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日本MIT会、東工大との共催で女子児童・生徒向けのSTEMワークショップを開催

〜マサチューセッツ工科大学(MIT)初の女性卒業生から150周年記念イベント〜

マサチューセッツ工科大学(MIT)の日本における同窓会である日本MIT会は、2023年8月6日(日)に、東京工業大学(東工大)との共催で、同大学キャンパスにて女子児童・生徒向けのSTEMワークショップを開催することをお知らせ致します。




この活動は、MITから初めて女性が卒業してから150周年を記念する一連のイベントの一貫として行われます。1873年にMITを卒業する初の女性となったEllen Swallow Richards (エレン・スワロー・リチャーズ)は、MITに女性研究所を設立するなど、数々の功績を残し、1911年に亡くなるまで、MITにて教師を務め、科学分野を志す女子学生のインスピレーションとなることに生涯を捧げました。

エレン・スワロー・リチャーズの卒業から150年が経過しましたが、STEM(Science, Technology, Engineering とMathematics の略)を学ぶ女子の割合には未だ大きな男女差があります。このイベントを通じて、より多くの女子児童・生徒がSTEM分野を志すきっかけになればと考え、開催に至りました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/12264/5/resize/d12264-5-a01f72d71053893edaa2-0.jpg ]

※画像はイメージです。

本ワークショップでは、MIT-Japan Program の一貫で日本でインターンシップを行っているMITの現役の学生や、MITの卒業生をファシリテーターとして招いております。50名の参加者を複数人のグループにわけ、DNA抽出実験やMITで伝統的に行われている、Egg Drop (エッグドロップ)など、ハンズオン形式でサイエンスとエンジニアリングを体験していただきます。ワークショップによってSTEMやグループワークの楽しさ、実験の現実社会への応用などを学んでいただきます。

本イベントでは、MITの原子核科学・工学科の村上(ウェインライト)治子助教授にもご自身のご経験を元にSTEM女子として成功する秘訣などを伝授していただきます。
また、女子児童・生徒に興味を持っていただいたSTEMを、今後も継続していただくきっかけ
づくりのために、会場のホワイエでは、STEM教材やSTEM教室を開催している団体や企業などをお呼びしたミニフェアを開催予定です。

本イベントは、より多くの児童・生徒の皆様へSTEM体験を提供する目的で行っているため、東工大やスポンサー企業のご支援により参加費は無料としています。STEMや新しいことに挑戦したいという女子児童・生徒の皆様のご応募、お待ちしております。

開催概要:
開催日時:8月6日(日)10:00 〜 15:00まで(9:30 受付開始)
会場:東工大蔵前会館 くらまえホール
東京都目黒区大岡山2-10-1
参加募集人数:50名
※申し込みフォームによる厳選な審査の上、50名を選定させていただきます。
参加費:無料
対象:小学校5年生、小学6年生および中学1年生の女子児童・生徒
イベント内容:
・ハンズオンSTEMワークショップ
・児童・生徒向けSTEM教材販売や教室を運営している団体や企業によるミニフェア

【スケジュール】
9:30 受付開始
10:00 日本MIT会会長 ロメインさわかによる開会の挨拶
10:10 東京工業大学 益一哉学長によるご挨拶
10:15 村上(ウェインライト)治子助教授による講演
10:30 ハンズオン実験(DNAエクストラクションなど)
12:00 お昼休憩(児童・生徒の皆様には無料でランチを提供させていただきます)
13:00 グループワークによるプロトタイピング
15:00 閉会
※予定は予期せず変更となる可能性がございます。
※保護者の方の同伴は必須ではありません。
雨天決行。

【お申し込みフォーム】
https://forms.gle/FNunz85uQQ8Fnke37
お申し込み締め切り日:6月15日(木)23:55まで

今回共催として同キャンパスの会場を提供した東京工業大学の益 一哉学長は、次のように述べています。「東京工業大学は、世界最高峰の理工系大学であるマサチューセッツ工科大学(MIT) 原子力科学工学科 Department of Nuclear Science and Engineering (NSE) との単位互換、授業料不徴収を伴う派遣留学プログラムを持ち教育や共同研究の連携を進めています。また、本学は、より良い未来に通じる科学技術による革新的創造の活性化を目指し、多様性を尊重するダイバーシティ・インクルージョン推進宣言と共に、STEM領域への女性人口を増やす活動にも積極的に取り組んでいます。今回のワークショップを通して、今後、輝く未来創りの一翼を担う女子児童・生徒の皆さんに、少しでも科学技術の面白さを知って頂ければ幸いです。 」

日本MIT会第19代会長で、同会の111年目にして初となる女性会長のロメインさわかは、次のように述べています。「STEM分野の最先端をいくMITの、日本における同窓生会の初めての女性会長として、女生徒のSTEM分野における活躍に一役買えないかと考えた際、今回のワークショップを思い付きました。STEM関連分野を学ぶ比率、STEM関連の職業につく比率、共にジェンダー格差が大きく、女性の比率が顕著に低い日本において、少しでもSTEMの魅力を女子児童・生徒の皆さんに知ってもらいたいと思い、今回のワークショップを開催します。誰でも性別問わず、無限の可能性があり、様々な選択肢があるのだという気付きの場になってもらえれば幸いです。」

■MIT-Japan Program とは
1981年に設立されたMIT-Japan Program は、MITの学生が日本の大学、企業、機関などで働き、研究を行う機会を提供しています。MITの学生が日本の一流の研究者や企業などとつながることで、知識の向上や世界の大きな課題解決に貢献することを目的としています。

■日本MIT会とは (https://japan.alumclub.mit.edu/)
MITに在籍した学部卒業生に加え、大学院における修士、博士号の取得者、教職者、ショートプログラム参加者からなりたっている日本におけるMITの同窓会で、その会員数は2,000名を超え、米国に次ぐ大きな組織となっています。MITにおいてさまざまな経験をした人たちが交流を深め、MITとの繋がりを持ち続けながら社会に広く貢献することを目的とした組織です。ボランティア精神旺盛な理事、監事、評議員と事務局のメンバーで運営され、112年の歴史を有しています。

■登壇者プロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/12264/5/resize/d12264-5-a176e8d249ef32910975-1.jpg ]

村上(ウェインライト)治子(Haruko Wainwright)助教授
ウェインライト氏は、マサチューセッツ工科大学原子核科学・工学科、土木環境工学科助教。京都大学工学部物理工学科学士、カリフォルニア大学バークレー校統計学修士、原子核工学科博士。環境モニタリング、水理シュミレーションが専門。核廃棄物、核汚染、気候変動の水理・生態系への影響等を研究。

【問い合わせ先】
日本MIT会STEMイベント係 
stemjapan@mit.edu
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