フォーブス誌が「日本長者番付」発表
[16/04/07]
提供元:PRTIMES
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日本経済の低成長が続くなか、長者たちの資産は増加したのか。
フォーブス誌が日本長者番付を発表した。今回も首位の座を守ったのは、ファーストリテイリングの柳井正だった。名前が挙がった富豪たちのおよそ半数は、ここ一年で保有資産を増やした。円高に加え、外国企業の買収や海外事業の拡大によって、外国人消費者を取り込むことに成功したことがその大きな要因だ。
[画像1: http://prtimes.jp/i/17289/4/resize/d17289-4-184647-1.jpg ]
2016年4月7日– 2016年版の「日本長者番付」が発表された。
今年の日本長者番付は、http://forbesjapan.com/japanrich/ と月刊誌「Forbes JAPAN」7月号(5月25日発売)に掲載される。
日経平均株価はこの一年で14%下落したが、富豪たちはそうしたなかでも資産を増やした。ただし、株価下落の影響で資産を減らした長者もおり、番付上位50人の保有資産の総額は、昨年の1,410億ドル(約15兆9,330億円)から1,370億ドル(約15兆4,810億円)に減少した。
今回も首位の座を守ったのは、アパレル大手ファーストリテイリングの柳井正だった。資産額は163億ドル(約1兆8,419億円)。前年からはおよそ48億ドル減少した。傘下の衣料チェーン「ユニクロ」を展開する同社は、暖冬の影響を理由に今期の業績予想を下方修正した。ただ、どんなときでも楽観的なことで知られる柳井は、2020年までに自社を衣料小売業界の世界最大手にすると述べている。
前年に続き2位となった孫正義の純資産は、149億ドル(約1兆6,837億円)だった。前年より約10億ドル増加している。自身が創業したソフトバンクは2013年、米携帯大手スプリントを220億ドルで買収。その後も再建を進めている。ただ、これまでのところ大きな成果は上がっていない。同社が最近手掛けた事業のうち最大の利益を上げているのは、中国の電子商取引大手、アリババ(阿里巴巴)株32%の取得だ。
3位は70歳の佐治信忠とその近親者だった。資産額は前年より約8億ドル多い117億ドル(約1兆3,221億円)となっている。サントリーホールディングスの代表取締役会長である同氏は2014年、バーボン・ウイスキーの「ジムビーム」と「メーカーズマーク」で知られる米ビームを160億ドルで買収。その後、同年に社長職を退き会長に就任。その後任には、同社の創業以来、初めて親族以外が就任した。最高執行責任者(COO)兼副社長には、佐治の甥で創業者のひ孫にあたる鳥井信宏が就いている。
計測制御機器の世界的大手、キーエンス創業者の滝崎武光は今回、前年からランクを1つ上げて4位につけた。資産額は前回より約5億ドル少ない83億ドル(約9,379億円)だった。同氏は2015年3月に会長職を退任したが、取締役名誉会長として社内にとどまっている。東証一部上場の同社は、成果主義の給与体系で優秀な人材を多く獲得していることで知られる。
今回の番付では、初めてランク入りした人、最も資産を増やした人はどちらも、化粧品・美容関連事業に携わる人たちだった。東証一部上場のコーセーの小林社長と弟たち(19位、資産21億ドル)は、初めてリストに名を連ねた。同社の株価がここ一年で、50%を上回る上昇を記録したことが主な要因だ。一方、保有資産の増加率で1位となったのは、ポーラ・オルビスCEOの鈴木郷史(33位、資産11億ドル)だった。保有する資産はこの一年で、69%膨れ上がっている。植物原料やオーガニックにこだわった製品が、投資家や消費者から高い支持を得たことが大きく影響した。
小林兄弟以外に初めてランク入りしたのは、以下の5人だ。
コスモス薬品の宇野正晃(24位、資産15億5,000万ドル)、スーパーマーケット、イズミの山西泰明(39位、同9億4,000万ドル)、クックパッドの佐野陽光(42位、同8億8,000万ドル)、戸建て分譲、飯田グループホールディングスの飯田和美(46位、同8億2,000万ドル)。
