多くの人に知って欲しい!集中治療室のこと。集中治療のこと。インタビュー集 『ICU・集中治療室物語-プロフェッショナルたちの静かな闘い-』発売
[18/12/11]
提供元:PRTIMES
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〜12月中旬・主要書店にて販売開始〜
ICU・集中治療室とは、救命措置が終わり、一命をとりとめたであるとか、容態がひとまず安定したなど、“当面の危機”を脱した患者や、大きな手術を受けた直後の患者が入る施設です。そこでは、専門の医師や看護師たちが日々奮闘していますが、救命救急センターと違い派手さがないことから、その重要性が知られていないのが実態です。そこで遠隔集中治療を手掛ける(株)T-ICU(本社:兵庫県芦屋市/社長:中西智之)が、事業とは別に「遠隔集中治療推進プロジェクト」を立ち上げ、集中治療室の役割や、その重要性を伝えるために専門医や看護師、患者やさらにその家族など、12人の関係者へのインタビューを一冊に纏めました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33988/5/resize/d33988-5-828251-0.jpg ]
【書名】 「ICU・集中治療室物語 -プロフェッショナルたちの静かな闘い-」
【著者】遠隔集中治療推進プロジェクト 【発行】株式会社星湖社
【定価】1,500 円+税 【初刷り】2500 部 【サイズ・仕様】四六版 219p
【発売日】11 月 27 日 【ISBN】9784904882054 C0047
「日本にはおよそ32万人の医師がいると言われています。そのうち、集中治療の専門医は、僅かに1600人ほどです。比率にすれば、全体のおよそ0.5%に過ぎません。全く足りていない。それも、地域格差が酷い。都心部に集中し、地方には、集中治療の専門医は、本当に散見されるほどです。その一方で、集中治療専門医がICU管理をすることにより、合併症の発症率や在院日数、さらに死亡率までもが減少することがアメリカでの調査で分かっているんです。この現状、おかしいと思いませんか?」(本文より)
【本の主な内容】
◇ 目次
・はじめに
・回復できる環境を整え、待つ。それが、我々の仕事。
・患者さんの全体像を見て、やれるだけのことをやるという使命感。
・人の死をどう受け入れるのかが求められる仕事。
・急変前の“兆候”に気付き、報告できる能力が必要。
・看護師の心のケアに繋がるデスカンファレンス。
・患者と向き合い、機械と向き合う。
・患者が社会や家庭での役割を再び全うできるように。
・集中治療室とは、安心出来る場所。
・生き延びるだけで、精一杯。
・経験を次へ繋げて成長する、集中治療専門医。
・“業”みたいなものを背負う職業。
・遠隔集中治療の普及へ向けて。
・おわりに
・取材を終えて
◇ 一部抜粋
・患者家族の声
「以前は、集中治療室と言うのは、患者さんが生死をさまよっている場所と言うか、どちらかと言うと、“命が危ない”場所なのかなと印象がありました(中略)しかし、実際に経験をしてみると、そこは安心できる場所、また元気になってまた必ず出て来る場所、反対にそこに入ったら、もう大丈夫と言う印象に変わりましたね」
・患者の声
「う〜ん、先生と何か喋ったことは覚えていますが、どんな先生だったか、全然覚えていませんね。看護師さんも、世話をして下さったのは、何となく覚えているんですが。う〜ん、一般病棟に移ってからの記憶は、まだ明瞭ですが、集中治療室での記憶は、曖昧ですね」
・専門医の声
「正直、集中治療専門医の存在意義を語るのは難しい、と感じていますよ。論文では、集中治療医がいる病院といない病院で死亡率に違いがあるか、なんてことを調べていて、いた方がいい、と言う結果は出てはいるんですが、そもそも、それを調べようとすること自体、集中治療専門医が院内にいた方がいいか、いないほうがいいか、悩んでいるんだろうな、と思いますよね。」
【遠隔集中治療推進プロジェクト 中西智之(株式会社T-ICU)】
[画像2: https://prtimes.jp/i/33988/5/resize/d33988-5-445515-1.jpg ]
