【イベントレポート公開】日本の気候変動を感じるアート展「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」閉幕
[23/11/30]
提供元:PRTIMES
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来場者750名以上・展示会のリユース実験も成功。好評につき、会場で展示された2つの動画作品が11月30日(木)よりオンラインで公開!
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都港区)は、11月17日(金)より11月26日(日)まで開催された、日本における気候変動の影響をアートを通じて感じる展覧会「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」のイベントレポートを公開。
会期中の来場者数は750人にのぼり、大きな反響を呼びました。さらに、展示品を含む会場造作を持ち帰りできるリユースの社会実験に関しても、62個中59個の品に引き取り手がつき、資源を無駄にしない新しい展示会の形を示すことに成功しました。
また、11月30日(木)からは、会場で展示された2つの動画作品(「御渡り」「昆布」)をオンラインで公開します。
公式サイト:https://bit.ly/3Ph0yAn
[画像1: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-be4b3d1e5715ec518c03-2.jpg ]
「御渡り」動画作品
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=1JXT_U40ttk ]
「昆布」動画作品
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=coE7qFrmxWc ]
「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」とは?
11月17日(金)より11月26日(日)まで、東京都・青山のLIGHT BOX STUDIO AOYAMAにて開催された、日本における気候変動の影響をアートを通じて感じる展覧会。
主に気候変動が原因で30年後に日本から失われてしまうことが予想される生物や文化の中からいくつかのテーマをピックアップし、ぬいぐるみ作家・片岡メリヤス氏、八劔神社宮司・宮坂清氏、料理研究家・土井善晴氏らを含む多様な作家、文化人たちと協力し、日本に迫る気候危機を五感で「感じられる」作品を展示しました。
主催:グリーンピース・ジャパン
企画:クリエイティブユニットHAKUA
公式サイト:https://bit.ly/3Ph0yAn
公式インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/help_gpj/
告知協力:パタゴニア日本支社
[画像2: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-182ac72d523de934adff-6.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-fc3ac46096bdd7c12afa-6.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-69175521c969ad8327df-6.png ]
気候変動の問題が自分ごとに
会期中の来場者数は750人以上にのぼり、多数のメディアに紹介されるなど大きな反響を呼びました。大手メディアや環境系の媒体だけでなく、アートやライフスタイル系の媒体にも掲載されたことに加え、「気候変動とアート」という切り口に興味を引かれて来場したという声も複数寄せられました。口コミで広がり、リピート訪問も多くありました。
また、気候変動について知っている方・よく知らない方など多様な方々にご参加いただきましたが、アンケート結果では、「HELP展で、気候変動の影響がどのような形で日本にやってくるかを感じることはできましたか?」という問いに6割が「とても感じた」と答え、「HELP展を体験して、気候変動についてどの様に感じますか?」との問いには、「自分にできる行動を探したい」に79%が「とてもそう思う」と回答するなど、多くの方に気候変動を自分ごととして考えていただく機会となりました。
また、アンケートやSNS上でのコメントでも、以下のような声をいただいています。
「気候変動によって、これからの地球が変わっていってしまうということをより実感した」
「気候変動って、自分には関係のない話だと思っていたけれど、身近にあるものがなくなると知って、身近に感じどうにかしようと思った」
「鑑賞者参加型の展示は一人一人が当事者意識を持つことができ、素晴らしいと思いました」
「あまり身近に感じなかった環境問題を、自分ごとで考えることができました」
「なかまがたくさんいることを知れたし、あかるいきもちになった」
「変わらなければならないけれど、今の生活を手放さなくてはいけないことに難しさを感じました」
「自分が欲しいものを持ち帰ることができるのが面白いと思いました!!」
