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メルコリゾーツ、2020年第1四半期未監査決算を発表

【2020年5月14日木曜日マカオ発】アジアとヨーロッパにおいてゲーミングおよびエンターテインメントを提供する統合型リゾート施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(NASDAQ:MLCO、以下「メルコリゾーツ」または「当社」)は、未監査の2020年第1四半期の決算を本日発表しました。

2020年第1四半期の営業総収入は8億1,000万米ドル、前年同期の13億8,000万ドルから約41%減となりました。営業総収入減の主な要因は、2020年第1四半期におけるCOVID-19の感染拡大を抑制するために実施された、マカオにおけるカジノ施設の一時閉鎖、強化された隔離措置及びソーシャルディスタンスを確保するための措置に起因する全てのゲーミング部門及びノンゲーミング事業における軟調な業績によるものです。

前年同期の1億9,110万米ドルの営業利益と比較して、2020年第1四半期の営業損失は1億4,990万米ドルとなりました。

2020年第1四半期の調整後プロパティEBITDAは7,530万米ドルであり、前年同期の4億1,350万米ドルと比較して82%減となりました。

2020年第1四半期の純損失は3億6,400万米ドル(ADS1株当たり0.76米ドル)で、前年同期は1億2,010万米ドル(ADS1株当たり0.25米ドル)の純利益でした。2020年の第1四半期における非支配株主に帰属する純損失は4,200万米ドルであり、2019年第1四半期に非支配株主に帰属する純利益は190万米ドルであり、すべてスタジオ・シティ、シティ・オブ・ドリームス マニラ及びキプロスにおける営業に関連するものです。

メルコリゾーツの会長兼最高経営責任者(CEO)であるローレンス・ホーは、次のように述べています。

「COVID-19が世界の旅行産業と統合型リゾート施設に前例のない困難をもたらしている中、ウィルスの蔓延を防ぐため積極的な対応をとったことに、中華人民共和国政府とマカオ特別行政区政府に対し心からの感謝を申し上げます。また、この困難な状況で私たちがまさに必要としていた決断力のあるリーダーシップを発揮されたマカオ特別行政区長官にもお礼を申し上げます。」

「当社は堅実な方法でバランスシートの管理を継続しています。当社は、2020年3月31日時点で、12億米ドル以上の現金と現金と同等の資産を保有していました。2020年4月に新たなシニア融資契約を締結しながらも、約16億米ドルのリボルビング借入可能枠をまだ引き出していません。さらに、当社が保有するクラウン・リゾート・リミテッドの株式を売却することで、当社はバランスシートを更に補強しました。この売却に伴う総売却高は3億5,500万米ドルとなりました。」

「COVID-19の流行を考慮した流動性の確保と当社の事業への投資を継続するため、当社取締役会は当社の四半期配当計画を停止することを決定しました。これは、現状を踏まえた堅実な対応と言えます。当社は、四半期ごとの定期的な配当により株主の皆様に資本を還元し続けることにコミットし続けるとともに、事業環境に進展があった際には四半期配当の再開を検討します。」

「この困難な需要環境下で当社はコストを管理することに集中する一方、当社の貴重な社員の長期的な成長に対するコミットメントを全力で維持し続けています。マカオでの力強く深い伝統を持つ選ばれる企業として、当社は当社の長期的な成功が、社員の勤勉さと献身、及びマカオが旅行・エンターテインメントにおける世界をけん引する目的地として発展することに依拠していると信じています。社員の発展とコミュニティへの支援に対する当社の貢献は、市場をけん引するトレーニングプログラムと、赤十字社の中国湖北省支部、マカオ労働組合連合会(Macao Federation of Trade Unions)、マカオ女性総合協会(Women’s General Association of Macau)、キプロス保健省、フィリピンにおけるCOVID-19の影響を受けた家族や医療従事者へ最近行った寄付によって裏付けられています。」

「最近出版された2020フォーブス・トラベル・ガイドにおいて、フォーブスの開業時のレビューで、当社は新記録となる107個の星を獲得し、モーフィアスは、ホテル、スパ及びダイニングの全てで五つ星を獲得した世界で初めての、そして、唯一の施設となる栄誉にあずかりました。」

「サステナビリティは当社の事業における重要な優先事項であり続けています。2020年3月には、当社は、世界的な非営利環境団体であるCDPより2019年のBest First Time Performerに選ばれました。当社は今年初めにCDPよりA評価を受け、中華圏地域で開示を行っている企業の中で最高評価のうちの1つを獲得しました。これらの評価は当社の環境保護への努力、そして気候変動リスクを緩和することへの注力とコミットメントを証明するものです。」

「当社は、世界各地の開発計画にコミットし続けていきます。スタジオ・シティの拡張工事は順調に進んでいます。完工により、約900室の新たな高級客室とスイートルーム、世界で最大の室内/室外ウォーターパークの一つとなるシネプレックス、高級ダイニングレストラン、そして最新のMICEスペースが増設されます。ヨーロッパでは、完成すれば500室のラグジュアリーな客室、1,500席規模の円形演技場及び約10,000平方メートル のMICEスペースを備えたヨーロッパ最大の統合型リゾートとなる、シティ・オブ・ドリームス・メディテレーニアンを開発中です。」

