薬を嫌がる子供、「絵本の読み聞かせ」で服薬率87%まで向上
[24/09/13]
提供元:PRTIMES
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東京薬科大学との共同で『小児患者における絵本を用いた服薬コンプライアンス向上に関するアンケート』を公開
株式会社ヤナリ(本社:神奈川県相模原市)が運営するコンセプト薬局である「まいにち薬局」は、東京薬科大学との共同研究により『小児患者における絵本を用いた服薬コンプライアンス向上に関するアンケート』を発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-7c754160895268fdc1bb-0.png ]
本研究は、小児の服薬コンプライアンス(薬の服用遵守)を改善するために薬剤師が作成した絵本の効果を調査しました。
2023年3月から2024年3月にかけて、3〜6歳の小児とその保護者を対象に実施されたこの研究では、絵本の読み聞かせ前後で、服薬に対する困難さを感じる保護者の割合が78.3%から34.7%に減少しました。
また、服薬指導の難しさを感じる場面も減少し、64.3%の保護者が絵本を通じて服薬指導の重要性を実感しました。結果として、絵本が小児の服薬コンプライアンス向上に寄与する可能性が示唆されました。
研究概要
[画像2: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-30a32ee5072d6b34d70c-3.png ]
対象:まいにち薬局古淵店に来局した3〜6歳の小児及び保護者
期間:2023年3月〜2024年3月
調査方法:絵本の読み聞かせ(保護者が)前後にアンケートを実施
絵本の特徴:薬剤師が企画・作成。薬を正しく服用することの重要性と薬剤師の職能を紹介
研究の背景
[画像3: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-101a223f2fa1884406eb-1.png ]
小児の服薬に関する調査では、66.4%の保護者が3歳以上の小児が薬を飲むのを嫌がった経験があるとされている。その主な理由として、苦味やにおい、ざらつきなどが挙げられ、保険調剤薬局では服薬ゼリーやジュースに混ぜるなどの対策・指導が行われている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-144eb212d2bbcc8c586e-2.png ]
しかし、溶解による苦味や薬効への影響を避けるため、可能な限りそのままの形で服用することが推奨される。小児の服薬コンプライアンスの低下が治療効果に影響を与えることも報告されており、保護者に対する正しい服薬理解が重要と考えられている。しかし、これらの問題点をクリアできる方法は現在のところ十分検討されていない。
そこで本研究では、薬剤師が作成した絵本「ベンゼンじまのポポロン」を用いて、保険調剤薬局と連携し、服薬コンプライアンスの向上効果を検討した。
▼参考ページ
子どもたちに伝えたい絵本プロジェクト!〜薬剤師の楽しさと薬を飲むことの大切さ〜
https://camp-fire.jp/projects/486936/view/activities/347981
研究内容
小児の服薬コンプライアンス不良は、治療効果に影響を及ぼす可能性がある。我々は、小児の服薬コンプライアンスを向上させるために薬剤師が作成した絵本が与える影響について検討した。
本研究の目的は、薬剤師が作成した絵本が、小児とその保護者の服薬コンプライアンスに及ぼす影響を評価することであった。
本研究では、2023年3月から2024年3月にかけて、3〜6歳の小児74名(回収率28/74(37.8%))とその保護者を対象とした。子どもに薬を飲ませるときに困ったことがありますか」の項目で、「いつもある」「ときどきある」と回答した割合は、絵本を読んだ後の78.3%(18/23)から34.7%(8/23)に減少した(p<0.01)。
また、具体的にどのような場面で服薬指導が難しいと感じましたか」という質問に対しては、中央値を用いた解析の結果、絵本を読む前の1.5項目から1項目に減少した。また、「絵本を読んで、服薬指導の大切さを実感したか」については、64.3%が「実感した」と回答し、最も高かった。また、「子どもが薬を飲むことに興味があるか」と「子どもが薬を飲めるか」には正の相関(相関係数=0.77、p<0.01)が認められた。
薬剤師は、服薬アドヒアランスの重要性について一般の人々の意識を高める必要がある。絵本は繰り返し音読される可能性が高いため、効果的であると考えられる。本研究の結果は、薬剤師が作成した絵本が小児の服薬コンプライアンス向上に寄与する可能性を示唆している。
コンセプト薬局「まいにち薬局」とは
[画像5: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-d6f390d771b5e810f181-5.png ]
コンセプト薬局とは、1つの薬局が、1つのコンセプトを掲げ、1つの社会課題に向き合っている薬局です。
ホームページ
http://mainichi-y.co.jp/store/akitsu/
会社概要
[画像6: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-b680b961efe92db23a36-4.png ]
株式会社ヤナリ
所在地:神奈川県相模原市南区古淵2-16-15 マスカットビル1階
