【関西学院大学と大栄衛生が協働】不要となった飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクトを実施
[23/06/21]
提供元:PRTIMES
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―CO2を約5.9t削減可能、産学連携でSDGs推進に挑戦―
関西学院大学と株式会社大栄衛生は6月28日、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/123617/3/resize/d123617-3-07c629007e1e427b29fa-0.png ]
関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)と株式会社大栄衛生(兵庫県西宮市、代表者:赤澤健一)は6月28日(水)、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。プロジェクトの中心を担うのは関西学院大学SDGs推進本部の下で発足した学生団体KG SDGs キャンパスサポーターです。今回、本学で集まった飛沫防止パネルの総重量は約2.1tで、6月28日(水)当日に分別される飛沫防止パネルの総重量は約1.1tを予定しています。今回集まった飛沫防止パネルをリサイクルすることで、焼却処分に比べ、約5.9tのCO2削減効果が望めます。これは1家庭における年間CO2排出量平均約5t(※)を超えるものです。
※出典:国立環境研究所_温室効果ガスインベントリオフィス
■プロジェクト概要
今回の飛沫防止パネル回収期間は5月22日〜6月15日で、大学が3キャンパス(西宮上ケ原キャンパス、神戸三田キャンパス、西宮聖和キャンパス)で回収しました。当日はKG SDGs キャンパスサポーターの学生らが専用の機器を使って分別します。学生に分別の意義や工程を知ってもらうことで、リサイクル意識の向上やSDGsへの関心を高めるねらいです。また、作業前には大栄衛生 副社長 赤澤知宣が環境授業を行い、プロジェクトへの理解を深めます。
■飛沫防止パネルをリサイクルする際の課題
回収した飛沫防止パネルは主に4種類(アクリル樹脂、ポリカーボネート、PET樹脂、塩化ビニール)の素材が使われているため、リサイクルするためには分別する必要があります。目視での判別が難しいため、多くの企業にとって、この分別作業自体の手間が課題ですが、大栄衛生は専用の機器を導入することで負担を軽減しました。
また、同社はSDGs事業の一環として今回のプロジェクトを行い、よりリサイクル活動の拡充につなげたいと考えています。
■集まった飛沫防止パネルの総重量・再利用用途
今回のプロジェクトで集まった飛沫防止パネルの総重量は約2.1tです。分別された飛沫防止パネルは再生原料として海外へ輸出されます。今回、集まった飛沫防止パネルをリサイクルすることで、焼却処分をするよりCO2を約5.9t削減(※)できます。
※環境省 「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」より算出
■関西学院大学と大栄衛生が協働する背景
2023年5月に新型コロナウイルス感染症対策が緩和されたことを受けて、SDGs推進本部(本部長:学長・森康俊)を設置する関西学院大学では撤去可能となった飛沫防止パネルのリサイクルを検討していました。また、学内にはKG SDGs キャンパスサポーターをはじめとして、SDGsに関心を持つ学生が多くいることから、学生を巻き込んだ教育的取り組みに昇華することを構想していました。そこで、環境保護の一環として飛沫防止パネルのリサイクル事業を模索していた大栄衛生に協働を打診。同社の「若者とSDGsの取り組みを盛り上げていきたい」という方針とKG SDGsキャンパスサポーターの活動方針とが一致し、今回の協働に至りました。
■関西学院大学 学長メッセージ
3年間私たちの会食やカフェでの語らい、また事務室での相談の<あいだ>にあったアクリル板。大学でいったいどれくらいの量になるのか。もし全国の大学をあわせたら、また飲食店全体で、いったいどのくらいになるのだろう。5月8日にいざ撤去できるとなった時に、みんなが考えたことだと思います。持続可能な社会を目指し取り組んでいる以上、しっかり、その最期を見届け、次なる価値を創造する。今回、大栄衛生さまのご協力で、学生主体の取り組みが可能となりました。新型コロナウイルス感染症対策が一段落した「針供養」のような感慨もあります。感染症の社会的意味やSDGsを考えるきっかけになればと思います。
■大栄衛生 社長メッセージ
