終活を始めるのに最もふさわしい年代を「60代」と答えた人が一番多い結果に!コロナ禍をきっかけ終活は若齢化、前向きに取り組む人が増加〜40歳以上の男女500人へ終活アンケートを行った結果〜
[23/07/25]
提供元:PRTIMES
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終活のための総合情報サイトを運営しながら、全国の人を対象に終活全般のサービスを提供している「終活サポート」は、現代の終活の意識調査のため、40歳以上の男女500人に対して終活に関するWEBアンケートを実施しました。結果、コロナ禍で変化した終活の価値観と親と子の意識が明らかになったため、最新の終活事情として紹介します。
【調査トピックス】
終活を始める時期として最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」、40代以下と考える人も約10%
多くの人がイメージする終活は「部屋の片付け・不要品処分」と「資産管理・資産運用」3.終活の相談はインターネットでする時代、友人や親以外の家族と話題にするケースも
やってみたい、実際にやっている終活第一位は「部屋の片付け・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)と現代的な結果に
親にやってもらいたい終活は「部屋の片付け・不要品処分」が圧倒的、遺言書を書いておいてほしいという現実的な声も
終活アンケートを実施した背景
「終活」という言葉は、2012年にユーキャン流行語大賞で、トップ10にランクインしました。
終活ブームが始まったのは、10年以上前になりますが、現代の終活は時代に合わせて多様化しています。終活サポートでは、日々多くの人から終活のご相談やご依頼を受けてきました。
最近はコロナ禍の影響もあるのか、若い人の終活が増えているように感じます。終活は死に向かう活動だと、ネガティブな印象を抱いている人も少なくありません。実際には、終活はネガティブな活動ではなく、自分や家族の将来と理想に現実的に向き合い、不安や悩みがあれば解消していく、前向きな活動です。
終活に取り組み始めたことで、「老後の不安が解消されて、日々を安心して暮らせるようになった」「自分の人生に、本当に必要なものがわかった」などと感じられている声が多く寄せられています。
ただ、前述した通り、コロナ禍が終活に及ぼした影響は大きく、終活を始める年代や取り組む内容は大きく変化してきています。終活のサポート全般を行う企業として、最新の終活事情を把握し意識調査をしたいと思い、今回は40歳以上の男女500人を対象に、WEBアンケートを実施しました。
40歳以上の男女500人に終活アンケートを実施した結果報告
終活を始める時期として最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」、40代以下と考える人も約10%
[画像1: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-6cf403878f97fba9fe1b-0.jpg ]
終活を始める時期について、最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」の結果となりました。
同じくらい多かったのが「50代(30.4%)」、次いで「70代(19.2%)」です。
高齢者の定義は、国連の世界保健機関(WHO)によると、65歳以上の人のことを指します。
65〜74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼びますが、長寿大国である日本では高齢者の割合が世界的に見ても高く、健康寿命は伸びる一方です。
終活ブームが巻き起こった頃は、「終活は80歳以上の高齢者がするもの」というような印象を抱いていた人が多いと思います。今回、終活を始める時期について、最もふさわしい年代として、40代以下と考える人も約10%いたことからも、終活の若齢化が進んでいることがわかりました。
終活の若齢化が進んでいる理由・要因は多数ありますが、一つにはコロナ禍の影響があると考えられます。コロナという未知のウイルスが蔓延し、高齢者だけでなく若い人も「いつ、何が起こるかわからない」と不安に感じる人が多くなり、健康や死に対する意識が高まったのではないでしょうか。
日本には、75歳以上の健康で元気な後期高齢者が多く居ます。しかし、今回のアンケートでは終活を始める時期について、最もふさわしい年代として80代以上を選んだのは、わずか2.6%でした。
多くの人がイメージする終活は「部屋の片付け・不要品処分」と「資産管理・資産運用」
終活といえば、有名なのが「断捨離」や「エンディングノートの作成」です。どちらも代表的かつ重要な取り組みですが、終活の内容は幅広く、保険関係の契約見直しや持ち家の売買なども含まれます。
