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リンテック（本社：東京都板橋区 代表取締役社長：大内昭彦）では、アルミニウムホイル層のない高防湿タイプの太陽電池用バックシート(保護部材)を新たに開発。「リプレアVDB」として、この3月1日から国内太陽電池モジュールメーカー向けに販売を開始します。


【世界市場で高評価を受けているリンテックグループの太陽電池用バックシート】

　リンテックグループでは、従来ウインドーフィルムの生産・販売を手掛けてきた米国・マディコ社で、2005年から太陽電池用バックシートの本格販売を開始。特に2008年1月にフッ素系樹脂を特殊コーティングしたタイプの製品を発売して以来、欧米市場を中心に売り上げを急拡大させてきました。
　またリンテックでも、2008年6月から同社へバックシートのOEM供給を開始し、同年12月には国内のモジュールメーカー向けに「リプレア」ブランドを立ち上げました。そして今回、この「リプレア」の新製品として、主に薄膜系太陽電池モジュールに最適な高防湿タイプのアイテムを新たに開発しました。

【水蒸気透過率0.01g/m2 /日。アルミフリーでは業界最高水準の高防湿タイプ】

　高防湿タイプのバックシートとしてはアルミホイル層を持たせたものが一般的ですが、「リプレアVDB」はアルミホイル層に代わり、水蒸気透過率の極めて低いシリカ蒸着フィルムを採用。バックシートの屋外耐久性を高めるフッ素系特殊コーティング層、PETフィルム、EVAフィルムなどで構成される製品で、従来の高防湿タイプとほぼ同等の低水蒸気透過率を実現しつつ、モジュール組み立て時にエッジ部分の電気絶縁処理工程が簡略化でき、製造コストの低減にも寄与します。
　当社グループでは、特に国内の太陽電池モジュールメーカー各社のニーズを受け、今回「リプレア」ブランドの新アイテムとして同製品を提案していくこととしました。今後さらに、海外も含め市場動向を見極めつつ、新たな製品開発と製品供給体制の強化に引き続き注力していく考えです。

※なお同製品は、3月3日(水)から東京ビッグサイトで開催される「PV EXPO 2010」に出展予定です(当社ブース：東5ホール29-3)。

■会社概要

　社 名：リンテック株式会社
　本 社：〒173-0001 東京都板橋区本町23-23
　設立年月日：1934年10月15日
　資本金：23,201百万円
　証券コード：7966（東証1部）
　
■製品に関するお問い合わせ先

　リンテック株式会社　産業工材事業部門　工業材営業部
　〒112-0004　東京都文京区後楽2-1-2 興和飯田橋ビル　
　TEL.(03)3868-7732　FAX.(03)3868-7755