循環ガチャを超大型にアップデートさせたモデルをオープンソースで公開しました
[24/02/20]
提供元:PRTIMES
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ファブラボ広島安芸高田は、LINEヤフー株式会社が運営するオープンコラボレーションハブ「LODGE」と共同で、2022年7月より公開していたペットボトルキャップで回せるガチャガチャを、実情に合わせてアップデートさせ、作り方をオープンソースで公開しました。
URL(https://www.toaster.design/post/bottle-cap-gacha)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-688cb4d1cc7e5ffa13afa7155784ef3f-638x424.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-cb9cbbbb08369cae1c207ba6dd082b58-1200x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=104343&t=animationGifImage&f=8e3f08c50c149622a0969c8d914213e8.gif ]
アップデートの背景と目的
ファブラボ広島安芸高田では、2022年7月にガチャガチャのデータを公開し、普及に努めて参りました。これまでに全国16ヶ所から製作依頼や製作/設置の報告を頂いており、導入先及び用途は多岐に渡ります(下図参照)。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-c95c88639083aa8e13c03726899ee594-902x558.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※ 導入施設名等の詳しい情報については、下記リンクを参照
導入拠点MAP
導入先
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-efbb61434613b6d59ff8acc73f6f2bd6-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
これまでは、企業(各種サービス業)やファブスペース、教育機関、飲食店などに多く導入されています。
利用用途
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-2c1954fd3655c6844059b9ce20383830-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
利用用途は、イベント利用が一番多く、次いで展示会や、拠点内の常設用途が目立ちました。
常設用途においては、環境保全やサーキュラーエコノミー醸成のキッカケ作りのツールとして大学や自治体で活用されていることが印象的であり、本プロジェクトの目的が達成されていることも確認できました。
データ公開当初は、常設での利用を念頭に置いていましたが、イベントでの利用が多いことから、存在感(インパクト)の増大と景品の多様化(カプセル径拡大)を実現するため大型のガチャガチャの設計を検討し始めました。
景品例
景品は、回収したペットボトルキャップから作ったキーホルダーや、設置企業やイベントでのノベルティ、駄菓子など、設置した方が創意工夫を凝らした物が多くみられました。本現象は、データ公開当初には想定していなかった現象であり、各地域の企業や人の「技術・個性・アイデア」がアップサイクル景品に反映され、各地域特有の循環型エコシステムの形成を誘発していることも確認できました。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-48a3a22552d43f438781753b334696d6-1648x864.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一方で、旧モデルでは48mmサイズのカプセルのみの対応だったため、入れられる景品の大きさに制限があるという問題がありました。
アップデートの特徴
上記問題や背景を踏まえ、今回の設計では大きく分けて4つのアップデートを行いました。
1.景品のサイズが大幅アップ
2.組立部品数の削減による製作時間の大幅短縮
3.安定・耐久性の向上
4.回すために必要なキャップ数を5段階(1個? 5個)で調整可能に
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-911219b16cb830a0cd5fadb0f96895af-953x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ガチャ仕様 〜2種類のモデル〜
今回のアップデートでは、大型のModel-L 小型のModel-S、2種類のモデルを用意しました。用途やスペースに合わせて、お選び頂けます。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-a53c6fc732c2c0c7d394ba6491e2b417-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
主にイベント用途向け。65mm〜120mm カプセルまで対応。EMARFなどのオンライン加工サービスを用い、ShopBotで板を切り出して製作します。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-a40a7e538f86a5372af5044328622260-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
主に常設用途向け。48mm〜65mmカプセルまで対応。レーザーカッターでMDF板を切り出して製作します。
Model-Lのレンタルについて
大型のModel-Lについては、材料費が高い、ShopBotが近くに無いなどの理由で、制作するのが困難な方向けに、レンタルも受け付ける予定です。
ご興味を持たれた方は ml-info-lodge@lycorp.co.jpまたは ファブラボ広島安芸高田 までお問い合わせ下さい。
公開するデータについて
安芸高田のみならず、他の地域でも自律分散的に展開されてほしいという思いから、今回のプロジェクトの制作物のデータは、作り方動画つきで、オープンソースで公開しています。
ガチャガチャ本体はホームセンターなどで手に入る36(サブロク)板やMDF板、アクリル板、市販部品のみから構成されており、FAB施設などでレーザーカットすることができれば、同時に公開している組み立て動画を見ながら2時間程度で組み立てることができます。
▼ 組み立て動画
https://www.youtube.com/watch?v=yY_mjYj2SpA
(※ Model-Sの組み立て動画は現在準備中です)
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=xpr4avemlhQ ]
▼ データのダウンロードページ
https://toastercookbook.gumroad.com/l/bottle-cap-gacha
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104343/3/104343-3-602008b4ea1a450ff1a422d0bd16b312-1286x528.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
その他
ファブラボ広島安芸高田にて、Model-Lの組み立てイベントを開催予定です。どなたでも無料でお楽しみ頂けるイベントになります。詳細は3〜4月にホームページにてお知らせ致しますので是非チェックしてみて下さい。
▼ファブラボ広島安芸高田について
(URL:http://www.fablabhiroshima.com/)
広島初デジタルファブリケーション施設(2015年12月〜)。「年齢・性別・ものづくり経験の有無に関わらず、誰もがアイデアを形にできるテクノロジーにアクセスできるようにする」をビジョンに掲げる、地域に根ざしたファブ施設/実験工房。
▼ オープンコラボレーションハブ「LODGE」について
(URL:https://www.z-lodge.com/)
LINEヤフー株式会社が運営する、FAB機材を完備したオープンコラボレーションハブ「LODGE 」では、本社内にあるFabスペースを拠点に、デジタルファブリケーションや、web3技術など、LINEヤフーの既存事業の可能性を広げる技術を駆使した実験を行っています。
今回のプロジェクトをはじめ、プロジェクトの中で得られた知見や副産物は「レシピ」として公開しています。
(https://www.toaster.design/)