サイバートラストとTuxeraが高信頼性ファイルシステムの販売代理店契約を締結
[22/01/20]
提供元:PRTIMES
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〜 両社の製品連携により家電製品などの電源断耐性によるデータの保護とフラッシュメモリーの寿命の最長化を実現 〜
サイバーセキュリティ国際規格(*1)に準拠したIoT機器向けトラストサービスを提供するサイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)と、世界をリードするストレージ管理ソフトウェアおよびネットワークテクノロジー企業であるフィンランドのTuxera, Inc.(タクセラ)の日本法人、Tuxera Japan 株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:黒子 真佐志 以下、Tuxera)は本日、日本国内におけるTuxera製品の販売代理店契約を締結したことを発表します。
[画像: https://prtimes.jp/i/83717/4/resize/d83717-4-54adfabe1d4796fe950a-0.png ]
これによりサイバートラストは、Tuxeraの外付けストレージ向けファイルシステム「GravityCS by Tuxera™」、 フラッシュメモリー向けファイルシステム「Tuxera Reliance Nitro™」およびNAND / NORフラッシュメモリー向けドライバー「FlashFX Tera」の販売を開始しました。さらに、これらのフラッシュメモリー製品とサイバートラストの製品を組み合わせて、特に家電製品などの市場が求める新しいニーズに応えていきます。
<市場背景>
IoT機器の増加と同時に、活用するデータ量の増加が加速しています。 膨大なデータを安全に管理・運用するためには、万が一、電源断などの障害が発生した時にもデータを破損することなく、フラッシュメモリーのようなハードウェアに適切かつ安全に保存できる耐障害性でファイルシステムを保護することが重要となります。一方で、 IoT機器は設置されると10年以上の長期にわたり継続して使用されることが多く、現在のフラッシュメモリーをはじめとするストレージ機器では、寿命や耐久性の限界が課題となっています。
<両社製品により実現する寿命の最長化や電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステム>
1)サイバートラストの「EM+PLS」とTuxeraのファイルシステムによる耐性強化とフラッシュメモリーの寿命の最長化
サイバートラストは、IoT機器の長期使用を実現するため自社が提供するサービス「EM+PLS」に、「GravityCS by Tuxera™」および「Tuxera Reliance Nitro™」を組み合わせて提供します。Tuxeraのファイルシステムは、データの書き込み中にストレージの抜き出しや電源断が発生してもファイルシステムの破損が発生しない電源断耐性が備わった製品です。両社製品の組み合わせにより、家電製品をはじめとする機器の電源断に対する耐性が強化され、フラッシュメモリーの寿命の最長化を実現します。
2)サイバートラストの「EMLinux」とTuxeraのファイルシステムを組み合わせて電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムの提供
サイバートラストは、産業グレードの長期利用を実現するIoT機器向けLinux OS「EMLinux」と、「GravityCS by Tuxera」および「Tuxera Reliance Nitro」を組み合わせた、IoT時代に必要な長期セキュリティメンテナンスと電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムを提供します。これにより、フィールド/エッジでのセキュアで高信頼なコンピューティング環境を実現します。また、サイバートラストの受託開発においても、電源断耐性を備えたシステムの提供と、クリアなライセンスによって互換性の高いファイルシステムを、訴訟・ライセンス違反のリスクフリーで提供可能になります。
3)サイバートラストの「EMLinux」上でTuxeraのファイルシステムの動作を保証
サイバートラストは、Linux OS「EMLinux」上で、「GravityCS by Tuxera」および「Tuxera Reliance Nitro」が連携して動作することを検証済みです。この動作保証により、Tuxeraのファイルシステムに最適なLinux OSとして、EMLinuxを組み合わせて提供します。
さらに、Microsoft社とTuxeraの特別な取り決めにより実現したTuxeraのexFAT(*2)製品とMicrosoft exFAT特許ライセンスのバンドル販売を開始します。
サイバートラストが取り扱いを開始したTuxeraの3製品の特長は、以下のとおりです。
■ 外付けストレージ向けファイルシステム「GravityCS by Tuxera」
