個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために重要な「コーチャビリティ」とは
[24/08/26]
提供元:PRTIMES
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スポーツ選手の事例でコーチャビリティを解説
フォスターリンク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:倉島秀夫、以下「フォスターリンク」)は、2024年8月に、組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名に対し、コーチャビリティに関するインターネット調査を実施しました。
■調査背景
「コーチャビリティ」とは、個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力とされています。元々はスポーツの文脈において素晴らしいパフォーマンスを生み出すための基本的な資質のひとつとして、1960年代後半から1970年代前半の間に生まれて紹介された概念でした。
近年、フィードバックが企業や個人の成長において重要な役割を果たしている中、上司から部下へ適切にフィードバックを行うことは、部下のモチベーション向上、スキルアップ、目標の達成につながるなど、人材開発や組織の成果向上に大きく寄与します。一方、部下側が適切にフィードバックを受け取ることも、個人のスキルアップや組織の成果向上に重要な要素となります。フォスターリンクでは、部下側のフィードバックの受け取り方の重要性について「個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力」と定義される「コーチャビリティ」という考え方に着目して、組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名に対し、「コーチャビリティに関する調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象:組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年8月19日〜8月23日
■調査結果
組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名を対象に調査を行ったところ、「コーチャビリティという言葉を聞いたことがありますか?」という質問に対し、「聞いたことがある」と回答した人は28%の146人、対して「聞いたことがない」と回答した人は72%の370人に上る結果となりました。
また、コーチャビリティという言葉を「聞いたことがある」と回答した人に、「コーチャビリティがどういうものか知っているか」と尋ねたところ、「よく知っている」と回答したのは全体の47%に当たる69人、「少し知っている」が全体の44%の64人、「全く知らない」と回答した人は全体の9%の13人となりました。
個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために重要な概念である「コーチャビリティ」ですが、今回の調査により、全体の28%という限られた人しかコーチャビリティを認知していなかった事実が明らかとなりました。
それでは、「コーチャビリティ」について解説していきます。
■『コーチャビリティ』とは
VUCA※1とも呼ばれる変化の激しい経営環境の中、それに適応していくために学び続けることが重要視されるようになってきています。フィードバックは他者からの指摘による気づきを通じて学びを促進するもので、その力を組織が活用していくためには、フィードバックの仕方だけではなく、受け取り手の『コーチャビリティ』も求められます。『コーチャビリティ』とは「個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力」とされており、具体的には以下の3つからなります。
・フィードバック探索行動
・フィードバック受容性
・フィードバックを反映した行動の実行
コーチャビリティについての詳細はこちら:
https://articles.fosterlink.co.jp/coachability/
コーチャビリティに関するセミナーはこちら:
https://www.fosterlink.co.jp/news/00001-0-0-1-2-2?utm_source=PRTIMES&utm_medium=banner&utm_id=20240906
調査レポートの無料ダウンロードはこちら:
https://www.fosterlink.co.jp/data-download/feedback-survey
※1 「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を組み合わせた略語で、社会やビジネスの環境が目まぐるしく変化し、先行きが不透明で将来の予測が困難な状況を意味する言葉
では、実際に「コーチャビリティ」を理解し取り入れることで、どのように個人の成長につながるのでしょうか。ライフセービングの世界選手権で優勝経験のある池端拓海選手にインタビューを行いました。
