STBによる環境への影響を継続低減するコミットメントを発表
[09/03/31]
提供元:PRTIMES
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消費電力を大幅に低減し、環境への影響を最小限に抑える新技術
セット・トップ・ボックス(STB)用チップの主要サプライヤであり、事業が環境に与える影響を継続的に低減するプログラムを世界規模で展開しているSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STB分野におけるエネルギー節減のコミットメントを発表しました。STは、他の電化製品と同様に総消費電力によってSTBの性能を評価する業界の指標をサポートしています。
STBの低消費電力化は、サプライ・チェーン全体にメリットをもたらします。STBメーカーは、優れたエネルギー効率に対して与えられる「Energy Star*」などの認定を受けることで、製品差別化を図ることができます。一方、消費者にとっても、電気代の節約に繋がる可能性があります。
現在のSTBは、主に機能と購入価格が売り上げを左右します。しかし、STは、いずれ消費者が価格をより広い視点である総所有コストとして捉えるようになると考えています。総所有コストには、初期の購入価格の他に、稼働コストや不要になった際の廃棄コストも含まれます。このような観点から、STの戦略は、エネルギー消費の無駄を低減することを重視します。そのため、STB内部における各構成要素のエネルギー消費のモニタと調整を行う、柔軟性のあるパワー・マネージメント機能を採用しています。構成要素には、衛星放送受信アンテナの低ノイズ・ブロック(LNB)のようなSTBに搭載されていないものや、HDDなどのSTB内の大規模なサブシステムや、シリコン・デバイス上の個々のモジュールも含まれます。
STの上級副社長 兼 ホーム・エンタテイメント&ディスプレイ・グループのジェネラル・マネージャであるPhilippe Lambinetは、次の様にコメントしています。「機能性のレベルを下げることによる低消費電力化や低コスト化は行いません。高い機能性を維持したまま、製品の使用状況をモニタリングし、基本ハードウェアをインテリジェントに構成することで、消費電力の最小化を確かなものにします。」
1チップ HDデコーダであるSTi7105、STi7111、STi7141をはじめとして、STの最新STB用チップには、電力をあらゆる側面から制御するSTPOWERと呼ばれるソフトウェア・ドライバが付属しています。このAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)は全デバイスに共通しており、STBのソフトウェア・スタック内の全てのアプリケーションから起動することができます。そのため、アプリケーション固有のアクティブおよびパッシブ・スタンバイ・モードを構築する際に、構成要素レベルで柔軟な制御が可能です。このような環境で動作するSTBは、パッシブ・スタンバイ状態から高速復帰できるため、省電力機能を使用するユーザが今後増加すると考えています。
STは、プログラマブルなパワー・マネージメント機能に加えて、消費電力を低減するシリコン技術と設計手法も開発しています。現在、STは、55 nmプロセス技術を使用して製造しています。同プロセス技術は、低消費電力化という側面から最適化されており、この最適化を行う事で約10%の消費電力低減を実現しています。この技術は、STi7105、STi7111、STi7141に採用されています。
STのSTB用プラットフォームは、プログラマブルなパワー・マネージメント機能と低電力シリコン技術を組み合わせることで、「Energy Star」の第2段階(Tier-2)性能を十分に満たせると確信しています。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/t2360h.html
*「Energy Star」の詳細は http://www.energystar.gov/をご覧下さい。
セット・トップ・ボックス(STB)用チップの主要サプライヤであり、事業が環境に与える影響を継続的に低減するプログラムを世界規模で展開しているSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STB分野におけるエネルギー節減のコミットメントを発表しました。STは、他の電化製品と同様に総消費電力によってSTBの性能を評価する業界の指標をサポートしています。
STBの低消費電力化は、サプライ・チェーン全体にメリットをもたらします。STBメーカーは、優れたエネルギー効率に対して与えられる「Energy Star*」などの認定を受けることで、製品差別化を図ることができます。一方、消費者にとっても、電気代の節約に繋がる可能性があります。
現在のSTBは、主に機能と購入価格が売り上げを左右します。しかし、STは、いずれ消費者が価格をより広い視点である総所有コストとして捉えるようになると考えています。総所有コストには、初期の購入価格の他に、稼働コストや不要になった際の廃棄コストも含まれます。このような観点から、STの戦略は、エネルギー消費の無駄を低減することを重視します。そのため、STB内部における各構成要素のエネルギー消費のモニタと調整を行う、柔軟性のあるパワー・マネージメント機能を採用しています。構成要素には、衛星放送受信アンテナの低ノイズ・ブロック(LNB)のようなSTBに搭載されていないものや、HDDなどのSTB内の大規模なサブシステムや、シリコン・デバイス上の個々のモジュールも含まれます。
STの上級副社長 兼 ホーム・エンタテイメント&ディスプレイ・グループのジェネラル・マネージャであるPhilippe Lambinetは、次の様にコメントしています。「機能性のレベルを下げることによる低消費電力化や低コスト化は行いません。高い機能性を維持したまま、製品の使用状況をモニタリングし、基本ハードウェアをインテリジェントに構成することで、消費電力の最小化を確かなものにします。」
1チップ HDデコーダであるSTi7105、STi7111、STi7141をはじめとして、STの最新STB用チップには、電力をあらゆる側面から制御するSTPOWERと呼ばれるソフトウェア・ドライバが付属しています。このAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)は全デバイスに共通しており、STBのソフトウェア・スタック内の全てのアプリケーションから起動することができます。そのため、アプリケーション固有のアクティブおよびパッシブ・スタンバイ・モードを構築する際に、構成要素レベルで柔軟な制御が可能です。このような環境で動作するSTBは、パッシブ・スタンバイ状態から高速復帰できるため、省電力機能を使用するユーザが今後増加すると考えています。
STは、プログラマブルなパワー・マネージメント機能に加えて、消費電力を低減するシリコン技術と設計手法も開発しています。現在、STは、55 nmプロセス技術を使用して製造しています。同プロセス技術は、低消費電力化という側面から最適化されており、この最適化を行う事で約10%の消費電力低減を実現しています。この技術は、STi7105、STi7111、STi7141に採用されています。
STのSTB用プラットフォームは、プログラマブルなパワー・マネージメント機能と低電力シリコン技術を組み合わせることで、「Energy Star」の第2段階(Tier-2)性能を十分に満たせると確信しています。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/t2360h.html
*「Energy Star」の詳細は http://www.energystar.gov/をご覧下さい。