「全国の小学校や中学校でも実施してほしいような展示でし。ありがとうございした」
「環境知識のない祖父母も分かりやすく、楽しい展示でした!老若男女問わず参加しやすい雰囲気で楽しかったです!」
「イエローサンダーバードの「私がなんか悪いことしました?」の言葉がグッと刺さった。地球は人間だけのものではないから、自分たちだけが快適になるようにするのではなく、周りの環境との共生を考えなければならない。小さなことでもできることからコツコツと」
「手紙の名前が書いてあるの嬉しかったです」
展示会リユース、擬似募金体験など参加型企画も大盛況
本展では、気候変動をより身近に、そして自分ごととして考えていただけるよう、さまざまな参加企画も実施し、それぞれ多くの方に参加いただきました。
1. 展示品や会場造作の持ち帰りで、展示会リユースの社会実験へ参加
本展では、まず展示方法をできる限りシンプルにし資材を極力減らした上で、展示品を含む会場造作を持ち帰りできるリユースの実験を行いました。その結果、62個中59個の品に引き取り手がつき、資源を無駄にしない新しい「リユース型の展示会」の形を示すことに成功しました。
また、持ち帰り希望の方にはリユースのアイデアを記入いただき、101アイデアが集まりました。それも併せて展示することで、リユース方法をみんなでシェアする共創型の展示会も大変好評を得ました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-ebaa88cf759466b6dc63-8.png ]
2. 助けたいと思ったものへの擬似募金体験
本展示では受付でお渡しするオリジナルコインを持って展示を鑑賞いただき、最後に助けたいと思ったものの募金箱へコインを投入する企画をご用意しました。
募金したものから、「ペンプロッター(注1)」によりその場で執筆・出力するお礼の手紙を受け取ることができる仕掛けが好評を博し、約600人の方が擬似募金体験に参加いただけました。愛嬌のある文字と内容で「うなぎ」や「マルハナバチ」、「東京」などから自分の名前宛で届く手紙が書き始められると、驚きの歓声があがり、週末などは順番待ちの列ができるほど、本展の目玉的な企画となりました。
(注1)ペンを自動で動かし、文字や図形を描く出力機器。
[画像6: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-36dad6e09355ee00340b-3.png ]
3.トークイベントへの参加
本展示会期中以下2つのトークイベントを開催し、多くの方にご参加いただきました。
八劔神社宮司の宮坂清氏をお招きしたトークイベントはHELP展公式サイトでアーカイブ映像を公開します。
【 八劔神社宮司・宮坂清氏 】
トークテーマ:気温の変化と御渡り
登壇者:八劔神社宮司 宮坂清氏
アーカイブ映像はこちら:https://help-gpj.notion.site/HELP-a046a2d5faff45e9b9cbd4def539522e
[画像7: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-89bb6ee27bbc8cb3330c-4.png ]
【 モデル・NOMAさん、フォトグラファー・MARCOさん 】
トークテーマ:海とプラと私たちの暮らし
登壇者:モデル・NOMA、フォトグラファー・MARCO
[画像8: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-560737adee139df172b0-5.png ]
主催者コメント
HELP展 クリエイティブ・ディレクター、宮園夕加
「展示会だけでなく『何かを作る』ことは、『何かを捨てる』ことから免れません。それは生産前のサンプルや試作から、生産過程で起きる余剰な部分、展示会後の会場造作品まで多岐に渡ります。ものを作ることを生業にしている私は、「何も作らないのが一番良い」という結論に行き着き、何も作れなくなった時期がありました。しかし今回のHELP展では、もの作りを通じて、問題や過程を共有し、人と出会い、同じ時間と場所を共にすることの尊さを改めて感じることができました。多くの来場者と問題を共有することができたことは、私にとって今後の大きな糧となりました」
グリーンピース・ジャパン プログラム・マネージャー、高田久代
「想像を超える多くの方が来場くださり、気候変動を自分ごととして考え始めてくださったことがとても嬉しいです。多くの方が20分以上かけてじっくりと鑑賞し、中には1時間以上滞在したり、2回目という方も複数ありました。一方、気候変動が日本の私たちの日常にも影響を及ぼし始めていることを知っていた方は少なく、多くの人が関心も関係もあることにもかかわらず、気候変動の日本への影響が具体的に知られていないことが浮き彫りとなりました。HELP展が、日常と、気候変動について考えること・行動することの間にある空間をつなぎなおすきっかけになれば幸いです。
まもなく、国連の気候変動に関する会議COP28が始まります。1.5度目標を諦めず、地球沸騰化時代にふさわしい政策や取り組みを引き続き求め、応援していきます(注1)」
(注1)グリーンピース・ジャパンからもスタッフが代表団の一員としてCOP28に参加しています。
また、一人ひとりの力は、決して小さくありません。
