GINZA SIXの能舞台へ行く、能ガールの今風おしゃれライフスタイル
[17/05/31]
提供元:PRTIMES
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純愛ラブストーリー「井筒」を新進気鋭の若手能楽師が演ずる
380年ぶりに銀座に帰ってきた能舞台がGINZA SIXにある。オトナ女子の間で静かなブームになっている能。茶道、華道、歌舞伎などの源にある能に触れることで、知性と教養を磨く彼女たち。ブームの火付け役のひとり、若手能楽師、武田宗典氏の自主公演が6月25日にGINZA SIXで行われる。
[画像1: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-945859-0.jpg ]
能楽の祖、世阿弥(ぜあみ)自身が「最上級の作品である」と自賛した、純愛ラブストーリー「井筒」(いづつ)をメインに据えた「武田宗典之会」主宰の武田宗典(たけだむねのり)氏は、一生を能楽の継承に捧げる家系に生まれた能楽師。今の若手能楽師のホープのひとりだ。
若手能楽師の自主公演の背景にあるのが、いま静かなブームとなっている「能ガール」。
彼女たちを能楽へ誘うのは、オトナ女子ならではの、和のカルチャーへの知的探求心。数年で入れ替わるトレンドを追いつつも、年齢にふさわしい知性と教養の土壌として、能楽がにわかに注目されている。最近導入が始まった、プロの能楽師によるリアルタイム実況解説ガイドが、彼女たちの能楽デビューを後押ししているのは言うまでもない。そこへタイミング良く銀座に能楽堂がオープンしたことで、能楽が今風のおしゃれライフスタイルの中に違和感なく溶け込めるようになった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-563628-1.jpg ]
厳格な能楽公演での新しい試みとして、フェスでは当たり前のフォトスポットを、今回初めて設ける。また、ポートレート撮影で知られるカメラマン安田慎一氏撮りおろしの、武田宗典氏が『海士』(あま)のシテ(主役)を国立能楽堂で勤めた際の、舞台裏の様子も紹介する予定だ。
会場の二十五世観世左近記念 観世能楽堂(通称 観世能楽堂)は、GINZA SIXの地下3階にあり、そこには銀座の喧噪とは真逆の静謐な空間が広がる。能舞台は、渋谷区松濤にあったものがそっくりそのまま移築されている。観世流は、江戸時代にちょうど今の銀座1丁目から2丁目付近に本拠地を構えていたため、実に380年ぶりに「銀座へ帰ってきた」能舞台となる。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-577415-3.jpg ]
そんなGINZA SIXの能楽堂で行われる初の若手能楽師による自主公演とあって、豪華キャストが揃うのも注目だ。能楽界の最大流派、観世流の宗家家元 観世清和氏が応援出演するほか、囃子方(はやしかた:能楽の楽器担当)では、重要無形文化財認定 小鼓方大倉流16世宗家の大倉源次郎氏や、大鼓方葛野流宗家の亀井広忠氏などが出演する。この顔ぶれともなれば、通でなくとも行きたくなる。
能楽は、同じ演目を約1ヵ月間毎日公演している歌舞伎興行と違って、どの公演も一度きりしか行われない。以後同じキャスト、演目の組み合わせで公演が行われることは、一生の間まずないと言っていいほどだ。
一期一会のこの公演の肝にすえられているのが、冒頭の「井筒」。女性が一途に一人の男性を想うさまが描かれた純愛もの。時空は能楽らしく「あの世」と「この世」を貫き、男女がつむぐ愛の言葉がまた美しい。ひと昔前であれば、能楽鑑賞には、前提として古典に通じていることを求められていた。そこへ実況ガイドが、空間や間合い、所作の行間など、見えないものをある意味可視化させるツールとして登場。能未体験者でも、感情移入し、自身のイマジネーションと人生経験を投影させ、能というクリエーションにグッと入り込むことができるようになった。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-226932-2.jpg ]