終活に含まれると考えるものは何ですかというアンケートの回答結果(複数回答形式)では、第一位が「部屋の片付け・不要品処分(64.4%)」、第二位が「資産管理・資産運用(46.4%)」、第三位が「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(41.4%)」という結果になりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-12d39a6c17b6ecf2f052-1.jpg ]
「エンディングノートを書く」の割合も36%と高いものの、部屋の片づけ・不要品処分や資産管理・資産運用より下回っているのが、意外な結果です。上位の項目を見ると、終活は気軽に取り組める身近な活動であることがわかります。第三位に「パソコン・スマホのIDパスワードの管理」が挙げられていることから、デジタル終活を考えている人の増加も伺えました。
「葬儀の見積」、「お墓の検討、見積、見学」、「介護施設の検討、見学」はどれも約20%で、アンケート回答者の年齢が高いほど、投票率も高くなっていました。若い世代は身近にできる活動から視野に、高齢者は葬儀やお墓・医療や介護のことまで視野に入れて、終活としてイメージしているようです。
また、「旅行(16.4%)」、「趣味を見つける(16.2%)」を終活に含んで考えている人も、一定数いました。終活が、身近で前向きな活動であることがわかります。
終活の相談はインターネットでする時代、友人や親以外の家族と話題にするケースも
終活をするうえでは、相談者が必要なこともあります。配偶者や子ども、家族が居る場合は、自分だけでは解決できないことや、身内に事前に話しておかないといけないこともあります。
終活についてわからないことがあったとき、誰に相談しますか(複数回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「インターネットの質問コーナー(35.4%)」で、時代を表すものとなりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-d85e4c1b311a175eab98-2.png ]
インターネットで検索をすれば、終活の記事や質問コーナーとなる掲示板が、多数見つかります。インターネットの質問コーナーであれば、知らない人に匿名で、気軽に終活の相談をできることがメリットです。
資産相続の分配や自分の老後生活の資金についてなど、家族や他人には打ち明けづらいデリケートな相談もできます。終活で悩んだとき、まずは自分でインターネットを活用して調べたり相談したりする、という人が多いようです。
終活の相談者の第二位は「無料で相談できる専門家(33.8%)」、第三位は「友人(25.6%)」と、家族は上位ランク外の結果となりました。家族に終活の話題を出すことや、相談をすることには、抵抗のある人が多いのかもしれません。ただ、終活の相談者として親を選択した人は少ないものの、「兄弟姉妹、いとこなど親以外の家族」は23.4%と第四位になっています。友人や親以外の家族であれば、終活の相談をしやすいと考えている人が一定数居るようです。
やってみたい、実際にやっている終活第一位は「部屋の片づけ・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)」と現代的な結果に
[画像4: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-465fcf712e360ab274e1-3.png ]
終活のイメージと、実際に取り組むときに着手しやすい活動は、違っていることがあります。
あなたがやってみたいと思う、または実際にやっている終活は何ですか(複式回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)」と、現実的かつ現代的な結果となりました。
この回答結果は、先述の「終活に含まれると考えるものは何ですか」の投票率と似通ったものとなりました。
※終活に含まれると考えるものは何ですかというアンケートの回答結果(複数回答形式)は、
第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(64.4%)」
第二位が「資産管理・資産運用(46.4%)」
第三位が「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(41.4%)」
部屋の片づけ・不要品処分は、終活の中でも気軽に取り組みやすい活動の一つです。身辺整理や生前整理という言葉が使われることもありますが、もっと気軽に、掃除や整理の延長として取り組んでいる人が多い印象を受けます。遺言書の作成や保険関係の契約見直しといった、本格的な活動をやってみたい、実際にやっていると回答した人も20%以上いました。
