STN(R) 新プラットフォームVersion 1リリース 〜特許検索の将来への基盤〜
[12/12/18]
提供元:PRTIMES
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新たに設計されたSTNのVersion 1は初心者・熟達者を問わず専門サーチャーに、プロジェクト指向のワークフロー、改善されたユーザビリティ、そしてシステム制限の無い検索環境を提供します
化学情報協会は、米 CAS (Chemical Abstracts Service) および独 FIZ Karlsruhe が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米 CAS の発表情報は下記をご覧ください。
http://www.cas.org/news/product-news/version-one-new-stn
(オハイオ州コロンバスおよびドイツ・カールスルーエ発、2012年12月13日)-STNを運営するChemical Abstracts Service (CAS) とFIZ Karlsruheは、STN 新プラットフォームVersion 1のベータ版を定額契約ユーザーに公開する運びとなりました。特許専門家の信頼を得ているSTNにとって、これは数年にわたる次世代STN開発計画の最初の重要な一歩です。
このVersion 1の主要目標は新STNの中核となる検索システムの開発にありました。今回のリリースではCAS REGISTRY、Chemical Abstractsの全データおよびトムソン・ロイター社のDerwent World Patents Index(R) のコンテンツと、下記のような分野の予備検索のための強力な新検索機能が組み合わされています。
●化学および工学技術一般の研究
●知的財産(基本的な新規性、先行技術など)
●デューディリジェンス
●侵害防止調査(FTO)
STNにとっての新しいアプローチは、検索式や検索結果の管理を容易にするため、作業をプロジェクト単位にまとめることでした。広範かつ複雑な検索を高速に処理するため、業界随一の性能を持つ新技術が開発されました。これは絶えず増大する世界の研究および特許情報に特許検索担当者が対応するためには極めて重要な要件です。
新しいワークフローではコマンドライン検索の性能とユーザーの直観による対話方式が結び付けられており、情報検索担当者は能力を最大限に発揮しつつ瞬時に結果を得ることができます。今回初めてテキスト検索と構造検索を1つの検索式に含められるようになり、化学情報の検索が一層容易になりました。
新しいプラットフォームには、コンテンツと機能が今後更に追加される予定です。その第一弾として2013年中には特許全文データベースが追加されます。
CAS所長のBob Massieは、「2011年10月に新しいSTNプラットフォームが開発中であること、そして全く新しいSTNを2012年にリリースすることを発表しました。顧客との約束を守るというSTNの伝統に即して、世界の定額契約ユーザーを対象に、記念すべき最初のバージョンのベータ版を提供できることを喜んでいます」と述べています。
FIZ Karlsruhe会長兼CEOのSabine Bruenger-Weilandtは、「新しいSTNに盛り込まれた業界最強の能力と精度は、特許検索の専門家に十分満足していただけるものと自負しています。世界規模のアドバイザリーカウンシルのおかげで指針が確立され、他サービスが未対応のニーズに対応することができました」と述べています。
STNアドバイザリーカウンシルのメンバーたちは、この大規模な開発作業を支援しており、またCASとFIZ Karlsruheが専門家向けの最新技術による製品を開発していることを支持しています。
「過去2年にわたる、構想段階からアルファ版を経て現在のベータ版に至る新STNの開発は驚くべきものです。システム制限の廃止、REGISTRYとChemical Abstractsの同時検索、検索結果の迅速なプレビューなどの新機能は重要です。新しいSTNによって検索プロジェクトの生産性が向上し管理が高度化できる日が楽しみです」(3M社Gayenel Rice氏)
なお、STN Expressその他のSTN製品は引き続き利用可能で、新プラットフォーム開発期間を通じてサポートされます。
関連リンク
http://www.cas.org/products/stn
http://www.stn-international.de
STNについて
特許専門家のファーストチョイスであるSTN(R)は、権威あるCASの化学情報、トムソン・ロイター社のDerwent World Patent Index(R)の特許情報を含めた信頼できる科学技術情報へのアクセスを提供する唯一のサービスです。世界の主要な特許庁や研究機関の審査官・知財専門家が、情報ニーズを満たす手段としてSTNを信頼しています。STNは全世界的にCASとFIZ Karlsruheによって共同で運用されており、日本では化学情報協会がSTNの東京サービスセンターとしてSTNのサービスを行っています。
CASについて
米国化学会 (American Chemical Society) の情報部門であるChemical Abstracts Service (CAS) は、化学情報の権威として世界に知られています。CASは、化学物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CASに所属する科学者が構築と品質管理を行っているCASデータベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界の化学・製薬企業、大学、政府機関、特許発行機関に認められています。CAS はこれらデータベースを最新の検索・解析技術と組み合わせた SciFinder(R) やSTN(R) の各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは www.cas.org をご覧ください。
FIZ Karlsruheについて
FIZ Karlsruhe - Leibniz Institute for Information Infrastructure (www.fiz-karlsruhe.de) は非営利組織で、ドイツ最大の科学技術情報機関の一つです。その使命は学術研究および産業のための情報基盤の開発と提供にあります。FIZ Karlsruheはドイツ国内外において、知識の普及に努め技術革新の促進を支援しています。
事業内容は下記のとおりです。
●STN International:科学技術および特許に関する世界の代表的なオンラインサービス
●KnowEsis:科学全分野にわたり研究の全段階を支援(研究データ管理など)する革新的なeサイエンス・ソリューション
●データベースおよび情報サービス:数学、コンピュータ科学、結晶学、化学、エネルギー技術の各分野のデータベースおよびポータル
FIZ Karlsruheの加盟しているLeibniz Associationは80以上の会員機関を擁し、知識に基づく基礎研究を行うと共に学術基盤の維持、研究に基づくサービスの提供を行っています。
