軽度認知障害(MCI)の早期発見&認知症発症リスク低減プログラム「アタマカラダ!ジム」をサービス開始
[17/02/23]
提供元:PRTIMES
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キャピタルメディカ、ジェイアール東日本スポーツの共同開発、東京大学大学院薬学系研究科富田泰輔教授が監修
キャピタルメディカ、ジェイアール東日本スポーツは、東京大学大学院 薬学系研究科機能病態学教室(富田泰輔教授)の監修により共同で開発した、軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト及び認知症リスク低減運動プログラムを搭載した「アタマカラダ!ジム」をリリース致します。
株式会社キャピタルメディカ(本社:東京都港区、代表取締役:古川 淳、以下、「キャピタルメディカ」という)、株式会社ジェイアール東日本スポーツ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:岩崎 伊佐雄、以下、「JRスポーツ」という)は、東京大学大学院 薬学系研究科機能病態学教室(富田泰輔教授)の監修により共同で開発した、軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト及び認知症リスク低減運動プログラムを搭載した「アタマカラダ!ジム」をリリース致します。
アタマカラダ!ジム特別サイト↓
http://capimedi.com/atamakarada/
1.開発の背景
厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者のうち認知症の方は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることがわかっており、軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計され、65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算になっています※1。認知症は近年大きな社会問題とされ、その社会的コストは年間約14.5兆円にものぼると言われています※2。
認知症を発症した後に健常状態に戻ることはできないとされていますが、一方で、軽度認知障害(MCI)から14%-44%の方が健常に戻る可能性があることから(図1)、リカバリープログラムを施すのは早期であればあるほど効果的と考えられます。
このことから、大きな社会問題である認知症の対策としては、現状は、発症リスクの大小を早期に見積もり、併せて適切なリカバリープログラムを実施することが有効であると言われています。
図1:認知症への移行プロセスとMCIからの回復率※3
[画像1: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-831041-6.jpg ]
このような背景を踏まえ、認知症治療専門病棟を含む22病院の経営支援や14施設の高齢者住宅を運営するキャピタルメディカは、認知症基礎研究の第一人者である東京大学大学院薬学系研究科・富田教授の全体監修のもと、フィットネスクラブや介護予防サービス事業を行うJRスポーツと共同でMCIの早期発見テスト及び認知症リスク低減プログラム「アタマカラダ!ジム」を開発しました(図2)。
図2:「アタマカラダ!ジム」パッケージ構成
[画像2: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-588559-1.jpg ]
2.アタマカラダ!ジムの概要
本製品は軽度認知障害(MCI)の早期発見テストと認知症リスク低減運動プログラムを併せて実施することができる構成になっており、プログラムを実施する利用者の情報を保管・蓄積する仕組みになっています。
1. 高精度な軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト
学術的に信頼度が高く、また実際に医療現場でも使われている精度の高いMCIスクリーニングテスト「MoCA」は、MCIの早期発見に非常に有効なスケールとされています。
この日本語版「MoCA-J」を地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(本社:東京都板橋区、理事長:井藤 英喜、以下「都長寿」という)の鈴木 宏幸研究員指導の下、iPadで実施できるようにICT化しております。この「MoCA-J」のICT化により、被験者の作図データなどを過去データとして蓄積することができ、経年での確認やプログラムの効果測定、また研究に活用することが容易になります。(図3)
図3:「MoCA-J」のICT化
[画像3: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-196700-2.jpg ]
2. 学術論文に裏付けされた、認知症の発症リスク低減運動プログラム
富田教授の監修の下、認知症のリスク低減に関する世界各国の学術論文をレビューした結果、有酸素運動を行いながら、記憶や計算、視空間認知、概念的思考などの脳機能を司る脳の各部位を刺激するプログラムを実施することが効果的であるという示唆が得られました。
「アタマカラダ!ジム」では、かかる研究成果のレビューをもとに、運動のプロフェッショナルであるJRスポーツのノウハウを包含し、認知症のリスク低減を目指した運動×脳刺激プログラムコンテンツを開発しました。(図4)
図4:運動?脳刺激プログラム
[画像4: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-790147-3.jpg ]
3. 高齢者住宅クラーチでのトライアル実施
1.2.の構成で作られた「アタマカラダ!ジムは」、キャピタルメディカの介護事業子会社である株式会社クラーチ(本社:東京都港区、代表取締役:鮫島 智啓、以下「クラーチ」という)が運営する7施設に先行導入しています。
トライアル実施した介護現場での意見に耳を傾けながら、「アタマカラダ!ジム」のプログラムの改善や導入オペレーションの精緻化を行い、介護現場のオペレーションに即したサービスに仕上げています。
4. 飽きさせない工夫と継続できる仕組み
学術的に担保されたプログラムは、導入する側の気持ちや利用者の楽しさなどを軽視しがちですが、いわゆる脳トレのようなサービスにはないスタイリッシュさと、毎日実施しても楽しく感じるプログラムにするべく、飽きさせない工夫が多数散りばめられており、入居者の笑顔が絶えないプログラムになっています。実際に「アタマカラダ!ジム」を導入したクラーチでは、日々のレクリエーションに彩りが加わったと、入居者だけでなく現場スタッフからも評判がよいものとなっています。(図5)