男性と女性との違いが大きかった項目は、「資産管理、資産運用」と「家系図作成」です。
どちらも投票者の性別の内訳を見ると男性の方が、約2〜6倍多い結果となりました。反対に、女性の方が投票率が高かった項目は、「エンディングノートを書く」です。 その他の項目では、男女比に目立った大きな差はありませんでした。
親にやってもらいたい終活は「部屋の片付け・不要品処分」が圧倒的、遺言書を書いておいてほしいという現実的な声も
終活でよく話題になることに、「親の終活問題」があります。高齢を迎える、迎えている親に終活を始めて欲しいけれど、気まずくて言い出せない…というのはよくあるお悩みです。
あなたが、自分(または配偶者)の親にやって欲しいと思う終活は何ですか(複数回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(42.2%)」と圧倒的な結果になりました。第二位は「遺言書を書く(28.4%)」、第三位は「資産管理、資産運用(27.8%)」です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-5fd77d577f002f47eaf5-4.png ]
第一位となった「部屋の片づけ・不要品処分」は、気軽に取り組める活動ですが、意外と気力と体力が必要な項目です。家が広い場合や所持品が多い場合、コレクションがある人などは、完了するまでに長い時間を要することもあります。故人の遺品問題は深刻で、部屋の片づけ・不要品処分を済ませておかないと、将来家族に大きな負担をかけてしまう可能性があるのです。
第二位と第三位は、「遺言書を書く」と「資産管理、資産運用」で、相続に関わる現実的な内容でした。親の立場としては、少し寂しい気持ちを抱く人もいるかもしれませんが、遺言書の作成や資産管理、資産運用は、家族が将来安心して暮らすための大切な取り組みです。
現実的な内容であるからこそ、終活の相談を親にしにくいと考えてる人が多くなっているのも事実です。
※終活についてわからないことがあったとき、誰に相談しますか(複数選択形式)というアンケートの回答結果では、「親」を選択した人が10.6%と低い結果に
このアンケート項目は複数選択形式ですが、回答者の選択数が、他の質問より多い結果となったのも大きな特徴です。つまり、子が親にやってほしいと思っている終活の内容は多く、取り組めるものにはなるべく着手して欲しい、というような気持ちがあることが伺えます。
アンケート回答者の中では持ち家(一戸建て)保持者が半数以上
今回のアンケート対象者には、居住形態も回答していただきました。結果、アンケート回答者の中では、持ち家(一戸建て)保持者が半数以上ということがわかりました。日本は持ち家(一戸建て)保持者の割合が高く、故に、空き家問題が深刻化しています。
しかし、「終活に含まれると考えるものは何ですか」、「あなたがやってみたいと思う、または実際にやっている終活は何ですか」というアンケート項目では、「持ち家の売買」と回答した人が8〜17%と、低い結果になっています。
空き家問題は、負の相続として家族に負担をかける可能性のある、深刻なテーマです。不動産の売買は手続きが複雑で難しいこと、実家を手放したくないと考えている人が多いことを踏まえたうえでも、終活として意識を高めたい重要な項目です。
終活=死に向かう活動という時代ではなくなってきている
今回の終活アンケート結果を分析・考察すると、終活=死に向かう活動という時代ではなくなってきているように感じます。以前は、終活=死に向かう活動という、ネガティブなイメージを抱く人が多い印象でした。
しかし、現代では終活として含まれるもの第一位第二位に「部屋の片付け・不要品処分」や「パソコンやスマホのIDパスワードの管理」がランクインするなど、取り組むハードルが低くなっていることがわかります。
終活をネガティブな活動として避けるのではなく、自分や家族の将来と人生を見据えた前向きな活動として取り組んでいく。そのために、高齢を迎える前の40〜60代から、早めに終活を始めることを検討している、実際にはやっている、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
終活全般を専門家がサポートする「終活サポート」
終活サポートは、終活全般を専門家がサポートするサービスです。終活のための総合情報サイト運営、オリジナルエンディングノートの作成配布、全国各地での終活セミナー開催、オンラインでの終活相談サービス…など、豊富に終活をサポートするコンテンツを揃えています。各専門家や機関と提携しており、一人一人に合った最適なサービス提供とサポートを実施しています。
「終活に関するアンケート」調査概要
調査主体:終活サポート(株式会社クリエイトアソシエ)
調査対象:40歳以上の男女
回答総数:500人
属性:男性297名、女性203名
調査方法:Webアンケート
