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CM総合研究所が年末年始のCM好感度ランキングを発表!

〜2018年最初のCM好感度調査上位のブランドと今年のCM傾向は?〜

CM総合研究所(東京都港区 代表・関根心太郎)は、年末年始のCM好感度ランキング上位の顔ぶれと2018年の傾向についてレポートいたします。





[画像1: https://prtimes.jp/i/30552/3/resize/d30552-3-401842-0.jpg ]



2018年もauが年初を制す。
上位ブランドの多くが特別CMを放送
 『au』が4年連続で年初のCM好感度総合1位に輝いた。松田翔太が桃太郎、桐谷健太が浦島太郎、濱田岳が金太郎に扮する「三太郎」シリーズを中心に展開。餅つきの最中に金太郎と織姫(川栄李奈)の恋路が進展を見せるCMが前月度に引き続き好評だった。元日には「笑おう」をテーマに年始恒例のCMをオンエア。ガールズバンド・yonigeが歌う『聖者の行進』のアレンジ曲をBGMに、主要な登場人物たちが失敗を乗り越えて笑顔を見せる60秒CMとなっており、ラストシーンでは初めて同じアングルの中に全員が集合し華を添えた。大晦日には過去2年間の元日に流したCMに本作をつなげた180秒の総集編もオンエアした。
 2位には、昨秋より「新・白戸家」シリーズを開始した『SoftBank』が続いた。竹内涼真がカラオケで『残酷な天使のテーゼ』を歌うCMをアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の次回予告調に仕立てた新作や、オリンピックイヤーらしく“お父さん”がスキーのジャンプ競技に挑戦する“戌年”ならではの作品など7作品を開始。なかでも1月3日に地上波初放送となった映画『君の名は。』の放送枠では、そのストーリーになぞらえて家族同士が入れ替わってしまう特別CMを流した。事前のティザーCMで当日のオンエアを告知してリアルタイム視聴を促す力の入れようだった。
 通信キャリアや格安スマホの各ブランドが上位に並ぶ中、『どん兵衛』『Indeed』が3、4位に割って入った。どん兵衛は年越しの大晦日までの10日間にスポットを集中。山崎まさよしの『One more time,One more chance』をBGMに、星野源が姿の見えなくなったどんぎつねを探し回るCMでスコアを伸ばした。同作は60秒CMも展開し、星野自身が出演したテレビ朝日『ミュージックステーション スーパーライブ2017』で流れた。Indeedでは斎藤工と泉里香がさまざまな職業に扮して「♪仕事(バイト)探しはIndeed」と『幸せなら手をたたこう』の替え歌に乗せて歌うシリーズに、お笑いコンビ・千鳥が登場。斎藤がノブとコンビを組むCMに加え、それをテレビで見ている相方・大悟の様子を描いた60秒CMなど9作品を展開した。2328銘柄中2番目となる720回の投入が実った形だ。
 5位『ワイモバイル』から7位『UQ』まで通信各社が続き、2018年も通信サービスの勢いは止まらない。『ワイモバイル』は桐谷美玲、斎藤工、出川哲朗らが出演する「ワイモバ学園」シリーズが牽引役となったほか、フジテレビ『痛快TVスカッとジャパン』とテレビ朝日『芸能人格付けチェック!』内では60秒の番組連動型CMもオンエアした。
 6位は『NTT DOCOMO』だ。堤真一らが“得ダネ”を追う記者に扮するシリーズ以外にも、安室奈美恵とコラボした25周年記念CMなど10作品を展開した。
 8位の大和ハウス工業は、例年通り1月2日の箱根駅伝中継で新作を初オンエアした。バックバンドを率いた役所広司が「物流×AI」をテーマとしたCMソングを歌うカントリー風の演出で、少ない放送回数ながら効率良くCM好感度を集めた。注目の集まる優良コンテンツ内で長尺CMを活用するという、大和ハウス工業の必勝法が今年も奏功した。
 
 これら上位10銘柄のうち7銘柄で長尺CMや番組連動型の特別CMが確認されている。リアルタイム視聴が期待される年末年始に、「その時間」に視聴することで価値や面白みが増すCMだ。CM巧者の上位各社がそのような展開をしていることは、多くの人に一気に視聴させることができるテレビというメディアの効果をあらためて証明していると言えよう。

年の初めの新CMで最先端技術がもたらす未来を描く


 年末年始ならではのCMが多く見られたことに加え、未来に向けた取り組みを表現した新CMも確認された。その代表的なものが「実行せよ。実現せよ。」をキャッチコピーに『NTT DOCOMO』が元日からオンエアした2作品だ。ひとつは東京、ニューヨーク、ロンドンと別々の都市にいるPerfumeがそれぞれの場所でライブパフォーマンスを披露し、それを第5世代移動通信システム(5G)などの技術を使って単一のステージとして映し出してみせるもの。もうひとつは、東京2020パラリンピックの1000日前イベントとして行われた元フェンシング日本代表の太田雄貴と車いすフェンシング世界王者のベアトリーチェ・ヴィオとのエキシビジョンマッチを通し、「5G」を活かした「多視点スイッチング観戦」による新しいスポーツ観戦を提案するものだ。別会場にいながら、まるでその場にいるかのようなマルチアングルでの観戦と、アングルがスイッチングできることによる自由な視聴をアピールした。
 また、大和ハウス工業も前述の「物流×AI」をテーマとした新CMを1月2日に開始。役所広司が「♪実は、今度AIで物流の未来を変えるんだ」と英語で歌い、AIなどの先進技術を物流に導入することによるワンストップ物流ソリューションの構築を目指す同社の意気込みを示した。
 政府広報は科学技術政策「Society 5.0(ソサエテイ 5.0)」を題材にしたCMを1月3日にオンエア。“ちょっと未来の日本のとある街”を舞台に、上白石萌音が自宅でドローンで宅配される荷物を受け取ったり無人走行バスで通学したりとIoTやAI技術によってもたらさせる社会を描いた。
 AIを介したホームアシスタント機能を備えるスマートスピーカーのCMが一般化しはじめ、自動車メーカーのCMでも完全自動運転技術の実現に向かう“技術革新”の歩みが確認できるようになった現在。2018年は性別や身体、国や地域など、さまざまな違いから来る垣根を乗り越えるべく、テクノロジーの力で社会的な課題の解決に挑戦する企業の姿勢を示すCMがますます増えていきそうだ。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30552/3/resize/d30552-3-614467-1.jpg ]


●CM総合研究所プレスリリース
「2018年 新春CM概況」
http://www.cmdb.jp/release/20180117.html


・対象期間:2017年12月20日~2018年1月4日(東京キー5局)
 モニターは関東1都6県在住の一般男女1500人
・企業名/銘柄名はCM総合研究所のデータベースの登録名称であり、正式名称と異なる場合があります
※データ使用の際は「CM総合研究所調べ」の明記をお願いします
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