なお、今回の長者番付に名を連ねた人たちの保有資産の最低額は、7億5,000万ドル。昨年の6億ドルより増加した。
今年の日本長者番付の上位10人は、以下のとおり(カッコ内は保有資産額)。
1) 柳井正 163億ドル(約1兆8,419億円)
2) 孫正義 149億ドル(約1兆6,837億円)
3) 佐治信忠 117億ドル(約1兆3,221億円)
4) 滝崎武光 83億ドル(約9,379億円)
5) 三木谷浩史 57億ドル(約6,441億円)
6) 森章 48億ドル(約5,424億円)
7) 高原慶一郎 42億ドル(約4,746億円)
8) 毒島邦夫・秀行 41億ドル(約4,633億円)
9) 韓 昌祐(ハン・チャンウ) 40億ドル(約4,520億円)
10) 伊藤雅俊 39億ドル(約4,407億円)
ランキングは各氏から入手した情報に加え、上場企業基本データ、証券取引所やアナリストら、データベースから得た情報、政府機関の公開情報を基に作成した。また、世界長者番付とは異なり、近親者の保有資産も含めて算出している。各氏の資産額は、2016年3月25日の株価と為替レート(1ドル=113円)に基づき算出した。
上記に関する詳細については、下記リンクから閲覧が可能
http://forbesjapan.com/japanrich/
[画像2: http://prtimes.jp/i/17289/4/resize/d17289-4-782359-2.jpg ]
「Forbes Media」とは
Forbes Mediaは、ビジネス、投資、テクノロジー、起業家精神、リーダーシップ、豊かなライフスタイルなどに関する情報やニュースを提供する、グローバル・ブランディングおよびテクノロジー企業です。弊社はフォーブス、フォーブスアジア、フォーブスヨーロッパ、そしてフォーブスライフ誌を発行し、Forbes.comのサイトの運営を行っています。フォーブス・ブランドは本誌に加え、フォーブスとライセンス契約している世界37か国の各国版とForbes.com、テレビ、カンファレンス、リサーチ、ソーシャル&モバイルプラットフォームを通じて毎月、世界の8,000万人以上の人々にビジネスに関わるメッセージをお届けしています。フォーブス・メディアのブランドは、会議、不動産、教育、財務サービス、そしてテクノロジーのライセンス契約にまで及んでいます。
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2014年6月「Forbes」の日本版として、「フォーブス ジャパン」と題し新創刊。日本版は、「世界から日本に、日本を世界へ」をテーマに、グローバルな視点を持つ読者たちに向け、フォーブス本国版、各国版の記事をキュレーションし、日本オリジナル記事と共に構成。また、毎号ライフスタイル記事を同載し、読者へオンとオフの情報をお届けします。雑誌と共に、WEB版も昨年から本格始動し、各ポータル系サイト、ニュースキュレーションサイトなどへも記事を配信中。
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フォーブス誌が日本長者番付を発表した。今回も首位の座を守ったのは、ファーストリテイリングの柳井正だった。名前が挙がった富豪たちのおよそ半数は、ここ一年で保有資産を増やした。円高に加え、外国企業の買収や海外事業の拡大によって、外国人消費者を取り込むことに成功したことがその大きな要因だ。
[画像1: http://prtimes.jp/i/17289/4/resize/d17289-4-184647-1.jpg ]
2016年4月7日– 2016年版の「日本長者番付」が発表された。
今年の日本長者番付は、http://forbesjapan.com/japanrich/ と月刊誌「Forbes JAPAN」7月号(5月25日発売)に掲載される。
日経平均株価はこの一年で14%下落したが、富豪たちはそうしたなかでも資産を増やした。ただし、株価下落の影響で資産を減らした長者もおり、番付上位50人の保有資産の総額は、昨年の1,410億ドル(約15兆9,330億円)から1,370億ドル(約15兆4,810億円)に減少した。