調査実施会社:アイブリッジ株式会社
調査日:2023年6月
※調査結果をご紹介いただく際は、「終活サポート調べ」と注釈をご記載ください。
本件に関するお問い合わせ先
サービスサイト:終活サポート https://shukatsu-support.jp/
担当:関口
MAIL:info@shukatsu-support.jp
【調査トピックス】
終活を始める時期として最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」、40代以下と考える人も約10%
多くの人がイメージする終活は「部屋の片付け・不要品処分」と「資産管理・資産運用」3.終活の相談はインターネットでする時代、友人や親以外の家族と話題にするケースも
やってみたい、実際にやっている終活第一位は「部屋の片付け・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)と現代的な結果に
親にやってもらいたい終活は「部屋の片付け・不要品処分」が圧倒的、遺言書を書いておいてほしいという現実的な声も
終活アンケートを実施した背景
「終活」という言葉は、2012年にユーキャン流行語大賞で、トップ10にランクインしました。
終活ブームが始まったのは、10年以上前になりますが、現代の終活は時代に合わせて多様化しています。終活サポートでは、日々多くの人から終活のご相談やご依頼を受けてきました。
最近はコロナ禍の影響もあるのか、若い人の終活が増えているように感じます。終活は死に向かう活動だと、ネガティブな印象を抱いている人も少なくありません。実際には、終活はネガティブな活動ではなく、自分や家族の将来と理想に現実的に向き合い、不安や悩みがあれば解消していく、前向きな活動です。
終活に取り組み始めたことで、「老後の不安が解消されて、日々を安心して暮らせるようになった」「自分の人生に、本当に必要なものがわかった」などと感じられている声が多く寄せられています。
ただ、前述した通り、コロナ禍が終活に及ぼした影響は大きく、終活を始める年代や取り組む内容は大きく変化してきています。終活のサポート全般を行う企業として、最新の終活事情を把握し意識調査をしたいと思い、今回は40歳以上の男女500人を対象に、WEBアンケートを実施しました。
40歳以上の男女500人に終活アンケートを実施した結果報告
終活を始める時期として最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」、40代以下と考える人も約10%
[画像1: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-6cf403878f97fba9fe1b-0.jpg ]
終活を始める時期について、最もふさわしい年代一位は「60代(36%)」の結果となりました。
同じくらい多かったのが「50代(30.4%)」、次いで「70代(19.2%)」です。
高齢者の定義は、国連の世界保健機関(WHO)によると、65歳以上の人のことを指します。
65〜74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼びますが、長寿大国である日本では高齢者の割合が世界的に見ても高く、健康寿命は伸びる一方です。
終活ブームが巻き起こった頃は、「終活は80歳以上の高齢者がするもの」というような印象を抱いていた人が多いと思います。今回、終活を始める時期について、最もふさわしい年代として、40代以下と考える人も約10%いたことからも、終活の若齢化が進んでいることがわかりました。
終活の若齢化が進んでいる理由・要因は多数ありますが、一つにはコロナ禍の影響があると考えられます。コロナという未知のウイルスが蔓延し、高齢者だけでなく若い人も「いつ、何が起こるかわからない」と不安に感じる人が多くなり、健康や死に対する意識が高まったのではないでしょうか。
日本には、75歳以上の健康で元気な後期高齢者が多く居ます。しかし、今回のアンケートでは終活を始める時期について、最もふさわしい年代として80代以上を選んだのは、わずか2.6%でした。
多くの人がイメージする終活は「部屋の片付け・不要品処分」と「資産管理・資産運用」
終活といえば、有名なのが「断捨離」や「エンディングノートの作成」です。どちらも代表的かつ重要な取り組みですが、終活の内容は幅広く、保険関係の契約見直しや持ち家の売買なども含まれます。
終活に含まれると考えるものは何ですかというアンケートの回答結果(複数回答形式)では、第一位が「部屋の片付け・不要品処分(64.4%)」、第二位が「資産管理・資産運用(46.4%)」、第三位が「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(41.4%)」という結果になりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-12d39a6c17b6ecf2f052-1.jpg ]