■コーチャビリティの事例(インタビュー内容)
――池端選手がライフセービングをはじめたきっかけを教えてください。
小さい頃から高校生まで水泳をやっていて、大学進学のタイミングで、このまま水泳を続けるか他の新しいことにチャレンジするか悩んでいました。当時、進学する大学でライフセービングクラブの主将をやっていた昔からの仲の良い先輩にライフセービングの話を聞き、水泳を活かしたものであったし、面白そうだと思ったことがきっかけでした。
――ライフセービングとはどのような競技なのでしょうか。
ライフセービングとは、水辺での救助力を向上させるためにつくられたスポーツで、基本的にどの種目も人命救助に直結するような内容になっています。海で行うオーシャン競技とプールにおける救助を想定したプール競技があり、約30種類の種目数があります。私が主に取り組んでいるのは、泳ぎの競技であるサーフレース、パドルボードに乗って競うボードレース、サーフスキーというカヤックのような舟を漕ぐサーフスキーレースの3つで、これらをトライアスロンのように連続して各1周ずつ行います。個人の競技も団体の競技もどちらもあります。
――普段の練習は個人でされているのでしょうか、それともチームでされているのでしょうか。
必ず誰かと練習をしています。一人だと気づきが少なく、自分の限界値を超えられないと感じるからです。ライフセービングの選手とも練習しますが、例えば、競技によっては、水泳の練習やトライアスロンの練習が役立つこともあるため、水泳の選手やトライアスロンの選手とトレーニングすることもあります。
――競技でのコーチやチームメンバーとのかかわり方を教えてください。
競技がマイナーのため、ローカルなクラブだとコーチがついていないこともあります。大学でライフセービングをはじめたばかりの頃は、ライフセービングの知り合いも少なく、自分に実績もないため、主に大学の先輩と一緒に練習をしていました。試合に出るようになってからは、必ず試合を振り返っていました。大会に出始めて人脈が広がった際には、大会で繋がった方と一緒に練習をしてもらうことや、やり方を聞きに行くなどを積極的にしていました。受け身では成長できないと考えています。
――フィードバックをどう受けとめていましたか。
しっくりこないポイントや疑問点は相手に質問をして自分に落とし込むようにしています。一旦やってみて、そのやり方が違う場合はやめることもあります。自分に何が足りなかったかしっかり考え、フィードバックされたことを自分に落とし込んでいかないと次に勝てないと考えています。
――フィードバックを受けとめて結果に直結したことはありますか。
直接的なフィードバックがきっかけでこの時勝てたということは難しいですが、フィードバックの積み重ねで自分が変わっていくという実感はあります。色々試して、色々な人に話を聞きに行くということは自分が成長する上で大切であり、フィードバックは絶対に活きています。
――今後の展望について教えてください。
ライフセービングは、直接的に社会的な貢献をしている競技です。必ず誰かのためになっているこの競技を色んな人に知ってもらいたいです。人の感動を動かすきっかけ作りを作っていきたいと考えています。
今回インタビューを実施した池端選手は、フィードバックを受け取れる環境にない時であっても、フィードバックを受け取れる環境を自ら作り、能動的に自身の行動についての適切性等についてフィードバックを求める行動をしています。また、受け取ったフィードバックにしっくりこないポイントがある場合、相手に質問をして自分に落とし込み、そのうえで行動するという点においても、フィードバック受容性・フィードバックを反映した行動の実行をしています。以上のような、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力がまさにコーチャビリティであり、これまでの競技での活躍につながっているといえます。
<プロフィール>
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53199/4/53199-4-6fcccb0324391fad1e54551554a9a2b9-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
池端 拓海(いけはた たくみ)
幼少期から取り組んできた競泳経験を活かし、2015年大学入学とともにライフセービング活動と出会う。国内大会では学生選手権3連覇、2017年全日本選手権で優勝を果たし、日本代表に初選出。国際大会でも数々の大会で入賞を果たし、2018年には日本代表として出場した世界選手権で優勝し、世界チャンピオンに輝いた。夏の海水浴シーズンは、本須賀海水浴場を中心に千葉県九十九里浜のビーチに立ち、パトロール活動を行い、水辺の事故減少に向けたライフセービング活動を行っている。現在は、単身でライフセービング活動本場のオーストラリアに渡り1年間武者修行を行った後、トップライフセーバーとして日の丸を背負い海外選手と戦う一方で、一般企業に就職し会社員として働きながら、二足の草鞋を履いたトップアスリートとして活動している。
■会社概要
社名:フォスターリンク株式会社
代表者:代表取締役社長 倉島秀夫
所在地:東京都新宿区高田馬場1-34-6