HELPを通して、何かを感じていただけた方は、どんなに小さくてもいいので、ぜひ自分なりにできるアクションを起こしてみてください。
グリーンピース・ジャパンでは、そんな皆さまの想いや行動がビジネスや政治に届くためのサポートを行っています。たとえば以下のアクションが、おすすめです。
わたしたちに今日できること
同じ関心をもつ人とつながる、地域とつながる(オンラインでも、直接でも:12/13にグリーンピース・ジャパンはオンラインイベントを開催します、よかったらのぞきに来てください:https://year-end-event2023.peatix.com/view)
自分の選挙区の政治家に行動を求める(気候変動政策にいちばん熱心な候補者に投票する。気になったら「ゼロエミ」をのぞいてみてください:https://zeroemi.org/)
お金を使うとき、自分が応援したいと思う商品やお店、サービスや理念を意識的に選ぶ(まずは、やりやすいところから。その選択したことを誰かにクチコミすると、次の誰かをそっと勇気づけるかも)
肉食を減らし、菜食中心にしてみる(1食から、週1回から、できるときだけでも)
使い捨てのごみを減らし、リユースを当たり前に(工夫してうまくいくと、ちょっと嬉しくなります)
食品ロスや生ごみを減らす(余った食品の持ちよりパーティーや、食品を寄付できるフードドライブなどいろいろあります。コンポストは、ベランダでできるもの、おしゃれなものも。)
自宅や学校や職場の断熱をする(できるところから。断熱ワークショップもあります。夏涼しく、冬暖かくなり、光熱費の節約にもなります:https://zeroemi.org/fujiswadannetuws/)
自然エネルギーの電力に切り替える(Power Shiftのウェブサイトが参考になります:https://power-shift.org/)
公共交通機関、徒歩、自転車での移動をふやす
車が必要なときは、シェアリングや電気自動車を選ぶ
飛行機の利用を減らす
銀行や投資先などを今ある生命をまもるために役立つものに変える(350.orgのウェブサイトが参考になります:https://350jp.org/lets-divest/)
NGOや市民グループの活動に参加する(グリーンピースにもぜひどうぞ:https://www.greenpeace.org/japan/act/)
HELP展からのメッセージ
今、この世界に当たり前のようにあるものたち。
それらがこの先も存在しつづけられるかどうかは、
私たちの行動にかかっている。
本展で展示されているものは、
30年後には地球上から消えてしまうことが予想されている。
主な原因は、気候変動。
このまま環境負荷をかけつづければ、
私たち人類もいずれ消えてしまうだろう。
「HELP」
声なきものたちの叫びに耳を傾けよう。
そして、今この瞬間から動き出そう。
よりよい地球の未来に向かって。
人間にはきっとその力がある。
主催
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
世界55以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して解決を目指す国際環境NGOグリーンピース。オランダ・アムステルダムに本部を置く同団体の日本支部として、1989年にグリーンピース・ジャパンは誕生した。政府や政党、企業から資金援助を受けない独立型のNGO団体として、科学的知見に基づいて、様々な立場の人と協力して活動することを大切に、全世界300万人以上のサポーターとともに地球環境を守るために行動している。
公式サイト:https://www.greenpeace.org/japan/
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都港区)は、11月17日(金)より11月26日(日)まで開催された、日本における気候変動の影響をアートを通じて感じる展覧会「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」のイベントレポートを公開。
会期中の来場者数は750人にのぼり、大きな反響を呼びました。さらに、展示品を含む会場造作を持ち帰りできるリユースの社会実験に関しても、62個中59個の品に引き取り手がつき、資源を無駄にしない新しい展示会の形を示すことに成功しました。
また、11月30日(木)からは、会場で展示された2つの動画作品(「御渡り」「昆布」)をオンラインで公開します。
公式サイト:https://bit.ly/3Ph0yAn
[画像1: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-be4b3d1e5715ec518c03-2.jpg ]
「御渡り」動画作品
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=1JXT_U40ttk ]
「昆布」動画作品
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=coE7qFrmxWc ]
「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」とは?