「最後に、当社にとって、日本は重要な焦点のひとつであり続けます。当社のアジアのプレミアム部門への注力、高品質な施設ポートフォリオ、クラフツマンシップへの注力、世界トップレベルのエンターテインメントを提供することへの情熱、市場をリードするソーシャルセーフガードシステム、パートナーシップ構築について確立された実績、卓越したゲストサービスに関する企業風土及び雇用拡大へのコミットメントは、世界に類を見ない日本ならではの特徴ある統合型リゾートを横浜が実現することをサポートできる絶好の立場に当社を置くものと信じています。」

シティ・オブ・ドリームス第1四半期業績
シティ・オブ・ドリームスの営業総収入は、前年同期の7億1,330万米ドルに対し、2020年第1四半期(2020年3月31日末日)では4億6,760万米ドルでした。シティ・オブ・ドリームスの調整後EBITDAは、前年同期の2億2,860万米ドルに対し、2020年第1四半期では6,100万米ドルでした。調整後EBITDAの減少は、貸倒予想に対する引当ての増加に加え、主に、マス・ゲーミング・テーブル部門及びゲーミング・マシン部門の軟調な業績とノンゲーミング売上高の減少によるものです。

ローリング・チップ・ボリュームは前年同期の102億5,000万米ドルに対し2020年第1四半期は86億5,000万米ドルでした。ローリングチップの還元率については、2019年同期の3.42%に対し、2020年第1四半期では4.11%となりました。ローリングチップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は5億7,000万米ドルであり、前年同期の13億2,000米万ドルから売上減となりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の31.5%に対し、2020年第1四半期では全体の33.7%となりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、2019年同期の9億8,040万米ドルに対し、2020年第1四半期では5億0,960万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、2019年同期の4.0%に対し、2020年第1四半期では3.9%となりました。

シティ・オブ・ドリームス マカオのノンゲーミングの総売上は、前年同期の9,620万米ドルに対し、2020年第1四半期では4,700万米ドルとなりました。

アルティラ・マカオ第1四半期業績
アルティラ・マカオの営業総収入は、前年同期の1億3,300万米ドルに対し、第1四半期(2020年3月31日末日)では5,290万米ドルとなりました。アルティラ・マカオの調整後EBITDAは、前年同期の1,530万米ドルに対し、2020年第1四半期の調整後EBITDAは910万米ドルのマイナスとなりました。調整後EBITDAの前年からの減少は、全てのゲーミング部門の軟調な業績によるものです。

ローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の49億6,000万米ドルに対し、2020年第1四半期総売上では13億8,000万米ドルでした。ローリングチップの還元率は、前年同期の3.81%に対し、2020年第1四半期では4.48%となりました。ローリングチップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の1億3,920万米ドルに対し、6,440万米ドルでした。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の22.4%に対し、2020年第1四半期では全体の30.4%となりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、前年同期の6,070万米ドルに対し、2020年第1四半期では3,910万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、前年同期の5.1%に対し、2020年第1四半期では2.5%となりました。

アルティラ・マカオのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の670万米ドルに対し、2020年の第1四半期では、300万米ドルでした。

モカ・クラブ第1四半期業績
モカ・クラブの営業総収入は、前年同期の3,110万米ドルに対し、2020年第1四半期では1,800万米ドルとなりました。モカ・クラブの調整後EBITDAは、前年同期の600万米ドルに対し、2020年第1四半期は、10万米ドルとなりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、前年同期の6億6,430万米ドルに対し、2020年第1四半期では3億8,590万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、前年同期の4.7%に対し、2020年第1四半期では4.7%でした。

スタジオ・シティ第1四半期業績
スタジオ・シティの営業総収入は、前年同期の3億3,040万米ドルに対し、第1四半期(2020年3月31日末日)では1億3,660万米ドルとなりました。スタジオ・シティの調整後EBITDAは、前年同期の9,640万米ドルに対し、2020年第1四半期では940万米ドルのマイナスとなりました。調整後EBITDAの前年比減は、主に全てのゲーム部門の軟調な業績によるものです。

スタジオ・シティのローリング・チップ・ボリュームは、2019年第1四半期の26億6,000万米ドルに対し、2020年第1四半期では13億8,000万米ドルとなりました。ローリングチップの還元率は、前年同期の3.34%に対し、2020年第1四半期では3.31%となりました。ローリングチップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の8億5,140万米ドルから減少し、2020年第1四半期では3億5,280万米ドルとなりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の28.4%に対し、2020年第1四半期では全体の25.9%となりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、前年同期の5億6,060万米ドルに対し、2020年第1四半期では3億1,110万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、前年同期の3.3%に対し、2020年第1四半期では3.2%となりました。

スタジオ・シティのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の5,090万米ドルに対し、2020年第1四半期では2,100万米ドルとなりました。

