ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査
[19/12/23]
提供元:PRTIMES
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ナティクシス・インベストメント・マネージャーズとグループ運用会社のマーケット・ストラテジストの2020年に関するコンセンサスはまちまち、当面は大幅な下落ショックも上昇要因もないとの見方
ナティクシス・インベストメント・インスティチュートが発表した、「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」では、2019年には株式はふた桁台のリターンをもたらし債券は堅調に推移したものの、ナティクシス・グループの投資専門家は、2020年に関しては米大統領選を取り巻く不確実性や高水準に達している資産価格を警戒していることが判明しました。
「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」では、リスク資産に対する見解はよりポジティブなものの、平均すると、世界的には市場の動きは最小限と予想していることが判明
政治情勢の変化や金融政策、中央銀行の役割の進化に伴う、予期せぬ課題が待ち受けていると予想
米大統領選が無秩序なブレグジットに代わる顕著な下落リスクである。株式市場は金利や為替市場よりも変動幅が大きくなる見通しではあるものの、回答者は株式に対して最も強気
2030年までの10年間に関しては、回答者は、インフレの誘導と政策に対する懸念が投資、経済を考慮する上で最も重要と指摘
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ、そのグループ運用会社およびナティクシス・コーポレート・インベストメント・バンキングのストラテジストやエコノミスト、ポートフォリオ・マネージャーの計24名を対象に実施した調査結果に基づく報告書では、投資家が2020年およびそれ以降に予想している以下の状況が確認されました。
リスク:状況は悪化するのか、うまくいくのか
「ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ・ミッドイヤー・ストラテジスト調査」では、可能性の最も高い下落リスクとしてブレグジットが挙げられていましたが、その後ストラテジストの関心は、米大統領選に関する懸念の高まりに向けられるようになりました。地政学的な対立は依然として上位3つのリスクの中に位置付けられており、その次に米国、欧州または世界的な(もしくはその両方の)景気後退が続いています。同様に、ナティクシスのストラテジストも、穏健なブレグジットまたは回避シナリオを別にすれば、外部要因が市場の大幅な上昇をもたらすことはないと見ています。
下落リスク要因
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_1.jpg ]
(注1) 実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月および11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
上昇要因
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_2.jpg ]
(注1)実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月および11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
米大統領選に対する見解はまちまち
回答者は市場に著しい影響を与えるような出来事を予想していないものの、2020年11月の米大統領選で誰が勝利を収めるのかについての見解はちょうど二分されており、半数はトランプ大統領の再選を、残り半数は新候補者の勝利を予想しています。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズのチーフ・マーケット・ストラテジストのデイビッド・ラファティは次のように述べています。「最も注目すべきことは、調査結果が真っ二つに割れている点です。全ての楽観的な見通しは、より悲観的な見通しにより相殺されているようです。ストラテジストの頭の中には来年の米大統領選があるものの、状況は依然として見通しが難しく明確な結果は見えていません」
資産クラス毎の見通し
ナティクシスが実施した年央調査との比較では、回答者は概して全資産クラスに対してより楽観的で、比較対象の19の資産クラスの内15の資産クラスで、強気-弱気スコアは前回を上回る数値となりました。しかしながら、最も強気なスコアでも「ニュートラル」を僅かに上回る水準で、見通しは依然として精彩を欠くものでした。
穏健なブレグジットへの期待から、英国株に対するセンチメントが改善したことから、英国株式および欧州株式に対する評価は大幅に引き上げられました。20資産クラスの中で強気-弱気スコアが大幅に上昇したのは英国株、ユーロ圏大型株、米以外の先進国株式でした。新興国株式の人気は依然として高く、1位になりました。
回答者は米国株式に対しては相対的に中立的でした。平均で回答者は2020年末のS&P 500(R)指数の予想を3,074としていますが、これは調査実施時の水準からほとんど変動しない(-0.2%)ことを示唆しています。しかしその内訳は完全に二分されていました。12名のストラテジストはリターンの上昇を、そして12名のストラテジストがリターンの低下を予想しています。最も強気のストラテジストは9.9%の上昇を予想しているのに対して、最も弱気のストラテジストは11.2%の下落を予想しています。
強気-弱気の加重スコア
[画像: https://prtimes.jp/i/48354/4/resize/d48354-4-471402-0.png ]
(注2) 各資産クラスにおいて、強気の回答(6以上)の合計から弱気の回答(5未満)の合計を引いた加重ベース(1〜10のスケール、1=最も弱気、10=最も強気、5=ニュートラル)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