外付けストレージとして高い互換性を持つファイルシステム製品群でUSBメモリやSDカードなどの外付けストレージを組込み機器で利用可能です。
突然の電源断やシステムクラッシュに対する耐障害性でファイルシステムを保護
exFAT、 FAT、 NTFSなどの幅広く普及しているファイルシステムに対応
Microsoftからの特許ライセンスを受け、ライセンス関係がクリア
■ フラッシュメモリー向けファイルシステム「Tuxera Reliance Nitro」
電源断が起きた時に、システムとユーザーデータを破損から保護できるよう綿密に設計されたトランザクションファイルシステムです。
電源断耐性、フラッシュメモリーの寿命の最長化を提供
■ NAND / NORフラッシュメモリー向けドライバー「Tuxera FlashFX Tera 」
フラッシュメモリーマネージャー(フラッシュ変換レイヤー)で、フラッシュメモリーの多様で安定した機能をドライバー開発で得ることができます。
電源断耐性、フラッシュメモリーの寿命の最長化を提供
販売代理店契約の締結にあたり、両社は以下のようにコメントしています。
Tuxera, Inc. 最高経営責任者(CEO) Tuukka Ahoniemi(トゥーカ・アホニエミ)
「Tuxeraは2016年から日本市場でビジネスを展開し2020年には日本法人を設立して、国内の様々なメーカー様に高性能でフェールセーフなデータ管理ソリューションをお届けすることに注力しています。今回、サイバートラストが誇る世界屈指のIoT機器向け開発環境と連携できることを誇りに思います。当社のファイルシステムの専門知識を適用して、高度なファイルシステムのパフォーマンスのニーズを満たし、より重要なデータ処理要件、電源断への耐性を備えた製品を開発していただけるようになります。」
Tuxera Japan株式会社 代表取締役 黒子 真佐志
「このたびのサイバートラストとのパートナーシップ締結を嬉しく思います。サイバートラストのサービスとの併用で家電製品をはじめとする製品の課題解決に貢献します。また、Tuxeraの高性能・高信頼性のファイルシステムとサイバートラスト社製品の組み合わせは動作保証済みの安心を開発者へお届けします。」
サイバートラスト株式会社 代表取締役社長 眞柄 泰利
「このたびのTuxera社とのパートナーシップ締結により、IoT時代に必要な高機能、高品質かつ国際安全基準レベルの長期セキュリティメンテナンスを可能とするEMLinuxと連携する電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムを提供してまいります。今後も市場が求めるニーズに対応し、“グローバルパートナーやお客様に向けて信頼性の高いセキュアな価値あるソリューションを提供する”という当社のミッションを果たしてまいります。」
*1 EM+PLSで提供される各サービスは、それぞれが国際電気標準会議(IEC)による、制御システムにおけるセキュリティマネジメントシステムの構築のために有効となる国際標準規格「IEC62443-4-2」に適合するための機能を実装しているため、IoT機器の認証取得をトータルで支援可能です。
*2 exFAT( Extended File Allocation Table)は、Microsoft社によって2006年に導入されたプロプライエタリなファイルシステムで、フラッシュドライブ向けに最適化された新しい規格のFATです。WindowsとMacの両方に対応します。
■関連Webサイト
Tuxeraについて:https://www.tuxera.com/ja/
EM+PLSについて:https://www.cybertrust.co.jp/iot/empls.html
■Tuxera, Inc. について
Tuxeraは、品質保証済みの組み込みストレージ管理ソフトウェアとネットワーキングテクノロジーの大手プロバイダーです。Tuxeraのソフトウェアは、人々や企業がデータをより多く活用できる機会を創出し、スマートフォン、タブレット、車載システム、テレビ、カメラ、ドローン、外部ストレージ、ルーター、宇宙探査機、IoTデバイスなどの製品で中核的な機能を果たしています。 ファイル転送を高速化し、コンテンツに簡単にアクセスできるようにしながらもデータを確実に保存できるようにします。 2008年に設立され、本社をフィンランドに置き、中国、ドイツ、ハンガリー、韓国、日本、台湾、米国に拠点があります。 詳細についてはhttp://www.tuxera.com/jaをご覧ください。
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
■本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2022/0120-tuxera-file-system.html
当プレスリリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
メール: press@cybertrust.co.jp
Tuxera Japan株式会社
メール: japan-team@tuxera.com