設立:2000年10月
事業内容:
1.クラウド型組織・人材マネジメントアプリケーション 「HR-Platform」の開発・運用
2.人事部に「戦略人事」に専心いただくためのアウトソーシングサービス
3.「戦略人事」推進のためのコンサルティング/研修事業
フォスターリンク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:倉島秀夫、以下「フォスターリンク」)は、2024年8月に、組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名に対し、コーチャビリティに関するインターネット調査を実施しました。
■調査背景
「コーチャビリティ」とは、個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力とされています。元々はスポーツの文脈において素晴らしいパフォーマンスを生み出すための基本的な資質のひとつとして、1960年代後半から1970年代前半の間に生まれて紹介された概念でした。
近年、フィードバックが企業や個人の成長において重要な役割を果たしている中、上司から部下へ適切にフィードバックを行うことは、部下のモチベーション向上、スキルアップ、目標の達成につながるなど、人材開発や組織の成果向上に大きく寄与します。一方、部下側が適切にフィードバックを受け取ることも、個人のスキルアップや組織の成果向上に重要な要素となります。フォスターリンクでは、部下側のフィードバックの受け取り方の重要性について「個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力」と定義される「コーチャビリティ」という考え方に着目して、組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名に対し、「コーチャビリティに関する調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象:組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年8月19日〜8月23日
■調査結果
組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の516名を対象に調査を行ったところ、「コーチャビリティという言葉を聞いたことがありますか?」という質問に対し、「聞いたことがある」と回答した人は28%の146人、対して「聞いたことがない」と回答した人は72%の370人に上る結果となりました。
また、コーチャビリティという言葉を「聞いたことがある」と回答した人に、「コーチャビリティがどういうものか知っているか」と尋ねたところ、「よく知っている」と回答したのは全体の47%に当たる69人、「少し知っている」が全体の44%の64人、「全く知らない」と回答した人は全体の9%の13人となりました。
個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために重要な概念である「コーチャビリティ」ですが、今回の調査により、全体の28%という限られた人しかコーチャビリティを認知していなかった事実が明らかとなりました。
それでは、「コーチャビリティ」について解説していきます。
■『コーチャビリティ』とは
VUCA※1とも呼ばれる変化の激しい経営環境の中、それに適応していくために学び続けることが重要視されるようになってきています。フィードバックは他者からの指摘による気づきを通じて学びを促進するもので、その力を組織が活用していくためには、フィードバックの仕方だけではなく、受け取り手の『コーチャビリティ』も求められます。『コーチャビリティ』とは「個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力」とされており、具体的には以下の3つからなります。
・フィードバック探索行動
・フィードバック受容性
・フィードバックを反映した行動の実行
コーチャビリティについての詳細はこちら:
https://articles.fosterlink.co.jp/coachability/
コーチャビリティに関するセミナーはこちら:
https://www.fosterlink.co.jp/news/00001-0-0-1-2-2?utm_source=PRTIMES&utm_medium=banner&utm_id=20240906
調査レポートの無料ダウンロードはこちら:
https://www.fosterlink.co.jp/data-download/feedback-survey
※1 「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を組み合わせた略語で、社会やビジネスの環境が目まぐるしく変化し、先行きが不透明で将来の予測が困難な状況を意味する言葉
では、実際に「コーチャビリティ」を理解し取り入れることで、どのように個人の成長につながるのでしょうか。ライフセービングの世界選手権で優勝経験のある池端拓海選手にインタビューを行いました。
■コーチャビリティの事例(インタビュー内容)