2030年までの道のり
2030年までの10年間に関しては、投資・経済のトレンドとして最も重要なのものとして、政策問題、インフレ対策、金利・中央銀行の金融政策が挙げられました。回答者は、今後予想されるもうひとつのトレンドとして気候変動およびそれが世界経済に与える影響を挙げました。回答者は、技術や生産性の向上を通じた潜在的成長の高まりなど、気候変動には様々な投資機会の可能性が備わっていると指摘しています。しかしながら、ストラテジストは、ポピュリズムや反グローバリズムなどのトレンドは今後10年間の経済的な進展を妨げる可能性があると述べています。
2030年に向けたトレンド
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_3.jpg ]
(注1) 確率スコアは実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月、11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
ラファティは次のようにも述べています。「ストラテジストの総体的な見解としては、今後10年間に投資家の多くは、経済はプラス成長を続けるものの失速ギリギリの速度となる、バリュエーションは過度ではないものの既に高水準に達している、地政学的な出来事は市場の信頼感を高めることも弱めることもできる、など様々な課題に直面することを示しています」
調査レポート全文(英文)はこちらよりご覧頂けます。
https://www.im.natixis.com/us/markets/natixis-strategist-2020-outlook
「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」について
ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査は、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズのグループ運用会社10社からの17名、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの4部門からの4名、ナティクシス銀行からの3名を含む、24名の専門家からの回答を基に作成されています。
調査回答者一覧(氏名、役職、社名)
Michael J. Acton, CFA(R), Director of Research, AEW
Axel Botte, Global Strategist, Ostrum Asset Management
Michael Buckius, CFA(R), Chief Investment Officer, Gateway Investment Advisers
Elisabeth Colleran, CFA(R), Portfolio Manager, Emerging Market Credit Team, Loomis Sayles
Rafael Calvo, Managing Partner, Head of Senior Debt and Co-Head of Origination, MV Credit
François-Xavier Chauchat, Chief Economist and member of the Investment Committee, Dorval Asset Management
Esty Dwek, Head of Global Market Strategy, Natixis Investment Managers Solutions
James Grabovac, CFA(R), Investment Strategist, Municipal Fixed Income Team, Loomis Sayles
Brian Horrigan, CFA(R), Chief Economist, Loomis Sayles
Jack Janasiewicz, CFA(R), Senior Vice President and Portfolio Manager, Natixis Investment Managers Solutions
Kathryn M. Kaminski, PhD, CAIA(R), Chief Research Strategist, Portfolio Manager, AlphaSimplex Group
Brian P. Kennedy, Portfolio Manager, Full Discretion Team, Loomis Sayles
David Lafferty, CFA(R), Senior Vice President and Chief Market Strategist, Natixis Investment Managers
Joseph Lavorgna, Chief Economist for the Americas, Natixis Corporate & Investment Banking
Maura Murphy, CFA(R), Portfolio Manager, Alpha Strategies Team, Loomis Sayles
Jens Peers, CFA(R), CEO and CIO, Mirova9
Cyril Regnat, Head of Research Solutions, Natixis Global Markets Research
Dirk Schumacher, European Head of Macro Research, Natixis Corporate & Investment Banking
Lynda L. Schweitzer, CFA(R), Portfolio Manager, Global Fixed Income Team, Loomis Sayles
Christopher Sharpe, Senior Vice President and Portfolio Manager, Natixis Advisors, L.P.
