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AI・遠隔診療活用の「スマートクリニック」をベトナム・ハノイのイオンモールに開業・医療スタートアップのメドリング、5年で東南アジア4カ国100施設へ展開

イオンモールとの連携を軸に日本式医療 DX で東南アジアの医療課題解決へ

東南アジアと東京を拠点に医療DX・ヘルステック開発を進めるメドリング株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:安部一真、以下「当社」)は、AIなどのデジタル技術を活用したスマートクリニック事業の1施設目として、2020年10月31日(日本時間:10月31日)より、ベトナム・ハノイのイオンモール ハドン店内に現地ベトナム人富裕層向けのスマートクリニック「METiC(メティック)」を開設します。
当初は、体組成計やエコーなどの無料検査体験を実施するほか、薬局が併設オープンし、その後2020年12月にスマートクリニックとして正式にオープン予定です。これにより、ベトナムで課題視される患者も医療従事者も大病院に集中する「医療偏在」の解消を推進します。また、テクノロジー技術を活用した日本式スマートクリニックを今後5年で東南アジア4カ国100施設への展開を目指し、2021年4月にはベトナム2号店としてハノイのイオンモール ロンビエン店内にクリニックをオープン予定です。なお、本事業は経済産業省/JETROによる「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されています。




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■スマートクリニック開設の背景
ベトナムの人口は増加(2020年に9,836万人、2030年に1億628万人)し、コロナ禍の本年もプラス成長(+2,8%)を維持、経済成長率世界5位と社会経済が急成長しています。また社会主義国であると同時にエンジニア大国でもあり、キャッシュレスやライドシェアなど各業界でトップダウンにてIT活用が進んでいます。

一方、医療体制は旧来のままの部分も多く、患者も医療従事者も大病院に集中する「医療偏在」という課題が浮き彫りになっています。ベトナムでは、日本における「かかりつけ医」と呼ばれるような地域のクリニックが存在するものの、診療の質にバラツキがあることから国民の信頼感が低く、結果として都市にある国立病院などの大病院へ患者が集中しています。そのため、国立病院において、寝袋持参のうえ院内で数日寝泊まりしながら診察の順番を待つなど、外来の待ち時間や治療・手術の待機日数が多い点が社会課題となっています。また、気軽に医療機関を受診する環境が整っていないため、重症化してから受診する患者も多く、早期発見・早期治療が求められる糖尿病などの生活習慣病の治療が困難である点も問題視されています。

■医療スタートアップ「メドリング」とは
当社は、日本医療に関する技術・ノウハウを活用して、東南アジアにおける医療DXを目指す会社です。代表取締役CEOの安部が、東京大学卒業後、経済産業省にて医療介護を含むサービス産業の効率化・デジタル化の促進、電力政策等に従事した後、日本の医療レベルの高さと最新デジタル技術を活用し、どの施設でも診療の質が平準化されたクリニックチェーンを展開することで「医療を誰もが、いつでも、どこでも、安価に享受できる世界」を目指し、2019年に創業しました。

日本の医療業界は公的医療保険制度・医療法・臨床研究法など、法令・商慣習における規制が厳しく、AI等の最新デジタル技術の研究開発および収益化、クリニック領域における組織の大規模化などは容易ではありません。そんな中、ベトナムは日本のように医療業界が硬直化しておらず、デジタル技術の研究開発および収益化がスムーズであること、そしてクリニック領域における質量両面の不足という課題を解決するため、この度、ベトナムを皮切りに、東南アジアにおいてスマートクリニックチェーンの展開を進めることを決定しました。

■スマートクリニック「METiC」とは
当社が展開するスマートクリニック「METiC」では、最新デジタル技術および日本式オペレーションで、日本水準のクリニックを多店舗展開します。主な領域は小児を含めたプライマリケア・生活習慣病対策で、高血圧を患う富裕層や、糖尿病や肥満症の小児などを対象としています。

日本水準の診療を実現するため、デジタル技術をフル活用します。具体的には、デジタル技術の第1段として、多言語対応・クラウド型の自社電子カルテを開発しており、オープン時から活用します。ベトナムは一部の大規模病院を除き、ほとんどの医療機関が紙カルテのままとなっており、クリニック領域におけるクラウド型電子カルテの活用は画期的なものとなります。

第2段として、遠隔技術を活用し、日本の医師とベトナム人医師・患者・医療通訳とを繋ぎ、グローバル遠隔診療を実施します。さらに第3弾として、自社電子カルテに集積される医療データを活用し、診療支援AI(診断支援機能・重症度評価機能・治療方針作成支援機能)を実装します。また、おもてなしなどの接遇面や衛生管理面などにおいても日本式オペレーションを導入し、診療そのもの以外の領域でも日本水準を実現します。

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METiCがベトナム全土、ひいては東南アジア全域に広がることで、日本のように、普段から「かかりつけ医」が患者の健康状態を管理し、重症化を防ぐというフローを文化とし、大病院に患者と医療従事者が集中する「医療偏在の解消」を目指したいと考えています。

