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第一回雑誌大賞 受賞雑誌発表




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100誌の編集長+100名の書店員が選ぶ!「この一冊は凄かった」
BestMagazineAward『雑誌大賞』

第一回雑誌大賞 受賞雑誌発表

http://zasshitaisho.com
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雑誌大賞実行委員会は、雑誌およびその周辺業界のブームアップを目指し、
BestMagazineAward『雑誌大賞』を設立、第一回雑誌大賞の選考を行い、
この度、各賞の受賞雑誌が決定しましたので、ここに発表させていただきます。


■雑誌大賞 グランプリ

「考える人」(2010年夏号)
特集:村上春樹ロングインタビュー
新潮社

【受賞理由】
作家と編集者が2泊3日泊り込んで、徹底的に対話し、
ほかのメディアでは引き出す ことが出来ない様々な話までも紹介した
迫力ある誌面が、編集長・書店員双方からの高い評価を集めグランプリを
獲得。「編集者と作家のあるべき付き合い方をこの1冊から改めて
考えさせられた」というような声も複数あり、文芸誌のパワーを存分に
感じさせた1冊であった。

【編集長コメント】
表紙にあるワーズワースの“plain living & high thinking”
(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)を基本理念として、
2002年7月以来、特集に重きをおいた季刊誌として刊行してまいりました。
今回の受賞を大変嬉しく思います。
長時間の取材にご協力いただいた村上春樹さんには改めて感謝申し上げます。

『考える人』編集長 河野通和

【選考委員コメント】
その1   
「村上春樹ロングインタビューが凄かった。1Q84のヒットで世界的に注目を
集め、しかもほとんどインタビューに応じないことで知られる作家先生を
相手に、あそこまで濃密な会話を実現したことが凄い。」

その2   
「箱根に2泊しての村上春樹氏への超ロングインタビューは、
内容はもとより、編集者と作家の関係という原点があってこそ成立している
その風景に憧憬を感じてしまうほど。雑誌に携わる人間として背筋を
正される一冊だった。」


■雑誌大賞 準グランプリ

「週刊東洋経済」(9/18号)
特集:非ネイティブの英語術
東洋経済新報社

【受賞理由】
週刊誌であるにも関わらず、バックナンバーも継続的に売れ続け、
増刷も複数回 行われるなど、販売に置いて異例な売れ方をし、
特に書店員の票を多く獲得し、準グランプリを獲得。
楽天・三木谷氏が“社内公用語を英語にする”などの発言をして、
世の中的に英語の必要性を言われることが高まっていたことなども
注目を集めた要因。

【編集部長コメント】
発音や文法を気にするあまり英会話に尻込みしがちな日本人。
そんな人に「ネイティブにはなれない」ことを悟ってもらい、
その上で「気にせず臆せずに話す」ポジティブさの大切さを
伝えたかったのです。やはり個人の奮起なくして日本は元気になれない。
編集部一同、この受賞に恥じぬよう挑戦し続けます!

『週刊東洋経済』編集部長 鈴木雅幸

【選考委員コメント】
その1   
特集「非ネイティブの英語術」が秀逸の出来。共通語としての英語であり、
非ネイティブの英語=グロービッシュを切り口にした点がよかった。
時代にニーズに合った内容に感服!
  
その2   
特集「非ネイティブの英語術」。英語を社内公用語に採用する企業の話題が
目立った2010年、ビジネス誌としてタイムリーなテーマだった。
店頭でも話題を集め、販売部数も好調だったようだ。


■雑誌大賞 特別賞

「BRUTUS」ブルータス
マガジンハウス

【受賞理由】         
特定号としてはベスト10にはランクインしなかったものの、
審査対象期間内に 刊行された多くの特集が安定的に票を集め
(12号中10号が得票)、雑誌単位では最も多くの得票であった。
常に時代の一歩先を独自の視点で読み取り、その特集内容で多くの編集長や
書店員から支持を獲得していることから、特別に雑誌大賞特別賞を設定し
贈呈する。

【編集長コメント】         
雑誌大賞特別賞の受賞を編集部一同、心から喜んでいます。
1980年の創刊以来、さまざまにカタチを変えながら、一貫して
「ポップカルチャーの総合誌」を目指してきました。          
ブルータスは今度は何を言い出すんだろう?と、常に読み手に期待される
ような編集のチカラをさらに高めていきます。
この受賞で弾みをつけて、特集の振れ幅、さらに大きくしてみます(笑)。                    
『BRUTUS』編集長 西田善太


