【名古屋証券取引所の協力を得て、名古屋で初開催】国内初、ベンチャーに特化した常勤監査役向けの勉強会を4月18日開催
[23/04/19]
提供元:PRTIMES
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交流や学びを促し「孤立」を防ぐ、上場後の成長後押しへ
関西周辺企業の株式公開(IPO)への関与率が過去12年間で約7割の専門家(※1)が代表の「マルコ・ポーロ合同会社」(代表社員・黒坂卓司、大阪府吹田市)は、ベンチャー企業の常勤監査役を対象に交流や学びを促す組織「一般社団法人ベンチャー監査役協会」を、一般社団法人としては国内で初めて(※2)創設しました。4月18日には名古屋証券取引所と株式会社オービックビジネスコンサルタントの協力を得て、「ベンチャー監査役の会 特別版in名古屋」を名古屋ではじめて開催いたします。
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スタートアップ(新興企業)を巡っては、政府が担当相を新設してますます存在感が増しており、企業経営を管理監督するコーポレート・ガバナンス(企業統治)と、その体制づくりの要となる監査役の重要性は一層高まっています。しかし、IPOを目指す各社の常勤監査役は、職務について相談できる場が社内外になく、孤立しがちといった課題もあるのが現状。そこで当協会は昨年9月から本格的な活動を始め、原則2カ月に一度、基礎や実務を学べる勉強会を主催しています。今年中には会員数200人を目指し、各社が安心して企業価値を高められる環境づくりに貢献していきます。 □背景□「相談相手がいない」環境 ・国内では、新興企業振興策が拡充し、上場支援の動きも活発化しています。ただ、上場後も持続的に成長していくためには、企業統治をどう築けているかが重要で、年々監査役の役割が重視されてきています(※3)。 ・上場時には、監査役は3人必要で、このうち2人は「社外監査役」、1人は「常勤監査役」でなければなりません(※4)。ただ、ベンチャー企業は、初めて「常勤」を設けるケースが多く、選任された常勤監査役には、専門的な知識や経験が不足している場合も少なくないのが現状です。 ・自身が社内で初めての常勤監査役のため、社内で引き継ぎを受けられず、質問できる相手もいません。社外で気軽に相談できる機関も十分に整備されていないため、孤立しやすい状況です。 ◆経緯◆ボランティアからスタート ・IPO支援企業「マルコ・ポーロ合同会社」代表社員の黒坂卓司は、三菱UFJ信託銀行時代、常勤監査役の顧客から「同じ立場の人を紹介してほしい」と相談されたのを機に、プライベートの時間を使って無償で交流会や勉強会を企画。「ベンチャー監査役の会」として運営し、起業後も継続してきました。会員数( 2023年3月23日現在)は、上場22社、未上場60社で構成しています(※5)。 ■協会発足■永続性の確保へ ・同会への需要の高まりを受け、会の基盤整備による「永続性の確保」と、全国展開を図るため、主催団体として「一般社団法人ベンチャー監査役協会」(※6)を2022年5月に発足。黒坂は代表理事に就任しました。試行期間を経て、2022年9月から本格的に運営(※7)を開始します。今回の名古屋開催をはじめ年内には東京でも同会を開く予定、今後は全国で実施する方針です。 ■「企業文化」の醸成を マルコ・ポーロ代表社員兼ベンチャー監査役協会代表理事 黒坂卓司のコメント
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ベンチャー企業にとって最適なコーポレート・ガバナンスとは、仕組みの構築ではなく、企業文化の醸成です。 社長が常勤監査役に敬意の念を持って接する関係づくりが大事で、社内の誰もが企業理念を忘れず、不正や不祥事の前に発言し合える企業文化が重要です。協会の活動を通して「ベンチャー企業だからこそコーポレート・ガバナンスが効いている」と認識される社会づくりに挑みます。 ■上場を目指す企業の情報交換の場づくりを名古屋に 開催協力: 株式会社名古屋証券取引所/上場推進・企業サポートグループ 上場推進担当 チーフシニアマネージャー 大澤誠氏のコメント 関西で開催された同会の活動を見ていて、意見交換の場として機能していると判断しました。上場を目指すにあたり、監査役の立場はガバナンスの要。本当に聞きたいことを聞ける場情報交換の場がひとつでもでき、上場を目指す名古屋の監査役や企業の皆様のお役に立てればと思い、今回協力にいたりました。 ※1)一般社団法人ベンチャー監査役協会、代表理事・黒坂の経歴について ■略歴■ ◆1998年に都市銀行系列の信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入社。 ・法人融資2年 ・プライベートバンキング(含む事業承継)2年 ・企業年金(人事制度及び資産運用に関するアドバイザリー業務)3年 ・証券代行(主にIPOコンサルティング▽資本政策▽コーポレート・ガバナンス-のアドバイザリー業務)17年 →銀行員時代の大半をベンチャー企業の成長支援業務に従事 2004年に証券代行業務の担当となり、独立までの17年間はベンチャー企業の成長支援業務に取り組みました。2009年大阪転勤後の12年間でIPOを実現した企業への関与率は約7割に迫ります。 担当していたのは、近畿、四国、中国地方の全府県と北陸2県です。資金調達の支援やコーポレート・ガバナンスに関する助言といった関与を行いました。 ◆2021年10月に退職。設立したマルコ・ポーロ合同会社で代表社員に就任。同社は、ベンチャー企業のIPOコンサルティングや、企業の成長を目指した総合的な支援サービスを提供しています。 ■保有資格■ 認定上級IPOプロフェッショナル 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 1級DCプランナー 宅地建物取引士試験合格者 ■社外役員・顧問、他■ 株式会社NEXT STAGE 社外取締役 空き家活用株式会社 社外監査役
BABY JOB 株式会社 社外監査役
株式会社バイオーム 社外監査役
株式会社大都 社外監査役 宝印刷株式会社 顧問
株式会社HEAVEN Japan 顧問
株式会社Phoxter 顧問
株式会社Be&Do 顧問
株式会社日本テレメックス 顧問 独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業アドバイザー(経営支援) ■マルコ・ポーロ合同会社■ 〈会社名〉マルコ・ポーロ合同会社(Marco Polo LLC.) 〈代表者〉黒坂 卓司 〈本 社〉大阪府吹田市桃山台3-39-10 〈電 話〉090-3062-8467 〈メール〉kurosaka@marcopolo.work 〈URL〉https://marcopolo.work 〈企業理念〉挑戦する企業の羅針盤として、その成長を支え続ける。 〈事業内容〉 ・IPOコンサルティング事業 ・顧問事業・アドバイザリー事業 ・社外役員就任 ・ベンチャー監査役の会運営事業 ・ベンチャーeco倶楽部運営事業 ※2)「国内初」について ベンチャー企業の常勤監査役に特化して交流や学びを促す組織は、「飲み会」形式の交流会を運営するケースは見られても、一般社団法人といった法人が手掛けているケースは、商標関連で独自に調査した中では確認できませんでした。 ※3)監査役の職務と、年々高まる重要性について ■監査役とは 監査役は、株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査し、監査報告を作成するのが職務です。 監査には、業務監査と会計監査があります。業務監査は、取締役の職務の執行が法令・定款を順守しているかを監査します。会計監査は、定時株主総会に計算書類が提出される前に行います。 そして株主総会の招集通知時に、会計監査と業務監査の結果が記載された「監査役会の監査報告」が株主に提供されます。 ■独立性を強化 2021年6月から、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)が改訂され、監査役については、原則4-4で「監査役及び監査役会の役割・責務」に「監査役の選解任」が追記されました。監査役の独立性を実効的に担保する狙いがあります。 ■上場審査でも重視 2020年1月から、東京証券取引所の上場審査の際、社長説明会に常勤監査役の同席が求められるようになりました。IPOでの常勤監査役の重要度合いが高まっています。 ※4)社外監査役と常勤監査役について 社外監査役は、就任前の10年間に、その会社や子会社の業務執行取締役などに就いていない、社外出身の監査役のことです。弁護士や公認会計士、専門性の高いコンサルタントらが就任するケースが多いです。 常勤監査役は、他に常勤の仕事がなく、会社の営業時間は原則その会社の監査役の職務に専念する人です。社外監査役と比較して会社への知見がある半面、最初は社外監査役のような専門性を持ち合わせていないケースが見られます。 ※5)「ベンチャー監査役の会」について ベンチャー監査役の会は、2019年8月に第1回が参加者6人でスタート。 最初はただ交流するだけでしたが、第3回からは勉強会も実施。黒坂が上場時の審査の留意点を伝えたりしたほか、その後も弁護士や公認会計士が登壇。上場を経験した常勤監査役や社長が体験談を披露したりもしてきました。 こうした場が整備されていないため、口コミで参加者は増え続け、会員数が60人に達するようになりました。 会員は、常勤監査役に絞り、社外監査役を入れていないのは特徴の一つです。常勤監査役が、専門家の前で気負わずに安心して参加できるようにするのが狙いです。 黒坂が起業後は会費制となり、価格や開催形式は、一般社団法人ベンチャー監査役協会が本格運営するようになっても、同じ内容で引き継ぎます。 ■開催形式 ・2カ月に1回、オンラインとリアルを併用した勉強会 ・開催日は原則、奇数月の第4週の月曜日 ・テーマは、主幹事証券や証券取引所が実施している審査の具体的な内容 ■会費 ・正会員 月額3,000円 ・オンライン会員 月額2,000円
※6)一般社団法人ベンチャー監査役協会について 〈代表理事〉黒坂卓司 〈住所〉大阪府吹田市桃山台3-39-10 〈電話〉090-3062-8467 〈メール〉kurosaka@marcopolo.work 〈URL〉https://marcopolo.work/auditor/ 〈登記日〉2022年5月6日 ※7)9月からの活動本格化について 一般社団法人ベンチャー監査役協会は「第18回ベンチャー監査役の会」で創設を前面に押し出して発表します。 会の基盤整備に向け、スポンサーの募集も本格化。その後、首都圏や地方都市での開催も計画していきます。 ■ベンチャー監査役の会 特別編 in名古屋 〈開催日時〉2023年 4月18日(火)14〜20時 〈開催場所〉 会場 株式会社 オービックビジネスコンサルタント 名古屋支店 会議室 住所 名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋25F ■スケジュール 〈14時00分〜14時15分〉代表理事挨拶、スポンサー紹介、オブザーバー紹介 〈14時20分〜15時50分〉第1部 IPO体験談/株式会社ASNOVA 常勤監査役 岩本 圭弘氏 〈16時10分〜17時40分〉第2部 来場者全員参加での監査役座談会 〈18時00分〜20時00分〉第3部 懇親会(希望者のみ)
関西周辺企業の株式公開(IPO)への関与率が過去12年間で約7割の専門家(※1)が代表の「マルコ・ポーロ合同会社」(代表社員・黒坂卓司、大阪府吹田市)は、ベンチャー企業の常勤監査役を対象に交流や学びを促す組織「一般社団法人ベンチャー監査役協会」を、一般社団法人としては国内で初めて(※2)創設しました。4月18日には名古屋証券取引所と株式会社オービックビジネスコンサルタントの協力を得て、「ベンチャー監査役の会 特別版in名古屋」を名古屋ではじめて開催いたします。
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スタートアップ(新興企業)を巡っては、政府が担当相を新設してますます存在感が増しており、企業経営を管理監督するコーポレート・ガバナンス(企業統治)と、その体制づくりの要となる監査役の重要性は一層高まっています。しかし、IPOを目指す各社の常勤監査役は、職務について相談できる場が社内外になく、孤立しがちといった課題もあるのが現状。そこで当協会は昨年9月から本格的な活動を始め、原則2カ月に一度、基礎や実務を学べる勉強会を主催しています。今年中には会員数200人を目指し、各社が安心して企業価値を高められる環境づくりに貢献していきます。 □背景□「相談相手がいない」環境 ・国内では、新興企業振興策が拡充し、上場支援の動きも活発化しています。ただ、上場後も持続的に成長していくためには、企業統治をどう築けているかが重要で、年々監査役の役割が重視されてきています(※3)。 ・上場時には、監査役は3人必要で、このうち2人は「社外監査役」、1人は「常勤監査役」でなければなりません(※4)。ただ、ベンチャー企業は、初めて「常勤」を設けるケースが多く、選任された常勤監査役には、専門的な知識や経験が不足している場合も少なくないのが現状です。 ・自身が社内で初めての常勤監査役のため、社内で引き継ぎを受けられず、質問できる相手もいません。社外で気軽に相談できる機関も十分に整備されていないため、孤立しやすい状況です。 ◆経緯◆ボランティアからスタート ・IPO支援企業「マルコ・ポーロ合同会社」代表社員の黒坂卓司は、三菱UFJ信託銀行時代、常勤監査役の顧客から「同じ立場の人を紹介してほしい」と相談されたのを機に、プライベートの時間を使って無償で交流会や勉強会を企画。「ベンチャー監査役の会」として運営し、起業後も継続してきました。会員数( 2023年3月23日現在)は、上場22社、未上場60社で構成しています(※5)。 ■協会発足■永続性の確保へ ・同会への需要の高まりを受け、会の基盤整備による「永続性の確保」と、全国展開を図るため、主催団体として「一般社団法人ベンチャー監査役協会」(※6)を2022年5月に発足。黒坂は代表理事に就任しました。試行期間を経て、2022年9月から本格的に運営(※7)を開始します。今回の名古屋開催をはじめ年内には東京でも同会を開く予定、今後は全国で実施する方針です。 ■「企業文化」の醸成を マルコ・ポーロ代表社員兼ベンチャー監査役協会代表理事 黒坂卓司のコメント
[画像2: https://prtimes.jp/i/105109/2/resize/d105109-2-553ef0fbed44b0891807-1.jpg ]
ベンチャー企業にとって最適なコーポレート・ガバナンスとは、仕組みの構築ではなく、企業文化の醸成です。 社長が常勤監査役に敬意の念を持って接する関係づくりが大事で、社内の誰もが企業理念を忘れず、不正や不祥事の前に発言し合える企業文化が重要です。協会の活動を通して「ベンチャー企業だからこそコーポレート・ガバナンスが効いている」と認識される社会づくりに挑みます。 ■上場を目指す企業の情報交換の場づくりを名古屋に 開催協力: 株式会社名古屋証券取引所/上場推進・企業サポートグループ 上場推進担当 チーフシニアマネージャー 大澤誠氏のコメント 関西で開催された同会の活動を見ていて、意見交換の場として機能していると判断しました。上場を目指すにあたり、監査役の立場はガバナンスの要。本当に聞きたいことを聞ける場情報交換の場がひとつでもでき、上場を目指す名古屋の監査役や企業の皆様のお役に立てればと思い、今回協力にいたりました。 ※1)一般社団法人ベンチャー監査役協会、代表理事・黒坂の経歴について ■略歴■ ◆1998年に都市銀行系列の信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入社。 ・法人融資2年 ・プライベートバンキング(含む事業承継)2年 ・企業年金(人事制度及び資産運用に関するアドバイザリー業務)3年 ・証券代行(主にIPOコンサルティング▽資本政策▽コーポレート・ガバナンス-のアドバイザリー業務)17年 →銀行員時代の大半をベンチャー企業の成長支援業務に従事 2004年に証券代行業務の担当となり、独立までの17年間はベンチャー企業の成長支援業務に取り組みました。2009年大阪転勤後の12年間でIPOを実現した企業への関与率は約7割に迫ります。 担当していたのは、近畿、四国、中国地方の全府県と北陸2県です。資金調達の支援やコーポレート・ガバナンスに関する助言といった関与を行いました。 ◆2021年10月に退職。設立したマルコ・ポーロ合同会社で代表社員に就任。同社は、ベンチャー企業のIPOコンサルティングや、企業の成長を目指した総合的な支援サービスを提供しています。 ■保有資格■ 認定上級IPOプロフェッショナル 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 1級DCプランナー 宅地建物取引士試験合格者 ■社外役員・顧問、他■ 株式会社NEXT STAGE 社外取締役 空き家活用株式会社 社外監査役
BABY JOB 株式会社 社外監査役
株式会社バイオーム 社外監査役
株式会社大都 社外監査役 宝印刷株式会社 顧問
株式会社HEAVEN Japan 顧問
株式会社Phoxter 顧問
株式会社Be&Do 顧問