図5:クラーチでのトライアル実施の様子
[画像5: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-844973-4.jpg ]
3.アタマカラダ!ジムのサービス販売開始
「アタマカラダ!ジム」のクラーチ導入では、入居者と現場スタッフから高い評価を得ています。クラーチでのトライアル実施での好評な結果を踏まえて、「アタマカラダ!ジム」のサービスを今後販売していく予定です。
4.関係各機関
【株式会社キャピタルメディカ】
所在地 : 東京都港区虎ノ門1丁目2-3 虎ノ門清和ビル10 階
事業内容 : 病院の経営支援/医療周辺事業/介護施設の運営
資本金 : 1,355.5 百万円(2016年1月現在)
ホームページ : http://capimedi.com/
【株式会社ジェイアール東日本スポーツ】
所在地 : 東京都豊島区南大塚3丁目33-1 JR大塚南口ビル7F
事業内容: フィットネスクラブ、フットサルクラブ、スイミングスクール等のスポーツクラブ事業/
リラクゼーション事業/介護予防事業/自治体や企業等の健康サポート事業/その他関連事業
資本金 : 400百万円(2016年1月現在)
ホームページ : http://www.jresports.co.jp/
【東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室】
所在地 : 東京都文京区本郷7丁目3−1
ホームページ : http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~neuropsc/tomita/index.html
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社キャピタルメディカ 経営企画部 中村 健太郎 電話番号 03-5501-2271
株式会社ジェイアール東日本スポーツ 経営企画部 高藤 慎介 電話番号 03-3980-8671
【本リリースの用語及び参考文献等について】
・ 軽度認知障害(MCI)とは
アルツハイマー型認知症は、長年に渡るアミロイドβタンパクとタウタンパクの蓄積にて発症することが分かっています。この原因物質が蓄積し始めてから発症するまでの間に、認知症予備軍とも言うべき段階があり、この段階を軽度認知障害(MCI)と呼んでいます。軽度認知障害は、健常者と認知症の人の中間段階(グレーゾーン)にあたる症状で認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じているが、日常生活には支障がない状態をいいます。
※1 厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室公表資料 2013.08.24
※2 慶応義塾大学医学部「認知症の社会的費用と推計」 2015.05.29
※3 Manly JJ. Bell-McGinty S. Tang MX. Et al. Implementing diagnostic criteria and estimating frequency of mild cognitive in an urban community. Arch Neurol.2005:62(11):1739-1746
キャピタルメディカ、ジェイアール東日本スポーツは、東京大学大学院 薬学系研究科機能病態学教室(富田泰輔教授)の監修により共同で開発した、軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト及び認知症リスク低減運動プログラムを搭載した「アタマカラダ!ジム」をリリース致します。
株式会社キャピタルメディカ(本社:東京都港区、代表取締役:古川 淳、以下、「キャピタルメディカ」という)、株式会社ジェイアール東日本スポーツ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:岩崎 伊佐雄、以下、「JRスポーツ」という)は、東京大学大学院 薬学系研究科機能病態学教室(富田泰輔教授)の監修により共同で開発した、軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト及び認知症リスク低減運動プログラムを搭載した「アタマカラダ!ジム」をリリース致します。
アタマカラダ!ジム特別サイト↓
http://capimedi.com/atamakarada/
1.開発の背景
厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者のうち認知症の方は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることがわかっており、軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計され、65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算になっています※1。認知症は近年大きな社会問題とされ、その社会的コストは年間約14.5兆円にものぼると言われています※2。
認知症を発症した後に健常状態に戻ることはできないとされていますが、一方で、軽度認知障害(MCI)から14%-44%の方が健常に戻る可能性があることから(図1)、リカバリープログラムを施すのは早期であればあるほど効果的と考えられます。
このことから、大きな社会問題である認知症の対策としては、現状は、発症リスクの大小を早期に見積もり、併せて適切なリカバリープログラムを実施することが有効であると言われています。
図1:認知症への移行プロセスとMCIからの回復率※3
[画像1: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-831041-6.jpg ]
このような背景を踏まえ、認知症治療専門病棟を含む22病院の経営支援や14施設の高齢者住宅を運営するキャピタルメディカは、認知症基礎研究の第一人者である東京大学大学院薬学系研究科・富田教授の全体監修のもと、フィットネスクラブや介護予防サービス事業を行うJRスポーツと共同でMCIの早期発見テスト及び認知症リスク低減プログラム「アタマカラダ!ジム」を開発しました(図2)。
図2:「アタマカラダ!ジム」パッケージ構成