「エンディングノートを書く」の割合も36%と高いものの、部屋の片づけ・不要品処分や資産管理・資産運用より下回っているのが、意外な結果です。上位の項目を見ると、終活は気軽に取り組める身近な活動であることがわかります。第三位に「パソコン・スマホのIDパスワードの管理」が挙げられていることから、デジタル終活を考えている人の増加も伺えました。
「葬儀の見積」、「お墓の検討、見積、見学」、「介護施設の検討、見学」はどれも約20%で、アンケート回答者の年齢が高いほど、投票率も高くなっていました。若い世代は身近にできる活動から視野に、高齢者は葬儀やお墓・医療や介護のことまで視野に入れて、終活としてイメージしているようです。
また、「旅行(16.4%)」、「趣味を見つける(16.2%)」を終活に含んで考えている人も、一定数いました。終活が、身近で前向きな活動であることがわかります。
終活の相談はインターネットでする時代、友人や親以外の家族と話題にするケースも
終活をするうえでは、相談者が必要なこともあります。配偶者や子ども、家族が居る場合は、自分だけでは解決できないことや、身内に事前に話しておかないといけないこともあります。
終活についてわからないことがあったとき、誰に相談しますか(複数回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「インターネットの質問コーナー(35.4%)」で、時代を表すものとなりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-d85e4c1b311a175eab98-2.png ]
インターネットで検索をすれば、終活の記事や質問コーナーとなる掲示板が、多数見つかります。インターネットの質問コーナーであれば、知らない人に匿名で、気軽に終活の相談をできることがメリットです。
資産相続の分配や自分の老後生活の資金についてなど、家族や他人には打ち明けづらいデリケートな相談もできます。終活で悩んだとき、まずは自分でインターネットを活用して調べたり相談したりする、という人が多いようです。
終活の相談者の第二位は「無料で相談できる専門家(33.8%)」、第三位は「友人(25.6%)」と、家族は上位ランク外の結果となりました。家族に終活の話題を出すことや、相談をすることには、抵抗のある人が多いのかもしれません。ただ、終活の相談者として親を選択した人は少ないものの、「兄弟姉妹、いとこなど親以外の家族」は23.4%と第四位になっています。友人や親以外の家族であれば、終活の相談をしやすいと考えている人が一定数居るようです。
やってみたい、実際にやっている終活第一位は「部屋の片づけ・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)」と現代的な結果に
[画像4: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-465fcf712e360ab274e1-3.png ]
終活のイメージと、実際に取り組むときに着手しやすい活動は、違っていることがあります。
あなたがやってみたいと思う、または実際にやっている終活は何ですか(複式回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(58.2%)」、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(33.6%)」と、現実的かつ現代的な結果となりました。
この回答結果は、先述の「終活に含まれると考えるものは何ですか」の投票率と似通ったものとなりました。
※終活に含まれると考えるものは何ですかというアンケートの回答結果(複数回答形式)は、
第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(64.4%)」
第二位が「資産管理・資産運用(46.4%)」
第三位が「パソコン・スマホのIDパスワードの管理(41.4%)」
部屋の片づけ・不要品処分は、終活の中でも気軽に取り組みやすい活動の一つです。身辺整理や生前整理という言葉が使われることもありますが、もっと気軽に、掃除や整理の延長として取り組んでいる人が多い印象を受けます。遺言書の作成や保険関係の契約見直しといった、本格的な活動をやってみたい、実際にやっていると回答した人も20%以上いました。
男性と女性との違いが大きかった項目は、「資産管理、資産運用」と「家系図作成」です。
どちらも投票者の性別の内訳を見ると男性の方が、約2〜6倍多い結果となりました。反対に、女性の方が投票率が高かった項目は、「エンディングノートを書く」です。 その他の項目では、男女比に目立った大きな差はありませんでした。