株式会社日本テレメックス 顧問 独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業アドバイザー(経営支援) ■マルコ・ポーロ合同会社■ 〈会社名〉マルコ・ポーロ合同会社(Marco Polo LLC.) 〈代表者〉黒坂 卓司 〈本 社〉大阪府吹田市桃山台3-39-10 〈電 話〉090-3062-8467 〈メール〉kurosaka@marcopolo.work 〈URL〉https://marcopolo.work 〈企業理念〉挑戦する企業の羅針盤として、その成長を支え続ける。 〈事業内容〉 ・IPOコンサルティング事業 ・顧問事業・アドバイザリー事業 ・社外役員就任 ・ベンチャー監査役の会運営事業 ・ベンチャーeco倶楽部運営事業 ※2)「国内初」について ベンチャー企業の常勤監査役に特化して交流や学びを促す組織は、「飲み会」形式の交流会を運営するケースは見られても、一般社団法人といった法人が手掛けているケースは、商標関連で独自に調査した中では確認できませんでした。 ※3)監査役の職務と、年々高まる重要性について ■監査役とは 監査役は、株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査し、監査報告を作成するのが職務です。 監査には、業務監査と会計監査があります。業務監査は、取締役の職務の執行が法令・定款を順守しているかを監査します。会計監査は、定時株主総会に計算書類が提出される前に行います。 そして株主総会の招集通知時に、会計監査と業務監査の結果が記載された「監査役会の監査報告」が株主に提供されます。 ■独立性を強化 2021年6月から、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)が改訂され、監査役については、原則4-4で「監査役及び監査役会の役割・責務」に「監査役の選解任」が追記されました。監査役の独立性を実効的に担保する狙いがあります。 ■上場審査でも重視 2020年1月から、東京証券取引所の上場審査の際、社長説明会に常勤監査役の同席が求められるようになりました。IPOでの常勤監査役の重要度合いが高まっています。 ※4)社外監査役と常勤監査役について 社外監査役は、就任前の10年間に、その会社や子会社の業務執行取締役などに就いていない、社外出身の監査役のことです。弁護士や公認会計士、専門性の高いコンサルタントらが就任するケースが多いです。 常勤監査役は、他に常勤の仕事がなく、会社の営業時間は原則その会社の監査役の職務に専念する人です。社外監査役と比較して会社への知見がある半面、最初は社外監査役のような専門性を持ち合わせていないケースが見られます。 ※5)「ベンチャー監査役の会」について ベンチャー監査役の会は、2019年8月に第1回が参加者6人でスタート。 最初はただ交流するだけでしたが、第3回からは勉強会も実施。黒坂が上場時の審査の留意点を伝えたりしたほか、その後も弁護士や公認会計士が登壇。上場を経験した常勤監査役や社長が体験談を披露したりもしてきました。 こうした場が整備されていないため、口コミで参加者は増え続け、会員数が60人に達するようになりました。 会員は、常勤監査役に絞り、社外監査役を入れていないのは特徴の一つです。常勤監査役が、専門家の前で気負わずに安心して参加できるようにするのが狙いです。 黒坂が起業後は会費制となり、価格や開催形式は、一般社団法人ベンチャー監査役協会が本格運営するようになっても、同じ内容で引き継ぎます。 ■開催形式 ・2カ月に1回、オンラインとリアルを併用した勉強会 ・開催日は原則、奇数月の第4週の月曜日 ・テーマは、主幹事証券や証券取引所が実施している審査の具体的な内容 ■会費 ・正会員 月額3,000円 ・オンライン会員 月額2,000円
※6)一般社団法人ベンチャー監査役協会について 〈代表理事〉黒坂卓司 〈住所〉大阪府吹田市桃山台3-39-10 〈電話〉090-3062-8467 〈メール〉kurosaka@marcopolo.work 〈URL〉https://marcopolo.work/auditor/ 〈登記日〉2022年5月6日 ※7)9月からの活動本格化について 一般社団法人ベンチャー監査役協会は「第18回ベンチャー監査役の会」で創設を前面に押し出して発表します。 会の基盤整備に向け、スポンサーの募集も本格化。その後、首都圏や地方都市での開催も計画していきます。 ■ベンチャー監査役の会 特別編 in名古屋 〈開催日時〉2023年 4月18日(火)14〜20時 〈開催場所〉 会場 株式会社 オービックビジネスコンサルタント 名古屋支店 会議室 住所 名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋25F ■スケジュール 〈14時00分〜14時15分〉代表理事挨拶、スポンサー紹介、オブザーバー紹介 〈14時20分〜15時50分〉第1部 IPO体験談/株式会社ASNOVA 常勤監査役 岩本 圭弘氏 〈16時10分〜17時40分〉第2部 来場者全員参加での監査役座談会 〈18時00分〜20時00分〉第3部 懇親会(希望者のみ)