* 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、サイバートラスト社、Tuxera社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
サイバーセキュリティ国際規格(*1)に準拠したIoT機器向けトラストサービスを提供するサイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)と、世界をリードするストレージ管理ソフトウェアおよびネットワークテクノロジー企業であるフィンランドのTuxera, Inc.(タクセラ)の日本法人、Tuxera Japan 株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:黒子 真佐志 以下、Tuxera)は本日、日本国内におけるTuxera製品の販売代理店契約を締結したことを発表します。
[画像: https://prtimes.jp/i/83717/4/resize/d83717-4-54adfabe1d4796fe950a-0.png ]
これによりサイバートラストは、Tuxeraの外付けストレージ向けファイルシステム「GravityCS by Tuxera™」、 フラッシュメモリー向けファイルシステム「Tuxera Reliance Nitro™」およびNAND / NORフラッシュメモリー向けドライバー「FlashFX Tera」の販売を開始しました。さらに、これらのフラッシュメモリー製品とサイバートラストの製品を組み合わせて、特に家電製品などの市場が求める新しいニーズに応えていきます。
<市場背景>
IoT機器の増加と同時に、活用するデータ量の増加が加速しています。 膨大なデータを安全に管理・運用するためには、万が一、電源断などの障害が発生した時にもデータを破損することなく、フラッシュメモリーのようなハードウェアに適切かつ安全に保存できる耐障害性でファイルシステムを保護することが重要となります。一方で、 IoT機器は設置されると10年以上の長期にわたり継続して使用されることが多く、現在のフラッシュメモリーをはじめとするストレージ機器では、寿命や耐久性の限界が課題となっています。
<両社製品により実現する寿命の最長化や電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステム>
1)サイバートラストの「EM+PLS」とTuxeraのファイルシステムによる耐性強化とフラッシュメモリーの寿命の最長化
サイバートラストは、IoT機器の長期使用を実現するため自社が提供するサービス「EM+PLS」に、「GravityCS by Tuxera™」および「Tuxera Reliance Nitro™」を組み合わせて提供します。Tuxeraのファイルシステムは、データの書き込み中にストレージの抜き出しや電源断が発生してもファイルシステムの破損が発生しない電源断耐性が備わった製品です。両社製品の組み合わせにより、家電製品をはじめとする機器の電源断に対する耐性が強化され、フラッシュメモリーの寿命の最長化を実現します。
2)サイバートラストの「EMLinux」とTuxeraのファイルシステムを組み合わせて電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムの提供
サイバートラストは、産業グレードの長期利用を実現するIoT機器向けLinux OS「EMLinux」と、「GravityCS by Tuxera」および「Tuxera Reliance Nitro」を組み合わせた、IoT時代に必要な長期セキュリティメンテナンスと電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムを提供します。これにより、フィールド/エッジでのセキュアで高信頼なコンピューティング環境を実現します。また、サイバートラストの受託開発においても、電源断耐性を備えたシステムの提供と、クリアなライセンスによって互換性の高いファイルシステムを、訴訟・ライセンス違反のリスクフリーで提供可能になります。
3)サイバートラストの「EMLinux」上でTuxeraのファイルシステムの動作を保証
サイバートラストは、Linux OS「EMLinux」上で、「GravityCS by Tuxera」および「Tuxera Reliance Nitro」が連携して動作することを検証済みです。この動作保証により、Tuxeraのファイルシステムに最適なLinux OSとして、EMLinuxを組み合わせて提供します。
さらに、Microsoft社とTuxeraの特別な取り決めにより実現したTuxeraのexFAT(*2)製品とMicrosoft exFAT特許ライセンスのバンドル販売を開始します。
サイバートラストが取り扱いを開始したTuxeraの3製品の特長は、以下のとおりです。
■ 外付けストレージ向けファイルシステム「GravityCS by Tuxera」
外付けストレージとして高い互換性を持つファイルシステム製品群でUSBメモリやSDカードなどの外付けストレージを組込み機器で利用可能です。
突然の電源断やシステムクラッシュに対する耐障害性でファイルシステムを保護