親にやってもらいたい終活は「部屋の片付け・不要品処分」が圧倒的、遺言書を書いておいてほしいという現実的な声も
終活でよく話題になることに、「親の終活問題」があります。高齢を迎える、迎えている親に終活を始めて欲しいけれど、気まずくて言い出せない…というのはよくあるお悩みです。
あなたが、自分(または配偶者)の親にやって欲しいと思う終活は何ですか(複数回答形式)というアンケートの回答結果では、第一位が「部屋の片づけ・不要品処分(42.2%)」と圧倒的な結果になりました。第二位は「遺言書を書く(28.4%)」、第三位は「資産管理、資産運用(27.8%)」です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/120389/2/resize/d120389-2-5fd77d577f002f47eaf5-4.png ]
第一位となった「部屋の片づけ・不要品処分」は、気軽に取り組める活動ですが、意外と気力と体力が必要な項目です。家が広い場合や所持品が多い場合、コレクションがある人などは、完了するまでに長い時間を要することもあります。故人の遺品問題は深刻で、部屋の片づけ・不要品処分を済ませておかないと、将来家族に大きな負担をかけてしまう可能性があるのです。
第二位と第三位は、「遺言書を書く」と「資産管理、資産運用」で、相続に関わる現実的な内容でした。親の立場としては、少し寂しい気持ちを抱く人もいるかもしれませんが、遺言書の作成や資産管理、資産運用は、家族が将来安心して暮らすための大切な取り組みです。
現実的な内容であるからこそ、終活の相談を親にしにくいと考えてる人が多くなっているのも事実です。
※終活についてわからないことがあったとき、誰に相談しますか(複数選択形式)というアンケートの回答結果では、「親」を選択した人が10.6%と低い結果に
このアンケート項目は複数選択形式ですが、回答者の選択数が、他の質問より多い結果となったのも大きな特徴です。つまり、子が親にやってほしいと思っている終活の内容は多く、取り組めるものにはなるべく着手して欲しい、というような気持ちがあることが伺えます。
アンケート回答者の中では持ち家(一戸建て)保持者が半数以上
今回のアンケート対象者には、居住形態も回答していただきました。結果、アンケート回答者の中では、持ち家(一戸建て)保持者が半数以上ということがわかりました。日本は持ち家(一戸建て)保持者の割合が高く、故に、空き家問題が深刻化しています。
しかし、「終活に含まれると考えるものは何ですか」、「あなたがやってみたいと思う、または実際にやっている終活は何ですか」というアンケート項目では、「持ち家の売買」と回答した人が8〜17%と、低い結果になっています。
空き家問題は、負の相続として家族に負担をかける可能性のある、深刻なテーマです。不動産の売買は手続きが複雑で難しいこと、実家を手放したくないと考えている人が多いことを踏まえたうえでも、終活として意識を高めたい重要な項目です。
終活=死に向かう活動という時代ではなくなってきている
今回の終活アンケート結果を分析・考察すると、終活=死に向かう活動という時代ではなくなってきているように感じます。以前は、終活=死に向かう活動という、ネガティブなイメージを抱く人が多い印象でした。
しかし、現代では終活として含まれるもの第一位第二位に「部屋の片付け・不要品処分」や「パソコンやスマホのIDパスワードの管理」がランクインするなど、取り組むハードルが低くなっていることがわかります。
終活をネガティブな活動として避けるのではなく、自分や家族の将来と人生を見据えた前向きな活動として取り組んでいく。そのために、高齢を迎える前の40〜60代から、早めに終活を始めることを検討している、実際にはやっている、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
終活全般を専門家がサポートする「終活サポート」
終活サポートは、終活全般を専門家がサポートするサービスです。終活のための総合情報サイト運営、オリジナルエンディングノートの作成配布、全国各地での終活セミナー開催、オンラインでの終活相談サービス…など、豊富に終活をサポートするコンテンツを揃えています。各専門家や機関と提携しており、一人一人に合った最適なサービス提供とサポートを実施しています。
「終活に関するアンケート」調査概要
調査主体:終活サポート(株式会社クリエイトアソシエ)
調査対象:40歳以上の男女
回答総数:500人
属性:男性297名、女性203名
調査方法:Webアンケート
調査実施会社:アイブリッジ株式会社
調査日:2023年6月
※調査結果をご紹介いただく際は、「終活サポート調べ」と注釈をご記載ください。
本件に関するお問い合わせ先
サービスサイト:終活サポート https://shukatsu-support.jp/
担当:関口
MAIL:info@shukatsu-support.jp