当社は、これまでも地域の若者への環境学習のプロジェクトに積極的に取り組んできました。関西学院大学様との協働により、学生のSDGsへの関心を高める活動に貢献できることを光栄に思います。我々の目標は、廃棄物の最小化とリサイクルの促進を通じて、地球の資源を保護し、環境への負荷を軽減することです。今後も廃棄物・リサイクルに関わる環境系企業として、資源を1つも無駄にしない、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みを追求していきます。
―プロジェクト当日の流れ―
日時:6月28日(水)11時〜12時
場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス
参加予定学生数:10名程度
当日の流れ:
11時〜11時30分 大栄衛生 副社長 赤澤知宣による環境授業
11時30分〜12時 KG SDGsキャンパスサポーターらと大栄衛生社員による分別作業(雨天決行)
関西学院大学について
学校名:関西学院大学
所在地:兵庫県西宮市上ケ原一番町1番155号
学長:森 康俊
創立:1889年
KG SDGs キャンパスサポーターとは:
KG SDGs キャンパスサポーターは、2021年12月に関西学院大学SDGs推進本部の下で発足した学生団体です。計9学部から48名のメンバーが集まり、学内外でSDGsの普及や実践に取り組んでいます。昨年度の活動実績は、FM大阪ラジオ番組への出演、大学生協食堂での大豆ミートタコライスの提供、西宮市内での本学留学生とのGPSプロギング、兵庫県庁主催のシンポジウムおよびワークショップへの登壇・参加など。今年度は、学内のSDGs関連学生団体の交流会「KG SDGsカフェ」を開催し、現在、中高生を主な対象にしたSDGsボードゲームの制作や、企業との連携による若年層のSDGs意識調査の準備を進めています。
株式会社大栄衛生について
会社名:株式会社大栄衛生
所在地:兵庫県西宮市鳴尾浜2丁目1番26号
代表者:赤澤 健一
創業:1960年
事業内容:グッドホールディングスグループの傘下として西宮市の事業ごみ・家庭ごみの収集運搬事業を行っています。長年にわたり地域の廃棄物処理事業に携わり、地域の市民生活”と“地域事業者”の社会基盤であるということを自覚し、エッセンシャルワーカーとして安定的かつ持続的にサービスを提供しています。業界のイメージ刷新のため関西初となる女性だけのごみ収集チーム、「さくらチーム」を2017年に発足。その他、政府関係者などを対象に廃棄物の講演やJICA研修受け入れを行い地球全体の循環型社会の構築に貢献しています。
関西学院大学と株式会社大栄衛生は6月28日、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。
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関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)と株式会社大栄衛生(兵庫県西宮市、代表者:赤澤健一)は6月28日(水)、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。プロジェクトの中心を担うのは関西学院大学SDGs推進本部の下で発足した学生団体KG SDGs キャンパスサポーターです。今回、本学で集まった飛沫防止パネルの総重量は約2.1tで、6月28日(水)当日に分別される飛沫防止パネルの総重量は約1.1tを予定しています。今回集まった飛沫防止パネルをリサイクルすることで、焼却処分に比べ、約5.9tのCO2削減効果が望めます。これは1家庭における年間CO2排出量平均約5t(※)を超えるものです。
※出典:国立環境研究所_温室効果ガスインベントリオフィス
■プロジェクト概要
今回の飛沫防止パネル回収期間は5月22日〜6月15日で、大学が3キャンパス(西宮上ケ原キャンパス、神戸三田キャンパス、西宮聖和キャンパス)で回収しました。当日はKG SDGs キャンパスサポーターの学生らが専用の機器を使って分別します。学生に分別の意義や工程を知ってもらうことで、リサイクル意識の向上やSDGsへの関心を高めるねらいです。また、作業前には大栄衛生 副社長 赤澤知宣が環境授業を行い、プロジェクトへの理解を深めます。
■飛沫防止パネルをリサイクルする際の課題
回収した飛沫防止パネルは主に4種類(アクリル樹脂、ポリカーボネート、PET樹脂、塩化ビニール)の素材が使われているため、リサイクルするためには分別する必要があります。目視での判別が難しいため、多くの企業にとって、この分別作業自体の手間が課題ですが、大栄衛生は専用の機器を導入することで負担を軽減しました。
