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製造・建設・物流業を支える技術・サービスに特化した独立系VCファンド「IDATEN Ventures」が1号ファンドの資金調達を完了、その投資方針の背景と、これまで実行した15社への投資進捗を振り返る

2017年末からファンドレイジングを行ってきたIDATEN Ventures(イダテンベンチャーズ、所在地:東京都港区、代表パートナー:足立健太、以下「IDATEN」)が、このたび1号ファンドのファイナルクロージング(ファンドへの出資募集が完了すること)を迎えました。なぜIDATENは、製造・建設・物流業を支える技術・サービスに特化したスタートアップ投資を展開するのか?そして、これまでの投資進捗はどうだったのか?ファンド名の由来と合わせ、振り返ります。




[画像1: https://prtimes.jp/i/39958/4/resize/d39958-4-376176-0.jpg ]




IDATEN Venturesというファンド名の由来は?


IDATENというファンド名の由来は、足が速い神様「韋駄天」です。
韋駄天は、仏教の創設者である釈尊の弟子であったと言われています。彼は、足が速いという特技を活かし、方々を駆け巡って食べ物を集め、釈尊に届けました。その食べ物のおかげで釈尊は修行に集中することができ、その修行の成果が仏教となって、世界を変えました。

釈尊は感謝を込めてその食べ物を「ご馳走」と呼んだそうです。

釈尊は、現代でいうところの起業家だと思います。しっかりしたビジョンを持ち、そのビジョン実現のため、まい進したのです。そして韋駄天は、起業家である釈尊を側で支えた最大の支援者の1人でした。

現代において、私たちIDATENも、かつて韋駄天が釈尊を支えたように起業家を支えていきたい。そんな気持ちを込め、ファンド名を「IDATEN Ventures」としました。

起業家がそのビジョン実現のため事業に専念できるように、私たちIDATENは方々を駆け巡り、経営に必要なヒト・モノ・カネ・情報、つまり現代の「ご馳走」を集め、届けます。そして、その起業家が進めた事業が、世界を変えるのです。

これが、IDATENのミッションであり、存在意義です。


製造・建設・物流業を支える技術・サービスに特化するという投資方針の背景は?


ご存知の通り、近年のインターネット関連事業の成長は目を見張るものがあります。参考までに、平成が始まった時と終わった時の、世界の企業時価総額ランキング(上位30社)を見てみましょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/39958/4/resize/d39958-4-760617-3.jpg ]

論点はいろいろありますが、ここで注目いただきたいのは、2019年の時価総額トップ企業群に、ずらっとインターネット関連企業が並んでいることです。Microsoft、Amazon、Apple、Alphabet (Google)、Facebook、Alibaba、Tencent。その他の企業も大きな成長を続けたにも関わらず、一気に台頭しました。


この流れの中で、次の10年を見据えた時にどうなるか、ということですが、私たちIDATENは、急成長したインターネットが、リアルの世界に直接影響を及ぼすことができる「身体」を獲得する時期であると考えています。

ここまでサイバー空間が発達し、サイバー空間内ではできないことはほとんど何もなくなってきた昨今、次の10年間を左右する差別化ポイントは、その「何でもできるサイバー空間の利便性」を「リアル空間に落とし込めるかどうか」ではないでしょうか。なぜなら私たち人間はリアルの世界に生きています。リアルの世界に生きている以上、最終的には、リアルの世界で受ける恩恵なしでは、存続できません。

例えばGoogle Map。スマートフォン上などにA地点からB地点までの道順を示すことで、人間を間接的に動かしてきました。ところが最近インターネットは、自動運転車という「インターネットにつながった車」という「足」を手に入れました。その「足」を通じてインターネットは、人間を物理的にA地点からB地点へと動かすことができるようになったのです。まさに、インターネットが「身体」を手に入れた、一つの瞬間です。こうしたことが、次から次へと起こっていくのが、次の10年ではないかと考えています。

ところで、インターネットビジネスの進化は非常に早いものです。となりますと、それと同じくらいのスピードで、インターネットの「身体」を誰かが作らなければいけなくなります。誰がその役割を担うのか?

