エッジ環境におけるMECの親子関係を構築する技術の開発のお知らせ
[19/07/04]
提供元:PRTIMES
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ラトナ株式会社(代表取締役 : 大田和響子、以下Latona)は、このたびKubernetes等を利用したコンテナオーケストレーションならびに関連する通信制御により、MECの親子関係を構築してエッジ端末間でリソースやデータを連携する技術と関連リソースを開発し、この技術に関連する特許出願を行いましたことをお知らせいたします。
■背景
Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、そのなかでも、コンテナオーケストレーション技術を用いてエンドポイントやセンサーシステムを対象に開発・リソースできる環境を中心に開発をしてまいりました。このたびは、エッジ環境において複数のエッジ端末(=MEC)が様々な条件に応じて、お互いにデータやリソースを転送しあう環境が必須になってくることから、今回の技術開発に至りました。
■開発技術(特許出願中)の概要について
たとえば工場では、製造工程において多数のセンサや制御装置、小型のデータセンター、それらを集約する全体管理システムなどが稼働しています。(下記図1)
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-666055-0.png ]
そして、エッジコンピューティングでは、これら、工場における全てのオブジェクトに対して、何らかの処理能力
や計算処理装置(現存する最も小さいものではChip)が搭載されます。(下記図2)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-134624-1.png ]
今回開発したコンテナオーケストレーションによる技術は、一定のネットワーク区画(たとえば工場)における全てのオブジェクトに搭載される処理能力や計算処理装置をMEC化して、それらのMEC同士に親子関係を構築し、その親子MEC間において、あらゆるリソースやデータをエンドポイント間で連携します。(下記図3)
[画像3: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-887407-2.png ]
今回開発した技術を利用することで、工場やその他のネットワーク区画(たとえばドローンを飛ばす農場・エンタメ/スポーツ施設、設備保全をするプラント、自動採掘をする鉱山)において、次のような技術革新と効果が見込めます。
<技術革新ポイント>
・MECやローカル5Gなどのエッジコンピューティング環境に適したアーキテクチャが導入される
・オープンソースソフトウェアやマイクロサービスアーキテクチャ(後述)がエッジ領域や5G領域でもフル活用される
<見込まれる効果>
・より低い通信コストでより多くのアウトプットが得られるようになる
・よりセキュアな、クローズドなネットワーク環境で情報処理ができるようになる
・様々な能力の端末が存在する中にあっても高効率なエッジシステムを実現できる
■オープンソース化について
今回開発した技術(特許出願中)は、原則としてすべてLatonaからオープンソースで提供する予定となっております。現在、一部のお取引さまには既に当該技術をオープンソースとして、PoC等で利用いただいておりますが、今後、より広く普及させていくために、Latonaはオープンソース化をさらに推進していく計画です。
■マイクロサービスアーキテクチャについて
Latonaは、今回の開発技術をベースとして、マイクロサービスアーキテクチャの開発、あらゆるプロダクトやソリューションへの応用を推進することを目指しております。このマイクロサービスアーキテクチャを活用すれば、たとえば、ドローンのユースケースで開発したセンサドライバ(群)が、小売業態のユースケースにおけるセンサドライバ(群)にマイクロサービスとして適用・応用される、といった用途が期待できます。
■今後の技術開発・事業展望
今後は当該技術ベースのうえに使いやすさを向上させ、製品化に向けて開発・推進を進めていきます。また、Latona内の技術関連・事業関連プロジェクトにとどまらず、パートナー企業との戦略的提携を進めながら様々な分野での事業開発推進・プロダクト開発推進を行っていきます。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設立日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-8 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、コミュニケーションアプリ事業、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io
【本リリースに関するお問い合わせ先】
Latona株式会社 担当:垣内洋祐
メール:info@latona.io
■背景
Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、そのなかでも、コンテナオーケストレーション技術を用いてエンドポイントやセンサーシステムを対象に開発・リソースできる環境を中心に開発をしてまいりました。このたびは、エッジ環境において複数のエッジ端末(=MEC)が様々な条件に応じて、お互いにデータやリソースを転送しあう環境が必須になってくることから、今回の技術開発に至りました。
■開発技術(特許出願中)の概要について
たとえば工場では、製造工程において多数のセンサや制御装置、小型のデータセンター、それらを集約する全体管理システムなどが稼働しています。(下記図1)
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-666055-0.png ]
そして、エッジコンピューティングでは、これら、工場における全てのオブジェクトに対して、何らかの処理能力
や計算処理装置(現存する最も小さいものではChip)が搭載されます。(下記図2)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-134624-1.png ]
今回開発したコンテナオーケストレーションによる技術は、一定のネットワーク区画(たとえば工場)における全てのオブジェクトに搭載される処理能力や計算処理装置をMEC化して、それらのMEC同士に親子関係を構築し、その親子MEC間において、あらゆるリソースやデータをエンドポイント間で連携します。(下記図3)
[画像3: https://prtimes.jp/i/42416/4/resize/d42416-4-887407-2.png ]
今回開発した技術を利用することで、工場やその他のネットワーク区画(たとえばドローンを飛ばす農場・エンタメ/スポーツ施設、設備保全をするプラント、自動採掘をする鉱山)において、次のような技術革新と効果が見込めます。
<技術革新ポイント>
・MECやローカル5Gなどのエッジコンピューティング環境に適したアーキテクチャが導入される
・オープンソースソフトウェアやマイクロサービスアーキテクチャ(後述)がエッジ領域や5G領域でもフル活用される
<見込まれる効果>
・より低い通信コストでより多くのアウトプットが得られるようになる
・よりセキュアな、クローズドなネットワーク環境で情報処理ができるようになる
・様々な能力の端末が存在する中にあっても高効率なエッジシステムを実現できる
■オープンソース化について
今回開発した技術(特許出願中)は、原則としてすべてLatonaからオープンソースで提供する予定となっております。現在、一部のお取引さまには既に当該技術をオープンソースとして、PoC等で利用いただいておりますが、今後、より広く普及させていくために、Latonaはオープンソース化をさらに推進していく計画です。
■マイクロサービスアーキテクチャについて
Latonaは、今回の開発技術をベースとして、マイクロサービスアーキテクチャの開発、あらゆるプロダクトやソリューションへの応用を推進することを目指しております。このマイクロサービスアーキテクチャを活用すれば、たとえば、ドローンのユースケースで開発したセンサドライバ(群)が、小売業態のユースケースにおけるセンサドライバ(群)にマイクロサービスとして適用・応用される、といった用途が期待できます。
■今後の技術開発・事業展望
今後は当該技術ベースのうえに使いやすさを向上させ、製品化に向けて開発・推進を進めていきます。また、Latona内の技術関連・事業関連プロジェクトにとどまらず、パートナー企業との戦略的提携を進めながら様々な分野での事業開発推進・プロダクト開発推進を行っていきます。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設立日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-8 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、コミュニケーションアプリ事業、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io
【本リリースに関するお問い合わせ先】
Latona株式会社 担当:垣内洋祐
メール:info@latona.io