また、同社はSDGs事業の一環として今回のプロジェクトを行い、よりリサイクル活動の拡充につなげたいと考えています。
■集まった飛沫防止パネルの総重量・再利用用途
今回のプロジェクトで集まった飛沫防止パネルの総重量は約2.1tです。分別された飛沫防止パネルは再生原料として海外へ輸出されます。今回、集まった飛沫防止パネルをリサイクルすることで、焼却処分をするよりCO2を約5.9t削減(※)できます。
※環境省 「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」より算出
■関西学院大学と大栄衛生が協働する背景
2023年5月に新型コロナウイルス感染症対策が緩和されたことを受けて、SDGs推進本部(本部長:学長・森康俊)を設置する関西学院大学では撤去可能となった飛沫防止パネルのリサイクルを検討していました。また、学内にはKG SDGs キャンパスサポーターをはじめとして、SDGsに関心を持つ学生が多くいることから、学生を巻き込んだ教育的取り組みに昇華することを構想していました。そこで、環境保護の一環として飛沫防止パネルのリサイクル事業を模索していた大栄衛生に協働を打診。同社の「若者とSDGsの取り組みを盛り上げていきたい」という方針とKG SDGsキャンパスサポーターの活動方針とが一致し、今回の協働に至りました。
■関西学院大学 学長メッセージ
3年間私たちの会食やカフェでの語らい、また事務室での相談の<あいだ>にあったアクリル板。大学でいったいどれくらいの量になるのか。もし全国の大学をあわせたら、また飲食店全体で、いったいどのくらいになるのだろう。5月8日にいざ撤去できるとなった時に、みんなが考えたことだと思います。持続可能な社会を目指し取り組んでいる以上、しっかり、その最期を見届け、次なる価値を創造する。今回、大栄衛生さまのご協力で、学生主体の取り組みが可能となりました。新型コロナウイルス感染症対策が一段落した「針供養」のような感慨もあります。感染症の社会的意味やSDGsを考えるきっかけになればと思います。
■大栄衛生 社長メッセージ
当社は、これまでも地域の若者への環境学習のプロジェクトに積極的に取り組んできました。関西学院大学様との協働により、学生のSDGsへの関心を高める活動に貢献できることを光栄に思います。我々の目標は、廃棄物の最小化とリサイクルの促進を通じて、地球の資源を保護し、環境への負荷を軽減することです。今後も廃棄物・リサイクルに関わる環境系企業として、資源を1つも無駄にしない、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みを追求していきます。
―プロジェクト当日の流れ―
日時:6月28日(水)11時〜12時
場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス
参加予定学生数:10名程度
当日の流れ:
11時〜11時30分 大栄衛生 副社長 赤澤知宣による環境授業
11時30分〜12時 KG SDGsキャンパスサポーターらと大栄衛生社員による分別作業(雨天決行)
関西学院大学について
学校名:関西学院大学
所在地:兵庫県西宮市上ケ原一番町1番155号
学長:森 康俊
創立:1889年
KG SDGs キャンパスサポーターとは:
KG SDGs キャンパスサポーターは、2021年12月に関西学院大学SDGs推進本部の下で発足した学生団体です。計9学部から48名のメンバーが集まり、学内外でSDGsの普及や実践に取り組んでいます。昨年度の活動実績は、FM大阪ラジオ番組への出演、大学生協食堂での大豆ミートタコライスの提供、西宮市内での本学留学生とのGPSプロギング、兵庫県庁主催のシンポジウムおよびワークショップへの登壇・参加など。今年度は、学内のSDGs関連学生団体の交流会「KG SDGsカフェ」を開催し、現在、中高生を主な対象にしたSDGsボードゲームの制作や、企業との連携による若年層のSDGs意識調査の準備を進めています。
株式会社大栄衛生について
会社名:株式会社大栄衛生
所在地:兵庫県西宮市鳴尾浜2丁目1番26号
代表者:赤澤 健一
創業:1960年
事業内容:グッドホールディングスグループの傘下として西宮市の事業ごみ・家庭ごみの収集運搬事業を行っています。長年にわたり地域の廃棄物処理事業に携わり、地域の市民生活”と“地域事業者”の社会基盤であるということを自覚し、エッセンシャルワーカーとして安定的かつ持続的にサービスを提供しています。業界のイメージ刷新のため関西初となる女性だけのごみ収集チーム、「さくらチーム」を2017年に発足。その他、政府関係者などを対象に廃棄物の講演やJICA研修受け入れを行い地球全体の循環型社会の構築に貢献しています。