2001年京都府立医科大学医学部卒業。同大学外科学講座にて研修後、熊本赤十字病院にて心臓血管外科の研鑽を積む。その後、横浜市立大学麻酔科に入局。麻酔科や救急・集中治療を経て、2016年10月に株式会社T-ICUを設立。集中治療専門医の不足と偏在を解決すべく米国で既に導入されていた遠隔集中治療(Tele-ICU)の日本への普及を推進している。社長業をこなしながら現在も集中治療専門医、麻酔科医として日々患者診療にも携わっている。
【今回の発刊への思い】
最終章にもありますが、私は元々心臓血管外科医でした。心臓血管外科医として集中治療に少しは関わっていた私は、集中治療を「できる」と「思って」いました。内科とか整形外科とかは「専門外でできない」と思っていたのですが、集中治療に関しては「できる」と思っていました。しかし自分が集中治療を専門にした時に気づきました。「集中治療ってこんなに奥が深いんだ。自分は集中治療の一部しか知らなかった。」と。
専門外のことはわからないという自覚は、多くの医師が持っています。しかし集中治療に関しては「知らないこと」を「分かっていない」医師が多いというのが私の印象です。集中治療を始める前の私と同じように。それなら医師も一般の方もどっちも手にしてくれるような本を作って、集中治療を世の中に広めよう!そう思ったのがこの本を作ろうと思ったきっかけです。さらに、遠隔集中治療の普及にもこの本が役に立てばと思っています。
【遠隔集中治療推進プロジェクト】
◆株式会社T-ICU
(兵庫県芦屋市大桝町3-13 http://t-icu.co.jp/)
◆設立: 2016年 10月
◆事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス、医療コンサルティング 等
代表取締役社長 中西 智之 (1976年4月10日生)
日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医・日本麻酔科学会専門医等
2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業 同年 京都府立医科大学 外科 研修医
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
2009年 武蔵野赤十字病院 救命救急センター
2013年 守口生野記念病院 救急科 部長
ICU・集中治療室とは、救命措置が終わり、一命をとりとめたであるとか、容態がひとまず安定したなど、“当面の危機”を脱した患者や、大きな手術を受けた直後の患者が入る施設です。そこでは、専門の医師や看護師たちが日々奮闘していますが、救命救急センターと違い派手さがないことから、その重要性が知られていないのが実態です。そこで遠隔集中治療を手掛ける(株)T-ICU(本社:兵庫県芦屋市/社長:中西智之)が、事業とは別に「遠隔集中治療推進プロジェクト」を立ち上げ、集中治療室の役割や、その重要性を伝えるために専門医や看護師、患者やさらにその家族など、12人の関係者へのインタビューを一冊に纏めました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33988/5/resize/d33988-5-828251-0.jpg ]
【書名】 「ICU・集中治療室物語 -プロフェッショナルたちの静かな闘い-」
【著者】遠隔集中治療推進プロジェクト 【発行】株式会社星湖社
【定価】1,500 円+税 【初刷り】2500 部 【サイズ・仕様】四六版 219p
【発売日】11 月 27 日 【ISBN】9784904882054 C0047
「日本にはおよそ32万人の医師がいると言われています。そのうち、集中治療の専門医は、僅かに1600人ほどです。比率にすれば、全体のおよそ0.5%に過ぎません。全く足りていない。それも、地域格差が酷い。都心部に集中し、地方には、集中治療の専門医は、本当に散見されるほどです。その一方で、集中治療専門医がICU管理をすることにより、合併症の発症率や在院日数、さらに死亡率までもが減少することがアメリカでの調査で分かっているんです。この現状、おかしいと思いませんか?」(本文より)
【本の主な内容】
◇ 目次
・はじめに
・回復できる環境を整え、待つ。それが、我々の仕事。
・患者さんの全体像を見て、やれるだけのことをやるという使命感。
