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KOYORIはコペンハーゲンのデザインイベント3daysofdesignで新作家具を発表しました

2023年6月7日-9日までデンマークのコペンハーゲンで開催された北欧の最新デザインが集結するイベント3daysofdesignで、KOYORIは新作家具を発表しました。

KOYORIは日本全国の優れたものづくりを行う企業とそのものづくりを世界に伝える力を持つ企業がアライアンスを組むとともに、卓越した日本の製造技術と国際的なコンテンポラリーデザイナーが協働することにより、確かな品質を備えたボーダレスなデザインの家具とインテリアアクセサリーを提供することを目指したブランドです。無垢の曲木家具を得意とする飛?産業、成形合板を得意とする天童木工という、卓越した技術と歴史ある家具メーカー2社がKOYORIのものづくりに参加しています。

コペンハーゲンを拠点とするデザインスタジオ、ガムフラテージが展示のキュレーションを手掛け、日本家屋からインスピレーションを得たインスタレーションは、クラシックな北欧建築の中に日本の要素を溶けこませた美しい空間になりました。KOYORIのコラボレーションデザイナーであるパリを拠点とするデザインデュオ、ロナン&エルワン・ブルレックとガムフラテージがデザインした新作テーブルがお披露目されました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-72b18beaf1b3c1069cd2-0.jpg ]


ガムフラテージがデザインしたKOYORIのインスタレーションは3つのエリアに分かれ、北欧のクラシックな建築と日本家屋のコントラストを表現しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-651da667d98c958c1df9-1.jpg ]

「暖簾をかけたエントランスを作ることにより、日本の温かいホスピタリティを再現したかった」と話すガムフラテージ。石庭を思わせるエリアには、KOYORIのファーストコレクションであるチェアをまるで彫刻のように配置し、機能的でありながら美しくクオリティの高い家具を作るKOYORIらしさを表現しました。障子を思わせるウッドパネルで仕切られた3つめのエリアは、家のリビングルームのような雰囲気の中で新作のテーブルとチェアが並び、来場者が実際に座ったり触ったりしてクラフツマンシップを体感できる空間にしました。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=cJXbor_p6I8 ]



新しく発表されたテーブルのひとつは、ガムフラテージがデザインした飛?産業製のMiauテーブルです。昨年同シリーズのMiauアームチェアを発表し、デンマークの伝統とデザインを再解釈したものとして高く評価されました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-83c141d5a9e76b8f4984-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-df045f25d41fc1507fbb-2.jpg ]

Photography: HIROSHI IWASAKI

無垢材の天板と脚が溶け込むように繋がったデザインが特徴のMiauテーブルは、シームレスな接合を実現するために、木部のパーツに緻密な切削加工と精度の高い接合技術が必要でした。脚は上部から下部にかけてテーパー加工されており、無垢材を削り込むことで美しい木目の表情を出しています。
Miauアームチェアの繊細なシルエットとのコントラストが美しい重厚感のあるテーブルです。
*ホワイトオークまたはウォルナット材
*楕円形W2200xD1030xH740(mm)または長方形W1600, 1800, 2000xD900xH740(mm)


昨年はプロトタイプとして発表されたEdahaチェアは、ガムフラテージと天童木工が情熱を持って取り組んだ結果、ついに最終モデルを発表することが叶いました。
「Eda-枝」を表した脚部と「ha-葉」を表した座部分を、全て成形合板で構成するという他に類をみないデザインのEdahaチェアは、ほとんどが曲線や曲面で構成されています。水平、垂直、平行な部分がほとんどないため、加工が非常に難しく、製作に時間がかかります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-44fa255282efe3c39c29-4.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-95a1fa86c53b7c259b54-5.jpg ]

Photography: HIROSHI IWASAKI

メーカーである天童木工は試行錯誤を繰り返し、さまざまな仕様やサイズで約 20 個の試作品を製作しました。天童木工は、最初のガムフラテージからのプレゼンテーションで魅了された印象とデザインを大切にし、この作品を完成させるという情熱を持って挑戦し続けました。
脚部は3次元曲面に不等厚成形という部分的に厚みを変える手法を取り入れ、Edahaチェアに繊細な印象を与えています。座面は2つの独立した3次元の成形部材が左右対称に綺麗に揃うように気を配って製作されています。最高の技術力によってのみ可能となったまさにユニークなチェアです。
*オークまたはウォルナット材
*板座W485xD556xH865・SH453(mm)または張座W485xD558xH870・SH473(mm)


3daysofdesignでは、4月に一足早くローンチをしたブルレック兄弟のテーブルもお披露目しました。
製造を飛?産業が手がけた無垢材のNeiテーブルは、シンプルな構造でありながら天板と脚との接合部に独自性があり、脚の有機的な曲面と調和した天板形状により、造形美を引き出したデザインです。
[画像7: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-b4a8abfbce725ede6b0a-6.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-ecc5d62811ef26f88893-6.jpg ]

