AI創薬3.0のiSiPへの「AMED認定VC」のD3をリード投資家として、第三者割当増資による総額2.3億円の資金調達を実施
[23/08/22]
提供元:PRTIMES
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iSiP社によるプレスリリース(2023年8月22日付)転載
iSiP社リリースリンク:
https://drive.google.com/file/d/1LJvMiYgyjn92TgROyZiXIpJiLLWMuD0v/view
iSiP株式会社(以下iSiP)は第三者割当増資による総額2.3億円の資金調達を完了したのでお知らせいたします。
今回のラウンドでご参画いただいたのは、バイオヘルスケアxAI双方において、それぞれ日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)の2社です
・ヘルスケアに造詣が深いバイオ・ヘルスケア特化型VCのD3 LLC(AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」認定VC)
・AIに造詣が深い日本を代表するAI特化型VCの株式会社ディープコア
[画像: https://prtimes.jp/i/71827/4/resize/d71827-4-a7013b4a27b04399ad36-0.png ]
従来のAI創薬(~AI創薬2.0)の課題
AI創薬は2.0まで進展し、よく知られた創薬標的※であれば、医薬品候補品の設計が可能となり、臨床入りする化合物もでていきています。ただし、よく知られた一部の創薬標的に限られておることから、既存薬の改善(Best in Class創薬や転用(ドラッグリポジショニング)に限られていました。(※: 製薬企業等が汎用するハイスループットスクリーニング(HTS)で扱われている標的や、すでにヒット化合物が知られている標的)
2021年以降のAlphafold2リリース=「タンパク質構造予測の民主化」が、AI創薬のパラダイムを大きく変えます。まさにAI創薬3.0の到来であり、弊社は同領域のリーディングカンパニーとして、AI創薬2.0までの課題を解決します
iSiPの創薬基盤技術「AI創薬3.0」
iSiPはAI=ソフト技術のみならずハードの技術も融合し、「AI・機械学習技術」・「物理シミュレーション技術」・「HPC技術」の3つを組み合わせ、AI創薬3.0をリードしています。
「AI・機械学習技術」x「物理シミュレーション」:標的情報が不足している標的への化合物設計
ベースとなる「HPC技術」:個人PCでも処理できるレベル(専用の大規模計算機を不要とする)技術
AI創薬3.0のパフォーマンスは現時点でも目覚ましいものとなっています:
困難とされていた創薬標的※に対してヒット化合物取得(※成功例=教師データなし)
取得したヒット化合物の骨格多様性が大(=創薬成功確度が高まる)
それらヒット化合物取得まで
コスト:1/10以下
期間:1/2以下
これらの性能は日々、さらなる改善が進んでいます。
従来では考えられないような低コスト・短期間で、First in Class型の創薬を可能にしつつあり、弊社メンバーや東京大学や京都大学を始めとする共同研究者たちはゲームチェンジャーの到来にエキサイティングな日々を過ごしております。
AIxHPCx製薬のプロフェッショナル=出口から逆算
創薬ベンチャーは、大手製薬会社の導入ニーズのある医薬候補品を創ることが一義的なミッションとなります。一方で、国内外のAI創薬ベンチャーの苦戦の要因の一つとして、大手製薬企業が興味を持ちにくいプロジェクトを推進してしまっているケースも多くあります。
弊社では、AI・HPCのプロフェッショナルのみならず、大手製薬企業で経験を積んだプロフェッショナルからなるチームであり、どのような創薬テーマに挑むかについて、出口から逆算の発想で進めています。すなわち、「製薬企業から継続的な高いニーズがあり、疾患との関連が強固であるが、その攻略(制御低分子化合物の取得)が困難である」独自の創薬標的分子リスト(Area 59)を構築しています。また、国内外の製薬企業との深いネットワークも構築しており、これらの情報は常にアップデートされています。
以上のように、弊社は、AI・HPC技術のプロダクトアウトベンチャーではなく、製薬業界の課題解決を第一に、その手段としてAI・HPC技術を応用する、マーケットイン型の創薬ベンチャーです。
これまでの実績(公開可能な一部)
Area 59の中で先行して進めていた創薬標的の一つとして、PAC1があります。PAC1は統合失調症などの精神疾患治療標的として注目されている分子でしたが、AI創薬2.0まで含めて既存の方法論では有望なヒット化合物が取得されてこなかったものでした(Class B GPCRと呼ばれる困難な標的)
このPAC1に対して、93%のヒット率で、40個以上の新規骨格化合物(アンタゴニスト)を取得しています。極めて有望なプロファイルを示していることから今後リード最適化を進めてまいります。
