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倒産まであと5日。創業107年、地方の事務機屋「石井事務機センター」がV字回復。  社名変更も終え、今後は岡山から日本中へ『働き方』を提案

私たちの使命は、日本中の中小企業のワークスタイルモデル企業となること

 明治44年(1911年)創業。岡山市表町で筆や墨を販売する「石井弘文堂」から始まり、その後OA機器やオフィス家具、ICT商材へと販売を広げ、107年の歴史を刻んできた株式会社 石井事務機センター(本社:岡山市南区、代表取締役:石井聖博、https://ishiijc.co.jp/)は、2018年9月13日、「株式会社 WORK SMILE LABO」に社名変更しました。

 今後は今までのオフィス用品販売から、中小企業のワークスタイルを提案する会社として、岡山での取り組みを、日本そして世界へ広げ、中小企業のワークスタイルモデル企業となるよう社員一同取り組んで参ります。





[画像1: https://prtimes.jp/i/29878/3/resize/d29878-3-635436-0.jpg ]


■1:創業期から衰退期(1911年〜2011年)
戦前は従業員数100名を超す大所帯であったが、岡山空襲により人・店舗・商品を全て失い、土地も戦後の混乱の中での不法占拠により失う。さらに、戦後のハイパーインフレで蓄えた資産の貨幣価値がなくなるという事態に。終戦直後の物不足の時代には、闇市で商品を仕入れ、リアカーで販売するという、ゼロからの再出発。
その後、高度経済成長など景気の拡大局面の中、事務用品の需要が高まり業績は拡大。しかし、官庁の需要も徐々に減り始め、かつ複合機の保守メンテナンス料金の下落も始まり、さらに2000年頃からアスクルなどの通信販売が市場に登場。その結果、事務用品の売上と利益率が下がり、主力商材であったコピー機も成熟商材になり熾烈な価格競争の波に飲み込まれた。官公庁の仕事は減る一方となり、業績は右肩下がりに。2008年のリーマンショックによって、取引先が激減し、同業他社との価格競争の中、営業面での奮闘をもってしても業績回復の見通しは立たなかった。
2009年11月末日、経営が回らず廃業するか否か、切迫した状況に。2010年から実質的な経営再建をスタートするも努力むなしく、赤字が経営を圧迫し、思うようにキャッシュが増えず。2011年3月に発生した東日本大震災のあおりを受けて状況はますます厳しくなっていった。とうとう2011年夏には運転資金が尽き、追加融資も受けられず、いよいよ倒産寸前に追い込まれた。

■2:新規事業への挑戦、社名変更へ(2012年〜2018年)
会社の資産を売るため、必死に頼み歩く日々。社有地にやっと買い手が付いたが、決済が終わったのは手形決済のわずか5日前だった。このようなどん底の経営状況の中、2011年秋、石井事務機センターは100周年を迎えた。
社有地の売却で余った資金300万を何とか銀行に頼み込み、新規事業の着手に取り掛かった。そんな中、ある若手女性社員が突然身心のバランスを崩し、出社できなくなるというアクシデントが起こる。そこで、まずは自社の社員が笑顔で働ける会社を創りたいと考え、『「働く」に笑顔を!』という理念が完成。この理念体系を元に新しい事業ブランドづくりを実施したことで、新たなビジネスモデル「WORK SMILE LABO」(ワクスマ)の発想が生まれた。

[画像2: https://prtimes.jp/i/29878/3/resize/d29878-3-363007-3.jpg ]



現在、ワクスマの取組みの中で、最も注力しているのがテレワークである。総務省のテレワーク先駆者100選企業に選ばれるなど、中小企業のテレワークの導入事例企業として全国的に認知されている。2016年には創業105年目にして初の新卒採用を開始。テレワークを中心とした新しい働き方が多くの共感を得て、岡山県で入社したい企業ランキングで、衰退業種ながらも9位にランクイン。


[画像3: https://prtimes.jp/i/29878/3/resize/d29878-3-552352-1.jpg ]

2019年度の計画で全国に向けて事業展開をすると決めたことも後押しし、2018年9月13日に社名を変更すると決定した。岡山から日本へ、そして世界へというこれからの時流を考え「株式会社WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ)」という社名にした。社員規模も30名を超え、売上も5期連続右肩上がりとなり、躍進が続いている。
今後はICTの導入が本当に必要な中小企業にテレワークが気軽に活用できるテレワークシステムの開発に着手。ワクスマもFC展開させる計画である。


[画像4: https://prtimes.jp/i/29878/3/resize/d29878-3-336559-2.jpg ]

■3:社名変更に伴う、新たな取り組みについて
弊社が日本中の中小企業のワークスタイルモデル企業となることを目指し、下記3つの事業をスタートさせます。
1.FC事業
2.オリジナル テレワークシステム開発
3.WORK SMILE SAPPORT事業(経営のよろず相談、サポート)


【会社概要】
■会社名:株式会社 WORK SMILE LABO
■代表者:代表取締役 石井 聖博(39歳/四代目)
■所在地:〒702-8035 岡山県岡山市南区福浜町15-10
■資本金:5,300万円
■設立:1911年11月15日
■事業内容:笑顔溢れるワークスタイル創造提案業
■HP:https://ishiijc.co.jp/
■受賞歴:2016年 総務省 テレワーク先駆者百選受賞
:2017年 ブランディング事例コンテスト 大賞・中小企業特別賞
:2018年 ビジネスプランコンテストおかやま、
総務省「情報通信月間」中国総合通信局長受賞
船井財団 グレートカンパニーアワード2018 ノミネート
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