大阪大学発スタートアップ株式会社GramEye、NEDOディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズに採択、及び第三者割当増資による資金調達を実施
[23/09/29]
提供元:PRTIMES
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AIとロボティクスの技術力で薬剤耐性菌問題へのソリューション提供を目指す株式会社GramEye(本社:大阪府茨木市、代表取締役:平岡悠、以下「GramEye」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が実施する「ディープテック・スタートアップ支援事業」に係る第1回目の公募においてPCAフェーズに採択されました。また、シリーズAラウンド・2ndクローズとして、DEEPCORE及びSTATION Aiファンドを引受先とした第三者割当増資により、資金調達を実施しました。
■GramEyeとは
GramEyeは、世界的な公衆衛生上の課題である薬剤耐性菌問題にアプローチするため大阪大学の医師と医学生が立ち上げたスタートアップです。グラム染色を人工知能でアップデートし、抗菌薬の適正利用を目指すAI・ロボティクスソリューションの開発を行っています。
[画像: https://prtimes.jp/i/98814/4/resize/d98814-4-dd91b2d1801b03a1fc0f-0.png ]
上写真)GramEye開発 AI・ロボティクスソリューション
■サービス概要
GramEyeが取り組む医療現場の課題 〜 抗菌薬の不適切な使用による世界的な薬剤耐性菌の増加〜
近年、抗菌薬の誤用や乱用の為に薬が効かない細菌である薬剤耐性菌が世界中で増えています。仮に今後何も対策が講じられず、現在のペースで耐性菌が増え続けると、2050年の時点で世界で1,000万人もの方が命を落とすと想定され、がんによる死亡者数を超えると報告されています*1。
GramEyeがどう解決するのか グラム染色をAIとロボティクスを用いてアップデートし、適正な抗菌薬投与を推進する
GramEyeが開発中のAI・ロボティクスソリューションは、適切な抗菌薬を選ぶために行う微生物検査グラム染色をアップデートします。
グラム染色は最も一般的に用いられている細菌検査です。菌を染め上げ、顕微鏡で観察し色と形から菌種を推定する検査であり、広域な抗菌薬の適正利用や感染症の入院期間短縮に効果があると報告されています。
しかし、グラム染色の実施には多くの手間と知識、経験が必要になるため、大規模な医療機関でも夜間休日には実施されていない、画像として保管されず検査技師の主観によって報告されてきたという問題がありました。
弊社の開発しているAI・ロボティクスソリューションにより、グラム染色工程における手間を省き、AIが顕鏡をサポートすることで、より迅速かつ正確な検査結果を反映するシステムを構築することができます。
結果として、医療現場における医師や臨床検査技師の負担を軽減するだけでなく、適正な抗菌薬投与を推進します。
[1]Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations The Review on Antimicrobial Resistance Chaired by Jim O’Neill December 2014
■資金調達の目的と背景
これまでGramEyeは国内10施設の医療機関と共同研究契約を締結し、AI開発と市場調査を進め、試作機を使ったデモやヒアリングを実施してきました。実際にご使用いただいた先生方には、試作機の有用性を実感いただいているだけではなく、発売に期待を寄せていただいています。
GramEyeは今回の調達を活用し、グラム染色工程のAI・ロボティクスソリューションを臨床現場へ導入し、ユーザーの皆様の声に応えるよう更なるAI強化、およびハードウェア改良を行います。また、海外市場参入を見据えた取り組みにも着手する予定です。
■NEDO ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))について
NEDOは、革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業を行っています。この事業は3つの異なるフェーズで構成されており、PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))は、試作品の開発や初期の生産技術開発等に加え、主要市場獲得に向けた事業化可能性調査の実施等を支援します。
PCA:Product Commercialization Alliance
詳しくは、「「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」に係る公募について」をご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100404.html
■出資者コメント
DEEPCORE TOKYO 1号投資事業有限責任組合 (運営会社: 株式会社ディープコア)
Executive Investment Director 左 英樹 氏
創業間もない頃からご支援させていただき、この度シードラウンド・プレシリーズAラウンドに続いて追加出資させていていただきました。ご支援させていただいてからの約三年間で、開発や事業を順調に進捗させ、医療機器としての量産・上市目前の所までくることができました。同社が開発するソリューションを通じて、医療現場の負担が軽減するだけでなく、適切な抗菌薬の利用が広まることにより、グローバルな社会・医療課題である薬剤耐性菌問題を解決する一助となることを期待しています。今回新たに加わった心強い株主の皆様や、既存のパートナーの皆様と連携し、今後も同社の成長をサポートしていきます。
STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合
STATION Ai株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 佐橋 宏隆 氏
薬剤耐性菌問題においては、医療現場で喫緊の国際課題となっており、感染症の予防、抗生物質の適切な使用、感染症制御の改善、新薬の研究開発など、多面的なアプローチが求められています。その中で、GramEyeのAIを用いることによる、より適正な治療・投薬に可能性を感じています。
STATION Aiとして、愛知県や東海地域の企業、また、STATIAON Ai入居企業・当ファンド投資先なども含めた幅広い連携・サポートをしてまいります。
GramEyeが、この医療課題への解決策を示し、将来の医療現場を支える企業になることを期待しています。
■採用について
株式会社GramEyeでは、現在、営業担当やハードウェア設計開発担当、臨床研究担当、品質管理担当等のさまざまなポジションで積極的な採用を実施しております。
医療機器の販売および開発による商品力の強化のために強力に事業を推進できるメンバーを探しております。詳細は下記をご覧ください。
HPリクルートページ:
https://grameye.com/recruit
■会社概要
【会社名】株式会社GramEye (GramEye Inc.)