――池端選手がライフセービングをはじめたきっかけを教えてください。
小さい頃から高校生まで水泳をやっていて、大学進学のタイミングで、このまま水泳を続けるか他の新しいことにチャレンジするか悩んでいました。当時、進学する大学でライフセービングクラブの主将をやっていた昔からの仲の良い先輩にライフセービングの話を聞き、水泳を活かしたものであったし、面白そうだと思ったことがきっかけでした。
――ライフセービングとはどのような競技なのでしょうか。
ライフセービングとは、水辺での救助力を向上させるためにつくられたスポーツで、基本的にどの種目も人命救助に直結するような内容になっています。海で行うオーシャン競技とプールにおける救助を想定したプール競技があり、約30種類の種目数があります。私が主に取り組んでいるのは、泳ぎの競技であるサーフレース、パドルボードに乗って競うボードレース、サーフスキーというカヤックのような舟を漕ぐサーフスキーレースの3つで、これらをトライアスロンのように連続して各1周ずつ行います。個人の競技も団体の競技もどちらもあります。
――普段の練習は個人でされているのでしょうか、それともチームでされているのでしょうか。
必ず誰かと練習をしています。一人だと気づきが少なく、自分の限界値を超えられないと感じるからです。ライフセービングの選手とも練習しますが、例えば、競技によっては、水泳の練習やトライアスロンの練習が役立つこともあるため、水泳の選手やトライアスロンの選手とトレーニングすることもあります。
――競技でのコーチやチームメンバーとのかかわり方を教えてください。
競技がマイナーのため、ローカルなクラブだとコーチがついていないこともあります。大学でライフセービングをはじめたばかりの頃は、ライフセービングの知り合いも少なく、自分に実績もないため、主に大学の先輩と一緒に練習をしていました。試合に出るようになってからは、必ず試合を振り返っていました。大会に出始めて人脈が広がった際には、大会で繋がった方と一緒に練習をしてもらうことや、やり方を聞きに行くなどを積極的にしていました。受け身では成長できないと考えています。
――フィードバックをどう受けとめていましたか。
しっくりこないポイントや疑問点は相手に質問をして自分に落とし込むようにしています。一旦やってみて、そのやり方が違う場合はやめることもあります。自分に何が足りなかったかしっかり考え、フィードバックされたことを自分に落とし込んでいかないと次に勝てないと考えています。
――フィードバックを受けとめて結果に直結したことはありますか。
直接的なフィードバックがきっかけでこの時勝てたということは難しいですが、フィードバックの積み重ねで自分が変わっていくという実感はあります。色々試して、色々な人に話を聞きに行くということは自分が成長する上で大切であり、フィードバックは絶対に活きています。
――今後の展望について教えてください。
ライフセービングは、直接的に社会的な貢献をしている競技です。必ず誰かのためになっているこの競技を色んな人に知ってもらいたいです。人の感動を動かすきっかけ作りを作っていきたいと考えています。
今回インタビューを実施した池端選手は、フィードバックを受け取れる環境にない時であっても、フィードバックを受け取れる環境を自ら作り、能動的に自身の行動についての適切性等についてフィードバックを求める行動をしています。また、受け取ったフィードバックにしっくりこないポイントがある場合、相手に質問をして自分に落とし込み、そのうえで行動するという点においても、フィードバック受容性・フィードバックを反映した行動の実行をしています。以上のような、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力がまさにコーチャビリティであり、これまでの競技での活躍につながっているといえます。
<プロフィール>
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池端 拓海(いけはた たくみ)
幼少期から取り組んできた競泳経験を活かし、2015年大学入学とともにライフセービング活動と出会う。国内大会では学生選手権3連覇、2017年全日本選手権で優勝を果たし、日本代表に初選出。国際大会でも数々の大会で入賞を果たし、2018年には日本代表として出場した世界選手権で優勝し、世界チャンピオンに輝いた。夏の海水浴シーズンは、本須賀海水浴場を中心に千葉県九十九里浜のビーチに立ち、パトロール活動を行い、水辺の事故減少に向けたライフセービング活動を行っている。現在は、単身でライフセービング活動本場のオーストラリアに渡り1年間武者修行を行った後、トップライフセーバーとして日の丸を背負い海外選手と戦う一方で、一般企業に就職し会社員として働きながら、二足の草鞋を履いたトップアスリートとして活動している。
■会社概要
社名:フォスターリンク株式会社
代表者:代表取締役社長 倉島秀夫
所在地:東京都新宿区高田馬場1-34-6
設立:2000年10月
事業内容:
1.クラウド型組織・人材マネジメントアプリケーション 「HR-Platform」の開発・運用
2.人事部に「戦略人事」に専心いただくためのアウトソーシングサービス
3.「戦略人事」推進のためのコンサルティング/研修事業