11月17日(金)より11月26日(日)まで、東京都・青山のLIGHT BOX STUDIO AOYAMAにて開催された、日本における気候変動の影響をアートを通じて感じる展覧会。
主に気候変動が原因で30年後に日本から失われてしまうことが予想される生物や文化の中からいくつかのテーマをピックアップし、ぬいぐるみ作家・片岡メリヤス氏、八劔神社宮司・宮坂清氏、料理研究家・土井善晴氏らを含む多様な作家、文化人たちと協力し、日本に迫る気候危機を五感で「感じられる」作品を展示しました。
主催:グリーンピース・ジャパン
企画:クリエイティブユニットHAKUA
公式サイト:https://bit.ly/3Ph0yAn
公式インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/help_gpj/
告知協力:パタゴニア日本支社
[画像2: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-182ac72d523de934adff-6.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-fc3ac46096bdd7c12afa-6.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-69175521c969ad8327df-6.png ]
気候変動の問題が自分ごとに
会期中の来場者数は750人以上にのぼり、多数のメディアに紹介されるなど大きな反響を呼びました。大手メディアや環境系の媒体だけでなく、アートやライフスタイル系の媒体にも掲載されたことに加え、「気候変動とアート」という切り口に興味を引かれて来場したという声も複数寄せられました。口コミで広がり、リピート訪問も多くありました。
また、気候変動について知っている方・よく知らない方など多様な方々にご参加いただきましたが、アンケート結果では、「HELP展で、気候変動の影響がどのような形で日本にやってくるかを感じることはできましたか?」という問いに6割が「とても感じた」と答え、「HELP展を体験して、気候変動についてどの様に感じますか?」との問いには、「自分にできる行動を探したい」に79%が「とてもそう思う」と回答するなど、多くの方に気候変動を自分ごととして考えていただく機会となりました。
また、アンケートやSNS上でのコメントでも、以下のような声をいただいています。
「気候変動によって、これからの地球が変わっていってしまうということをより実感した」
「気候変動って、自分には関係のない話だと思っていたけれど、身近にあるものがなくなると知って、身近に感じどうにかしようと思った」
「鑑賞者参加型の展示は一人一人が当事者意識を持つことができ、素晴らしいと思いました」
「あまり身近に感じなかった環境問題を、自分ごとで考えることができました」
「なかまがたくさんいることを知れたし、あかるいきもちになった」
「変わらなければならないけれど、今の生活を手放さなくてはいけないことに難しさを感じました」
「自分が欲しいものを持ち帰ることができるのが面白いと思いました!!」
「全国の小学校や中学校でも実施してほしいような展示でし。ありがとうございした」
「環境知識のない祖父母も分かりやすく、楽しい展示でした!老若男女問わず参加しやすい雰囲気で楽しかったです!」
「イエローサンダーバードの「私がなんか悪いことしました?」の言葉がグッと刺さった。地球は人間だけのものではないから、自分たちだけが快適になるようにするのではなく、周りの環境との共生を考えなければならない。小さなことでもできることからコツコツと」
「手紙の名前が書いてあるの嬉しかったです」
展示会リユース、擬似募金体験など参加型企画も大盛況
本展では、気候変動をより身近に、そして自分ごととして考えていただけるよう、さまざまな参加企画も実施し、それぞれ多くの方に参加いただきました。
1. 展示品や会場造作の持ち帰りで、展示会リユースの社会実験へ参加
本展では、まず展示方法をできる限りシンプルにし資材を極力減らした上で、展示品を含む会場造作を持ち帰りできるリユースの実験を行いました。その結果、62個中59個の品に引き取り手がつき、資源を無駄にしない新しい「リユース型の展示会」の形を示すことに成功しました。
また、持ち帰り希望の方にはリユースのアイデアを記入いただき、101アイデアが集まりました。それも併せて展示することで、リユース方法をみんなでシェアする共創型の展示会も大変好評を得ました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-ebaa88cf759466b6dc63-8.png ]
2. 助けたいと思ったものへの擬似募金体験
本展示では受付でお渡しするオリジナルコインを持って展示を鑑賞いただき、最後に助けたいと思ったものの募金箱へコインを投入する企画をご用意しました。
募金したものから、「ペンプロッター(注1)」によりその場で執筆・出力するお礼の手紙を受け取ることができる仕掛けが好評を博し、約600人の方が擬似募金体験に参加いただけました。愛嬌のある文字と内容で「うなぎ」や「マルハナバチ」、「東京」などから自分の名前宛で届く手紙が書き始められると、驚きの歓声があがり、週末などは順番待ちの列ができるほど、本展の目玉的な企画となりました。
(注1)ペンを自動で動かし、文字や図形を描く出力機器。
[画像6: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-36dad6e09355ee00340b-3.png ]
3.トークイベントへの参加
本展示会期中以下2つのトークイベントを開催し、多くの方にご参加いただきました。
八劔神社宮司の宮坂清氏をお招きしたトークイベントはHELP展公式サイトでアーカイブ映像を公開します。
【 八劔神社宮司・宮坂清氏 】
トークテーマ:気温の変化と御渡り
登壇者:八劔神社宮司 宮坂清氏
アーカイブ映像はこちら:https://help-gpj.notion.site/HELP-a046a2d5faff45e9b9cbd4def539522e
