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コロナ禍による薬剤師の業務の影響と会社の対応についての調査を実施!慣れない業務にとまどう薬剤師が多数

危険手当の支給は会社によって対応が分かれた

合同会社スマスタは、薬剤師の転職情報メディア『ハッピーファーマシスト』で「コロナ禍による薬剤師の業務の影響と会社の対応についての影響調査」を実施しました。

調査の結果、薬剤師がコロナ禍によって業務で苦労したことの上位は「自身への感染への不安」や「コロナ禍による普段と異なる業務」となり、医療従事者として未知のウイルスと向き合う苦労がうかがえました。

コロナ禍に対して「会社に対応してもらったこと」と「会社に対応してほしかったこと」ともに「職場の安全対策」が上位にきており、薬剤師がこのコロナ禍で会社に望むことがみえてきました。

https://happypharmacist.net/archives/13311





[画像1: https://prtimes.jp/i/61619/3/resize/d61619-3-710126-0.png ]


■調査概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/61619/table/3_1.jpg ]



■現場で働く薬剤師がコロナ禍で大変だったこと
薬剤師がコロナ禍で働く中で、どのような苦労があったかを聞きました。
(複数回答可)
[画像2: https://prtimes.jp/i/61619/3/resize/d61619-3-178641-1.png ]



第一位は「感染への不安」、第二位は「マスクや消毒薬の入手困難」、第三位は「コロナ禍での服薬指導や普段とは違う業務」でした。

それぞれの代表的な意見は下記の通りです。

1.感染への不安


自分が感染源になることを避けるため、毎日2回検温していました。女性かつ平均体温が高いため、生理前の高温期などはびくびくしていました。会計も薬剤師がしているため、お金を触るのが怖かったです。混んでいるときに毎回消毒はできず、嫌でした。


2.マスクや消毒剤の入手困難


普段から使用しているアルコール消毒剤やマスクも手に入りにくくなり、マスクは一時期2日に1回の交換で使用しなければならない程品薄になりました。毎日数多くの患者様と触れ合う職なのに、これではいつか絶対にコロナにかかってしまうと思いました。


3.コロナ禍での服薬指導や普段とは違う業務


ビニールカバーが声を遮ってしまい、投薬時に何度も聞き返すなど苦労しました。高齢の耳が遠い方には、いつも以上に声を張らないとならず疲れました。



▼分析
一般人と同じく、新型コロナウイルス感染症への感染に不安を抱えて働くことや、マスク消毒薬の入手に苦労したようです。
家庭で使う分のマスクや消毒剤を確保するのも大変な状況の中、仕事分も用意するのはかなり苦労した模様。

ビニールカーテンなどパーテーションを介しての投薬やマスクを着用しての服薬指導、医療機関からファクス等で送付された処方せんに対し電話等での服薬指導を行う0410対応など、普段と異なる業務に苦労したことがうかがえます。

■コロナ禍で会社に対応してほしかったこと
次に、コロナ禍に対して会社にどのような対応をして欲しかったかを聞きました。
(複数回答可)
[画像3: https://prtimes.jp/i/61619/3/resize/d61619-3-178641-1.png ]


第一位は「感染対策をもっとちゃんとして欲しかった」、第二位は「マスクの支給をして欲しかった」、第三位は「マスクや消毒液などを備蓄しておいて欲しかった」でした。

それぞれに代表的な意見は下記の通りです。

1.感染対策をもっとちゃんとして欲しかった


スーパーマーケットでビニールカーテンやフェイスシールドをして会計している時に、まだ薬局ではビニールカーテンすら設置できてなかった。


2.マスクの支給をして欲しかった


最低限のマスクの提供はして欲しかった。ある程度供給が落ち着いた後も、マスクは各自で用意してほしいといわれた。


3.マスクや消毒液などを備蓄しておいて欲しかった


インフルエンザなどの流行も考えられるため、感染防止物品などは予め数ヶ月分はストックしておいてもらえると嬉しいと思います。



▼分析
安全対策が一番で、危険手当てや働き方のフォローはその次に望むという結果になりました。

ビニールカーテンなどパーテーションの設置が遅かったとの意見がとても多かったです。薬剤師の安全を守るためにも、素早い対応が望まれます。

今後、コロナ禍の第二波やインフルエンザなどの流行も考えられるため、マスクやアルコール消毒などの感染防止物品などは、ストックを常備しておくとよいでしょう。

■コロナ禍で、実際に会社に対応してもらったこと
薬剤師がコロナ禍に対して会社に対応してもらったことを、回答が多かった順に紹介します。(複数回答可)
[画像4: https://prtimes.jp/i/61619/3/resize/d61619-3-766613-3.png ]