Photography: HIROSHI IWASAKI

伸縮の影響を受けやすい無垢天板ですが、4本の脚を幕板や樌(ぬき)で繋がない独立した構造にすることで、意匠性を保ちながらもその課題に応えました。ブルレック兄弟がデザインした無垢材のチェア、MusubiアームチェアやShakuチェアにも通ずる、彫刻的パーツを美しく接合するというアイデアが生かされています。有機的な表情を持ちながらも均整のとれたプロポーションのテーブルは円形と長方形のラインアップがあり、あらゆるシーンに対応可能です。一目で印象付ける力強い存在感があるため、KOYORIの個性豊かなチェアラインナップを受け止めてくれるテーブルです。
*ホワイトオーク材
*円形φ1200xH740 (mm)または長方形W1600, 1800, 2000, 2200xD900xH740 (mm)


Usuraiテーブルは、天童木工の技術が集結した家具の一つです。ビーチ材とオーク材の木口の積層面の美しいストライプ柄が目を引くテーブルです。天板には天童木工の工場で特別製作された合板を用い、成形合板家具の製作によって培われた技術や経験が活かされています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-3b5171642f298b3497ae-8.jpg ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-b7374898f5dbac4b65de-8.jpg ]

Photography: HIROSHI IWASAKI

幕板・樌がなく、四隅に脚が取り付けられたシンプルな構造ながら、積層合板家具の新たな可能性を示す技術が詰まっています。精密な加工技術に裏付けられた工芸的な一面がデザインにも反映された汎用性の高いテーブルです。
*ホワイトオーク材
*円形φ1200xH740 (mm)または長方形1600, 1800, 2000, 2200, 2400xD900xH740 (mm)


6月8日に行われたデザイナー3名によるショート・プレゼンテーションは、大勢の来場者で賑わいました。
会場のインスタレーションとデザイナーによるプレゼンテーションの様子は是非動画をご覧ください。
[画像11: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-cfaddaeffd61434a8a23-8.jpg ]


デザイナーについて
Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)
[画像12: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-03285680555581a9858e-8.jpg ]


1971年と1976年にそれぞれカンペール(ブルターニュ)で生まれたフランス人の兄弟デザイナー、ロナンとエルワン・ブルレックは、1999年から協働しています。工業デザインから工芸品、大規模な生産開発から研究、オブジェクトから公共スペースまで、ロナンとエルワンの作品は複数の表現分野にまたがり、私たちの日常生活に取り入れられています。

Photography: Alexandre Tabaste

GamFratesi(ガムフラテージ)
[画像13: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-c40b87e4e4f888f4e923-8.jpg ]


ガムフラテージスタジオは、デンマークの建築家スティーネ・ガム(Stine Gam)とイタリアの建築家エンリコ・フラテージ(Enrico Fratesi)によって2006年に設立されました。スタジオはコペンハーゲンを拠点としています。ガムフラテージのデザインは、伝統とリニューアルの融合から、素材と技術への実験的なアプローチで創造力を発揮します。

Photography: Petra Kleis



KOYORIについて
KOYORIは日本全国の優れたものづくりを行う企業とそのものづくりを世界に伝える力を持つ企業がアライアンスを組むとともに、卓越した日本の製造技術と国際的なコンテンポラリーデザイナーが協働することにより、確かな品質を備えたボーダレスなデザインの家具とインテリアアクセサリーを提供することを目指したブランドです。
日本語の「紙縒(こより)」から取ったブランド名のKOYORI。紙縒は古くから日本でのお祝い事に欠かせない水引の素材であり、ブランド名には結びつきの意味も込められています。

サステナビリティ
KOYORIはグローバルブランドとして、サステナブルであることを目指しています。日本の職人技の美しさ、創造性、真正さを継承し、それを国際市場に伝えていくため永く使っていただける商品を創り続けることに加えて、私たちは生産と配送のプロセスが持続可能であることを保証し、透明性の文化を持つリーディングブランドになります。
最初のステップとして、カーボンフットプリントの透明性を確立するために、商品によって生成されたカーボンフットプリントを測定し、その結果をWebサイトに公開します。次のステップ以降も、製品ライフサイクル全体で二酸化炭素排出量を削減するために毎年新たな課題を立て、解決に向けて継続的に取り組み、一歩ずつ進んで行きます。

神田宗俊(こうだむねとし)
[画像14: https://prtimes.jp/i/89761/4/resize/d89761-4-345b9337bac0b76db4fd-8.jpg ]


KOYORIのエグゼクティブ・ディレクター。
神田は国際貿易とブランディングのエキスパートとして、国産ブランドの販売拡大や展開に従事し、日本のクラフツマンシップの世界的な普及活動に貢献してきました。 知識と経験により、日本のメーカーの販売網を30の国と地域、60店舗に拡大した経験があります。神田は日本の職人技を世界規模で継続的に推進することを目指しています。
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