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企業が奨学金返済を肩代わり 日本初の求人プラットフォーム「Crono Job(クロノジョブ)」オープン

奨学金返済による貧困をなくし、全ての人に挑戦する機会を




 株式会社Crono(クロノ)(本社:東京都千代田区、代表取締役:高 瀛龍、ヨミ: コウ インロン)は、日本初の、企業が奨学金返済を肩代わりしてくれる求人を紹介するプラットフォーム「Crono Job(クロノジョブ)」をオープンいたします。
サービスサイト: https://job.crono.network/
[画像1: https://prtimes.jp/i/43733/3/resize/d43733-3-442282-0.jpg ]

 Crono Jobに掲載されている企業に入社が決まると、求職者は、自身が借り入れ中の奨学金の返済資金を企業に支援してもらえます。登録対象者は、貸与型奨学金・民間教育ローン利用中の方で、学生・就活生(新卒)・社会人(中途)問わずご利用いただけます。奨学金返済は、求人により異なりますが、入社時に一定額の一時金(クロノが負担)を充当させたのち、勤続年数や評価に応じて段階的に行われる予定です。

■早期離職する学生と、高騰する採用費
 2019年7月1日に発表された大学生の就職内定率は85.1%と非常に高い水準でしたが(※1)、厚生労働省の調査(※2)によると、入社3年以内に転職をする人が全体の3割を超えています。売り手市場で企業の採用コストは年々高騰していますが、せっかく高い費用をかけて採用しても、短期間で退職してしまう社員が増えています。

■奨学金返済による学生の貧困が社会問題化
 大学生の奨学金による貧困も大きな社会問題となっています。現在大学生の半数以上が、貸与型奨学金を受給しています。奨学金返還者は約410万人。奨学金の返済苦による自己破産者は、過去5年間で1万5,000人に達しています(※3)。留学などのスキルアップを諦めるなど、奨学金の返済負担は学生のキャリアの選択を狭めているのです。
 世界的に見ても、日本は、教育支出における家庭の負担割合が高く、5割を超えています。(経済協力開発機構/OECD 平均23%)重い教育費負担により、家庭の事情で進学を諦めるなどの不平等も起こっています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/43733/3/resize/d43733-3-172010-1.png ]

(OECD Education at a Glance 2019より)

※1 就職みらい研究所調査より
https://data.recruitcareer.co.jp/wp-content/uploads/2019/07/naitei_20s-20190705.pdf
※2 厚生労働省「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」より
※3 日本学生支援機構調べ

 Cronoはこの現状を打開し、生まれた環境によって若年層が挑戦を諦めずに済む社会を作りたいと思っています。これは代表取締役である高自身が、800万円の奨学金返済で留学を断念したことが原体験となっています。

■クロノジョブ利用によるメリット
 企業は採用費用を求人広告や高騰する紹介料だけではなく、奨学金返済に充当することで、長期勤続かつ、高パフォーマンスが期待できる人材を採用することができます。企業にとってCSR活動と採用活動を両立できる取り組みとなります。また、求職者は自分に合ったキャリアを選択しながら、奨学金返済の負担を軽減することができます。
 すでに、本サービスに共感いただけた企業10社以上の参画が決まっています。また本年度中に、参画企業100社、登録者求職者1,000人を目指しています。

■創業者プロフィール

[画像3: https://prtimes.jp/i/43733/3/resize/d43733-3-655996-2.jpg ]

(代表取締役 高 瀛龍/取締役 荒木 隆義)

代表取締役 高 瀛龍(コウ インロン)
慶應義塾大学にてマクロ経済学を専攻し、金融緩和を行なった場合の経済効果について国際連結マクロ計量モデルを用いて解析。2014年アクセンチュア株式会社戦略コンサルティング本部へ入社し、金融分野のクライアントを中心に企業の戦略立案や新規事業策定を複数プロジェクトにて行う。また、在職中にプログラミング言語を学習し、2016年末より本格的にフリーランスとしてシステム開発の受託を開始。800万円の奨学金返済のため留学を断念したの経験から、資金不足によって学びたいことややりたいことができないことに問題意識を持ち、「機会の平等」を実現するため、Cronoプロジェクトの立ち上げを決意する。

取締役 荒木 隆義(アラキ タカヨシ)
慶應義塾大学にてマクロ経済学を専攻。大学卒業後、野村證券株式会社に入社。投資銀行部門にて、企業買収および資金調達の助言業務に従事する。より多くのプレイヤーが市場に参加し、その可能性を実現させる社会を作りたいとの想いから、2017年3月よりクラウドファンディングビジネスに従事し、現在に至る。機会の平等を実現するというCronoのビジョンに共感しプロジェクトに参画する。
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