第一位は「マスクやアルコール消毒剤を用意してくれた」、第二位は「ビニールカーテンやアクリル板を設置してくれた」、第三位は「シフト調整や特別休暇の配慮をしてくれた」でした。

それぞれの代表的な意見は下記の通りです。

1.マスクやアルコール消毒剤を用意してくれた


マスクやフェイスガードはもちろんのこと、アルコール除菌やゴム手袋をかなり早い段階で支給してくれたので安心する事ができました。


2.ビニールカーテンやアクリル板を設置してくれた


早期の段階で投薬カウンターのアクリル板の設置やマスク・アルコールを十分に確保してくれたので、安心して働くことができました。


3.シフト調整や特別休暇の配慮をしてくれた


子どもの学校が休校になっていたので、時短勤務や途中2〜3時間の休憩を取らせてくれて、その点は非常に助かった。


▼分析
マスクや消毒用アルコールなど感染防止物品の手配、投薬カウンターへのビニールカーテンなどの透明のパーテーションの設置など、会社の安全対策を評価する声が多かったようです。
マスクや消毒用アルコールなどの感染防止物品の手配については、約半数の薬剤師が対応に満足していました。

コロナ禍による危険手当の支給額は会社によってマチマチでしたが、少額だから不満という意見はありませんでした。

「一律1万円と額は少なかったが、診療報酬が前年より下がっている中で手当を貰えたことに、会社からの誠意を感じられた。」という意見もあり、例え少額であっても、手当てを貰えることに会社への感謝がうかがえます。

■「会社に対応してほしかったこと」と、「会社に対応してもらえたこと」の対比
マスクや消毒用アルコールの支給については、不満よりも感謝の声のほうが多い結果となりました。

薬剤師の安全を守るためにも、安全対策を重視した会社が多かったことがうかがえます。

金銭面については、「手当てがほしかった」という意見と「手当てが出てうれしかった」という意見はほぼ同数でした。

■所感
COVID-19(新型コロナウイルス)への感染リスクの不安や、普段とは違う特殊な業務に苦労した薬剤師が多く、その不安・苦労への対応を会社に望む薬剤師が多かったという結果になりました。

コロナ禍での苦労に対する危険手当の支給額は会社によってバラツキが見られました。

「こまめに休憩をとることで、体力と集中力を維持させる」などといった工夫を行っていた薬局もありました。
コストのかからないコロナ禍対策として、すぐにでも取り入れることができそうです。

今後は未知の感染症やコロナ禍の第二波、インフルエンザなどの流行に備え、マスクやアルコール消毒薬などの感染防止物品を常にストックしておくことが求められるでしょう。


■『ハッピーファーマシスト』とは(https://happypharmacist.net/

『ハッピーファーマシスト』は、現役の転職エージェント、薬剤師と転職エージェント経験者による、薬剤師向け転職情報サイトです。
転職のコツは転職エージェント、病院薬剤師についての記事は病院薬剤師経験者に、派遣薬剤師についての記事は派遣薬剤師経験者にといったように、「自身が経験した」情報発信に勤めます。

薬剤師による現場の情報に加え、転職エージェント経験者による転職のコツや各転職サイトの違いなどをお届けします。

■会社概要
会社名: 合同会社スマスタ
所在地: 愛知県犬山市犬山北別祖97-5
代表:鈴木唯史
設立:2020年3月9日
事業内容:Webコンテンツ制作
URL:https://smast.co.jp/
お問い合わせ先:https://smast.co.jp/contact/

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