事業内容:まいにち薬局運営、ヤクテラス運営
代表取締役:李英健
電話番号:043-305-4031
資本金:900万円
会社HP:http://mainichi-y.co.jp/
株式会社ヤナリ(本社:神奈川県相模原市)が運営するコンセプト薬局である「まいにち薬局」は、東京薬科大学との共同研究により『小児患者における絵本を用いた服薬コンプライアンス向上に関するアンケート』を発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-7c754160895268fdc1bb-0.png ]
本研究は、小児の服薬コンプライアンス(薬の服用遵守)を改善するために薬剤師が作成した絵本の効果を調査しました。
2023年3月から2024年3月にかけて、3〜6歳の小児とその保護者を対象に実施されたこの研究では、絵本の読み聞かせ前後で、服薬に対する困難さを感じる保護者の割合が78.3%から34.7%に減少しました。
また、服薬指導の難しさを感じる場面も減少し、64.3%の保護者が絵本を通じて服薬指導の重要性を実感しました。結果として、絵本が小児の服薬コンプライアンス向上に寄与する可能性が示唆されました。
研究概要
[画像2: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-30a32ee5072d6b34d70c-3.png ]
対象:まいにち薬局古淵店に来局した3〜6歳の小児及び保護者
期間:2023年3月〜2024年3月
調査方法:絵本の読み聞かせ(保護者が)前後にアンケートを実施
絵本の特徴:薬剤師が企画・作成。薬を正しく服用することの重要性と薬剤師の職能を紹介
研究の背景
[画像3: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-101a223f2fa1884406eb-1.png ]
小児の服薬に関する調査では、66.4%の保護者が3歳以上の小児が薬を飲むのを嫌がった経験があるとされている。その主な理由として、苦味やにおい、ざらつきなどが挙げられ、保険調剤薬局では服薬ゼリーやジュースに混ぜるなどの対策・指導が行われている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-144eb212d2bbcc8c586e-2.png ]
しかし、溶解による苦味や薬効への影響を避けるため、可能な限りそのままの形で服用することが推奨される。小児の服薬コンプライアンスの低下が治療効果に影響を与えることも報告されており、保護者に対する正しい服薬理解が重要と考えられている。しかし、これらの問題点をクリアできる方法は現在のところ十分検討されていない。
そこで本研究では、薬剤師が作成した絵本「ベンゼンじまのポポロン」を用いて、保険調剤薬局と連携し、服薬コンプライアンスの向上効果を検討した。
▼参考ページ
子どもたちに伝えたい絵本プロジェクト!〜薬剤師の楽しさと薬を飲むことの大切さ〜
https://camp-fire.jp/projects/486936/view/activities/347981
研究内容
小児の服薬コンプライアンス不良は、治療効果に影響を及ぼす可能性がある。我々は、小児の服薬コンプライアンスを向上させるために薬剤師が作成した絵本が与える影響について検討した。
本研究の目的は、薬剤師が作成した絵本が、小児とその保護者の服薬コンプライアンスに及ぼす影響を評価することであった。
本研究では、2023年3月から2024年3月にかけて、3〜6歳の小児74名(回収率28/74(37.8%))とその保護者を対象とした。子どもに薬を飲ませるときに困ったことがありますか」の項目で、「いつもある」「ときどきある」と回答した割合は、絵本を読んだ後の78.3%(18/23)から34.7%(8/23)に減少した(p<0.01)。
また、具体的にどのような場面で服薬指導が難しいと感じましたか」という質問に対しては、中央値を用いた解析の結果、絵本を読む前の1.5項目から1項目に減少した。また、「絵本を読んで、服薬指導の大切さを実感したか」については、64.3%が「実感した」と回答し、最も高かった。また、「子どもが薬を飲むことに興味があるか」と「子どもが薬を飲めるか」には正の相関(相関係数=0.77、p<0.01)が認められた。
薬剤師は、服薬アドヒアランスの重要性について一般の人々の意識を高める必要がある。絵本は繰り返し音読される可能性が高いため、効果的であると考えられる。本研究の結果は、薬剤師が作成した絵本が小児の服薬コンプライアンス向上に寄与する可能性を示唆している。
コンセプト薬局「まいにち薬局」とは
[画像5: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-d6f390d771b5e810f181-5.png ]
コンセプト薬局とは、1つの薬局が、1つのコンセプトを掲げ、1つの社会課題に向き合っている薬局です。
ホームページ
http://mainichi-y.co.jp/store/akitsu/
会社概要
[画像6: https://prtimes.jp/i/137329/4/resize/d137329-4-b680b961efe92db23a36-4.png ]
株式会社ヤナリ
所在地:神奈川県相模原市南区古淵2-16-15 マスカットビル1階
事業内容:まいにち薬局運営、ヤクテラス運営
代表取締役:李英健
電話番号:043-305-4031
資本金:900万円
会社HP:http://mainichi-y.co.jp/