それは、これまでこの世に多くのモノを生み出してきた製造業・建設業であると思います。

製造業・建設業は、これまでとは質・量ともに大きくそのやり方を変えていく必要があり、その変化を支援する技術やサービスが求められています。私たちIDATENは、そこに着目し、製造業・建設業を支える技術・サービスへの投資を進めています。

さらには、モノは作っただけでは機能しません。誰かが、モノを適切な場所へ運ばなければなりません。誰がその役割を担うのか?

それは、こまでこの世に多くのモノを行き渡らせてきた物流業であると思います。
だから私たちIDATENは、物流業を支える技術・サービスに対しても、投資を進めています。

これが、私たちIDATENの投資方針にある背景です。

製造業・建設業・物流業は、「かんがえる(企画・設計)」→「つくる(開発・生産製造)」→「とどける(流通配送・配信)」という一連のプロセスでグルッとつながっています。そしてそれは、インターネット関連ビジネスも同じことです。インターネット関連ビジネスはこれらプロセスがオンラインで一気通貫していることが大きな成長スピードの主たる要因であったと考えられますが、例えば、こういった一気通貫を製造業・建設業・物流業でも実現させる技術・サービスはないのか、といった観点で、投資を展開しています。


これまでの投資進捗は?



これまでIDATENは上述した「かんがえる」「つくる」「とどける」に沿って、日本のスタートアップはもちろん、アメリカ、ニュージーランド、シンガポール、イスラエルといった海外スタートアップ、合計15社に投資を行ってきました。

その一例を、下図に示しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/39958/4/resize/d39958-4-780421-2.jpg ]

主に「かんがえる」領域を支えるスタートアップ群
□ TRINUS(コラボレーションプラットフォーム) https://trinus.jp/
□ エクサウィザーズ(AIソリューション) https://exawizards.com/
□ QuantumCore(リザーバコンピューティング) https://www.qcore.co.jp/

主に「つくる」領域を支えるスタートアップ群
□ NejiLaw(絶対にゆるまないネジをはじめとする締結テクノロジー) http://www.nejilaw.com/
□ MODit3D(クラウド連動型3Dスキャナ) https://www.modit3d.com/
□ Visual Factories(工場機械パフォーマンス改善) https://www.visual-factories.com/
□ DeepValley(アパレル生産支援SaaS) https://www.deepvalley.co.jp/

主に「とどける」領域を支えるスタートアップ群
□ Sabrewing Aircraft(超大型物流ドローン) https://www.sabrewingaircraft.com/
□ エアロディベロップジャパン(大型ドローン向けエンジン) https://aerodevelop.jp/

主に上記全ての領域をバックグラウンドから支えるスタートアップ群
□ NYRIAD(GPU加速ストレージ) https://www.nyriad.com/
□ Keychain(ブロックチェーンセキュリティ) http://www.keychain.io/
□ 情報システム総研(TEA型基幹系システム) http://www.isken.co.jp/index.html
□ シマント(マルチバリューデータベース) http://simount.com/

今後も、こういった領域におけるスタートアップにあと数社、投資を展開していく予定です。

※出資先の技術・サービス適用領域は製造・建設・物流業界を支えるものではありますが、その業界だけに用途を限定するものではありません。

私たちIDATENは、これら素晴らしいスタートアップがそのビジョンを実現して世界に貢献できるよう、現代の「韋駄天」として起業家に寄り添い「ご馳走」を集め届けつつ、時には各社の枠を越えたTEAM IDATENとしてのコラボレーションを通じ、製造業・建設業・物流業の未来に貢献していきます。



IDATEN Ventures企業概要



代表者   代表パートナー 足立健太
所在地   東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F
設立    2017年10月
URL    https://www.idaten.vc



本プレスリリースに関する問い合わせ先



コンタクトフォーム https://www.idaten.vc/contact
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