PAC1は一例であり、弊社は現在複数の困難かつ有望な創薬標的に向けた取り組みを展開しております。
本資金引受先
D3 LLC (URL: https://www.d3growth.com)
代表者: 永田智也
2017 年に創業した、ヘルスケア領域特化の、投資・事業・コンサルティング会社です。「世界の 医療健康への貢献」をミッションに、有望な科学技術シーズや事業アイデアへの資金提供 (Discovery)に留まらず、経営者と伴に、有意義なプロダクト・サービスの創造とそれらを顧客 に届けるためのビジネスモデルの構築(Development)を通じて、科学技術・アイデアの社会実装 (Deployment)を志します。ベンチャーキャピタルに関しては、投資の数を目的とせず、バイオ ヘルスケア領域のグローバル・スタンダードに従い、少数の投資先に丁寧な支援を行います。
株式会社ディープコア (URL: https://deepcore.jp)
代表者: 仁木 勝雅
AIおよび先進的技術分野の企業に特化したベンチャーキャピタルです。プレシード〜アーリーステージのヘルスケア、製造、物流などあらゆる業界・産業のスタートアップに投資をおこなっています。投資活動に加え、AI技術者・研究者・起業家のためのコミュニティ「KERNEL(カーネル)」の運営や、海外進出を見据えるアーリーステージのスタートアップに特化したアクセラレータープログラム「KERNEL Global Startup Camp」の運営など、スタートアップの育成から支援までを行っています。
iSiP株式会社について
当社は2022年にAI創薬技術をコアにした企業として設立されました。創薬とコンピュータの知見を融合させることで実際に創薬で活用出来る技術を開発し、現場で展開しています。
「研究を競争力の源泉として、三方良しのビジネスを実現する」という創業理念の下、画期的な新薬を継続的に提供することで、患者さまのみならず、研究者をはじめとする専門家が活躍できる場を国内に作り、製薬会社やアカデミアと協調しながら産業を成長させ、社会全体を幸せにすることを使命としております。
代表者 :代表取締役CEO 高木 悠造
オフィス所在地 :東京都文京区小石川5-16-10小島ビル2F
設立日 :2022年1月
URL :https://corp.i-sip.jp/
事業内容:AI創薬3.0技術を活用した自社創薬事業と製薬企業等との共同創薬事業
【本リリースに関するお問い合わせ先】
Google Form
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc1k1Xp-rO8iGSyqUshwZi_cD-EqTkvZZwaLyIji9_s7-wUeg/viewform
iSiP社リリースリンク:
https://drive.google.com/file/d/1LJvMiYgyjn92TgROyZiXIpJiLLWMuD0v/view
iSiP株式会社(以下iSiP)は第三者割当増資による総額2.3億円の資金調達を完了したのでお知らせいたします。
今回のラウンドでご参画いただいたのは、バイオヘルスケアxAI双方において、それぞれ日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)の2社です
・ヘルスケアに造詣が深いバイオ・ヘルスケア特化型VCのD3 LLC(AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」認定VC)
・AIに造詣が深い日本を代表するAI特化型VCの株式会社ディープコア
[画像: https://prtimes.jp/i/71827/4/resize/d71827-4-a7013b4a27b04399ad36-0.png ]
従来のAI創薬(~AI創薬2.0)の課題
AI創薬は2.0まで進展し、よく知られた創薬標的※であれば、医薬品候補品の設計が可能となり、臨床入りする化合物もでていきています。ただし、よく知られた一部の創薬標的に限られておることから、既存薬の改善(Best in Class創薬や転用(ドラッグリポジショニング)に限られていました。(※: 製薬企業等が汎用するハイスループットスクリーニング(HTS)で扱われている標的や、すでにヒット化合物が知られている標的)
2021年以降のAlphafold2リリース=「タンパク質構造予測の民主化」が、AI創薬のパラダイムを大きく変えます。まさにAI創薬3.0の到来であり、弊社は同領域のリーディングカンパニーとして、AI創薬2.0までの課題を解決します
iSiPの創薬基盤技術「AI創薬3.0」
iSiPはAI=ソフト技術のみならずハードの技術も融合し、「AI・機械学習技術」・「物理シミュレーション技術」・「HPC技術」の3つを組み合わせ、AI創薬3.0をリードしています。
「AI・機械学習技術」x「物理シミュレーション」:標的情報が不足している標的への化合物設計
