サウジ大手メディア出版会社SRMGがコンテンツビジネスを開始
[16/03/25]
提供元:PRTIMES
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日本のマンガ・アニメ・ゲーム界でパートナー探し
中東・北アフリカの大手メディア出版会社「サウジリサーチアンドマーケティンググループ(SRMG)」は、コンテンツ部門を新たに開設し、マンガ・アニメやゲームを日本と提携し、中東・北アフリカでビジネス展開すると最高経営責任者ブカーリ・イサム氏が16日都内で記者発表した。
[画像1: http://prtimes.jp/i/18382/4/resize/d18382-4-307824-1.jpg ]
ブカーリ氏によると、中東・北アフリカの人口は、4億2千万で、その50%が25歳以下。日本のマンガやアニメは以前から流行しているが正規の方法で流通されず、原画をアラビア語に直しネットに載せている海賊版がほとんどで画像も悪く著作権など無視されている。それでも月100万回以上のアクセスがありマンガは若い人達の流行の中心にある。
日本でサウジ留学生を育成し自身もアニメを見て育ったイサム氏は、このコンテンツ文化の流れをビジネスにすることを発案した。「アラビア圏のアニメサイトのアクセス数はフランスの各アニメHPより圧倒的に多く、またスマートフォンの普及でアニメ・ゲームは、2020年の市場規模は40億ドルを超えると見込まれる。今後の展望として、マンガ事業は出版物としての地位の確立や新しいマンガシリーズを翻訳して出版するため、これら事業を可能にするコンテンツ製作会社・翻訳会社・著作権・版権取扱い会社・グッズ販売会社などとパートナーを組む。」と述べた。また中東のマンガ作家やコンテンツ業界に関わりたい若者達に日本のやり方を身につけ世界に発信できるよう人材育成を進めたいとコメントした。
中東マンガ雑誌編集長のアルタミーミ氏は、アラビアの文化圏で日本と同等のレベルのマンガを作りアラビア語で出版する夢を持つ。2011年からプロのチームを組んで2012年、中東フィルムコミコンでマンガを出版し5000部を販売した。アラビア文化圏のマンガの発展は著しくマンガ雑誌の普及に伴い市場シェアも拡大している。今後SRMGが日本の出版社と戦略的パートナーを組み、アラビア文化圏の若者が一緒にマンガを作るなどすれば、日本のソフトパワーがアラビア文化圏に飛躍的に普及されると述べた。
SRMGは、サウジアラビアで1988年設立、出版・印刷・配送・広告・教育・情報メディアを子会社に持つ中東・北アフリカ地域最大級の総合メディア出版会社グループ。『アラブニュース(英語)』『アシャルク・アルアウサト(アラビア語)』など発行し、若者人口が増加する同地域でニーズのある新しいビジネス展開が注目される。
[画像2: http://prtimes.jp/i/18382/4/resize/d18382-4-140983-2.jpg ]
【日本のマンガ・コンテンツ界4名がゲストスピーチ】
発表会でゲストスピーチをした手塚プロダクション代表取締役社長の松谷孝征氏は、同社創始者手塚治虫が「アニメやマンガは、国境を越えて世界に行ける。」さらに「日本のマンガは世界一だ。」と日本のマンガのグローバル化を語った。「世界のマンガショーを開催した折、せりふが少なく量が多い日本型のタッチをまねた作品が数多く送られてきて世界が日本のマンガに注目しているという証拠になった。」
マンガ家でありいくつかの漫画関係組織を束ねる里中満智子氏は、「手塚先生は日本のマンガ界に大きく貢献してきました。彼がいなかったら日本のマンガはもう少し遅れたでしょう。先生のマンガにはドラマがあり命や宇宙・永遠など大きなテーマをマンガを通じて話した。」里中氏も『鉄腕アトム』に育てられ「アトムだったらどうする?」「アトムに恥ずかしくない生き方をしよう」といつも考えていた。「マンガ家が大切なことは自分で考えた物語が伝わる絵や動きになっているかです。」と協調した。
マンガ評論家の小野耕世氏は、小さい頃手塚治虫先生とアメリカマンガに影響を受けた。「アメリカマンガは軍隊と一緒に日本に来て戦後すぐのカラー印刷は宝物でした。今では『アキラ』などでマンガ業界にパラダイムが生まれ、日本のマンガがアメリカのマンガを逆転し、出版点数やページ数が世界一になりました。マンガは、国籍に関係なくマンガ家同士が出会うと不思議と分かり合えます。マンガを通じてつながっているのです。今後は『京都国際ミュージアム』などを通じてマンガの国際化が発展することを願います。」