Richard Skaggs, Vice President, Senior Equity Strategist, Loomis Sayles
Hans Vrensen, CFA(R), MRE, Managing Director and Head of Research & Strategy, AEW Europe
Philippe Waechter, Chief Economist, Ostrum Asset Management
Chris D. Wallis, CFA(R), CPA, CEO, CIO, Senior Portfolio Manager, Vaughan Nelson Investment Management
CFA(R)および公認証券アナリスト(R)はCFAインスティチュートが所有する商標登録です。
ナティクシス・インベストメント・インスティテュートについて
ナティクシス・インベストメント・インスティテュートは、Active Thinking(R)を用い、投資の世界を方向付ける重要な課題の分析や報告を専門としています。ナティクシス・インベストメント・マネージャーズや独自の視点を持つ傘下の関連運用会社、およびより広範なナティクシス・グループが有する、投資家心理、マクロ経済、ポートフォリオ構築の分野における世界中の知見を結集します。私達の目標は、市場の全方位から眺め、洞察力に満ちた投資トレンド分析を用いて、様々な課題についてより実質的なディスカッションを促すことにあります。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズについて
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ポートフォリオ構築に対する鋭い洞察力に裏付けられたアプローチを通じて金融プロフェッショナルにサービスを提供しています。世界の20社を超える投資運用会社の専門能力を結集して、Active Thinkingのもと、あらゆる市場でより良い成果を追求するお客様をサポートする先見的なソリューションを提供しています。運用資産総額が1兆ドルを超える(9,215億ユーロ)ナティクシスは世界トップクラス4の資産運用会社ひとつです。
パリとボストンに本社を置くナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ナティクシスの子会社です。パリ証券取引所に上場しているナティクシスは、フランス第2位の銀行グループBPCEの子会社です。ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連資産運用会社は次の会社が含まれます。AEW、 Alliance Entreprendre、AlphaSimplex Group、 Darius Capital Partners、DNCA Investments5 、Dorval Asset Management、Flexstone Partners、Gateway Investment Advisers、H2O Asset Management、 Harris Associates、Investors Mutual Limited、 Loomis, Sayles & Company、Mirova、 MV Credit、Naxicap Partners、Ossiam、Ostrum Asset Management、Seeyond、Seventure Partners、Thematics Asset Management、Vaughan Infrastructure Partners6, Vaughan Nelson Investment Management、Vega Investment Managers7、WCM Investment Management。 投資ソリューションは、ナティクシス・アドバイザーズおよびナティクシス・インベスト・ソリューションを通じても提供されます。管轄地区によりご提供できない運用戦略もございます。 詳細は、当社ウェブサイト(im.natixis.com/us/home )およびLinkedIn(linkedin.com/company/natixis-investment-managers/)をご覧ください。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ナティクシス・ディストリビューションL.P.およびナティクシス・インベストメント・マネージャーズS.A.、ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・インターナショナルおよび傘下のすべての投資運用会社その他の販売関連のサービス会社を含みます。ナティクシス・ディストリビューションL.P.は、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連会社がアドバイザリー・サービスを提供するさまざまな登録投資運用会社のための限定目的のブローカー・ディーラーおよび関連サービス会社です。
3 Cerulli Quantitative Update: Global Markets 2019によれば、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは2018年12月末時点の受託運用資産規模で世界第17位となっております。
4 2019年9月末現在の純資産(NAV)は1兆45億ドルです。運用総資産額には、想定資産、資産運用サービスを提供している資産、グロス資産、その他の規制対象外の資産が含まれている可能性があります。
5 DNCA Financeのブランド
6ポートフォリオ・マネジメント会社としてのフランス当局(AMF)からの許認可取得待ち
7 Natixis Wealth Managementの完全子会社
8 ナティクシス・インベストメント・ソリューションズのメンバーはパリ、ロンドン、ジュネーブなどを拠点とし、アセットアロケーション、ポートフォリオ構築、マルチアセットのポートフォリオ運用およびストラクチュアリングに関連する専門知識を結集しています。パリを拠点とする組織のみポートフォリオ運用会社としてのライセンスを保持しています。