[画像7: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-89bb6ee27bbc8cb3330c-4.png ]
【 モデル・NOMAさん、フォトグラファー・MARCOさん 】
トークテーマ:海とプラと私たちの暮らし
登壇者:モデル・NOMA、フォトグラファー・MARCO
[画像8: https://prtimes.jp/i/132037/2/resize/d132037-2-560737adee139df172b0-5.png ]
主催者コメント
HELP展 クリエイティブ・ディレクター、宮園夕加
「展示会だけでなく『何かを作る』ことは、『何かを捨てる』ことから免れません。それは生産前のサンプルや試作から、生産過程で起きる余剰な部分、展示会後の会場造作品まで多岐に渡ります。ものを作ることを生業にしている私は、「何も作らないのが一番良い」という結論に行き着き、何も作れなくなった時期がありました。しかし今回のHELP展では、もの作りを通じて、問題や過程を共有し、人と出会い、同じ時間と場所を共にすることの尊さを改めて感じることができました。多くの来場者と問題を共有することができたことは、私にとって今後の大きな糧となりました」
グリーンピース・ジャパン プログラム・マネージャー、高田久代
「想像を超える多くの方が来場くださり、気候変動を自分ごととして考え始めてくださったことがとても嬉しいです。多くの方が20分以上かけてじっくりと鑑賞し、中には1時間以上滞在したり、2回目という方も複数ありました。一方、気候変動が日本の私たちの日常にも影響を及ぼし始めていることを知っていた方は少なく、多くの人が関心も関係もあることにもかかわらず、気候変動の日本への影響が具体的に知られていないことが浮き彫りとなりました。HELP展が、日常と、気候変動について考えること・行動することの間にある空間をつなぎなおすきっかけになれば幸いです。
まもなく、国連の気候変動に関する会議COP28が始まります。1.5度目標を諦めず、地球沸騰化時代にふさわしい政策や取り組みを引き続き求め、応援していきます(注1)」
(注1)グリーンピース・ジャパンからもスタッフが代表団の一員としてCOP28に参加しています。
また、一人ひとりの力は、決して小さくありません。
HELPを通して、何かを感じていただけた方は、どんなに小さくてもいいので、ぜひ自分なりにできるアクションを起こしてみてください。
グリーンピース・ジャパンでは、そんな皆さまの想いや行動がビジネスや政治に届くためのサポートを行っています。たとえば以下のアクションが、おすすめです。
わたしたちに今日できること
同じ関心をもつ人とつながる、地域とつながる(オンラインでも、直接でも:12/13にグリーンピース・ジャパンはオンラインイベントを開催します、よかったらのぞきに来てください:https://year-end-event2023.peatix.com/view)
自分の選挙区の政治家に行動を求める(気候変動政策にいちばん熱心な候補者に投票する。気になったら「ゼロエミ」をのぞいてみてください:https://zeroemi.org/)
お金を使うとき、自分が応援したいと思う商品やお店、サービスや理念を意識的に選ぶ(まずは、やりやすいところから。その選択したことを誰かにクチコミすると、次の誰かをそっと勇気づけるかも)
肉食を減らし、菜食中心にしてみる(1食から、週1回から、できるときだけでも)
使い捨てのごみを減らし、リユースを当たり前に(工夫してうまくいくと、ちょっと嬉しくなります)
食品ロスや生ごみを減らす(余った食品の持ちよりパーティーや、食品を寄付できるフードドライブなどいろいろあります。コンポストは、ベランダでできるもの、おしゃれなものも。)
自宅や学校や職場の断熱をする(できるところから。断熱ワークショップもあります。夏涼しく、冬暖かくなり、光熱費の節約にもなります:https://zeroemi.org/fujiswadannetuws/)
自然エネルギーの電力に切り替える(Power Shiftのウェブサイトが参考になります:https://power-shift.org/)
公共交通機関、徒歩、自転車での移動をふやす
車が必要なときは、シェアリングや電気自動車を選ぶ
飛行機の利用を減らす
銀行や投資先などを今ある生命をまもるために役立つものに変える(350.orgのウェブサイトが参考になります:https://350jp.org/lets-divest/)
NGOや市民グループの活動に参加する(グリーンピースにもぜひどうぞ:https://www.greenpeace.org/japan/act/)
HELP展からのメッセージ
今、この世界に当たり前のようにあるものたち。
それらがこの先も存在しつづけられるかどうかは、
私たちの行動にかかっている。
本展で展示されているものは、
30年後には地球上から消えてしまうことが予想されている。
主な原因は、気候変動。
このまま環境負荷をかけつづければ、
私たち人類もいずれ消えてしまうだろう。
「HELP」
声なきものたちの叫びに耳を傾けよう。
そして、今この瞬間から動き出そう。
よりよい地球の未来に向かって。
人間にはきっとその力がある。
主催
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
世界55以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して解決を目指す国際環境NGOグリーンピース。オランダ・アムステルダムに本部を置く同団体の日本支部として、1989年にグリーンピース・ジャパンは誕生した。政府や政党、企業から資金援助を受けない独立型のNGO団体として、科学的知見に基づいて、様々な立場の人と協力して活動することを大切に、全世界300万人以上のサポーターとともに地球環境を守るために行動している。
公式サイト:https://www.greenpeace.org/japan/