最後に(株)NEXT NINJAの山岸聖幸氏は、サウジアラビアを13年前学生時に訪問したことを話し、自社が制作した動画をスクリーンに写し活動内容を画像で説明した。今後SRMGと協力していきたいと展望を語った。
中東・北アフリカの大手メディア出版会社「サウジリサーチアンドマーケティンググループ(SRMG)」は、コンテンツ部門を新たに開設し、マンガ・アニメやゲームを日本と提携し、中東・北アフリカでビジネス展開すると最高経営責任者ブカーリ・イサム氏が16日都内で記者発表した。
[画像1: http://prtimes.jp/i/18382/4/resize/d18382-4-307824-1.jpg ]
ブカーリ氏によると、中東・北アフリカの人口は、4億2千万で、その50%が25歳以下。日本のマンガやアニメは以前から流行しているが正規の方法で流通されず、原画をアラビア語に直しネットに載せている海賊版がほとんどで画像も悪く著作権など無視されている。それでも月100万回以上のアクセスがありマンガは若い人達の流行の中心にある。
日本でサウジ留学生を育成し自身もアニメを見て育ったイサム氏は、このコンテンツ文化の流れをビジネスにすることを発案した。「アラビア圏のアニメサイトのアクセス数はフランスの各アニメHPより圧倒的に多く、またスマートフォンの普及でアニメ・ゲームは、2020年の市場規模は40億ドルを超えると見込まれる。今後の展望として、マンガ事業は出版物としての地位の確立や新しいマンガシリーズを翻訳して出版するため、これら事業を可能にするコンテンツ製作会社・翻訳会社・著作権・版権取扱い会社・グッズ販売会社などとパートナーを組む。」と述べた。また中東のマンガ作家やコンテンツ業界に関わりたい若者達に日本のやり方を身につけ世界に発信できるよう人材育成を進めたいとコメントした。
中東マンガ雑誌編集長のアルタミーミ氏は、アラビアの文化圏で日本と同等のレベルのマンガを作りアラビア語で出版する夢を持つ。2011年からプロのチームを組んで2012年、中東フィルムコミコンでマンガを出版し5000部を販売した。アラビア文化圏のマンガの発展は著しくマンガ雑誌の普及に伴い市場シェアも拡大している。今後SRMGが日本の出版社と戦略的パートナーを組み、アラビア文化圏の若者が一緒にマンガを作るなどすれば、日本のソフトパワーがアラビア文化圏に飛躍的に普及されると述べた。
SRMGは、サウジアラビアで1988年設立、出版・印刷・配送・広告・教育・情報メディアを子会社に持つ中東・北アフリカ地域最大級の総合メディア出版会社グループ。『アラブニュース(英語)』『アシャルク・アルアウサト(アラビア語)』など発行し、若者人口が増加する同地域でニーズのある新しいビジネス展開が注目される。
[画像2: http://prtimes.jp/i/18382/4/resize/d18382-4-140983-2.jpg ]
【日本のマンガ・コンテンツ界4名がゲストスピーチ】
発表会でゲストスピーチをした手塚プロダクション代表取締役社長の松谷孝征氏は、同社創始者手塚治虫が「アニメやマンガは、国境を越えて世界に行ける。」さらに「日本のマンガは世界一だ。」と日本のマンガのグローバル化を語った。「世界のマンガショーを開催した折、せりふが少なく量が多い日本型のタッチをまねた作品が数多く送られてきて世界が日本のマンガに注目しているという証拠になった。」
マンガ家でありいくつかの漫画関係組織を束ねる里中満智子氏は、「手塚先生は日本のマンガ界に大きく貢献してきました。彼がいなかったら日本のマンガはもう少し遅れたでしょう。先生のマンガにはドラマがあり命や宇宙・永遠など大きなテーマをマンガを通じて話した。」里中氏も『鉄腕アトム』に育てられ「アトムだったらどうする?」「アトムに恥ずかしくない生き方をしよう」といつも考えていた。「マンガ家が大切なことは自分で考えた物語が伝わる絵や動きになっているかです。」と協調した。
マンガ評論家の小野耕世氏は、小さい頃手塚治虫先生とアメリカマンガに影響を受けた。「アメリカマンガは軍隊と一緒に日本に来て戦後すぐのカラー印刷は宝物でした。今では『アキラ』などでマンガ業界にパラダイムが生まれ、日本のマンガがアメリカのマンガを逆転し、出版点数やページ数が世界一になりました。マンガは、国籍に関係なくマンガ家同士が出会うと不思議と分かり合えます。マンガを通じてつながっているのです。今後は『京都国際ミュージアム』などを通じてマンガの国際化が発展することを願います。」
最後に(株)NEXT NINJAの山岸聖幸氏は、サウジアラビアを13年前学生時に訪問したことを話し、自社が制作した動画をスクリーンに写し活動内容を画像で説明した。今後SRMGと協力していきたいと展望を語った。