exFAT、 FAT、 NTFSなどの幅広く普及しているファイルシステムに対応
Microsoftからの特許ライセンスを受け、ライセンス関係がクリア
■ フラッシュメモリー向けファイルシステム「Tuxera Reliance Nitro」
電源断が起きた時に、システムとユーザーデータを破損から保護できるよう綿密に設計されたトランザクションファイルシステムです。
電源断耐性、フラッシュメモリーの寿命の最長化を提供
■ NAND / NORフラッシュメモリー向けドライバー「Tuxera FlashFX Tera 」
フラッシュメモリーマネージャー(フラッシュ変換レイヤー)で、フラッシュメモリーの多様で安定した機能をドライバー開発で得ることができます。
電源断耐性、フラッシュメモリーの寿命の最長化を提供
販売代理店契約の締結にあたり、両社は以下のようにコメントしています。
Tuxera, Inc. 最高経営責任者(CEO) Tuukka Ahoniemi(トゥーカ・アホニエミ)
「Tuxeraは2016年から日本市場でビジネスを展開し2020年には日本法人を設立して、国内の様々なメーカー様に高性能でフェールセーフなデータ管理ソリューションをお届けすることに注力しています。今回、サイバートラストが誇る世界屈指のIoT機器向け開発環境と連携できることを誇りに思います。当社のファイルシステムの専門知識を適用して、高度なファイルシステムのパフォーマンスのニーズを満たし、より重要なデータ処理要件、電源断への耐性を備えた製品を開発していただけるようになります。」
Tuxera Japan株式会社 代表取締役 黒子 真佐志
「このたびのサイバートラストとのパートナーシップ締結を嬉しく思います。サイバートラストのサービスとの併用で家電製品をはじめとする製品の課題解決に貢献します。また、Tuxeraの高性能・高信頼性のファイルシステムとサイバートラスト社製品の組み合わせは動作保証済みの安心を開発者へお届けします。」
サイバートラスト株式会社 代表取締役社長 眞柄 泰利
「このたびのTuxera社とのパートナーシップ締結により、IoT時代に必要な高機能、高品質かつ国際安全基準レベルの長期セキュリティメンテナンスを可能とするEMLinuxと連携する電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムを提供してまいります。今後も市場が求めるニーズに対応し、“グローバルパートナーやお客様に向けて信頼性の高いセキュアな価値あるソリューションを提供する”という当社のミッションを果たしてまいります。」
*1 EM+PLSで提供される各サービスは、それぞれが国際電気標準会議(IEC)による、制御システムにおけるセキュリティマネジメントシステムの構築のために有効となる国際標準規格「IEC62443-4-2」に適合するための機能を実装しているため、IoT機器の認証取得をトータルで支援可能です。
*2 exFAT( Extended File Allocation Table)は、Microsoft社によって2006年に導入されたプロプライエタリなファイルシステムで、フラッシュドライブ向けに最適化された新しい規格のFATです。WindowsとMacの両方に対応します。
■関連Webサイト
Tuxeraについて:https://www.tuxera.com/ja/
EM+PLSについて:https://www.cybertrust.co.jp/iot/empls.html
■Tuxera, Inc. について
Tuxeraは、品質保証済みの組み込みストレージ管理ソフトウェアとネットワーキングテクノロジーの大手プロバイダーです。Tuxeraのソフトウェアは、人々や企業がデータをより多く活用できる機会を創出し、スマートフォン、タブレット、車載システム、テレビ、カメラ、ドローン、外部ストレージ、ルーター、宇宙探査機、IoTデバイスなどの製品で中核的な機能を果たしています。 ファイル転送を高速化し、コンテンツに簡単にアクセスできるようにしながらもデータを確実に保存できるようにします。 2008年に設立され、本社をフィンランドに置き、中国、ドイツ、ハンガリー、韓国、日本、台湾、米国に拠点があります。 詳細についてはhttp://www.tuxera.com/jaをご覧ください。
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
■本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2022/0120-tuxera-file-system.html
当プレスリリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
メール: press@cybertrust.co.jp
Tuxera Japan株式会社
メール: japan-team@tuxera.com
* 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、サイバートラスト社、Tuxera社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。