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QPS研究所の小型SAR(合成開口レーダー)衛星「イザナギ」、SAR送信に成功!初期運用で約95%のSAR衛星機能を実現!

株式会社QPS研究所 (本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:大西俊輔、以下、QPS研究所)は、2019年12月に打ち上げに成功した小型SAR衛星1号機「イザナギ」(以下、「イザナギ」)の運用を日々続けております。「イザナギ」、そして今年2020年打ち上げ予定の2号機「イザナミ」はQPS研究所が目指す36機の小型SAR衛星による準リアルタイムデータ提供サービス構築のための実証機の役割を担う大切な第一歩となります。4月現在、「イザナギ」は初期運用の段階でSAR衛星機能の約95%を実現できましたので、打ち上げから現在までの運用の詳細を以下の通りお知らせいたします。




■「イザナギ」の運用状況
打ち上げ結果:
「イザナギ」は日本時間2019年12月11日(水)18:55p.m.にインドのアーンドラ・プラデーシュ州のシューリハリコータにある『サティシュ・ダワン宇宙センター』より主力ロケットの『PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)』のC48によって打ち上げられ、17分後に高度575kmで軌道投入が成功しました。
<画像:(上)衛星「イザナギ」を載せたPSLV-C48の打ち上げの瞬間 (下)「イザナギ」がロケットから軌道へ投入された瞬間 提供:ISRO>
[画像1: https://prtimes.jp/i/49970/4/resize/d49970-4-739270-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/49970/4/resize/d49970-4-488986-1.png ]


初交信の成功:
打ち上げ翌日2019年12月12日(木)の早朝に初交信に成功。衛星内部の機能、温度が正常であることを確認しました。ロケットの振動にも耐え、「イザナギ」が熱、構造的にも問題ないことを証明できました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/49970/4/resize/d49970-4-653560-2.jpg ]


アンテナ展開の成功:
2019年12月16日(月)にアンテナを展開。QPS研究所が独自開発した収納型展開アンテナ(特許取得済)は、SAR衛星の小型化を実現させた核心の技術であり、それを宇宙空間で展開するのは世界初の挑戦でした。展開するまでに衛星の姿勢調整に、計画以上に十分に時間をかけ、慎重に展開を実行しました。この成功はプロジェクトの大きな前進でした。

SAR観測の開始:
アンテナ展開後、姿勢調整を行いながらSARのテストを開始。「イザナギ」のアンテナはパラボラ式で焦点を絞って電波を出すため、その形そのものを活かすことで、少ない電力で強い電波を使用することができますが、狙った場所を観測するためには衛星の姿勢を制御し、角度の微調整が大変重要となります。時間をかけて調整し、2020年2月に入り、姿勢の安定化により、狙った姿勢、角度を取れる確率が上がり、北部九州上空でのSARを使用した観測を開始。「イザナギ」の出した電波が設計通りの送信パワーならびに綺麗な電波形状をしていることを地上より計測器を使用して確認をいたしました。受信した観測データの360Mbps高速ダウンリンク(イザナギの展開アンテナを使用して、Kuバンドにて地上の無線局にデータを降ろすこと)も成功し、データの画像化に向けて本格的に取り組みを開始いたしました。データ受信機能部分で不安定な箇所があり、画像化につながらない状況が続いており、現在は解決に向けて原因調査中です。


■「イザナギ」の実績、今後の運用について
「イザナギ」はQPS研究所の小型SAR衛星の初号機であり、その効率的な使用方法や今後に向けての改良点を見つけるために、予定されたスケジュール以上の時間をかけながら慎重に運用を進めております。打ち上げ前には大きな挑戦とされていたアンテナ展開やデータの高速ダウンリンク、SARの送信等、小型SAR衛星実現の主となるポイントはすべてクリアできており、初期運用で約95%のSAR衛星機能を実現しました。初号機にて宇宙実証、技術実証ができたことは「イザナギ」の大きな実績です。
現在は、データの画像化に向けて長期的取り組みとなることも念頭に、対策を考え、日々調整を続けております。最終的にプロジェクト全体で36機の衛星を運用していくことに向けて、引き続き「イザナギ」での画像取得を進めつつ、同時にスムーズなSAR観測を実現するための手順や姿勢、角度、タイミング等の条件についての知見、経験を広げていきたいと考えています。また、「イザナギ」で検証した技術や改善点を2号機「イザナミ」へ反映させていきます。


<株式会社QPS研究所について>
株式会社QPS研究所は九州の地に宇宙産業を根差すことを目指して、2005年に九州大学の名誉教授の八坂哲雄と桜井晃、そして三菱重工業株式会社のロケット開発者であった舩越国弘により創業されました。QPSとは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の20年以上の技術をベースに、国内外で衛星開発や宇宙ゴミ(スペースデブリ)への取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、幅広い経験と斬新なアイデアをもとに、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた20社の九州の地場企業(北部宇宙クラスター)に力強く支えられています。2020 年2 月にはQPS 研究所の準リアルタイムデータ提供サービスの実現加速に向けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙関連事業の更なる創出を目指す「JAXA 宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC:ジェイ・スパーク)」の下、両者が共創して事業コンセプトを検討する活動を開始しました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/49970/4/resize/d49970-4-666762-3.jpg ]



■株式会社QPS研究所 会社概要
会社名:株式会社QPS研究所
所在地:福岡県福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル5F
代表者:大西 俊輔
事業内容:人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売
サイトURL:https://i-qps.net/
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