・人の死をどう受け入れるのかが求められる仕事。
・急変前の“兆候”に気付き、報告できる能力が必要。
・看護師の心のケアに繋がるデスカンファレンス。
・患者と向き合い、機械と向き合う。
・患者が社会や家庭での役割を再び全うできるように。
・集中治療室とは、安心出来る場所。
・生き延びるだけで、精一杯。
・経験を次へ繋げて成長する、集中治療専門医。
・“業”みたいなものを背負う職業。
・遠隔集中治療の普及へ向けて。
・おわりに
・取材を終えて
◇ 一部抜粋
・患者家族の声
「以前は、集中治療室と言うのは、患者さんが生死をさまよっている場所と言うか、どちらかと言うと、“命が危ない”場所なのかなと印象がありました(中略)しかし、実際に経験をしてみると、そこは安心できる場所、また元気になってまた必ず出て来る場所、反対にそこに入ったら、もう大丈夫と言う印象に変わりましたね」
・患者の声
「う〜ん、先生と何か喋ったことは覚えていますが、どんな先生だったか、全然覚えていませんね。看護師さんも、世話をして下さったのは、何となく覚えているんですが。う〜ん、一般病棟に移ってからの記憶は、まだ明瞭ですが、集中治療室での記憶は、曖昧ですね」
・専門医の声
「正直、集中治療専門医の存在意義を語るのは難しい、と感じていますよ。論文では、集中治療医がいる病院といない病院で死亡率に違いがあるか、なんてことを調べていて、いた方がいい、と言う結果は出てはいるんですが、そもそも、それを調べようとすること自体、集中治療専門医が院内にいた方がいいか、いないほうがいいか、悩んでいるんだろうな、と思いますよね。」
【遠隔集中治療推進プロジェクト 中西智之(株式会社T-ICU)】
[画像2: https://prtimes.jp/i/33988/5/resize/d33988-5-445515-1.jpg ]
2001年京都府立医科大学医学部卒業。同大学外科学講座にて研修後、熊本赤十字病院にて心臓血管外科の研鑽を積む。その後、横浜市立大学麻酔科に入局。麻酔科や救急・集中治療を経て、2016年10月に株式会社T-ICUを設立。集中治療専門医の不足と偏在を解決すべく米国で既に導入されていた遠隔集中治療(Tele-ICU)の日本への普及を推進している。社長業をこなしながら現在も集中治療専門医、麻酔科医として日々患者診療にも携わっている。
【今回の発刊への思い】
最終章にもありますが、私は元々心臓血管外科医でした。心臓血管外科医として集中治療に少しは関わっていた私は、集中治療を「できる」と「思って」いました。内科とか整形外科とかは「専門外でできない」と思っていたのですが、集中治療に関しては「できる」と思っていました。しかし自分が集中治療を専門にした時に気づきました。「集中治療ってこんなに奥が深いんだ。自分は集中治療の一部しか知らなかった。」と。
専門外のことはわからないという自覚は、多くの医師が持っています。しかし集中治療に関しては「知らないこと」を「分かっていない」医師が多いというのが私の印象です。集中治療を始める前の私と同じように。それなら医師も一般の方もどっちも手にしてくれるような本を作って、集中治療を世の中に広めよう!そう思ったのがこの本を作ろうと思ったきっかけです。さらに、遠隔集中治療の普及にもこの本が役に立てばと思っています。
【遠隔集中治療推進プロジェクト】
◆株式会社T-ICU
(兵庫県芦屋市大桝町3-13 http://t-icu.co.jp/)
◆設立: 2016年 10月
◆事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス、医療コンサルティング 等
代表取締役社長 中西 智之 (1976年4月10日生)
日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医・日本麻酔科学会専門医等
2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業 同年 京都府立医科大学 外科 研修医
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
2009年 武蔵野赤十字病院 救命救急センター
2013年 守口生野記念病院 救急科 部長