【スマートクリニック概要]
クリニック名:METIC(MEDRiNG Tokyo International Clinic)(読み:メティック)

開業日:2020年10月31日

診療時間:10:00〜20:00(ベトナム現地時間)(年中無休。※施設休業日を除く)

診療内容:公的保険を活用しない自由診療形態を前提に詳細作成中
例:Japan Premium Course問診、診察、身体測定、各種検査(尿検査+血液検査(血糖値・肝機能等)+循環器検査(血圧・心電図・動脈硬化測定)+消化器検査(腹部エコー)+骨密度測定+前立腺/甲状腺エコー)、投薬(院内処方)、点滴、日本医師によるオンライン問診・指導、日本医師による経過観察結果に対するフィードバック+必要に応じて日本への医療ツーリズム手配

住所:Ha Noi, Ha Dong区、Duong Noi町、Aeon Mall Ha Dong 2階T235.

URL:https://metic.jp/jp/

■メドリング株式会社 代表取締役CEO 安部 一真(あべ かずま)コメント
ベトナムは新型コロナのコントロールにも成功し、2020年のGDP成長率が世界5位など、政治経済が発展しています。一方、医療資源に乏しく、さらに医師・施設のレベル差が激しいとされ、大病院に患者が集中しています。この医療偏在を解消し、「救えた命を救う」ことを目指し、メドリングは1次医療=クリニックに着目しました。日本の医療ノウハウをAIなどのデジタル技術に載せ、診療レベルの質が保たれたクリニックをチェーン展開することで、重症化の予防・大病院への患者集中を防ぐことを目指します。また将来的には、無人クリニックの開発、その他東南アジア諸国への展開、現行水準の公的保険維持が厳しくなった後の日本への逆輸入も考えています。

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■代表取締役CEO 安部 一真プロフィール東京大学卒業後、2007年に経済産業省に入省。医療介護を含むサービス産業の効率化・デジタル化の促進、電力政策等に従事した後の2012年に退官。その後、ITベンチャーでの勤務や選挙への出馬も経験。2015年に臨床研究支援会社を設立、東京大学医師等の医療業界との関わりを深める。2019年3月にメドリング株式会社を設立、代表に就任(現職)。1984年鹿児島県生まれ、茨城県育ち(36歳)。


■ベトナムクリニックのスタッフプロフィール


[画像8: https://prtimes.jp/i/66390/3/resize/d66390-3-335018-11.png ]


現法マネージャー Bui Kien Cuong(フ゛イ キエン クオン)日系臨床検査会社、キリンビール子会社を経て現職。広島県立大学大学院 経営情報学専攻卒。



[画像9: https://prtimes.jp/i/66390/3/resize/d66390-3-100389-12.png ]


医師 Bui Thi Hong Van(フ゛イ ティ ホンク゛ ウ゛ァン)ハノイ医科大学、ハノイ総合病院を経て現職。軍医学院卒。



[画像10: https://prtimes.jp/i/66390/3/resize/d66390-3-460114-13.png ]


薬剤師 Le Thi Kim Anh(レ- ティ キム アイン)Hapulico薬品センター、TruongTrong Canh医薬品会社等での勤務を経て現職。医薬大学卒



[画像11: https://prtimes.jp/i/66390/3/resize/d66390-3-799727-14.png ]


看護師 Nguyen Thi Minh Thu(ク゛エン ティ ミン トゥ)ホンドック総合病院、日本での勤務等を経て現職。クアンニン医療短期大学卒


【会社概要】
■日本発東南アジア医療DXスタートアップ「メドリング」とは
当社は、東大出身の代表取締役CEOの安部が、日本の医療レベルの高さと最新デジタル技術を活用し、どの施設でも診療の質が平準化されたクリニックチェーンを展開することで「医療を誰もが、いつでも、どこでも、安価に享受できる世界」を目指し、2019年に文京区本郷に創業しました。

東南アジアにおける自社スマートクリニックの開設運営、多言語対応・クラウド型の自社電子カルテや、同カルテに搭載する診療支援AIの医学監修下での自社開発(生活習慣病診断支援・治療方針作成の自動化など)、医療通訳を介した日本の医師(各地病院・クリニック医師)および現地医師・患者とのグローバル遠隔医療体制構築を、東大出身メンバーなどが工学・医学・法学・経済学にわたる学際的体制で行っています。将来的には、医療AI搭載の無人クリニックの開発も目指しているほか、貧困層が質の高い医療を受けられる社会の実現や、医療の担い手となれるような教育事業の展開、さらには、日本の医療偏在や医師高齢化のさらなる進展を想定し、日本への逆輸入も視野にいれています。


社名:メドリング株式会社
設立:2019年3月
代表者:代表取締役CEO 安部 一真
執行役員:取締役COO 長谷部 辰雄、CTO三浦笑峰
事業内容:東南アジアにおけるスマートクリニックの開設運営・関連システム開発
本社:東京都文京区本郷5-1-16VORT本郷11F
URL:https://metic.jp/jp/medring/

プレスリリースPDF
https://prtimes.jp/a/?f=d66390-20201015-4270.pdf
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