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世界をリードするスーパーコンピュータでアクセラレータの採用が広がる

Top500リストに100台を超えるアクセラレーテッド・システムがランクイン




[画像: http://prtimes.jp/i/12662/5/resize/d12662-5-293545-1.jpg ]



TOP500リストのハイライト
・1/3のFLOPSがアクセラレータを採用
・新しいアクセラレーテッド・スーパーコンピュータ、24台のうち23台がNVIDIA Tesla GPUを採用
・Teslaスーパーコンピュータ、過去5年間で48%もの年平均成長率を達成

2015年11月16日 - テキサス州オースティン(SC15)-NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、世界のスーパーコンピュータのTop500リストを見ると、スーパーコンピュータ業界の未来を形作っているのはアクセラレーテッド・システムであることが明らかであると発表しました。

今回は、100台を超えるアクセラレーテッド・システムが、パワフルなスーパーコンピュータのTop500リストに入りました。3桁の大台に乗ったのは、このリストが公表されるようになってから初めてのことです。アクセラレーテッド・システムの処理能力は、合計で143ペタフロップスと、リスト合計の1/3以上に達しています。 Tesla(R) GPUベースのスーパーコンピュータは70台で、今回新登場となった24台のうち23台を占めています。この結果、過去5年にわたる総合成長率は50%近い値となりました。

ハイパフォーマンス・コンピューティングの世界にアクセラレータが普及している理由は、三つあります。

一つ目は、ムーアの法則が実現する速度が低下を続けており、効率的に処理能力を高められる新たな方法を模索しなければならなくなったことが挙げられます。二つ目は、広く普及しているものの大半がそうなのですが、たくさんのアプリケーションがすでにGPUアクセラレーテッドとなっている点です。三つ目は、アクセラレータならある程度の投資でスループットを大幅に高め、スーパーコンピューティング・サイトやハイパースケール・データセンタの効率を最大化できる点です。

NVIDIAの共同創立者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「そのうち、スーパーコンピュータのすべてがアクセラレーションを必要とする日が来るでしょう。世界をリードするスーパーコンピューティング・サイトは、いずれも、GPUアクセラレーテッド・コンピューティングの採用に動いていることが、今回のTop500リストから読み取れます。新しい知見の発見ペースが加速し、コンピュータによる計算や機械学習、可視化で結果を得ようとする研究者が増えていることから、この傾向は、今後、強まることこそあれ弱まることはないものと考えます。」

10カ国における各国最速のスーパーコンピュータを含め、世界をリードするシステムの多くがNVIDIA Teslaアクセラレータを採用しています。オークリッジ国立研究所にある米国最速のTitan、モスクワ国立大学にあるロシア最速のLomonosov 2、スイス国立コンピューティングセンターにある欧州最速のPiz Daintなどです。

ムーアの法則の実現速度低下
トランジスタの大きさが原子のスケールに近づいた結果、消費電力やコストの大幅な上昇なしにマイクロチップのパフォーマンスを高めるのは難しくなってしまいました。こうして18カ月ごとにパフォーマンスの倍増を期待するわけにいかなくなったにもかかわらず、計算処理に対する需要は急増を続けています。CPUと協調し、科学計算や工業計算のパフォーマンスを劇的に高めるアクセラレータが普及した背景には、このような理由があるわけです。

何百種類ものHPCアプリケーションがGPUアクセラレータをサポート
2008年以来、Teslaプラットフォームは右肩上がりで拡大しており、サポートする科学計算やエンジニアリング、データ解析といったアプリケーションの数が順調に増え続けています。いま、GPUアクセラレーテッド・アプリケーションの数は370個に達しています。

テック業界の調査会社、Intersect360 Researchが先日行った調査によると、いま、普及率でトップ50にランクされるHPCアプリケーションのうち70%近く――トップ10については90%――GPUアクセラレーテッド・コンピューティングをサポートしています。たとえば、数値流体力学アプリケーションのANSYS Fluent、分子動力学アプリケーションのGROMACS、そして、本日、別途ブログで発表したように、原子論的シミュレーションのアプリケーション、VASPなどが挙げられます。VASPは、原子一つひとつの挙動を電子レベルでモデル化する際、世界中の研究者に利用されているアプリケーションです。

この調査報告書を執筆したひとり、Intersect360 ResearchのCEO、アディソン・スネル(Addison Snell)氏は、次のように述べています。「アクセラレーテッド・コンピューティングにより、HPCの世界は転換点を迎えようとしています。そして、その市場をリードしているのはNVIDIAのTesla GPUです。アクセラレータは普及が拡大し続けていますし、有力HPCコードのGPUアクセラレーテッド・バージョンも次々投入されています。」

データセンタ・スループットをGPUで改善
スーパーコンピューティングやハイパースケール・データセンタを実現しようと思うと、すぐ、何億万ドルものお金がかかってしまいます。いままでは、ムーアの法則が順調に作用していたので、CPUをアップグレードすれば増加する需要に対応することができました。そういう時代は、もう、過去のものとなりました。GPUアクセラレーテッド・コンピューティングが登場したいまは、NVIDIA Teslaアクセラレータを追加してスループットを高めて需要に対応するという形にすれば、データセンタに対して行ってきた巨額の投資を有効活用できるわけです。

NVIDIAについての最新情報:
・公式ブログNVIDIA blog, Facebook, Google+, Twitter、LinkedIn、Instagram、NVIDIAに関する動画YouTube、 画像Flickr。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、ビジュアル・コンピューティングという芸術的な科学の世界をリードしてきました。ゲーマや研究者、消費者からエンタープライズ各社にいたるまで、あらゆる人々にとって、ディスプレイの世界はインタラクティブな発見の世界へと変化しつつありますが、その源となっているのがNVIDIAのテクノロジです。詳しい情報は、http://www.nvidia.co.jp/object/newsroom_jp.html やhttps://blogs.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている、アクセラレータシステムの影響、アクセラレータシステムにおけるムーアの法則、1日におけるスーパーコンピューターのアクセラレータ、GPUアクセラレータコンピューティングにおける人気向上、GPUアクセラレータのHPCコードの有効性の利益・影響、は将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2015年7月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類は写しがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNVIDIAは一切負いません。

(C) 2015 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIAロゴ、PGIアクセラレータおよび、OpenACCは、米国および/またはその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標あるいは登録商標です。その他の企業名および製品名は、それぞれ各社の商標である可能性があります。機能や価格、供給状況、仕様は、予告なく変更される場合があります。
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