ベースとなる「HPC技術」:個人PCでも処理できるレベル(専用の大規模計算機を不要とする)技術
AI創薬3.0のパフォーマンスは現時点でも目覚ましいものとなっています:
困難とされていた創薬標的※に対してヒット化合物取得(※成功例=教師データなし)
取得したヒット化合物の骨格多様性が大(=創薬成功確度が高まる)
それらヒット化合物取得まで
コスト:1/10以下
期間:1/2以下
これらの性能は日々、さらなる改善が進んでいます。
従来では考えられないような低コスト・短期間で、First in Class型の創薬を可能にしつつあり、弊社メンバーや東京大学や京都大学を始めとする共同研究者たちはゲームチェンジャーの到来にエキサイティングな日々を過ごしております。
AIxHPCx製薬のプロフェッショナル=出口から逆算
創薬ベンチャーは、大手製薬会社の導入ニーズのある医薬候補品を創ることが一義的なミッションとなります。一方で、国内外のAI創薬ベンチャーの苦戦の要因の一つとして、大手製薬企業が興味を持ちにくいプロジェクトを推進してしまっているケースも多くあります。
弊社では、AI・HPCのプロフェッショナルのみならず、大手製薬企業で経験を積んだプロフェッショナルからなるチームであり、どのような創薬テーマに挑むかについて、出口から逆算の発想で進めています。すなわち、「製薬企業から継続的な高いニーズがあり、疾患との関連が強固であるが、その攻略(制御低分子化合物の取得)が困難である」独自の創薬標的分子リスト(Area 59)を構築しています。また、国内外の製薬企業との深いネットワークも構築しており、これらの情報は常にアップデートされています。
以上のように、弊社は、AI・HPC技術のプロダクトアウトベンチャーではなく、製薬業界の課題解決を第一に、その手段としてAI・HPC技術を応用する、マーケットイン型の創薬ベンチャーです。
これまでの実績(公開可能な一部)
Area 59の中で先行して進めていた創薬標的の一つとして、PAC1があります。PAC1は統合失調症などの精神疾患治療標的として注目されている分子でしたが、AI創薬2.0まで含めて既存の方法論では有望なヒット化合物が取得されてこなかったものでした(Class B GPCRと呼ばれる困難な標的)
このPAC1に対して、93%のヒット率で、40個以上の新規骨格化合物(アンタゴニスト)を取得しています。極めて有望なプロファイルを示していることから今後リード最適化を進めてまいります。
PAC1は一例であり、弊社は現在複数の困難かつ有望な創薬標的に向けた取り組みを展開しております。
本資金引受先
D3 LLC (URL: https://www.d3growth.com)
代表者: 永田智也
2017 年に創業した、ヘルスケア領域特化の、投資・事業・コンサルティング会社です。「世界の 医療健康への貢献」をミッションに、有望な科学技術シーズや事業アイデアへの資金提供 (Discovery)に留まらず、経営者と伴に、有意義なプロダクト・サービスの創造とそれらを顧客 に届けるためのビジネスモデルの構築(Development)を通じて、科学技術・アイデアの社会実装 (Deployment)を志します。ベンチャーキャピタルに関しては、投資の数を目的とせず、バイオ ヘルスケア領域のグローバル・スタンダードに従い、少数の投資先に丁寧な支援を行います。
株式会社ディープコア (URL: https://deepcore.jp)
代表者: 仁木 勝雅
AIおよび先進的技術分野の企業に特化したベンチャーキャピタルです。プレシード〜アーリーステージのヘルスケア、製造、物流などあらゆる業界・産業のスタートアップに投資をおこなっています。投資活動に加え、AI技術者・研究者・起業家のためのコミュニティ「KERNEL(カーネル)」の運営や、海外進出を見据えるアーリーステージのスタートアップに特化したアクセラレータープログラム「KERNEL Global Startup Camp」の運営など、スタートアップの育成から支援までを行っています。
iSiP株式会社について
当社は2022年にAI創薬技術をコアにした企業として設立されました。創薬とコンピュータの知見を融合させることで実際に創薬で活用出来る技術を開発し、現場で展開しています。
「研究を競争力の源泉として、三方良しのビジネスを実現する」という創業理念の下、画期的な新薬を継続的に提供することで、患者さまのみならず、研究者をはじめとする専門家が活躍できる場を国内に作り、製薬会社やアカデミアと協調しながら産業を成長させ、社会全体を幸せにすることを使命としております。
代表者 :代表取締役CEO 高木 悠造
オフィス所在地 :東京都文京区小石川5-16-10小島ビル2F
設立日 :2022年1月
URL :https://corp.i-sip.jp/
事業内容:AI創薬3.0技術を活用した自社創薬事業と製薬企業等との共同創薬事業
【本リリースに関するお問い合わせ先】
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