こうして新たに形成されている能楽の支持層は、鑑賞後に、古典文学や装束、歴史、ひいては茶の湯や華道などへ関心を向けている。広い分野での更なる学びが、能楽鑑賞を重ねる度に味わい深いものにしているようだ。銀座に能楽が「帰ってきた」ことで、これからの能楽の歴史が色んな意味で新たに刻まれていく。
【公演概要】
◆公演名:武田宗典之会
◆日 時:2017年6月25日(日) 13時30分開演(12時50分開場)〜17時終演予定
◆会 場:二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX地下3階)
◆チケット料金:SS指定席…9,000円、S指定席…7,000円、A指定席…6,000円、B自由席…4,000円、学生自由席…2,500円(通信、放送大学等を除く、30歳未満の学生に限らせて頂きます。)
◆チケット販売方法:カンフェティhttp://www.confetti-web.com/detail.php?tid=38283 武田宗典ホームページhttp://takedamunenori.com/work
◆ナマ解説ガイド申込み:チケット購入時に申込み可能。別途申込みの場合は、http://takedamunenori.com/work
◆オフィシャルHP:http://takedamunenori.com/
◆主 催:武田宗典実行委員会(武田宗典、有限会社ストーンフィールド)
◆後 援:一般財団法人 衆我財団、一般社団法人 武田太加志記念能楽振興財団
◆協 賛:株式会社まきふく
◆公式Facebookアカウント: https://www.facebook.com/munenorin.takeda/
[画像5: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-560797-4.jpg ]
【能楽トリビア:能楽は習うことができる!】
能楽というと、漠然と特別(?!)な人のための芸能と思われているようですが、実は年齢不問、初心者から誰でもピアノやバレエのように、プロの能楽師に習うことができます。メニューは2つあって、一つは謡(うたい)という、台本にある、全キャストのセリフや、背景説明のバックコーラスなどすべてを独特の音階で謡うのを習うもの。もう一つは、仕舞(しまい)という、能の舞を習うものです。
習い方にも2つのスタイルがあります。一つは1対多のスタイルで、カルチャーセンター主催や能楽師が単発で開催しているワークショップがそれに該当します(全国の能楽公演情報サイトには、公演情報と一緒にワークショップ情報も掲載されています)。二つ目は、能楽師と1対1で教わるスタイルで、700年来、能楽はこのスタイルで伝承されてきています。だいたいは、ワークショップ等で先生との出会いがあって、1対1で、マイペースで習うスタイルへの移行していくケースが多いようです。
※GINZA SIXの能楽堂でも「朝イチ能楽講座」を7月に開講します。
(詳細はこちらから https://goo.gl/FCppQ2)
[画像6: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-716313-6.jpg ]
【公演プログラム】
第一部:舞囃子「高砂」
第二部:狂言 「蚊相撲(かずもう)」
第三部:能 「井筒(いづつ)」
☆舞囃子は能のクライマックスの舞を囃子入りで、紋付袴姿・素顔で舞うスタイルです。
◇主な出演者一覧
★武田宗典之会主宰:武田宗典(末尾にプロフィール掲載)
★その他の出演者
☆シテ方:観世清和※ 武田志房※ 武田宗和※ 岡久広※ 武田尚浩※ 武田文志 他
☆ワキ方:宝生欣哉※
☆狂言方:野村太一郎 内藤連 中村修一
☆囃子方:原岡一之 小寺真佐人 住駒充彦 斎藤敦 亀井広忠※ 大倉源次郎※
★ナマ解説ガイド担当:武田崇史
※印は重要無形文化財総合指定保持者
[画像7: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-299378-7.jpg ]
◆武田宗典(たけだむねのり)プロフィール
観世流シテ方。武田宗和(父)及び、観世流26世宗家・観世清和に師事。2歳にて初舞台。早稲田大学では演劇専修。ミュージカル等への出演、演出の経験をもつ異色の能楽師。アメリカで能と現代オペラの競演『Tomoe & Yoshinaka』を企画・主演。趣味はヨガと舞台鑑賞。猫と酒場をこよなく愛する。