今回も首位の座を守ったのは、アパレル大手ファーストリテイリングの柳井正だった。資産額は163億ドル(約1兆8,419億円)。前年からはおよそ48億ドル減少した。傘下の衣料チェーン「ユニクロ」を展開する同社は、暖冬の影響を理由に今期の業績予想を下方修正した。ただ、どんなときでも楽観的なことで知られる柳井は、2020年までに自社を衣料小売業界の世界最大手にすると述べている。
前年に続き2位となった孫正義の純資産は、149億ドル(約1兆6,837億円)だった。前年より約10億ドル増加している。自身が創業したソフトバンクは2013年、米携帯大手スプリントを220億ドルで買収。その後も再建を進めている。ただ、これまでのところ大きな成果は上がっていない。同社が最近手掛けた事業のうち最大の利益を上げているのは、中国の電子商取引大手、アリババ(阿里巴巴)株32%の取得だ。
3位は70歳の佐治信忠とその近親者だった。資産額は前年より約8億ドル多い117億ドル(約1兆3,221億円)となっている。サントリーホールディングスの代表取締役会長である同氏は2014年、バーボン・ウイスキーの「ジムビーム」と「メーカーズマーク」で知られる米ビームを160億ドルで買収。その後、同年に社長職を退き会長に就任。その後任には、同社の創業以来、初めて親族以外が就任した。最高執行責任者(COO)兼副社長には、佐治の甥で創業者のひ孫にあたる鳥井信宏が就いている。
計測制御機器の世界的大手、キーエンス創業者の滝崎武光は今回、前年からランクを1つ上げて4位につけた。資産額は前回より約5億ドル少ない83億ドル(約9,379億円)だった。同氏は2015年3月に会長職を退任したが、取締役名誉会長として社内にとどまっている。東証一部上場の同社は、成果主義の給与体系で優秀な人材を多く獲得していることで知られる。
今回の番付では、初めてランク入りした人、最も資産を増やした人はどちらも、化粧品・美容関連事業に携わる人たちだった。東証一部上場のコーセーの小林社長と弟たち(19位、資産21億ドル)は、初めてリストに名を連ねた。同社の株価がここ一年で、50%を上回る上昇を記録したことが主な要因だ。一方、保有資産の増加率で1位となったのは、ポーラ・オルビスCEOの鈴木郷史(33位、資産11億ドル)だった。保有する資産はこの一年で、69%膨れ上がっている。植物原料やオーガニックにこだわった製品が、投資家や消費者から高い支持を得たことが大きく影響した。
小林兄弟以外に初めてランク入りしたのは、以下の5人だ。
コスモス薬品の宇野正晃(24位、資産15億5,000万ドル)、スーパーマーケット、イズミの山西泰明(39位、同9億4,000万ドル)、クックパッドの佐野陽光(42位、同8億8,000万ドル)、戸建て分譲、飯田グループホールディングスの飯田和美(46位、同8億2,000万ドル)。
なお、今回の長者番付に名を連ねた人たちの保有資産の最低額は、7億5,000万ドル。昨年の6億ドルより増加した。
今年の日本長者番付の上位10人は、以下のとおり(カッコ内は保有資産額)。
1) 柳井正 163億ドル(約1兆8,419億円)
2) 孫正義 149億ドル(約1兆6,837億円)
3) 佐治信忠 117億ドル(約1兆3,221億円)
4) 滝崎武光 83億ドル(約9,379億円)
5) 三木谷浩史 57億ドル(約6,441億円)
6) 森章 48億ドル(約5,424億円)
7) 高原慶一郎 42億ドル(約4,746億円)
8) 毒島邦夫・秀行 41億ドル(約4,633億円)
9) 韓 昌祐(ハン・チャンウ) 40億ドル(約4,520億円)
10) 伊藤雅俊 39億ドル(約4,407億円)
ランキングは各氏から入手した情報に加え、上場企業基本データ、証券取引所やアナリストら、データベースから得た情報、政府機関の公開情報を基に作成した。また、世界長者番付とは異なり、近親者の保有資産も含めて算出している。各氏の資産額は、2016年3月25日の株価と為替レート(1ドル=113円)に基づき算出した。
上記に関する詳細については、下記リンクから閲覧が可能
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