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もろみの品温管理を支援する「酒造品温モニタリングシステム」を開発

ハートコンピューターを販売窓口として5月中旬より提供開始

ラトックシステム株式会社(本社:大阪府大阪市浪速区、代表取締役社長:岡村周善、以下ラトックシステム)は「酒造品温モニタリングシステム」を開発し、2017年5月中旬に提供を開始いたします。本システムは、酒造の酒母・もろみ工程における「品温管理」を支援。自動計測により現場の負担を軽減し、高頻度・高精度の品温データを収集することでもろみの状態を昼夜問わず見守れる、酒造現場のためのソリューションです。




[画像1: https://prtimes.jp/i/23921/5/resize/d23921-5-610723-2.jpg ]

■関連URL
ニュースリリース
http://www.ratocsystems.com/info/news/2017/0406.html
製品情報(酒造品温モニタリングシステム)
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html
ソリューション(もろみ品温監視ソリューション)
http://www.ratocsystems.com/solution/sake/index.html
ハートコンピューター公式サイト
http://www.heart.co.jp/


■概要
本システムは、もろみの状況を品温できめ細かく見守る、酒造業界向け品温モニタリングシステムです。タンクごとにセンサーを取り付け、1時間ごとに品温と室温を自動計測します。別室にあるパソコンへは無線(Sub-GHz)でデータを送り、計測結果をグラフで表示します。あわせて日本酒度、アルコールなどを入力することにより、BMD曲線やA-B直線で進行状況を確認しながら総合的に品温の管理をおこないます。

パソコンで品温を監視し、指定した品温の範囲を超えるとAWSクラウド経由でスマホにメールやプッシュ通知をおこなう機能も備えています。

「酒造品温モニタリングシステム」の販売および設置・サポートについては、酒類メーカー向け製造・販売システム最大手の株式会社ハートコンピューター(本社:滋賀県長浜市、代表取締役社長:平井正公、以下ハートコンピューター)がおこないます。酒造業界に多くのシステム納入とサポート実績があり、業界の慣習などにも精通していることから、お客様が安心してシステム導入をご相談いただけるハートコンピューターを販売窓口とした体制を構築いたしました。

■背景
清酒の酒母造りやもろみ造りの工程においては、刻々と変化する状況を分析してどう対処するかが、酒質を決める重要な要素となっています。その状況変化の指標となるのが「品温」です。

杜氏や熟練の蔵人は品温の変化を見て、経験による判断をおこない発酵の進行をコントロールしています。人手による品温計測では1日2回程度が一般的で、毎日定刻に欠かさず各タンクを回って品温の計測と記録が必要です。また、品温を把握できない定刻以外や夜中などは、状況の変化に気づけないという課題もありました。

「酒造品温モニタリングシステム」は、この品温管理をIoT技術で支援するソリューションです。品温の計測や記録を自動化することで現場の負荷を軽減、PT100温度センサーにより±0.3℃の高精度計測を可能としました。本システムを使用すると、蔵にいなくても継続して1時間ごとの品温を監視できるようになります。クラウドの活用により、設定温度の範囲を超えたときはスマホへの通知も可能となり、迅速な対応がおこなえるシステムを開発しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/23921/5/resize/d23921-5-243946-0.jpg ]

■特長
IT化により現場の負荷を軽減、見える化により酒質と量の向上がはかれます。

【日常業務の負担軽減】
自動計測により1時間に1回計測。決まった時刻に複数タンクを回って、品温と室温を記録する手間が省けます。パソコンが品温を監視し、設定した温度範囲を超えた場合は、スマホへのアラート通知により迅速な対応が可能です。グラフを紙に印刷したり、計測データをCSVファイルとして出力することで、各種報告や分析に活用することもできます。

【酒質の安定化と向上、生産量の向上】
きめ細かく精度の高い品温グラフで、今まで見落としていたわずかな品温変化ともろみの状況との関係を見いだし、新たな品温パターンをノウハウとして蓄積。品質の安定化と向上、アルコール出来高の向上にいかします。PC上に品温グラフとあわせてBMD曲線などの関連グラフを表示し、総合的な分析がおこなえます。

【実績データの蓄積による継承】
すべての仕込みをデータベースに保管し、異なるシーズン・タンクの品温データを一元管理。数値とあわせて、スマホで撮ったもろみの泡の経過を状ぼう写真で記録できます。RAIDディスクにデイリーバックアップやクラウド上へのバックアップも対応しています。

【機材配置、構成の自由度が高いシステム】
Sub-GHz通信により、パソコンと品温センサー間の最大距離は見通しで250m。蔵と事務所が離れていても、ケーブルの敷設なしに導入がおこなえます。品温センサーは設置しやすい電池駆動で、コンセントの位置を気にせず設置できます。システムはタンク1台分の品温センサーを含む基本構成に、タンク台数分の品温センサーを追加。蔵の規模に合わせて構築でき、小規模でも手頃な予算ではじめられます。

■システム構成図

[画像3: https://prtimes.jp/i/23921/5/resize/d23921-5-342547-1.jpg ]

※仕込蔵の建築構造により、場合によっては、Sub-GHzによる電波が到達しないこともあります。

■価格

【基本構成】

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/23921/table/5_1.jpg ]


【オプション】

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/23921/table/5_2.jpg ]


※PT100センサーのケーブル長には、プローブ部を含みます。
※導入設置に関する費用は別途必要です。詳しくはハートコンピューターにお問い合わせください。


ハートコンピューターについて
ハートコンピューターは昭和63(1988)年の設立当初より、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門にして、開発、販売、サポートを行ってきました。主力製品である「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ています。業界内において常に最大手ソフトウェア企業です。自社提供サービスの成熟を図り、独自性のあるビジネスモデルの構築を進めています。

ラトックシステムについて
パソコン・スマホ周辺機器、オーディオ機器メーカーです。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発してきました。近年は無線通信(Bluetooth/Wi-Fi/Sub-GHz)や AWSクラウド連携などによるIoTデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業もすすめています。


▼ ご購入に関するお問い合わせ窓口
販売総代理店 : 株式会社ハートコンピューター
(酒類メーカー向け製造・販売システム最大手)
住所 : 〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1565
電話 : 0749‐82‐5656
メールアドレス : info@heart.co.jp

▼ 本システムに関するお問い合わせ先
開発元 : ラトックシステム株式会社 東京支店
コーポレート・ソリューショングループ
電話 : 03-5207-5010
メールフォーム : https://web1.ratocsystems.com/mail/solution.html
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