスラエル若手科学アカデミーのメンバーにも選ばれています。ワイツマン科学研究所入所前は、ニューヨークのロックフェラー大学で、独立研究者として活動していました。
1998年 テルアビブ大学 コンピューターサイエンス学部 学士
2004年 スタンフォード大学 コンピューターサイエンス・遺伝学学部 博士
ワイツマン科学研究所について
イスラエルのワイツマン科学研究所は世界有数の学際的な研究所であり、科学、テクノロジー分野での多岐にわたるリサーチで知られています。研究所は、生物化学、化学、物理、数学、コンピューターサイエンス領域に特化した240以上もの研究室で構成され、2500人以上の科学者、技術者、研究生が活動しています。チューリング賞、ウルフ賞、ノーベル賞を受賞した研究者も複数在籍しています。本CSB-1(LUX)SCSpファンドのフォーカスである、マイクロバイオーム、システム・バイオロジー、計算生物学の領域では、世界的リーダーとしてリサーチを牽引しています。
参考2
コランダム・イノベーション株式会社 会社概要
コランダム・イノベーションは、世界で活躍する日本企業と、イスラエルのハイテクスタートアップ企業を結びつけるオープンイノベーションを推進することで、日本の産業の新たな成長と、新産業創出による日本再生に貢献します。イスラエルでは関連会社2社(コランダム・オープン・イノベーションとジョイ・ベンチャーズ)を通じて活動しています。コランダム・オープン・イノベーションは、イスラエルのトップハイテク企業やファンドに投資をするベンチャー・キャピタルです。一方、ジョイ・ベンチャーズは、神経科学領域に特化したイノベーション・ハブであり、エクイティ投資、インキュベーション施設やリサーチグラントの提供を行っています。2014年4月30日設立。
【社 名】 コランダム・イノベーション株式会社
【代表者】 山本寧
【所在地】 東京都港区赤坂1丁目14-5アークヒルズエグゼクティブタワーS601
【Webサイト】 https://www.corundum.bz
株式会社コランダム・システム・バイオロジー 会社概要
コランダム・システム・バイオロジーは、人間と外部環境との接点としてのマイクロバイオームが、人類の未来を守る次世代の生命科学技術をもたらす鍵だと考え、イノベーションのハブとして新産業を創出することを目指します。2020年4月30日設立。会社設立と同時に、エラン・シーガル教授を科学顧問委員会の委員長として迎え入れました。
【社 名】 株式会社コランダム・システム・バイオロジー
【代表者】 大竹秀彦
【所在地】 東京都港区赤坂1丁目14-5アークヒルズエグゼクティブタワーS601
【Webサイト】 https://www.csb.co.jp
オープンイノベーション推進戦略投資・コンサルティング事業を行うコランダム・イノベーション株式会社(東京都港区、代表取締役:山本寧、以下、コランダム・イノベーション)と、4月にマイクロバイオーム領域の新事業開発事業を進めるために設立された株式会社コランダム・システム・バイオロジー(東京都港区、代表取締役社長:大竹秀彦、以下、コランダム・システム・バイオロジー)は、2000万ユーロ(約24億円)のファンドを、コランダム・イノベーションが主体となって、ルクセンブルグに設立したことをお知らせします。
この「CSB-1(Luxembourg)SCSp」(略称、CSB-1(LUX) SCSp)は、マイクロバイオーム領域の投資に使われます。世界に誇るイスラエルのワイツマン科学研究所のエラン・シーガル(Eran Segal)教授を科学顧問として迎えます。シーガル博士がファンド関連活動に参加するのは、今回が初めてとなります。
このように、マイクロバイオームを専門とする研究者と世界的にバイオベンチャー育成に貢献して来たVCファンドの連携を通じて、CSBI(LUX)SCSpファンドはマイクロバイオーム領域の事業シーズへの投資を行っていきます。
なお、CSBI(LUX)SCSpは、ルクセンブルグに設立されたファンド運営会社Corundum Systems Biology (Luxembourg) S.a`r.lの下に組成されます。
日本においては、今年4月30日に設立したコランダム・システム・バイオロジーが、CSB-1(LUX) SCSpと連携して、国内の事業展開を進めます。同社は下記3事業を展開しています。
・マイクロバイオームを中心とする生体データベース及び解析プラットフォーム構築
・マイクロバイオーム分野での事業開発
・マイクロバイオーム分野での研究開発支援
