クラウド型電子カルテの「きりんカルテ」Google Cloud の技術を採用した大型アップデートを実施
[22/11/28]
提供元:PRTIMES
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Google Cloud 活用によりデータの活用を促進。医療現場DXの実現に向けた機能開発を加速させます。
PHC株式会社メディコム事業部(以下、「PHC」)は、診療所向けクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」(*1)のクラウド基盤をGoogle Cloud (*2)に移行完了したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-afa060c5a912cec56214-6.png ]
移行の背景
厚生労働省による医療情報の電子化の推進を背景に、国内医療ICT市場は、堅調な拡大が期待されています(*3)。なかでも、クラウド型電子カルテは、医療機関における維持管理作業の軽減およびコスト低減への貢献や、訪問診療時の利便性の向上が評価されるなど、様々なニーズに合わせて機能を拡張できるため、高い成長が見込まれています。
また、内閣府もデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資を重点投資分野(*4)の一つとしており、データの利活用の強化を含めた業務改善への取り組みが推進されています。
このたび、PHCが「きりんカルテ」の基盤システムをGoogle Cloud へ移管することで、レスポンスタイムを強化し、医療従事者の更なる業務効率化を支援していきます。
今回の移行作業は、2022年1月より段階的に実施され、同年11月に完了致しました。
具体的には、下記の3点が今回の移行の主要ポイントになります。
これまで管理コンソール等で設定していたインフラストラクチャー(以下、「インフラ」)に関わる構成や設定を、すべてコード化(Infrastructure as Code化)およびGitHub(*5)での管理へ移行しました。Google Cloud の仕組みでGitHubから自動的にソースコードを取り込み、開発からステージング、本番環境まで反映できるようになりました。これにより、インフラの変更とその履歴はすべてGitHub上で管理され、インフラメンバーによって常にレビューされる状態になりますので属人的な変更がなくなります。
今回はVMベースのリフトと呼ばれる移行の手法を選択しました。開発環境でテストしたVMをステージング環境で更にテストして、その上で本番環境に反映できる仕組みとしています。これにより、テストされた環境のみが本番に反映されますので、安全な運用が可能になります。
事前の負荷テストの結果、これまでの内部ネットワークの構成が非効率なものになっていることが判明したため最適化を施しました。レスポンスタイムの向上により、これまでよりも快適にきりんカルテ」を利用できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-491db9396b4dae82181b-2.png ]
【きりんカルテ クラウド移行プロジェクト担当 PHC株式会社メディコム事業部 BXセンター シニアテックリード 橋本 吉治 コメント】
[画像3: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-cb1a2b3fd0464552b13e-3.jpg ]
「きりんカルテ」は、医療現場で広く使われているシステムということもあり、システムダウンのリスクや、長いメンテナンス時間を回避する必要がありました。そのような状況下、Google Cloud の全面的サポートによって無事移行を完了することができました。本プロジェクトを通じて、チームの開発力も相当底上げされたように思います。Google Cloud の強力なデータ分析基盤により、変化が激しい医療現場のニーズに応える各種機能をスピーディーにリリースできる基盤をこの度構築できたことを非常に嬉しく思います。
【PHC株式会社 メディコム事業部 BXセンター 統括部長 池田孝史 コメント】
[画像4: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-a8f327f37774014d67d6-4.jpg ]
「きりんカルテ」は2021年にPHC株式会社に事業譲渡されたサービスです。インフラのGoogle Cloud への移行プロジェクトの裏側では各種の機能開発も並行して進められており、タブレット対応などの大きな機能実装にも成功しています。今回のプロジェクトを通じてチームとしての開発力やマネジメント力も相当底上げされたように感じます。
また、Google Cloud は、PHCのビジネストランスフォメ―ション(BX)センターの既存事業において幅広く活用されています。今回の移行により「きりんカルテ」は、既存事業との親和性がさらに高まることとなります。今後、新規事業の創出の加速やさらなる価値の提供を目指します。
今後の展望
今回の移行により、「きりんカルテ」のデータが当社の既存SaaSプロダクトのデータと一括で管理できるようになりました。医科分野と調剤分野双方を組み合わせたデータの活用に向けた取り組みを加速し、医療従事者の皆様における業務の最適化を図るサービスを提供してまいります。
