アニメ × 心理学:インターアクティブなコンテンツについての共同研究開始のお知らせ
[19/04/19]
提供元:PRTIMES
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アニメ制作会社として多数の作品制作に関わり、グローバルに通用する自主コンテンツ開発を強化している株式会社アスラフィルム(本社:東京都杉並区、代表取締役:望月重孝)と、自社開発の感情認識AI「エモリーダー」をはじめとする技術を活用した心理学ソリューションを提供する株式会社エモスタ(本社:東京都中央区、CTO / Founder:Alexander Krieg、代表取締役:小川修平、以下、エモスタ)はこの度業務提携を実施いたしました。協業を通じて、心理学およびAI技術を活用したこれまでにないコンテンツおよびコンテンツ開発手法の研究に取り組みます
近年、視聴者とインターアクティブなコンテンツのありかたが注目されています。
しかし、現時点においてはインターアクティブ性の表現は、限られたシナリオ分岐に紐づいた選択しかありません。
これは、コンテンツの中で設定されている環境および人間関係と行動(シナリオ)および、そこに視聴者がどのように「感情移入」しているかが定量的に計測されていないがための制約だと考えております。
そこで、アニメ制作における多くの実績とデータをもつアスラフィルムと共同でインターアクティブなコンテンツのあり方における基礎研究を開始いたしましたのでお知らせいたします。
具体的には、下記分野における共同研究を開始いたします。
キャラクターの性格や言動、行動、キャラクター間の会話や心理面への影響をソーシャルスキルモデル、ネットワーク解析の手法を用いて定量的に定義(図1)
ターゲット視聴者がその中のどのキャラクターにどのように、どの程度感情移入するのかについて調査・定義
SNS等におけるターゲット視聴者層の発言や行動解析内容のキャラクター、シナリオへの反映(図2)
これにより、単なるシナリオ分岐にとどまらず、例えば視聴者の感情発露や共感の程度によって他キャラクターの対応やその後のシナリオ展開が変化していくリッチなインターアクティブコンテンツ体験の実現を目指します
またこの研究成果を生かした具体的なアニメコンテンツの開発を進めていく他、長期的にはバーチャルなキャラクターと人間が共棲するコンテンツの開発を進めて参ります。
図1:言語解析、ネットワーク解析を用いた「ハリーポッター不死鳥の騎士団」における登場人物の関係図
[画像1: https://prtimes.jp/i/32494/5/resize/d32494-5-474242-0.png ]
※Vani K et al. NOVEL2GRAPH: Visual Summaries of Narrative Text Enhanced by Machine Learningより引用
図2:映画「ボヘミアンラプソディ」「フォルトゥナの瞳」が言及されているツイート内容の特徴語解析例
[画像2: https://prtimes.jp/i/32494/5/resize/d32494-5-984766-1.png ]
株式会社アスラフィルムについて
2013年に創業したアニメーション制作・撮影会社。代表取締役は元スタジオ4℃出身、プロデューサーの望月重孝。現在、国内3支社に加え、中国に提携企業1社を展開中。業務内容は主にデジタルアニメーション撮影だが、望月プロデュースで作品を指揮することも多くある。
代表作品……ニンテンドー3DSソフト「テイルズオブワールドレイブユナイティア」オープニング/アニメパート、日清カップヌードルCM「サムライヌードル」アニメーションパート、アイマリンプロジェクト「Dive to Blue」、「ポプテピピックTVスペシャル〜星色ガールドロップOP〜」アニメーション制作、など多数。
http://asurafilm.com
株式会社エモスタについて
2017年創業、臨床心理士でもあるアレクサンダー・クリーグ氏が自身のカウンセリングの質をあげることを目指して「エモリーダー」を開発。義兄で現CEOの小川修平がプロジェクトに加わりプロダクト化。複数人同時計測と共感度計測をすることでコミュニケーションにおける深いインサイトに迫ることを可能とした。同ソフトウェアの開発のほか、感情データの統計解析を用いたコンサルティング、感情データを活用したサービス、心理学コンテンツの開発を通じて、人々が自分の価値観に沿った人生を歩む支援を行う。
http://www.emosta.com
近年、視聴者とインターアクティブなコンテンツのありかたが注目されています。
しかし、現時点においてはインターアクティブ性の表現は、限られたシナリオ分岐に紐づいた選択しかありません。
これは、コンテンツの中で設定されている環境および人間関係と行動(シナリオ)および、そこに視聴者がどのように「感情移入」しているかが定量的に計測されていないがための制約だと考えております。
そこで、アニメ制作における多くの実績とデータをもつアスラフィルムと共同でインターアクティブなコンテンツのあり方における基礎研究を開始いたしましたのでお知らせいたします。
具体的には、下記分野における共同研究を開始いたします。
キャラクターの性格や言動、行動、キャラクター間の会話や心理面への影響をソーシャルスキルモデル、ネットワーク解析の手法を用いて定量的に定義(図1)
ターゲット視聴者がその中のどのキャラクターにどのように、どの程度感情移入するのかについて調査・定義
SNS等におけるターゲット視聴者層の発言や行動解析内容のキャラクター、シナリオへの反映(図2)
これにより、単なるシナリオ分岐にとどまらず、例えば視聴者の感情発露や共感の程度によって他キャラクターの対応やその後のシナリオ展開が変化していくリッチなインターアクティブコンテンツ体験の実現を目指します
またこの研究成果を生かした具体的なアニメコンテンツの開発を進めていく他、長期的にはバーチャルなキャラクターと人間が共棲するコンテンツの開発を進めて参ります。
図1:言語解析、ネットワーク解析を用いた「ハリーポッター不死鳥の騎士団」における登場人物の関係図
[画像1: https://prtimes.jp/i/32494/5/resize/d32494-5-474242-0.png ]
※Vani K et al. NOVEL2GRAPH: Visual Summaries of Narrative Text Enhanced by Machine Learningより引用
図2:映画「ボヘミアンラプソディ」「フォルトゥナの瞳」が言及されているツイート内容の特徴語解析例
[画像2: https://prtimes.jp/i/32494/5/resize/d32494-5-984766-1.png ]
株式会社アスラフィルムについて
2013年に創業したアニメーション制作・撮影会社。代表取締役は元スタジオ4℃出身、プロデューサーの望月重孝。現在、国内3支社に加え、中国に提携企業1社を展開中。業務内容は主にデジタルアニメーション撮影だが、望月プロデュースで作品を指揮することも多くある。
代表作品……ニンテンドー3DSソフト「テイルズオブワールドレイブユナイティア」オープニング/アニメパート、日清カップヌードルCM「サムライヌードル」アニメーションパート、アイマリンプロジェクト「Dive to Blue」、「ポプテピピックTVスペシャル〜星色ガールドロップOP〜」アニメーション制作、など多数。
http://asurafilm.com
株式会社エモスタについて
2017年創業、臨床心理士でもあるアレクサンダー・クリーグ氏が自身のカウンセリングの質をあげることを目指して「エモリーダー」を開発。義兄で現CEOの小川修平がプロジェクトに加わりプロダクト化。複数人同時計測と共感度計測をすることでコミュニケーションにおける深いインサイトに迫ることを可能とした。同ソフトウェアの開発のほか、感情データの統計解析を用いたコンサルティング、感情データを活用したサービス、心理学コンテンツの開発を通じて、人々が自分の価値観に沿った人生を歩む支援を行う。
http://www.emosta.com