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江戸時代より続く食文化「府中味噌」の灯を消すな!残存する3社が持ち寄った自慢の味噌を合わせて楽しむ「我が家の合わせ府中味噌」販売開始!

“いつもの料理で家族を驚かせる”レシピ集付き




 かつて江戸時代の諸大名が競って購入し、「府中に味噌あり」と言わしめた歴史と伝統を誇る「府中味噌」。人口わずか4万人余りという小さな街ながら、その産地である広島県府中市には、最盛期には10余の味噌蔵が建ち並び、各味噌蔵が競って作り上げる「白味噌」「中味噌」「赤味噌」は、周辺地域はもちろん全国的にも人気が高く、日本中で広く消費されてきた。
 ところが、昨今の料理離れ・和食離れの流れを受け、近年では府中味噌も他の味噌と同様に消費量が大きく落ち込んでいる。それに伴い味噌蔵の廃業も進み、現在では「浅野味噌」「金光味噌」「本家中村屋」の3社を残すのみとなった。
 このままでは400年以上の歴史をもつ「府中味噌」が消滅してしまうという危機感のもと、府中商工会議所が音頭を取り、日頃は商売敵である味噌蔵3社が、共同で話題性のある新商品を開発することを提案。3社が加盟する府中味噌協同組合を事業主体として、新商品『我が家の合わせ府中味噌』(オリジナルレシピ集付き)を、3月24日(火)より同組合ホームページ(http://www.fuchu-miso.jp/)で販売する。


[画像1: http://prtimes.jp/i/13121/3/resize/d13121-3-353315-0.jpg ]

■開発秘話
この企画が立ち上がったのが2012年の秋。府中味噌の灯を消してはいけないとの強い思いから、府中商工会議所が3社共同での商品開発事業の立ち上げを提案。話題性のある商品を開発することで、今一度、日本中に府中味噌の名を認識してもらい、その魅力を知ってもらおうというのが起点であった。
開発にあたっては、府中商工会議所の母体である日本商工会議所から紹介を受けたコンサルティング会社「株式会社コーポレートプレスメント」(東京都港区、 http://www.c-pl.co.jp)と共に、味噌市場の環境分析や商品設計のためのマーケティングリサーチに2年を費やし、魅力ある商品にするために徹底した調査を実施した。また開発の過程では、伝統や背景の異なる競合3社の意見・要望の調整も難航することが多かったが、「府中味噌」の新しい未来を造るというそれぞれの熱い想いのもと、日を重ねるごとに事業は一体感を増し、最終的には全国的にも珍しい、競合する味噌蔵同士が手を取り合って開発するという商品が誕生した。


[画像2: http://prtimes.jp/i/13121/3/resize/d13121-3-744247-4.jpg ]
■「3」という数字がもたらした奇縁
府中味噌の特徴は「合わせ」とされている。米を主原料にした「白味噌」と「中味噌」、そして麦を主原料にした「赤味噌」の「3」つの味噌を、料理や季節に応じて配合して使うのが府中味噌の特徴。単一の味噌ではなく合わせて使うことで、味に深みと複雑さが生まれ、料理の味に旨みと奥行きを加えてくれる。
奇しくも府中に残存する味噌蔵の数も「3」。 しかも、それぞれの蔵の得意とする味噌も、「浅野味噌」が中味噌、「金光味噌」が白味噌、「本家中村屋」が赤味噌と分かれており、それぞれの蔵が一番得意とする味噌を一つのパッケージに収め、これまでにない、府中味噌のオールスターとも言うべき「最強の」府中味噌をご家庭で味わっていただこうというのが、この商品の基本コンセプトである。

■いつもの料理が驚くほど美味しくなる
 家庭の料理に欠かせない調味料である味噌。普段使っている味噌を、この「我が家の合わせ府中味噌」に変えることで、いつもの料理がひと味もふた味も変わるはず。合わせるという一手間を加えることで、料理の美味しさに家族の反応も目に見えて変わるという、家庭で料理をする人の料理心をくすぐる商品である。ただし、その料理の美味しさを左右するのが、3つの味噌の配合割合。今回発売する「我が家の合わせ府中味噌」では、府中味噌を初めてお使いになる方にもプロの味が出せるよう、テレビ、雑誌、セミナーを中心に全国で活躍する地元広島県出身の料理研究家、松田麗子氏監修のオリジナルレシピを付けている。府中味噌を知り尽くした氏が独自に開発した約40種類のレシピは、合わせ味噌で作る料理のみならず、白・中・赤味噌単体で作る料理も紹介。合わせ味噌として使い進めていくうちに、各味噌の残り具合にばらつきが出た時でも、最後まで使い切れるように構成された便利なレシピになっている。
 普段使っている味噌を府中味噌に変え、オリジナルレシピを参考に作れば、いつもの料理が驚くほど美味しく変身する。そんな料理の作り手にとって強い味方でもあるこの商品を使って、今一度府中味噌の魅力を再認識していただきたい。


[表1: http://prtimes.jp/data/corp/13121/table/3_1.jpg ]



■本商品の開発にあたっての各社のコメント

[画像3: http://prtimes.jp/i/13121/3/resize/d13121-3-247574-1.jpg ]
●「金光味噌」コメント:
検討を通じてライバル3社がお互いの味噌を試食し、お互いにアドバイスを行えるようになった時点でこの商品の方向性が見いだせました。他の県では味噌屋がタッグを組んで新商品を出しているなんて話は聞いたことがない中、この味噌セットは、ライバル同士がお互いを刺激しあって作った究極の商品です。


[画像4: http://prtimes.jp/i/13121/3/resize/d13121-3-808910-2.jpg ]

●「本家中村屋」コメント:
府中味噌の400年の歴史が途切れることなく、3社で切磋琢磨して、いつまでも良い味噌を作っていければと思っています。各社の蔵の菌や特長を「合わせ味噌料理」という形で実現しました。難しく考えず、まずは出来ることから。これが一歩で、二歩、三歩と進めていければいいと思います。


[画像5: http://prtimes.jp/i/13121/3/resize/d13121-3-553172-3.jpg ]
●「浅野味噌」コメント:
昔は府中にも数多くあった味噌醸造メーカーも今や残すところ3社となってしまいました。この3社の社長は昔から町作りに積極的に取り組んできました。各社それぞれに頑張るよりも、町作り同様に3社で協力し合えば、1社では為し得ないものが出来上がると確信し、一つの商品を作り上げました。

                    
(参考)府中味噌の歴史
 味噌作りに欠かせない温暖な気候風土、良質の原料、醸造用のきれいな水などの恵まれた立地条件が揃う府中では、江戸時代から芦田川流域で作られる良質米と広島県北部の白芽大豆を原料とした白味噌の自家製造が盛んでした。その技が受け継がれて、独特な風味の府中味噌が作られ発展してきました。さらに交通の要衝だったため府中味噌は進物や土産物として用いられ、諸国大名の口コミでさらにその販路を拡大し、「府中に味噌あり」と今日の名声の礎を築きました。
 現在では、400年の歴史をもつ府中味噌をより多くの方に知っていただくため、市内の味噌を扱う3社「浅野味噌」「金光味噌」「本家中村屋」が協同組合を設立。府中味噌のPR活動と商品開発などを協同で進めています。
 健康志向の高まりにより、日本国内はもとより海外からも注目を集める味噌。長期間熟成された府中味噌はコクのある味と香りに定評があり、全国のご家庭で愛用されるばかりでなく、料理人の間でも高く評価され高級料亭用としても広く知られています。


[表2: http://prtimes.jp/data/corp/13121/table/3_2.jpg ]
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