シティ・オブ・ドリームス マニラ第1四半期業績
シティ・オブ・ドリームス マニラの営業総収入は、前年同期の1億4,240万米ドルに対し、第1四半期(2020年3月31日末日)では、1億1,030万米ドルとなりました。シティ・オブ・ドリームス マニラの2020年第1四半期調整後EBITDAは、前年同期の6,050万米ドルに対し、2,960万米ドルとなりました。調整後EBITDAの前年からの減少は、主に、全てのゲーミング部門の軟調な業績によるものです

シティ・オブ・ドリームス マニラのローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の22億9,000万米ドルに対し、2020年第1四半期では11億6,000万米ドルとなりました。ローリングチップの還元率は、前年同期の3.18%に対し、2020年第1四半期では3.72%となりました。ローリングチップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は1億5,690万米ドルであり、前年同期の1億8,430万米ドルから減額となりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の30.6%に対し、2020年第1四半期では全体の33.5%となりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、前年同期の9億0,750万米ドルに対し、2020年第1四半期では8億5,920万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、前年同期の5.8%に対し、2020年第1四半期では4.1%となりました。

シティ・オブ・ドリームス マニラのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の2,860万米ドルに対し、2020年第1四半期では2,560万米ドルとなりました。

キプロス事業の第1四半期業績
当社は、キプロス共和国において、同国最初のカジノとして臨時カジノを、そして、4つのサテライトカジノを営業しています。シティ・オブ・ドリームス・メディテレーニアンの完工と開業により、臨時カジノは営業を終了する一方で、4つのカジノの経営を継続します。

2020年3月31日終期の四半期において、キプロスにおけるカジノの営業総収入は、前年四半期の2,130万米ドルに対し、1,880万米ドルとなりました。キプロスにおけるカジノの2020年第1四半期調整後EBITDAは、前年同期の670万米ドルに対し、320万米ドルとなりました。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の3,820万米ドルに対して、2,490万米ドルとなりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の20.4%に対し、2020年第1四半期では21.5%となりました。

ゲーミング・マシンによる売上は、前年同期の2億4,350万米ドルに対し、2020年第1四半期では2億7,010万米ドルとなりました。ゲーミング・マシンの還元率は、前年同期の5.5%に対し、2020年第1四半期では5.0%となりました。

その他の業績要因
2020年第1四半期の純営業外費用合計は2億6,100万米ドルであり、主として投資有価証券に関する時価評価損に主に関連する営業外費用1億7,940万米ドル及び元加された金額を控除した7,820万米ドルの支払利息を含みます。

2020年第1四半期の減価償却費である1億6,230万米ドルのうち、1,430万米ドルはゲーミング施設の営業権の償却費、570万米ドルは土地使用権の償却費に関わるものでした。

本書に記載されている2020年3月31日末日四半期のスタジオ・シティのマイナスの調整後EBITDAは、SCIHLの2020年5月14日付2020年第1四半期決算発表(以下「スタジオ・シティ四半期決算発表」)に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAと比較して、870万米ドル低くなっています。スタジオ・シティ四半期決算発表に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには反映されていない、メルコグループ内手数料が反映されています。当該メルコグループ内手数料には、SCIHL及び同社の一部子会社及びメルコの一部子会社との間で請求される手数料及びシェアサービス費用が含まれます。同様に、本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、スタジオ・シティ・カジノにおけるテーブルゲーム事業に関する費用も反映されておりません。

財務状況と設備投資
2020年3月31日時点の現金および銀行預金残高の総額は12億2,000万米ドルであり、これには主にスタジオ・シティに関連する使途制限付の現金5,490万米ドルが含まれます。負債総額は2020年第1四半期末時点の未償却繰延資金調達費用を控除して46億5,000万米ドルとなります。

2020年第1四半期の設備投資額は9,680万米ドルで、主にシティ・オブ・ドリームスにおける各種プロジェクト、及びスタジオ・シティ第二期建設事業に関わるものです。

当会計年度の初めから今日まで、当社はADSを約300万株(4,500万米ドル相当)を、当社が2018年11月に発表した5億米ドル相当株式買戻計画のもとで買い戻して参りました。また、本買戻計画においてまだ買い戻されていない株式の最大価値はおよそ2億9,900万米ドルとなります。

配当の停止
COVID-19の流行を考慮した流動性の確保と当社の事業への投資を継続するため、当社取締役会は当社の四半期配当計画を停止することを決定しました。

最近の動向
COVID-19の感染拡大は、当社の事業、財務状況及び2020年第2四半期予測に重大な影響を与え続けています。

当社のマカオでの事業は、マカオ当局、香港当局そして中国の一定の地域の当局により課された、ほぼ全てのマカオへの旅行者及びマカオからの旅行者に対してする著しい旅行禁止や制限、検疫規制により、引き続き影響を受けています。さらに、利用者の滞在及び消費に影響を与えうる、当社の資産に対する健康に関する予防措置は引き続き実施されています。

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