[画像2: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-588559-1.jpg ]
2.アタマカラダ!ジムの概要
本製品は軽度認知障害(MCI)の早期発見テストと認知症リスク低減運動プログラムを併せて実施することができる構成になっており、プログラムを実施する利用者の情報を保管・蓄積する仕組みになっています。
1. 高精度な軽度認知障害(MCI)の早期発見テスト
学術的に信頼度が高く、また実際に医療現場でも使われている精度の高いMCIスクリーニングテスト「MoCA」は、MCIの早期発見に非常に有効なスケールとされています。
この日本語版「MoCA-J」を地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(本社:東京都板橋区、理事長:井藤 英喜、以下「都長寿」という)の鈴木 宏幸研究員指導の下、iPadで実施できるようにICT化しております。この「MoCA-J」のICT化により、被験者の作図データなどを過去データとして蓄積することができ、経年での確認やプログラムの効果測定、また研究に活用することが容易になります。(図3)
図3:「MoCA-J」のICT化
[画像3: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-196700-2.jpg ]
2. 学術論文に裏付けされた、認知症の発症リスク低減運動プログラム
富田教授の監修の下、認知症のリスク低減に関する世界各国の学術論文をレビューした結果、有酸素運動を行いながら、記憶や計算、視空間認知、概念的思考などの脳機能を司る脳の各部位を刺激するプログラムを実施することが効果的であるという示唆が得られました。
「アタマカラダ!ジム」では、かかる研究成果のレビューをもとに、運動のプロフェッショナルであるJRスポーツのノウハウを包含し、認知症のリスク低減を目指した運動×脳刺激プログラムコンテンツを開発しました。(図4)
図4:運動?脳刺激プログラム
[画像4: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-790147-3.jpg ]
3. 高齢者住宅クラーチでのトライアル実施
1.2.の構成で作られた「アタマカラダ!ジムは」、キャピタルメディカの介護事業子会社である株式会社クラーチ(本社:東京都港区、代表取締役:鮫島 智啓、以下「クラーチ」という)が運営する7施設に先行導入しています。
トライアル実施した介護現場での意見に耳を傾けながら、「アタマカラダ!ジム」のプログラムの改善や導入オペレーションの精緻化を行い、介護現場のオペレーションに即したサービスに仕上げています。
4. 飽きさせない工夫と継続できる仕組み
学術的に担保されたプログラムは、導入する側の気持ちや利用者の楽しさなどを軽視しがちですが、いわゆる脳トレのようなサービスにはないスタイリッシュさと、毎日実施しても楽しく感じるプログラムにするべく、飽きさせない工夫が多数散りばめられており、入居者の笑顔が絶えないプログラムになっています。実際に「アタマカラダ!ジム」を導入したクラーチでは、日々のレクリエーションに彩りが加わったと、入居者だけでなく現場スタッフからも評判がよいものとなっています。(図5)
図5:クラーチでのトライアル実施の様子
[画像5: https://prtimes.jp/i/22624/3/resize/d22624-3-844973-4.jpg ]
3.アタマカラダ!ジムのサービス販売開始
「アタマカラダ!ジム」のクラーチ導入では、入居者と現場スタッフから高い評価を得ています。クラーチでのトライアル実施での好評な結果を踏まえて、「アタマカラダ!ジム」のサービスを今後販売していく予定です。
4.関係各機関
【株式会社キャピタルメディカ】
所在地 : 東京都港区虎ノ門1丁目2-3 虎ノ門清和ビル10 階
事業内容 : 病院の経営支援/医療周辺事業/介護施設の運営
資本金 : 1,355.5 百万円(2016年1月現在)
ホームページ : http://capimedi.com/
【株式会社ジェイアール東日本スポーツ】
所在地 : 東京都豊島区南大塚3丁目33-1 JR大塚南口ビル7F
事業内容: フィットネスクラブ、フットサルクラブ、スイミングスクール等のスポーツクラブ事業/
リラクゼーション事業/介護予防事業/自治体や企業等の健康サポート事業/その他関連事業
資本金 : 400百万円(2016年1月現在)
ホームページ : http://www.jresports.co.jp/
【東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室】
所在地 : 東京都文京区本郷7丁目3−1
ホームページ : http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~neuropsc/tomita/index.html
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社キャピタルメディカ 経営企画部 中村 健太郎 電話番号 03-5501-2271
株式会社ジェイアール東日本スポーツ 経営企画部 高藤 慎介 電話番号 03-3980-8671
【本リリースの用語及び参考文献等について】
・ 軽度認知障害(MCI)とは
アルツハイマー型認知症は、長年に渡るアミロイドβタンパクとタウタンパクの蓄積にて発症することが分かっています。この原因物質が蓄積し始めてから発症するまでの間に、認知症予備軍とも言うべき段階があり、この段階を軽度認知障害(MCI)と呼んでいます。軽度認知障害は、健常者と認知症の人の中間段階(グレーゾーン)にあたる症状で認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じているが、日常生活には支障がない状態をいいます。
※1 厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室公表資料 2013.08.24
※2 慶応義塾大学医学部「認知症の社会的費用と推計」 2015.05.29
※3 Manly JJ. Bell-McGinty S. Tang MX. Et al. Implementing diagnostic criteria and estimating frequency of mild cognitive in an urban community. Arch Neurol.2005:62(11):1739-1746