■雑誌大賞 その他のノミネート雑誌

3位 GQ JAPAN   10月号   表紙:B’z稲葉浩志     (コンデナスト・ジャパン)
4位 sweet     9月号   表紙:梨花         (宝島社)
5位 Pen      1/1・15号 特集:キリスト教とは何かII (阪急コミュニケーションズ)
6位 Pen      12/15号  特集:ディズニー完全読本  (阪急コミュニケーションズ)
7位 美STORY    10月号   表紙:沢尻エリカ      (光文社)
8位 non-no     11月号   表紙:岸本セシル      (集英社)
9位 少年ガンガン  9月号   鋼の錬金術師最終話再掲載  (スクウェア・エニックス)
10位 non-no     2月号   表紙:嵐           (集英社)


■TREND MAKE MAGAZINE賞
「JJ」ジェイジェイ
おしゃP
光文社

【受賞理由】
“おしゃP”は「おしゃれプロデューサーズ」の略称であり
「日本の『カワイイ』を世の中に発信し続けるガールズクリエーター集団、
おしゃれプロデューサー」のこと。
ファッション関連業種で働く、輝いている女子のことであり、デザイナー、
プレス、バイヤー、ショップ店員など様々な職種の人が対象。
本誌では継続的に彼女達を表紙や特集に起用し、業界だけでなく多くの
読者からの支持や話題を集めている。最近ではテレビなどのメディアでも
彼女達が取り上げられ、世の女の子たちの「おしゃP」になりたい願望に
火を付け、まさに「雑誌発」のブームを 起こした。
今回は編集長からの支持を多く集めた形での受賞。

【編集長コメント】
このような賞をいただき、とても励みになります。
「おしゃP」は新しい IT GIRLです。高価なモノをどれだけ所有
しているかではなく、いちばん好きなこと(=おしゃれ)を仕事にして
どれだけカラフルな毎日を過ごしているか――若い女のコたちにとっては、
そこが問われる時代になったのでは、と思います。

『JJ』編集長 篠原恒木

【選考委員コメント】
その1   
登場するおしゃれプロデューサー達は「おしゃれでかわいくて仕事ができる」
憧れの女性。「おしゃ」がおしゃれの略なのはわかるが、「P」って何よ?と
突っ込んでしまう浮かれた 響きとのギャップが印象的。

その2   
読者モデルでもない、人気モデルでもない、「おしゃれプロデューサーズ」
という 新しい憧れの存在に光を与えたのは、今までの雑誌にはなかった視点。
素晴らしいと思います。


■TREND MAKE MAGAZINE賞 その他のノミネート雑誌

2位 「美魔女」 =美STORY(光文社)
3位 「山ガール」=ランドネ(枻出版)
4位 「断捨離」 =アンアン(マガジンハウス)
5位 「断捨離」 =クロワッサン(マガジンハウス)


■雑誌新人賞

「GLOW」グロー(12月号)
宝島社

【受賞理由】
創刊キャンペーンや各種メディアでの取り上げなど、
最近の新創刊誌の中でも 特に話題となった。
創刊号だけにとどまらず、2号目号以降の販売自体も好調をキープしている。
今回の選考では、編集長・書店員双方からの圧倒的な支持(全体の約75%)を
獲得した形での受賞。

【編集長コメント】
この度は、第一回「雑誌新人賞」をいただき、ありがとうございました。
40代に市場があるのか?と囁かれる中で、40代女子というキャッチフレーズと
ともに創刊しましたが、おかげさまで創刊号は30万部完売、それ以降も
“40代女性誌No.1”という結果を出し続けています。
次は雑誌大賞を目指します。  

『GLOW』編集長 大平洋子


■雑誌大賞の概要
【実施時期】
第1回雑誌大賞(2010年下半期) 3月28日発表
2010年7月 〜 2010年12月に刊行された雑誌が選考対象

【賞の種類】
『雑誌大賞』
「この一冊は凄かった」という雑誌に贈られる賞

『TREND MAKE MAGAZINE賞』
世の中の流行に関して「その流行元はこの雑誌だ!」という雑誌に贈られる賞

『雑誌新人賞』
新創刊雑誌の中で、最も世の中を賑わせた雑誌に贈られる賞

【選考について】
選考者 :100誌の編集長+100名の書店員
選考方式:選考者による投票。

【運営者】
主催:雑誌大賞実行委員会
協賛:大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社(「本屋の歩き方」事務局)
協力:株式会社富士山マガジンサービス
後援:社団法人日本雑誌協会


■授賞式にゲストとして参加する予定だった武井咲さんのコメント

受賞された編集部の皆さま、おめでとうございます。

私自身が集英社“Seventeen”のモデルとして、
お仕事をさせて頂いていることもあり、私にとって雑誌は非常に身近で、
いつも色々なことを教えてくれる先生のような存在です。

この4月からテレビ朝日系列で放映の新ドラマ“アスコーマーチ”の原作も
集英社コミック誌“YOU”です。
私の人生と雑誌は切っても切り離せないものかもしれません。

今後も一緒に雑誌を盛り上げていきましょう!

武井咲
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