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ワイエスフード株式会社に対する株主提案に関するお知らせ

ワイエスフード株式会社株主 各位




 当社代表である青柳和洋氏は、ワイエスフード株式会社(以下「ワイエスフード」といいます。)ワイエスフードに対し、令和5年6月開催予定の株主総会において、下記第1に記載する議題(以下「本議題」といいます。)を株主総会の議案として2023年4月26日付けで提出いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。

株主提案書
ダウンロードURL:
https://prtimes.jp/a/?f=d113556-2-9806a862c9885f7ffe13dde264a5f441.pdf



1.本株主提案の概要

第1 提案する議題
取締役1名選任の件

第2 議案の要領及び提案の理由等
(1) 議案の要領
後記の候補者1名を取締役に選任する。

(2) 提案の理由
 ワイエスフードは、50年以上の歴史を誇るラーメンブランド「九州筑豊ラーメン山小屋」を中心に国内外においてラーメン店を展開しており、日本が世界に誇る食文化の1つであるラーメンと真摯に向き合ってきた歴史を持つ会社であります。過去には、創業の地である九州地方のみならず、四国地方、中国地方、関東地方に出店し、日本国外においては東アジア、東南アジア等に出店してビジネス展開を行うなど、独自の「ブランド」、「ノウハウ」、「味」を長きに渡って築き上げてきたと考えております。

 しかし、残念ながら現状、これら歴史の中で築き上げてきた強みを、十分に活かすことができておらず、経営成績は低迷しています。具体的には、ワイエスフードは10年以上の長期間に渡って売上高が減少し続けており、最近の経営成績をみても、2019年3月期が16億01百万円、2020年3月期が14億84百万円、2021年3月期が13億03百万円、2022年3月期が12億87百万円と減少の一途をたどっています。また営業利益も、2019年3月期がマイナス 71 百万円、2020年3月期がマイナス 1億15 百万円、2021 年3 月期がマイナス94百万円、2022年3月期がマイナス46百万円と、4期を通じて一度もプラスに転じたことがない状況です。

 ワイエスフードは昨年の臨時株主総会において、大株主の一社である株式会社テクノバンク・サンケンより提出された株主提案(以下「テクノバンク・サンケンからの提案」と言います。)を受けて、取締役を刷新しています。その株主提案には、「明確な経営計画を策定・公表し、現預金を活用して、従来の事業を尊重しつつも、新たな挑戦(新商品の開発を含めた、新たな事業投資等やM&A)を開始して、事業収益の拡大を図るべき」とあり、私も新経営陣の経営手腕に期待するところでありました。
昨今、他のラーメンチェーンにおいては、新型コロナウイルス感染症による低迷から業績を改善しつつあり、積極的な投資や海外進出等を計画し始めています。また、欧米においては新型コロナウイルス感染症の拡大によって下火になっていたラーメンブームが再燃してきており、積極的な投資を行うには最適のタイミングであると考えておりました。
 しかしながら、経営陣の刷新から6か月が経過しているにも関わらず、新たな挑戦はおろか中期経営計画の発表すらされていない状況であり、低迷した経営成績をどのように回復させ、かつ向上させるかについて、何らの具体的な方策も示されておりません。
そして、テクノバンク・サンケンからの提案に記載されていた現預金536百万円(2022年6月30日時点)は、2022年12月31日時点において、703百万円にまで膨らんでおり、従来の事業又は新規事業への投資が進んでいないことを示しています。

 このような状況が放置されている要因は、執行役員を含めた現経営陣の中に事業投資やM&Aといった非連続な成長を実現するための方策を、具体的に企図し、スピーディーに実行することに長けた専門的知見を持った人材がいないことが問題であること考えます。
そのため提案者は、ワイエスフードが非連続な成長を実現するために必要となる専門性と実行力を有した新任取締役による事業推進が必要不可欠であると判断し、本株主提案を請求するに至っております。

(3) 候補者の氏名、略歴等
候補者1
[画像: https://prtimes.jp/i/113556/2/resize/d113556-2-0d36fdd95c0c3303cf18-1.jpg ]

【取締役候補者とした理由】
 製造業向けコンサルタントやグローバルコンサルティングファームにおける経営コンサルタントの経験を経て、総合コンサルティングファームであるイグニション・ポイント株式会社をはじめとして、複数のスタートアップ企業を立ち上げ、実業家として実務経験を積むと共に、複数企業における経営戦略やファイナンシャルアドバイザリー領域における役員等を歴任しております。また、個人投資家としても国内外を問わず様々な企業への投資とイグジットを経験しております。特にイグニション・ポイント株式会社は、設立から8年間で250名規模まで拡大し、電通グループへのバイアウトを果たしております。このように、事業投資やM&A等を通じた企業価値向上における専門的知見と実績を有しており、ワイエスフードの業績改善・株価回復に大きな貢献を果たすことが期待できることから同氏を取締役として提案するものであります。

なお、ワイエスフードの定款では、ワイエスフードの取締役の員数は12名以内と定められており、提案者が推薦する取締役候補者が選任された場合でも取締役の員数の上限を超えることはありません。
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