【設立日】2020年5月18日
【代表取締役/CEO】平岡 悠
【コーポレートサイト】
https://grameye.com/
■GramEyeとは
GramEyeは、世界的な公衆衛生上の課題である薬剤耐性菌問題にアプローチするため大阪大学の医師と医学生が立ち上げたスタートアップです。グラム染色を人工知能でアップデートし、抗菌薬の適正利用を目指すAI・ロボティクスソリューションの開発を行っています。
[画像: https://prtimes.jp/i/98814/4/resize/d98814-4-dd91b2d1801b03a1fc0f-0.png ]
上写真)GramEye開発 AI・ロボティクスソリューション
■サービス概要
GramEyeが取り組む医療現場の課題 〜 抗菌薬の不適切な使用による世界的な薬剤耐性菌の増加〜
近年、抗菌薬の誤用や乱用の為に薬が効かない細菌である薬剤耐性菌が世界中で増えています。仮に今後何も対策が講じられず、現在のペースで耐性菌が増え続けると、2050年の時点で世界で1,000万人もの方が命を落とすと想定され、がんによる死亡者数を超えると報告されています*1。
GramEyeがどう解決するのか グラム染色をAIとロボティクスを用いてアップデートし、適正な抗菌薬投与を推進する
GramEyeが開発中のAI・ロボティクスソリューションは、適切な抗菌薬を選ぶために行う微生物検査グラム染色をアップデートします。
グラム染色は最も一般的に用いられている細菌検査です。菌を染め上げ、顕微鏡で観察し色と形から菌種を推定する検査であり、広域な抗菌薬の適正利用や感染症の入院期間短縮に効果があると報告されています。
しかし、グラム染色の実施には多くの手間と知識、経験が必要になるため、大規模な医療機関でも夜間休日には実施されていない、画像として保管されず検査技師の主観によって報告されてきたという問題がありました。
弊社の開発しているAI・ロボティクスソリューションにより、グラム染色工程における手間を省き、AIが顕鏡をサポートすることで、より迅速かつ正確な検査結果を反映するシステムを構築することができます。
結果として、医療現場における医師や臨床検査技師の負担を軽減するだけでなく、適正な抗菌薬投与を推進します。
[1]Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations The Review on Antimicrobial Resistance Chaired by Jim O’Neill December 2014
■資金調達の目的と背景
これまでGramEyeは国内10施設の医療機関と共同研究契約を締結し、AI開発と市場調査を進め、試作機を使ったデモやヒアリングを実施してきました。実際にご使用いただいた先生方には、試作機の有用性を実感いただいているだけではなく、発売に期待を寄せていただいています。
GramEyeは今回の調達を活用し、グラム染色工程のAI・ロボティクスソリューションを臨床現場へ導入し、ユーザーの皆様の声に応えるよう更なるAI強化、およびハードウェア改良を行います。また、海外市場参入を見据えた取り組みにも着手する予定です。
■NEDO ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))について
NEDOは、革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業を行っています。この事業は3つの異なるフェーズで構成されており、PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))は、試作品の開発や初期の生産技術開発等に加え、主要市場獲得に向けた事業化可能性調査の実施等を支援します。
PCA:Product Commercialization Alliance
詳しくは、「「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」に係る公募について」をご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100404.html
■出資者コメント
DEEPCORE TOKYO 1号投資事業有限責任組合 (運営会社: 株式会社ディープコア)
Executive Investment Director 左 英樹 氏
創業間もない頃からご支援させていただき、この度シードラウンド・プレシリーズAラウンドに続いて追加出資させていていただきました。ご支援させていただいてからの約三年間で、開発や事業を順調に進捗させ、医療機器としての量産・上市目前の所までくることができました。同社が開発するソリューションを通じて、医療現場の負担が軽減するだけでなく、適切な抗菌薬の利用が広まることにより、グローバルな社会・医療課題である薬剤耐性菌問題を解決する一助となることを期待しています。今回新たに加わった心強い株主の皆様や、既存のパートナーの皆様と連携し、今後も同社の成長をサポートしていきます。
STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合
STATION Ai株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 佐橋 宏隆 氏
薬剤耐性菌問題においては、医療現場で喫緊の国際課題となっており、感染症の予防、抗生物質の適切な使用、感染症制御の改善、新薬の研究開発など、多面的なアプローチが求められています。その中で、GramEyeのAIを用いることによる、より適正な治療・投薬に可能性を感じています。
STATION Aiとして、愛知県や東海地域の企業、また、STATIAON Ai入居企業・当ファンド投資先なども含めた幅広い連携・サポートをしてまいります。
GramEyeが、この医療課題への解決策を示し、将来の医療現場を支える企業になることを期待しています。
■採用について
株式会社GramEyeでは、現在、営業担当やハードウェア設計開発担当、臨床研究担当、品質管理担当等のさまざまなポジションで積極的な採用を実施しております。
医療機器の販売および開発による商品力の強化のために強力に事業を推進できるメンバーを探しております。詳細は下記をご覧ください。
HPリクルートページ:
https://grameye.com/recruit
■会社概要
【会社名】株式会社GramEye (GramEye Inc.)
【設立日】2020年5月18日
【代表取締役/CEO】平岡 悠
【コーポレートサイト】
https://grameye.com/