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380年ぶりに銀座に帰ってきた能舞台がGINZA SIXにある。オトナ女子の間で静かなブームになっている能。茶道、華道、歌舞伎などの源にある能に触れることで、知性と教養を磨く彼女たち。ブームの火付け役のひとり、若手能楽師、武田宗典氏の自主公演が6月25日にGINZA SIXで行われる。
[画像1: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-945859-0.jpg ]
能楽の祖、世阿弥(ぜあみ)自身が「最上級の作品である」と自賛した、純愛ラブストーリー「井筒」(いづつ)をメインに据えた「武田宗典之会」主宰の武田宗典(たけだむねのり)氏は、一生を能楽の継承に捧げる家系に生まれた能楽師。今の若手能楽師のホープのひとりだ。
若手能楽師の自主公演の背景にあるのが、いま静かなブームとなっている「能ガール」。
彼女たちを能楽へ誘うのは、オトナ女子ならではの、和のカルチャーへの知的探求心。数年で入れ替わるトレンドを追いつつも、年齢にふさわしい知性と教養の土壌として、能楽がにわかに注目されている。最近導入が始まった、プロの能楽師によるリアルタイム実況解説ガイドが、彼女たちの能楽デビューを後押ししているのは言うまでもない。そこへタイミング良く銀座に能楽堂がオープンしたことで、能楽が今風のおしゃれライフスタイルの中に違和感なく溶け込めるようになった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-563628-1.jpg ]
厳格な能楽公演での新しい試みとして、フェスでは当たり前のフォトスポットを、今回初めて設ける。また、ポートレート撮影で知られるカメラマン安田慎一氏撮りおろしの、武田宗典氏が『海士』(あま)のシテ(主役)を国立能楽堂で勤めた際の、舞台裏の様子も紹介する予定だ。
会場の二十五世観世左近記念 観世能楽堂(通称 観世能楽堂)は、GINZA SIXの地下3階にあり、そこには銀座の喧噪とは真逆の静謐な空間が広がる。能舞台は、渋谷区松濤にあったものがそっくりそのまま移築されている。観世流は、江戸時代にちょうど今の銀座1丁目から2丁目付近に本拠地を構えていたため、実に380年ぶりに「銀座へ帰ってきた」能舞台となる。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-577415-3.jpg ]
そんなGINZA SIXの能楽堂で行われる初の若手能楽師による自主公演とあって、豪華キャストが揃うのも注目だ。能楽界の最大流派、観世流の宗家家元 観世清和氏が応援出演するほか、囃子方(はやしかた:能楽の楽器担当)では、重要無形文化財認定 小鼓方大倉流16世宗家の大倉源次郎氏や、大鼓方葛野流宗家の亀井広忠氏などが出演する。この顔ぶれともなれば、通でなくとも行きたくなる。
能楽は、同じ演目を約1ヵ月間毎日公演している歌舞伎興行と違って、どの公演も一度きりしか行われない。以後同じキャスト、演目の組み合わせで公演が行われることは、一生の間まずないと言っていいほどだ。
一期一会のこの公演の肝にすえられているのが、冒頭の「井筒」。女性が一途に一人の男性を想うさまが描かれた純愛もの。時空は能楽らしく「あの世」と「この世」を貫き、男女がつむぐ愛の言葉がまた美しい。ひと昔前であれば、能楽鑑賞には、前提として古典に通じていることを求められていた。そこへ実況ガイドが、空間や間合い、所作の行間など、見えないものをある意味可視化させるツールとして登場。能未体験者でも、感情移入し、自身のイマジネーションと人生経験を投影させ、能というクリエーションにグッと入り込むことができるようになった。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-226932-2.jpg ]
こうして新たに形成されている能楽の支持層は、鑑賞後に、古典文学や装束、歴史、ひいては茶の湯や華道などへ関心を向けている。広い分野での更なる学びが、能楽鑑賞を重ねる度に味わい深いものにしているようだ。銀座に能楽が「帰ってきた」ことで、これからの能楽の歴史が色んな意味で新たに刻まれていく。