本文書に含まれる情報は情報提供のみを目的とするものであり、金融商品やサービスの販売および勧誘を目的とするものではありません。本文書の記載内容、データ等は作成時点等のものであり、今後予告なしに変更することがあります。また、本文書は翻訳、作成された資料であり、内容については原文(英語)が優先します。
ナティクシス・インベストメント・インスティチュートが発表した、「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」では、2019年には株式はふた桁台のリターンをもたらし債券は堅調に推移したものの、ナティクシス・グループの投資専門家は、2020年に関しては米大統領選を取り巻く不確実性や高水準に達している資産価格を警戒していることが判明しました。
「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」では、リスク資産に対する見解はよりポジティブなものの、平均すると、世界的には市場の動きは最小限と予想していることが判明
政治情勢の変化や金融政策、中央銀行の役割の進化に伴う、予期せぬ課題が待ち受けていると予想
米大統領選が無秩序なブレグジットに代わる顕著な下落リスクである。株式市場は金利や為替市場よりも変動幅が大きくなる見通しではあるものの、回答者は株式に対して最も強気
2030年までの10年間に関しては、回答者は、インフレの誘導と政策に対する懸念が投資、経済を考慮する上で最も重要と指摘
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ、そのグループ運用会社およびナティクシス・コーポレート・インベストメント・バンキングのストラテジストやエコノミスト、ポートフォリオ・マネージャーの計24名を対象に実施した調査結果に基づく報告書では、投資家が2020年およびそれ以降に予想している以下の状況が確認されました。
リスク:状況は悪化するのか、うまくいくのか
「ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ・ミッドイヤー・ストラテジスト調査」では、可能性の最も高い下落リスクとしてブレグジットが挙げられていましたが、その後ストラテジストの関心は、米大統領選に関する懸念の高まりに向けられるようになりました。地政学的な対立は依然として上位3つのリスクの中に位置付けられており、その次に米国、欧州または世界的な(もしくはその両方の)景気後退が続いています。同様に、ナティクシスのストラテジストも、穏健なブレグジットまたは回避シナリオを別にすれば、外部要因が市場の大幅な上昇をもたらすことはないと見ています。
下落リスク要因
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_1.jpg ]
(注1) 実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月および11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
上昇要因
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_2.jpg ]
(注1)実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月および11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
米大統領選に対する見解はまちまち
回答者は市場に著しい影響を与えるような出来事を予想していないものの、2020年11月の米大統領選で誰が勝利を収めるのかについての見解はちょうど二分されており、半数はトランプ大統領の再選を、残り半数は新候補者の勝利を予想しています。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズのチーフ・マーケット・ストラテジストのデイビッド・ラファティは次のように述べています。「最も注目すべきことは、調査結果が真っ二つに割れている点です。全ての楽観的な見通しは、より悲観的な見通しにより相殺されているようです。ストラテジストの頭の中には来年の米大統領選があるものの、状況は依然として見通しが難しく明確な結果は見えていません」
資産クラス毎の見通し
ナティクシスが実施した年央調査との比較では、回答者は概して全資産クラスに対してより楽観的で、比較対象の19の資産クラスの内15の資産クラスで、強気-弱気スコアは前回を上回る数値となりました。しかしながら、最も強気なスコアでも「ニュートラル」を僅かに上回る水準で、見通しは依然として精彩を欠くものでした。
穏健なブレグジットへの期待から、英国株に対するセンチメントが改善したことから、英国株式および欧州株式に対する評価は大幅に引き上げられました。20資産クラスの中で強気-弱気スコアが大幅に上昇したのは英国株、ユーロ圏大型株、米以外の先進国株式でした。新興国株式の人気は依然として高く、1位になりました。
回答者は米国株式に対しては相対的に中立的でした。平均で回答者は2020年末のS&P 500(R)指数の予想を3,074としていますが、これは調査実施時の水準からほとんど変動しない(-0.2%)ことを示唆しています。しかしその内訳は完全に二分されていました。12名のストラテジストはリターンの上昇を、そして12名のストラテジストがリターンの低下を予想しています。最も強気のストラテジストは9.9%の上昇を予想しているのに対して、最も弱気のストラテジストは11.2%の下落を予想しています。
強気-弱気の加重スコア
[画像: https://prtimes.jp/i/48354/4/resize/d48354-4-471402-0.png ]
(注2) 各資産クラスにおいて、強気の回答(6以上)の合計から弱気の回答(5未満)の合計を引いた加重ベース(1〜10のスケール、1=最も弱気、10=最も強気、5=ニュートラル)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
