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在宅医療×松下村塾 時代を駆け抜ける訪問看護ステーション

Footage訪問看護ステーションの挑戦。

2019年1月に名古屋市で開業したFootage訪問看護ステーション。
開業当初はスタッフ4名でスタートし、3ヶ月で黒字転換。
2020年4月には2店舗目をオープンし、現在スタッフは12名。
採用単価が120万円〜150万円と言われ、スタッフが集まらないと言われている訪問看護で、現在のスタッフは殆どがリファラル採用と、人を惹きつけて止まないFootage。
Footageは看護師が看護師としてだけ働くのではなく、ビジネスパーソンとしての側面も大事にしているのだ。
人材育成に特化した彼らの、先進的な取り組みをご紹介したい。




[画像1: https://prtimes.jp/i/42084/4/resize/d42084-4-428424-0.jpg ]


まず前提に、Footageはティール組織形態を主に、従来型の目的達成型組織のエッセンスも組み込みながら運営している。
これは全員が対等でありながら、際限のない裁量を有しており、目的達成の為に行動しているという意味合いだ。

従来の組織形態では管理職が一般職を管理し、行動目標に対して評価を受けることが慣習的であるが、ティール組織では行動に対して上司からの強制が一切ない。
評価自体も上司が実施するのではなく、自分達で実施するのだ。
ここに目的達成型のエッセンスを組み込むと言われても、イメージ出来ない人が殆どだと思われる為、順を追って説明させていただく。


1.ティール組織としてのFootage

ティール組織の代表格としてオランダで活躍しているビュートゾルフが有名だが、Footageとビュートゾルフは互いの価値観に共鳴し、情報交換や講演会を開催したりと切磋琢磨している。
ティール組織ではスタッフ間に上下関係・裁量の差は一切なく、会社の理念の元に判断・行動をしている。

Footageでは「あなたらしい、笑顔のある人生を。」を理念としており、利用者やスタッフに対しての判断基準となっている。
運営上で理念に対しての不一致や改善点があれば、スタッフ各々が自由に問題提起し、毎日実施されている会議である「FootageTime」や1週間に1度の運営会議である「VisionTime」を通して、方針の決議や行動の明確化を図っている。この際もエゴに基づいた合意形成をするのではなく、前述の理念に基づいてファシリテーターが会議を進行する。
議題もサービス・業務・教育に関してなど、様々にわたるため、毎日実施していても議題が尽きることはない。

Footageでは全員が事業所の数字と向き合い、サービス・教育・営業・広報・事業所運営、チームメンバーの給与でさえ、全員で決定していくため、バックオフィスは存在しない。勿論決定するには情報が必要な為、全ての情報が開示されている。
「経営者以外は正しい判断を下せないことも多いから、スタッフは現場業務に従事していれば良い。」と耳にする機会も多いが、情報が開示されていなければ正しい判断など下せるはずがない。
全員が情報に触れた上で、SlackやChatwarkなどのグループウェア上で議論しあい、オフラインの会議を持って決定していくのだ。

[画像2: https://prtimes.jp/i/42084/4/resize/d42084-4-927101-1.jpg ]



2.育成機関としてのFootage

ティール組織で上下関係がないといっても、勿論教育的な取り組みは存在する。しかもFootageの取り組みはかなり独特なので、こちらも順を追って説明させていただきたい。

Footageでは会社の役割を
・安心して生活を営むための社会保障
・自己実現に向けたプラットフォーム

の2通りで捉えており、どちらにも対応できる給与システム・教育体制・サポート体制を用意している。
スタッフが自己実現に向けて努力したいのか、安心して生活を営むことができれば良いのか、個々に合わせた働き方が可能なのだ。
勿論個人に依り過ぎるのではなく、チームとして効率的に機能することも大事にしている。
下記にてFootageでの取り組みを紹介していく。


・社会保障としての取り組み
Footageは訪問看護ステーションであるため、様々な医療的側面がある利用者に看護サービスを提供する。そのためサービス品質にばら付きがあっては、利用者の命に関わることもある。
これに対してFootageでは教育パス・ラダーを導入し、訪問看護師として最低限クリアしておかなければならない手技や知識に対して、一人前の線引きをしている。
一般的な病院では当たり前だが、在宅看護領域ではまだパスやラダーが導入されている例が少なく、病院や学校で学んだ知識・技能をベースにサービス提供をしている現状がある。
Footageに入職すると、1年後まではこのパス・ラダーに沿って学習し、完遂すると晴れて一人前の訪問看護師と認められるのだ。
この期間の給与は会社で「訪問看護業務に従事する看護師」に対する適正な給与額を定めており、それに基づいた給与が支給される。
訪問看護ステーションは病院と比較すると給与が低い傾向にあるのだが、Footageでは病院から在宅へ、生活水準を下げずに転職することができるように、病院と同等の給与水準となっている。
つまり訪問看護師として質の高い水準でサービス提供し、安心して生活できる水準の待遇は、この段階で得ることができるのだ。