【公演概要】
◆公演名:武田宗典之会
◆日 時:2017年6月25日(日) 13時30分開演(12時50分開場)〜17時終演予定
◆会 場:二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX地下3階)
◆チケット料金:SS指定席…9,000円、S指定席…7,000円、A指定席…6,000円、B自由席…4,000円、学生自由席…2,500円(通信、放送大学等を除く、30歳未満の学生に限らせて頂きます。)
◆チケット販売方法:カンフェティhttp://www.confetti-web.com/detail.php?tid=38283 武田宗典ホームページhttp://takedamunenori.com/work
◆ナマ解説ガイド申込み:チケット購入時に申込み可能。別途申込みの場合は、http://takedamunenori.com/work
◆オフィシャルHP:http://takedamunenori.com/
◆主 催:武田宗典実行委員会(武田宗典、有限会社ストーンフィールド)
◆後 援:一般財団法人 衆我財団、一般社団法人 武田太加志記念能楽振興財団
◆協 賛:株式会社まきふく
◆公式Facebookアカウント: https://www.facebook.com/munenorin.takeda/
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【能楽トリビア:能楽は習うことができる!】
能楽というと、漠然と特別(?!)な人のための芸能と思われているようですが、実は年齢不問、初心者から誰でもピアノやバレエのように、プロの能楽師に習うことができます。メニューは2つあって、一つは謡(うたい)という、台本にある、全キャストのセリフや、背景説明のバックコーラスなどすべてを独特の音階で謡うのを習うもの。もう一つは、仕舞(しまい)という、能の舞を習うものです。
習い方にも2つのスタイルがあります。一つは1対多のスタイルで、カルチャーセンター主催や能楽師が単発で開催しているワークショップがそれに該当します(全国の能楽公演情報サイトには、公演情報と一緒にワークショップ情報も掲載されています)。二つ目は、能楽師と1対1で教わるスタイルで、700年来、能楽はこのスタイルで伝承されてきています。だいたいは、ワークショップ等で先生との出会いがあって、1対1で、マイペースで習うスタイルへの移行していくケースが多いようです。
※GINZA SIXの能楽堂でも「朝イチ能楽講座」を7月に開講します。
(詳細はこちらから https://goo.gl/FCppQ2)
[画像6: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-716313-6.jpg ]
【公演プログラム】
第一部:舞囃子「高砂」
第二部:狂言 「蚊相撲(かずもう)」
第三部:能 「井筒(いづつ)」
☆舞囃子は能のクライマックスの舞を囃子入りで、紋付袴姿・素顔で舞うスタイルです。
◇主な出演者一覧
★武田宗典之会主宰:武田宗典(末尾にプロフィール掲載)
★その他の出演者
☆シテ方:観世清和※ 武田志房※ 武田宗和※ 岡久広※ 武田尚浩※ 武田文志 他
☆ワキ方:宝生欣哉※
☆狂言方:野村太一郎 内藤連 中村修一
☆囃子方:原岡一之 小寺真佐人 住駒充彦 斎藤敦 亀井広忠※ 大倉源次郎※
★ナマ解説ガイド担当:武田崇史
※印は重要無形文化財総合指定保持者
[画像7: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-299378-7.jpg ]
◆武田宗典(たけだむねのり)プロフィール
観世流シテ方。武田宗和(父)及び、観世流26世宗家・観世清和に師事。2歳にて初舞台。早稲田大学では演劇専修。ミュージカル等への出演、演出の経験をもつ異色の能楽師。アメリカで能と現代オペラの競演『Tomoe & Yoshinaka』を企画・主演。趣味はヨガと舞台鑑賞。猫と酒場をこよなく愛する。
[画像8: https://prtimes.jp/i/17872/4/resize/d17872-4-923268-5.jpg ]