【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区) は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp をご覧ください。
化学情報協会は、米 CAS (Chemical Abstracts Service) および独 FIZ Karlsruhe が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米 CAS の発表情報は下記をご覧ください。
http://www.cas.org/news/product-news/version-one-new-stn
(オハイオ州コロンバスおよびドイツ・カールスルーエ発、2012年12月13日)-STNを運営するChemical Abstracts Service (CAS) とFIZ Karlsruheは、STN 新プラットフォームVersion 1のベータ版を定額契約ユーザーに公開する運びとなりました。特許専門家の信頼を得ているSTNにとって、これは数年にわたる次世代STN開発計画の最初の重要な一歩です。
このVersion 1の主要目標は新STNの中核となる検索システムの開発にありました。今回のリリースではCAS REGISTRY、Chemical Abstractsの全データおよびトムソン・ロイター社のDerwent World Patents Index(R) のコンテンツと、下記のような分野の予備検索のための強力な新検索機能が組み合わされています。
●化学および工学技術一般の研究
●知的財産(基本的な新規性、先行技術など)
●デューディリジェンス
●侵害防止調査(FTO)
STNにとっての新しいアプローチは、検索式や検索結果の管理を容易にするため、作業をプロジェクト単位にまとめることでした。広範かつ複雑な検索を高速に処理するため、業界随一の性能を持つ新技術が開発されました。これは絶えず増大する世界の研究および特許情報に特許検索担当者が対応するためには極めて重要な要件です。
新しいワークフローではコマンドライン検索の性能とユーザーの直観による対話方式が結び付けられており、情報検索担当者は能力を最大限に発揮しつつ瞬時に結果を得ることができます。今回初めてテキスト検索と構造検索を1つの検索式に含められるようになり、化学情報の検索が一層容易になりました。
新しいプラットフォームには、コンテンツと機能が今後更に追加される予定です。その第一弾として2013年中には特許全文データベースが追加されます。
CAS所長のBob Massieは、「2011年10月に新しいSTNプラットフォームが開発中であること、そして全く新しいSTNを2012年にリリースすることを発表しました。顧客との約束を守るというSTNの伝統に即して、世界の定額契約ユーザーを対象に、記念すべき最初のバージョンのベータ版を提供できることを喜んでいます」と述べています。
FIZ Karlsruhe会長兼CEOのSabine Bruenger-Weilandtは、「新しいSTNに盛り込まれた業界最強の能力と精度は、特許検索の専門家に十分満足していただけるものと自負しています。世界規模のアドバイザリーカウンシルのおかげで指針が確立され、他サービスが未対応のニーズに対応することができました」と述べています。
STNアドバイザリーカウンシルのメンバーたちは、この大規模な開発作業を支援しており、またCASとFIZ Karlsruheが専門家向けの最新技術による製品を開発していることを支持しています。
「過去2年にわたる、構想段階からアルファ版を経て現在のベータ版に至る新STNの開発は驚くべきものです。システム制限の廃止、REGISTRYとChemical Abstractsの同時検索、検索結果の迅速なプレビューなどの新機能は重要です。新しいSTNによって検索プロジェクトの生産性が向上し管理が高度化できる日が楽しみです」(3M社Gayenel Rice氏)
なお、STN Expressその他のSTN製品は引き続き利用可能で、新プラットフォーム開発期間を通じてサポートされます。
関連リンク
http://www.cas.org/products/stn
http://www.stn-international.de
STNについて
特許専門家のファーストチョイスであるSTN(R)は、権威あるCASの化学情報、トムソン・ロイター社のDerwent World Patent Index(R)の特許情報を含めた信頼できる科学技術情報へのアクセスを提供する唯一のサービスです。世界の主要な特許庁や研究機関の審査官・知財専門家が、情報ニーズを満たす手段としてSTNを信頼しています。STNは全世界的にCASとFIZ Karlsruheによって共同で運用されており、日本では化学情報協会がSTNの東京サービスセンターとしてSTNのサービスを行っています。
CASについて
米国化学会 (American Chemical Society) の情報部門であるChemical Abstracts Service (CAS) は、化学情報の権威として世界に知られています。CASは、化学物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CASに所属する科学者が構築と品質管理を行っているCASデータベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界の化学・製薬企業、大学、政府機関、特許発行機関に認められています。CAS はこれらデータベースを最新の検索・解析技術と組み合わせた SciFinder(R) やSTN(R) の各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは www.cas.org をご覧ください。
FIZ Karlsruheについて
FIZ Karlsruhe - Leibniz Institute for Information Infrastructure (www.fiz-karlsruhe.de) は非営利組織で、ドイツ最大の科学技術情報機関の一つです。その使命は学術研究および産業のための情報基盤の開発と提供にあります。FIZ Karlsruheはドイツ国内外において、知識の普及に努め技術革新の促進を支援しています。
事業内容は下記のとおりです。
●STN International:科学技術および特許に関する世界の代表的なオンラインサービス
●KnowEsis:科学全分野にわたり研究の全段階を支援(研究データ管理など)する革新的なeサイエンス・ソリューション
●データベースおよび情報サービス:数学、コンピュータ科学、結晶学、化学、エネルギー技術の各分野のデータベースおよびポータル
FIZ Karlsruheの加盟しているLeibniz Associationは80以上の会員機関を擁し、知識に基づく基礎研究を行うと共に学術基盤の維持、研究に基づくサービスの提供を行っています。
【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区) は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp をご覧ください。