2030年までの道のり
2030年までの10年間に関しては、投資・経済のトレンドとして最も重要なのものとして、政策問題、インフレ対策、金利・中央銀行の金融政策が挙げられました。回答者は、今後予想されるもうひとつのトレンドとして気候変動およびそれが世界経済に与える影響を挙げました。回答者は、技術や生産性の向上を通じた潜在的成長の高まりなど、気候変動には様々な投資機会の可能性が備わっていると指摘しています。しかしながら、ストラテジストは、ポピュリズムや反グローバリズムなどのトレンドは今後10年間の経済的な進展を妨げる可能性があると述べています。
2030年に向けたトレンド
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/48354/table/4_3.jpg ]
(注1) 確率スコアは実現する可能性の平均値を1-5のスケールで算出(1が最も可能性が低く、5が最もが高い)。コアデータ・リサーチ社が2019年10月、11月の間に実施した、ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査より。
ラファティは次のようにも述べています。「ストラテジストの総体的な見解としては、今後10年間に投資家の多くは、経済はプラス成長を続けるものの失速ギリギリの速度となる、バリュエーションは過度ではないものの既に高水準に達している、地政学的な出来事は市場の信頼感を高めることも弱めることもできる、など様々な課題に直面することを示しています」
調査レポート全文(英文)はこちらよりご覧頂けます。
https://www.im.natixis.com/us/markets/natixis-strategist-2020-outlook
「ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査」について
ナティクシス・ストラテジスト2020年見通し調査は、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズのグループ運用会社10社からの17名、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの4部門からの4名、ナティクシス銀行からの3名を含む、24名の専門家からの回答を基に作成されています。
調査回答者一覧(氏名、役職、社名)
Michael J. Acton, CFA(R), Director of Research, AEW
Axel Botte, Global Strategist, Ostrum Asset Management
Michael Buckius, CFA(R), Chief Investment Officer, Gateway Investment Advisers
Elisabeth Colleran, CFA(R), Portfolio Manager, Emerging Market Credit Team, Loomis Sayles
Rafael Calvo, Managing Partner, Head of Senior Debt and Co-Head of Origination, MV Credit
François-Xavier Chauchat, Chief Economist and member of the Investment Committee, Dorval Asset Management
Esty Dwek, Head of Global Market Strategy, Natixis Investment Managers Solutions
James Grabovac, CFA(R), Investment Strategist, Municipal Fixed Income Team, Loomis Sayles
Brian Horrigan, CFA(R), Chief Economist, Loomis Sayles
Jack Janasiewicz, CFA(R), Senior Vice President and Portfolio Manager, Natixis Investment Managers Solutions
Kathryn M. Kaminski, PhD, CAIA(R), Chief Research Strategist, Portfolio Manager, AlphaSimplex Group
Brian P. Kennedy, Portfolio Manager, Full Discretion Team, Loomis Sayles
David Lafferty, CFA(R), Senior Vice President and Chief Market Strategist, Natixis Investment Managers
Joseph Lavorgna, Chief Economist for the Americas, Natixis Corporate & Investment Banking
Maura Murphy, CFA(R), Portfolio Manager, Alpha Strategies Team, Loomis Sayles
Jens Peers, CFA(R), CEO and CIO, Mirova9
Cyril Regnat, Head of Research Solutions, Natixis Global Markets Research
Dirk Schumacher, European Head of Macro Research, Natixis Corporate & Investment Banking
Lynda L. Schweitzer, CFA(R), Portfolio Manager, Global Fixed Income Team, Loomis Sayles
Christopher Sharpe, Senior Vice President and Portfolio Manager, Natixis Advisors, L.P.