その背景について、コランダム・システム・バイオロジーの大竹代表取締役社長は以下のように説明しています。「マイクロバイオームは近年、腸脳相関等の研究の進展を始めとして、新しい疾患メカニズムの解明・治療法開発の可能性に繋がる分野として期待されています。しかしながら、この分野は免疫系や代謝物など様々な要因が複雑に絡み合うため、未解明の部分が多く、かつ、本領域の持つ潜在的可能性と比して専門の研究者・バイオベンチャーもまだ少ないのが現状です。」
さらに、「コランダム・システム・バイオロジーの一連の活動によって、マイクロバイオーム領域の研究ならびに事業開発の基盤構築に貢献しつつ、CSB-1(LUX)SCSpファンドがこの領域の事業化を支援する流れで一体運営されます。これらの活動を通じて、国内外マイクロバイオーム関連ベンチャーへの投資、システム・バイオロジーの考えに基づくAIアルゴリズムの構築、国内外の大学・研究機関との積極的な連携を交えながら、新たなイノベーション創出を目指します。」
なお、エラン・シーガル教授は、コランダム・システム・バイオロジーの科学顧問委員会の委員長も務めています。
参考1
エラン・シーガル(Eran Segal)教授について
エラン・シーガル教授(博士)は、イスラエルのワイツマン科学研究所のコンピューターサイエンス・応用数学学部の教授であり、計算生物学、システム・バイオロジー分野の計算生物学者、実験科学者が活動する研究室を統括しています。シーガル教授の研究室は、機械学習、計算生物学、異種のハイスループットゲノムデータの分析において、優れた実績をあげています。同教授は、マイクロバイオーム、栄養学、遺伝学とそれらの健康、疾患への影響を研究テーマとしており、最終的には、コホートから得たビックデータを基に、個々の患者に対してカスタマイズされた薬を開発することを目指しています。これまで150本以上の論文を出版し、オーヴァートン賞(国際バイオインフォマティクス学会により、計算生物学において優れた成果をあげた科学者1名に贈られる賞)やマイケル・ブルーノ賞など、複数の賞を受賞しています。EMBO、イスラエル若手科学アカデミーのメンバーにも選ばれています。ワイツマン科学研究所入所前は、ニューヨークのロックフェラー大学で、独立研究者として活動していました。
1998年 テルアビブ大学 コンピューターサイエンス学部 学士
2004年 スタンフォード大学 コンピューターサイエンス・遺伝学学部 博士
ワイツマン科学研究所について
イスラエルのワイツマン科学研究所は世界有数の学際的な研究所であり、科学、テクノロジー分野での多岐にわたるリサーチで知られています。研究所は、生物化学、化学、物理、数学、コンピューターサイエンス領域に特化した240以上もの研究室で構成され、2500人以上の科学者、技術者、研究生が活動しています。チューリング賞、ウルフ賞、ノーベル賞を受賞した研究者も複数在籍しています。本CSB-1(LUX)SCSpファンドのフォーカスである、マイクロバイオーム、システム・バイオロジー、計算生物学の領域では、世界的リーダーとしてリサーチを牽引しています。
参考2
コランダム・イノベーション株式会社 会社概要
コランダム・イノベーションは、世界で活躍する日本企業と、イスラエルのハイテクスタートアップ企業を結びつけるオープンイノベーションを推進することで、日本の産業の新たな成長と、新産業創出による日本再生に貢献します。イスラエルでは関連会社2社(コランダム・オープン・イノベーションとジョイ・ベンチャーズ)を通じて活動しています。コランダム・オープン・イノベーションは、イスラエルのトップハイテク企業やファンドに投資をするベンチャー・キャピタルです。一方、ジョイ・ベンチャーズは、神経科学領域に特化したイノベーション・ハブであり、エクイティ投資、インキュベーション施設やリサーチグラントの提供を行っています。2014年4月30日設立。
【社 名】 コランダム・イノベーション株式会社
【代表者】 山本寧
【所在地】 東京都港区赤坂1丁目14-5アークヒルズエグゼクティブタワーS601
【Webサイト】 https://www.corundum.bz
株式会社コランダム・システム・バイオロジー 会社概要
コランダム・システム・バイオロジーは、人間と外部環境との接点としてのマイクロバイオームが、人類の未来を守る次世代の生命科学技術をもたらす鍵だと考え、イノベーションのハブとして新産業を創出することを目指します。2020年4月30日設立。会社設立と同時に、エラン・シーガル教授を科学顧問委員会の委員長として迎え入れました。
【社 名】 株式会社コランダム・システム・バイオロジー
【代表者】 大竹秀彦
【所在地】 東京都港区赤坂1丁目14-5アークヒルズエグゼクティブタワーS601
【Webサイト】 https://www.csb.co.jp