様々な議論を呼び起こしている大学入試改革。大学入試研究における第一人者たちが、大局的な視点で大学入学者選抜制度設計のあるべき姿を考察・提示するシリーズを出版。
[20/02/25]
提供元:PRTIMES
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株式会社金子書房が2020年3月より『東北大学大学入試研究シリーズ』を刊行。
株式会社金子書房(東京都文京区, 代表取締役社長:金子紀子)は, 1946年の創業以来, 専門書籍を刊行して参りました。この度、掲題のとおり『東北大学 大学入試研究シリーズ』を2020年3月より当社から出版いたします。
刊行される書籍は, 以下の2点です。
1.東北大学 大学入試研究シリーズI『大学入試学の誕生』
大学入試は多くの関心を惹きつけていると同時に, 受験生のその後の進路選択に大きく影響します。
だからこそ, エビデンスを積み上げ, しっかりとした学術的な議論が必要となると考えられます。
「大学入試学(admission studies)」を確立することの必要性と有効性を本書は提示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48687/4/resize/d48687-4-411023-0.jpg ]
“大学入試学は一大学,一組織の利害を超えた「日本社会に資する大局的な大学入学者選抜制度設計に資する研究成果を産むことを目的とした営み」ということだ。日本の教育文化において,「大学入試」という教育問題は常に多くの人の関心事であり続け,さらには常に一定のバイアスを背負いつつ,語られてきたホットトピックスである。実際に重大な影響を及ぼす相手は受験生本人であり,その周辺の関係者たちなのだが,直接的な関係者以外の人も何かしら自らの持論を持っていることが多い。様々な意見や見解の中から,受験生自身の日常的な営みを保護し,期せずして不要な損害を与えないためにも,しっかりとした学術研究の成果に基づく根拠(evidence)を積み上げていくことが大切になる。” (本文より)
2.東北大学 大学入試研究シリーズII『大学入試センター試験から大学入学共通テストへ』
本書は, 大学入試改革において平成から令和にかけてどのような議論がされてきたかが収録されています。日本の大学入試改革における「生き証人」として, 第一人者たちが現行の入試改革について語った貴重な論考集です。生きた証言は, まさに大学入学共通テストの行方を探ることとなるでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48687/4/resize/d48687-4-371717-1.jpg ]
“第1部に再録された4 編の論考は,高大接続改革の議論の始まりから高大接続システム改革会議最終報告までの議論を辿ろうとするものである。この間,入試改革の具体的な中身には大きな紆余曲折がみられる。(中略)議論の焦点が短期間にどんどん移り変わっていった様子が実感できるのではないだろうか。”
“ 第2部はより具体的な話題を扱った。すなわち,高大接続改革に関する議論の焦点となった英語民間試験の活用と大学入学共通テストにおける記述式問題の導入に関連する論考をいくつかピックアップしてまとめたものである。焦点を絞って行われた実証的な研究を4 本再録したが,高大接続改革の実像を包括的に分析し,検証するような内容ではない。データを収集して個別の問題を論じる実証研究は,小さなものでも数か月という単位の時間が必要になるが,その成果を待つ余裕がないほど,急いで改革が進められてきている様子が看取できるのではないだろうか。” (本文より)
本格的な少子化が進み, 現在の日本では教育の「質」が問われています。
本シリーズ書籍が有用な議論を提示できることを, 当社としては心より願います。
株式会社金子書房(東京都文京区, 代表取締役社長:金子紀子)は, 1946年の創業以来, 専門書籍を刊行して参りました。この度、掲題のとおり『東北大学 大学入試研究シリーズ』を2020年3月より当社から出版いたします。
刊行される書籍は, 以下の2点です。
1.東北大学 大学入試研究シリーズI『大学入試学の誕生』
大学入試は多くの関心を惹きつけていると同時に, 受験生のその後の進路選択に大きく影響します。
だからこそ, エビデンスを積み上げ, しっかりとした学術的な議論が必要となると考えられます。
「大学入試学(admission studies)」を確立することの必要性と有効性を本書は提示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48687/4/resize/d48687-4-411023-0.jpg ]
“大学入試学は一大学,一組織の利害を超えた「日本社会に資する大局的な大学入学者選抜制度設計に資する研究成果を産むことを目的とした営み」ということだ。日本の教育文化において,「大学入試」という教育問題は常に多くの人の関心事であり続け,さらには常に一定のバイアスを背負いつつ,語られてきたホットトピックスである。実際に重大な影響を及ぼす相手は受験生本人であり,その周辺の関係者たちなのだが,直接的な関係者以外の人も何かしら自らの持論を持っていることが多い。様々な意見や見解の中から,受験生自身の日常的な営みを保護し,期せずして不要な損害を与えないためにも,しっかりとした学術研究の成果に基づく根拠(evidence)を積み上げていくことが大切になる。” (本文より)
2.東北大学 大学入試研究シリーズII『大学入試センター試験から大学入学共通テストへ』
本書は, 大学入試改革において平成から令和にかけてどのような議論がされてきたかが収録されています。日本の大学入試改革における「生き証人」として, 第一人者たちが現行の入試改革について語った貴重な論考集です。生きた証言は, まさに大学入学共通テストの行方を探ることとなるでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48687/4/resize/d48687-4-371717-1.jpg ]
“第1部に再録された4 編の論考は,高大接続改革の議論の始まりから高大接続システム改革会議最終報告までの議論を辿ろうとするものである。この間,入試改革の具体的な中身には大きな紆余曲折がみられる。(中略)議論の焦点が短期間にどんどん移り変わっていった様子が実感できるのではないだろうか。”
“ 第2部はより具体的な話題を扱った。すなわち,高大接続改革に関する議論の焦点となった英語民間試験の活用と大学入学共通テストにおける記述式問題の導入に関連する論考をいくつかピックアップしてまとめたものである。焦点を絞って行われた実証的な研究を4 本再録したが,高大接続改革の実像を包括的に分析し,検証するような内容ではない。データを収集して個別の問題を論じる実証研究は,小さなものでも数か月という単位の時間が必要になるが,その成果を待つ余裕がないほど,急いで改革が進められてきている様子が看取できるのではないだろうか。” (本文より)
本格的な少子化が進み, 現在の日本では教育の「質」が問われています。
本シリーズ書籍が有用な議論を提示できることを, 当社としては心より願います。