Richard Skaggs, Vice President, Senior Equity Strategist, Loomis Sayles
Hans Vrensen, CFA(R), MRE, Managing Director and Head of Research & Strategy, AEW Europe
Philippe Waechter, Chief Economist, Ostrum Asset Management
Chris D. Wallis, CFA(R), CPA, CEO, CIO, Senior Portfolio Manager, Vaughan Nelson Investment Management
CFA(R)および公認証券アナリスト(R)はCFAインスティチュートが所有する商標登録です。
ナティクシス・インベストメント・インスティテュートについて
ナティクシス・インベストメント・インスティテュートは、Active Thinking(R)を用い、投資の世界を方向付ける重要な課題の分析や報告を専門としています。ナティクシス・インベストメント・マネージャーズや独自の視点を持つ傘下の関連運用会社、およびより広範なナティクシス・グループが有する、投資家心理、マクロ経済、ポートフォリオ構築の分野における世界中の知見を結集します。私達の目標は、市場の全方位から眺め、洞察力に満ちた投資トレンド分析を用いて、様々な課題についてより実質的なディスカッションを促すことにあります。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズについて
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ポートフォリオ構築に対する鋭い洞察力に裏付けられたアプローチを通じて金融プロフェッショナルにサービスを提供しています。世界の20社を超える投資運用会社の専門能力を結集して、Active Thinkingのもと、あらゆる市場でより良い成果を追求するお客様をサポートする先見的なソリューションを提供しています。運用資産総額が1兆ドルを超える(9,215億ユーロ)ナティクシスは世界トップクラス4の資産運用会社ひとつです。
パリとボストンに本社を置くナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ナティクシスの子会社です。パリ証券取引所に上場しているナティクシスは、フランス第2位の銀行グループBPCEの子会社です。ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連資産運用会社は次の会社が含まれます。AEW、 Alliance Entreprendre、AlphaSimplex Group、 Darius Capital Partners、DNCA Investments5 、Dorval Asset Management、Flexstone Partners、Gateway Investment Advisers、H2O Asset Management、 Harris Associates、Investors Mutual Limited、 Loomis, Sayles & Company、Mirova、 MV Credit、Naxicap Partners、Ossiam、Ostrum Asset Management、Seeyond、Seventure Partners、Thematics Asset Management、Vaughan Infrastructure Partners6, Vaughan Nelson Investment Management、Vega Investment Managers7、WCM Investment Management。 投資ソリューションは、ナティクシス・アドバイザーズおよびナティクシス・インベスト・ソリューションを通じても提供されます。管轄地区によりご提供できない運用戦略もございます。 詳細は、当社ウェブサイト(im.natixis.com/us/home )およびLinkedIn(linkedin.com/company/natixis-investment-managers/)をご覧ください。
ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、ナティクシス・ディストリビューションL.P.およびナティクシス・インベストメント・マネージャーズS.A.、ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・インターナショナルおよび傘下のすべての投資運用会社その他の販売関連のサービス会社を含みます。ナティクシス・ディストリビューションL.P.は、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連会社がアドバイザリー・サービスを提供するさまざまな登録投資運用会社のための限定目的のブローカー・ディーラーおよび関連サービス会社です。
3 Cerulli Quantitative Update: Global Markets 2019によれば、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは2018年12月末時点の受託運用資産規模で世界第17位となっております。
4 2019年9月末現在の純資産(NAV)は1兆45億ドルです。運用総資産額には、想定資産、資産運用サービスを提供している資産、グロス資産、その他の規制対象外の資産が含まれている可能性があります。
5 DNCA Financeのブランド
6ポートフォリオ・マネジメント会社としてのフランス当局(AMF)からの許認可取得待ち
7 Natixis Wealth Managementの完全子会社
8 ナティクシス・インベストメント・ソリューションズのメンバーはパリ、ロンドン、ジュネーブなどを拠点とし、アセットアロケーション、ポートフォリオ構築、マルチアセットのポートフォリオ運用およびストラクチュアリングに関連する専門知識を結集しています。パリを拠点とする組織のみポートフォリオ運用会社としてのライセンスを保持しています。
本文書に含まれる情報は情報提供のみを目的とするものであり、金融商品やサービスの販売および勧誘を目的とするものではありません。本文書の記載内容、データ等は作成時点等のものであり、今後予告なしに変更することがあります。また、本文書は翻訳、作成された資料であり、内容については原文(英語)が優先します。