また、PHCでは積極的な人材採用により事業基盤を強化していきます。
当社が作り上げるヘルスケアプラットフォーム基盤の構築に興味をお持ち頂けましたら、是非採用サイトをご覧ください。
採用サイトURL:https://hrmos.co/pages/phchd/jobs
きりんカルテついて
「きりんカルテ」は、日本医師会ORCA管理機構株式会社が提供する「日医標準レセプトソフト」とシステム連携するクラウド型電子カルテです。
シンプルで使いやすいUI設計
受付画面・カルテ画面ともにわかりやすくシンプルな画面で構成。
簡単に操作できるため、誰でも使いやすいカルテです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-fa554ef2adfec47e094d-7.png ]
豊富な機能を標準搭載
きりんカルテ』は基本的な電子カルテの機能をはじめ、在宅医療専用の機能や予約機能などクリニック運営に求められる機能も備えています。事務作業にかかる負担を大幅に軽減することで、クリニックの事務作業全体を効率化できます。
導入しやすい価格設定
レセコンのためのサーバーを院内で構築する必要がないため、オンプレミス型の電子カルテに比べて導入費用を抑えることができます。利用料・サポート費用のみでご利用いただくことも可能です。
*1)https://xirapha.jp/
*2) Google Cloud は Google LLC の商標です。
*3) 厚生労働省「医療分野の情報化の推進について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/index.html
*4)内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html
*5)GitHub は、GitHub Inc.の商標または登録商標です。
<PHC株式会社・メディコム事業部について>
1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ヘルスケアソリューションの事業領域においてヘルスケアIT事業を行うメディコム事業部は、1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売しました。以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
https://www.phchd.com/jp/medicom/about
お問い合わせ先
PHC株式会社 メディコム事業部 (サービス担当:八木)
電話:070-1517-4856 E-mail:info_xirapha@gg.phchd.com
PHC株式会社メディコム事業部(以下、「PHC」)は、診療所向けクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」(*1)のクラウド基盤をGoogle Cloud (*2)に移行完了したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-afa060c5a912cec56214-6.png ]
移行の背景
厚生労働省による医療情報の電子化の推進を背景に、国内医療ICT市場は、堅調な拡大が期待されています(*3)。なかでも、クラウド型電子カルテは、医療機関における維持管理作業の軽減およびコスト低減への貢献や、訪問診療時の利便性の向上が評価されるなど、様々なニーズに合わせて機能を拡張できるため、高い成長が見込まれています。
また、内閣府もデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資を重点投資分野(*4)の一つとしており、データの利活用の強化を含めた業務改善への取り組みが推進されています。
このたび、PHCが「きりんカルテ」の基盤システムをGoogle Cloud へ移管することで、レスポンスタイムを強化し、医療従事者の更なる業務効率化を支援していきます。
今回の移行作業は、2022年1月より段階的に実施され、同年11月に完了致しました。
具体的には、下記の3点が今回の移行の主要ポイントになります。
これまで管理コンソール等で設定していたインフラストラクチャー(以下、「インフラ」)に関わる構成や設定を、すべてコード化(Infrastructure as Code化)およびGitHub(*5)での管理へ移行しました。Google Cloud の仕組みでGitHubから自動的にソースコードを取り込み、開発からステージング、本番環境まで反映できるようになりました。これにより、インフラの変更とその履歴はすべてGitHub上で管理され、インフラメンバーによって常にレビューされる状態になりますので属人的な変更がなくなります。
今回はVMベースのリフトと呼ばれる移行の手法を選択しました。開発環境でテストしたVMをステージング環境で更にテストして、その上で本番環境に反映できる仕組みとしています。これにより、テストされた環境のみが本番に反映されますので、安全な運用が可能になります。
