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【テックポイント・インク】4K対応監視カメラ向け映像信号処理用半導体「TP3808」を開発

〜大手監視カメラメーカー向けに2018年下半期から量産へ〜

テックポイント・インク(米サンノゼ、代表者:社長兼CEO 小里文宏、以下当社)は、監視カメラシステムに向けた映像信号処理用半導体※「TP3808」を開発、2018年上半期より出荷を開始したことを発表します。本製品は既にサンプル出荷を始めており、2018年下半期から本格的に量産開始予定です。

Keyword:監視カメラ、4K対応、映像信号処理用半導体「TP3808」、サンプル出荷開始




[画像: https://prtimes.jp/i/30946/3/resize/d30946-3-894566-0.jpg ]

監視カメラ市場は、世界各国でのテロ対策強化、治安維持などによる需要拡大とともに、監視カメラメーカーによる画像解析技術を活用したソリューションサービスの展開などにより高解像度化が進み、4K対応商品の開発、市場投入が進んでいます。

このような市場環境を受け、カメラに内蔵する映像信号処理を行う半導体にも、4Kに適した製品開発のニーズが高まっていました。一方で、高精細、高解像度である4K対応には、映像データの増大、また、そのデータをビル内などでの配線の引き回しを可能にする長距離伝送への対応が必要になるなど、課題もありました。

そこで、これらの課題に対応した製品として、当社は、監視カメラシステムに向けた映像信号処理用半導体「TP3808」を開発、2018年上半期よりサンプル出荷を開始しました。本製品は、最大で4K(画素数4000×2000ピクセル級)画質の映像処理に対応し、市場で高まる高精細な4K対応監視カメラの供給に貢献。サンプル出荷も開始し、2018年下半期から本格的な量産を予定しています。

本製品は、当社が創業以来培ってきた、半導体の小型化、および映像の高解像度化と低コスト化の両立を実現する設計力を生かし、当社初の4K画質対応ISP(イメージシグナルプロセッサー)製品として開発。当社独自の伝送規格である「HD-TVI」の強みも生かし、安価な同軸ケーブルなどを使用しても、高精細な4K映像信号を、数百メートル以上長距離伝送が可能です。

また、映像信号処理機能とHD-TVIの送信機能を1チップで実現しているため、機器設計時の実装面積を削減し、監視カメラメーカーにおける部材コストの低減に寄与。加えて、4K映像のほか、1920×1080ピクセルや720×480ピクセルなどの従来のハイビジョン解像度の映像信号処理にも対応しています。

今後も、当社は、市場のニーズを踏まえた製品開発を進め、ラインアップを拡充していくことで、更に需要が高まる監視カメラ市場を支えていきます。
なお、本製品の出荷による、当社2018年12月期通期の業績予想への影響は軽微の見込みです。

※映像信号処理半導体:イメージシグナルプロセッサー(ISP)。CMOSイメージセンサーで取得した信号を加工し、人間の目で見やすいように明暗や輪郭の補正などを行う


【製品概要】
製品名:4K対応映像信号処理用半導体「TP3808」
伝送規格:HD-TVI 4.0(当社独自規格)、その他のHDアナログ伝送規格に対応
インターフェース:MIPI-CSI2対応
チャンネル数:4チャンネル

【会社概要】
社 名:テックポイント・インク(Techpoint Inc.)
設 立:2012年4月
所在地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンノゼ
従業員数:66名(2018年3月末時点)
事業内容:監視(防犯)カメラシステムと車載カメラシステム向け半導体の設計および販売
URL:https://www.techpoint.co.jp/
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