・自己実現に向けた取り組み
前述の通り、Footageでは自己実現に向けたプラットフォームとしての役割も会社が担っている。
1年目は訪問看護師としてサービスの研鑽のために教育を受けるのだが、2年目以降は自身で行動計画を立案し、仲間に宣言して、自身の基本給を決定していく。
具体的な達成目標や必要なサポート・予算等も計画の中に含め、「これだけのことを実施するから、今年の自分の給与は〇〇だ。」と宣言するのだ。
勿論宣言した上で仲間からフィーバックを貰うが、フィードバックを受けて計画や基本給を変更するかどうかも、全ての主体は自分にある。
Footageではこれをアクションプランと呼んでいる。
アクションプランでの約束事として、必ずアウトプットベースで計画を立案すること、毎月事業所の管理者と面談すること、3ヶ月置きに進捗具合をチームメンバーに発表すること、などが求められるが、仕事に関連があればプロジェクトの大きさは問わない。
これにより看護師としてのキャリアアップ は勿論、自分の興味がある分野や未知の分野への挑戦など、幅広く対応することができ、「訪問看護師として。」ではなく「自分は何ができるのか。」を引き出すことができる。
「質の高い看護師を育てる。」のは勿論のこと、「質の高い人材を育てる。」ことに注力しているのだ。


[画像3: https://prtimes.jp/i/42084/4/resize/d42084-4-602024-2.jpg ]



3.チームとしての取り組み

今まで個人的な取り組みを紹介してきたが、勿論Footageでは看護師チームとしての側面も大事にしている。
個人でも、チームでも、目的を定めた上で行動目標を立案するのだ。
チームとしての取り組みは大きく「事業所」「担当チーム」「係」で構成されている。

・事業所
これがFootageでの一番大きなチームの単位だ。
事業所毎の数字や情報は全て開示されており、所属事業所と他事業所との比較も容易にすることができる。
特筆すべきは事業所毎の実績に基づいて、賞与が均等に分配となっていることだ。
アクションプランでは個人的な目標を掲げて基本給を決定するのに対し、賞与ではチームの成果を大切にしている。
全員で事業所の売上や経費など全てに向き合い、フィードバックを受けながら改善を重ねていく。売上が高く、経費を抑えることができれば、チームメンバーはその影響をダイレクトに享受することができるのだ。

・担当チーム
Footageでは1事業所に所属する看護師は10人〜12人が適正と考えている。
しかしながら看護師1人が10人の患者を看ることができると考えると、100〜120名もの患者を1事業所で担当することになる。
これでは情報収集や経過を追いきれなくなってしまうため、5人前後の看護師を1チームとし、チーム分を実施している。
チーム毎に患者に対する対応やケアの方針・質について話し合ったり、訪問の導線や営業の要否について議論し、行動している。
チーム毎に定期的に会議を開催し、チームメンバー以外のファシリテーターが進行することで、チームのケアに対するフィードバックを得ている。

・係
1事業所内に複数の「共育」「広報」「看護」など、複数の係が存在し、事業所の重要度が高いタスクについて洗い出し、アクションプランを立案の上、行動している。言うなればプロジェクトチームだが、訪問看護ステーション等、医療業界にはプロジェクトベースでのチーム結成はまだまだ少ない。
Footageではそれぞれの係が事業所のサービス品質向上・経費削減・外部アピールなどに対して、係ごとにアプローチしている。例えば広報の係であれば「名古屋市・訪問看護でのSEO順位を1位にする。」や「今年度は5名をリファラル採用する。」などだ。


これらのチームが機能することで、会社の成長だけではなく、構成メンバーの待遇を自分達が主体となり改善することができる仕組みづくりを実施しており、業績が良くなればチームの実績として捉え、更にフィードバックを重ねていく。

[画像4: https://prtimes.jp/i/42084/4/resize/d42084-4-278518-3.jpg ]



Footageでは会社はあくまでもサポートする位置づけであり、本当の意味で主役は当事者であるスタッフ自身と捉えているのだ。
あまりに非慣習的で突飛なことをしているように思われるかもしれないが、スタッフ一人一人が自立した大人であり、尊重しあえる関係であり続けるための取り組みであるため、ご理解いただきたい。


今回はFootageで実際に取り組んでいることを紹介させていただいたが、これらはほんの一部に過ぎない。
まだまだ紹介したい内容が沢山ある。
もし興味を持っていただけたのなら、Instagramやホームページをチェックしたり、現地の見学やオンライン見学の問い合わせをしてもらいたい。一緒に働く仲間も募集中だ。


Footageはいつでもあなたを受け入れる準備ができている。
(https://footage.nagoya)


[画像5: https://prtimes.jp/i/42084/4/resize/d42084-4-600986-4.jpg ]
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