事前の負荷テストの結果、これまでの内部ネットワークの構成が非効率なものになっていることが判明したため最適化を施しました。レスポンスタイムの向上により、これまでよりも快適にきりんカルテ」を利用できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-491db9396b4dae82181b-2.png ]
【きりんカルテ クラウド移行プロジェクト担当 PHC株式会社メディコム事業部 BXセンター シニアテックリード 橋本 吉治 コメント】
[画像3: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-cb1a2b3fd0464552b13e-3.jpg ]
「きりんカルテ」は、医療現場で広く使われているシステムということもあり、システムダウンのリスクや、長いメンテナンス時間を回避する必要がありました。そのような状況下、Google Cloud の全面的サポートによって無事移行を完了することができました。本プロジェクトを通じて、チームの開発力も相当底上げされたように思います。Google Cloud の強力なデータ分析基盤により、変化が激しい医療現場のニーズに応える各種機能をスピーディーにリリースできる基盤をこの度構築できたことを非常に嬉しく思います。
【PHC株式会社 メディコム事業部 BXセンター 統括部長 池田孝史 コメント】
[画像4: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-a8f327f37774014d67d6-4.jpg ]
「きりんカルテ」は2021年にPHC株式会社に事業譲渡されたサービスです。インフラのGoogle Cloud への移行プロジェクトの裏側では各種の機能開発も並行して進められており、タブレット対応などの大きな機能実装にも成功しています。今回のプロジェクトを通じてチームとしての開発力やマネジメント力も相当底上げされたように感じます。
また、Google Cloud は、PHCのビジネストランスフォメ―ション(BX)センターの既存事業において幅広く活用されています。今回の移行により「きりんカルテ」は、既存事業との親和性がさらに高まることとなります。今後、新規事業の創出の加速やさらなる価値の提供を目指します。
今後の展望
今回の移行により、「きりんカルテ」のデータが当社の既存SaaSプロダクトのデータと一括で管理できるようになりました。医科分野と調剤分野双方を組み合わせたデータの活用に向けた取り組みを加速し、医療従事者の皆様における業務の最適化を図るサービスを提供してまいります。
また、PHCでは積極的な人材採用により事業基盤を強化していきます。
当社が作り上げるヘルスケアプラットフォーム基盤の構築に興味をお持ち頂けましたら、是非採用サイトをご覧ください。
採用サイトURL:https://hrmos.co/pages/phchd/jobs
きりんカルテついて
「きりんカルテ」は、日本医師会ORCA管理機構株式会社が提供する「日医標準レセプトソフト」とシステム連携するクラウド型電子カルテです。
シンプルで使いやすいUI設計
受付画面・カルテ画面ともにわかりやすくシンプルな画面で構成。
簡単に操作できるため、誰でも使いやすいカルテです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/107062/4/resize/d107062-4-fa554ef2adfec47e094d-7.png ]
豊富な機能を標準搭載
きりんカルテ』は基本的な電子カルテの機能をはじめ、在宅医療専用の機能や予約機能などクリニック運営に求められる機能も備えています。事務作業にかかる負担を大幅に軽減することで、クリニックの事務作業全体を効率化できます。
導入しやすい価格設定
レセコンのためのサーバーを院内で構築する必要がないため、オンプレミス型の電子カルテに比べて導入費用を抑えることができます。利用料・サポート費用のみでご利用いただくことも可能です。
*1)https://xirapha.jp/
*2) Google Cloud は Google LLC の商標です。
*3) 厚生労働省「医療分野の情報化の推進について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/index.html
*4)内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html
*5)GitHub は、GitHub Inc.の商標または登録商標です。
<PHC株式会社・メディコム事業部について>
1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ヘルスケアソリューションの事業領域においてヘルスケアIT事業を行うメディコム事業部は、1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売しました。以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
https://www.phchd.com/jp/medicom/about
お問い合わせ先
PHC株式会社 メディコム事業部 (サービス担当:八木)
電話:070-1517-4856 E-mail:info_xirapha@gg.phchd.com