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株式会社IHIが自動運転トラックのシステム・ソフトウェア開発にAdaCoreの「QGen」モデルベース・エンジニアリング・ツールスイートを採用

QGenツールスイートはSimulink(R)/Stateflow(R)モデルに対応、セーフティ・クリティカルなシステム・ソフトウェアの検証を効率化




[画像1: https://prtimes.jp/i/31021/5/resize/d31021-5-235fa58cd8c86352cc52-3.jpg ]

AdaCore(エイダコア、本社 米国ニューヨーク州)は、本日、株式会社IHI(以下IHI)が、自動運転トラックシステムの開発で、高度な安全性と信頼性を確保し、かつ費用対効果の高い手法として、QGenツールスイートに含まれるQGen Model VerifierとAdaCoreの専門家によるサポートを採用したことを発表しました。

自動車メーカーを中心に自動運転トラックの開発が進められていますが、独自の安全基準や装置の開発コストが割高なため、導入が進まないのが現状です。そこでIHIは協力会社と共に、既存のトラックを改造して、構内の荷物を自動搬送するシステムを開発しています。

自動運転トラックに搭載されている自動運転制御装置は、アクセルとブレーキペダル、ステアリングホイール、位置/速度/障害物センサーなどの動作を制御しています。事前に設定された屋内外のルートを、自動運転トラックが安全に走行するためには、制御装置に高い信頼性が求められます。

開発を効率化するために、IHIはSimulink(R)/Stateflow(R)対応のQGenツールスイート、特にQGen Model Verifierを評価し、Simulink(R)モデルのサブセットが正しく動作することを確認することにしました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/31021/5/resize/d31021-5-8f1e046f517ab1419d3c-1.png ]

IHIは、従来Simulink(R)ブロックと共にMATLABコードを含むモデルを使用していました。評価の一環として、AdaCoreは、QGen Verifierがモデルをより深く解析できるように、MATLABコードをSimulink(R)ブロックに変更することを推奨しました。IHIは最終的にこのアプローチを採用し、AdaCoreのQGen Model Verifierを使用してセーフティ・クリティカルなシステムの検証を行うことを決定しました。

IHI技術開発本部によると「IHIでは、自動搬送システムをSimulink(R)モデルで開発しております。AdaCoreのQGen Model Verifierによって専門知識を必要とするモデル検証作業を自動化することができるため、我々はシステムの高度化に注力することができます。」

[画像3: https://prtimes.jp/i/31021/5/resize/d31021-5-8a341960f3da108a33ac-2.jpg ]

「AdaCoreは、IHIが高い安全性が要求される自動運転トラックシステムの開発にQGenツールスイートを採用いただいたことに感謝いたします。」と、AdaCore QGenチームリードのジェーシー・ベルネド(JC Bernedo)は語っています。「QGen Model Verifierを使用することで、IHIのソフトウェア開発は、膨大な時間を要していたテストや検証作業を大幅に効率化し、コスト削減を図ることができます。また、輸送時の更なる安全性を確保することができます。」

AdaCoreは、製品化に向けて、IHIに対して新システムの安全性、機能性、性能をテストする際に、引き続きアドバイスを行っています。

製品の問い合わせ先
QGenについての情報は、info@itaccess.co.jp あるいはinfo@adacore.com
までお問い合わせください。
IHIの自動運転制御装置に関する情報は IHIニュースでご確認ください。

QGenについて
QGenは、Simulink(R)/Stateflow(R)モデル対応のコードジェネレータならびにモデル検証ツールスイートです。主な機能は、Simulink(R)/Stateflow(R)モデルからMISRA-CまたはAda/SPARKコードを生成します。このツールセットには、モデルレベルでの静的解析機能や、GNATStudio(デバッグGUI)が統合され、モデルレベルやS-Functionのデバッグを行うことができます。QGenツールセットに含まれるQGen Model Verifierは、同社の静的解析技術を利用して、ゼロ除算やオーバーフローなどの潜在的な違反を検出する機能を有しています。

QGenは単一バージョンで、R2015bからR2020bまでのSimulink(R)/Stateflow(R)複数のバージョンに対応でき、WindowsとLinuxの両方のプラットフォームで動作します。そのため、開発の要求に応じてモデリングツールのバージョンを選択できるため、他のコードジェネレータへの移行を余儀なくされることはありません。詳細については、https://www.adacore.com/qgenをご参照ください。

IHIについて
IHIは総合重工業グループとして、資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの事業分野を中心に新たな価値を提供しています。1853年創設の日本初の近代的造船所「石川島造船所」を起源とするIHIは、造船で培った技術をもとに陸上機械、橋梁、プラント、航空エンジンなどに事業を拡大し、日本の近代化に大きな役割を果たしました。現在のIHIは、石川島造船所の流れをくむ石川島重工業が1960年に播磨造船所と合併して「石川島播磨重工業(Ishikawajima-harima Heavy Industries)」となった後、2007年にグローバルブランドの強化を促進するため、社名を「IHI」に変更して誕生しました。  IHIは「技術をもって社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、今後もものづくり技術を中核とするエンジニアリング力で世界的なエネルギー需要の増加、都市化と産業化、移動・輸送の効率化などの社会課題の解決に貢献していきます。https://www.ihi.co.jp

AdaCoreについて
1994年に設立されたAdaCoreは、ミッション・クリティカル、セーフティ・クリティカル、かつセキュリティ・クリティカルなシステム向けにソフトウェア開発・検証ツールを提供しています。

AdaCore製品を利用されている顧客の各社は、長年にわたり、セーフティ・クリティカルなアプリケーションを開発し、保守を継続されています。その分野は、商用航空機、自動車、鉄道、宇宙、軍事、航空交通管制、医療機器、財務サービスなどです。AdaCoreの顧客は、世界的に各分野で増え続けています。詳細については、https://www.adacore.com/industries(英語)をご参照ください。
AdaCore製品はオープンソースで、開発エンジニア自身が専門的なオンラインサポートを提供しています。同社の拠点は、ニューヨークならびにパリにあります。https://www.adacore.com

※本資料は、AdaCoreのプレスリリースを意訳したものです。正確な内容については、原文をご参照ください。https://www.adacore.com/press

【お問い合わせ先】
アイティアクセス株式会社 (国内代理店)
https://www.itaccess.co.jp/service/adv/adacore/
E-MAIL :info@itaccess.co.jp
住所 : 〒222-0033 横浜市港北区新横浜 3-17-6 電話 : 045-474-9095

AdaCore US
Jessie Glockner
E: glockner@adacore.com
T: +1-646-532-2723

AdaCore EU
Juliana Silv
E: silva@adacore.com
T: +33-1-49-70-87-50

AdaCore UK
SingletonPR
E: abigail@singletonpr.com
T: +44 (0)1252 448 169

https://www.adacore.com
https://twitter.com/AdaCoreCompany
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