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橋梁を3Dスキャナーで計測

建造以来およそ90年間利用されてきた桜橋(静岡県静岡市)の姿を点群データで記録しました。

新しい橋の架け替え前に現状の姿を点群データで記録し保存します。今後、何らかの理由でイメージ復元が必要になった時、いつでもデータを活用し現状の姿を2Dまたは3Dで再現できます。




静岡県静岡市の県道197号入江富士見線にかかる桜橋は、昭和6年(1931年)に建造され今日まで約90年もの間利用されてきました。その間モータリゼーションは一気に進行し交通量は増加、加えて経年劣化による損傷が進みました。そこで今年度から新しい橋に架け替える工事が本格的に始まります。

■東海テクノホームページ 3Dレーザー計測ページ
https://www.tokaitechno.co.jp/business/3d.html

今回、東海テクノ株式会社は静岡市建設局道路保全課様の許可を頂き、桜橋の架け替え前の姿を点群データに記録する作業を実施しました。約90年間地域住民の生活を支えてきた桜橋を歴史的橋梁として捉え、取り壊される昔の橋の詳細な形状をデジタルデータとして記録・保存します。将来、何らかの事情でイメージ再現が必要な状況が生じた際に、いつでも2Dもしくは3Dで確認・活用ができます。

こちらが2019年7月末現在の桜橋の姿(点群データ)です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/43082/5/resize/d43082-5-567491-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/43082/5/resize/d43082-5-420816-1.jpg ]


国土交通省の発表によると現在日本全国には約70万の橋梁があり、建設後50年を越えた橋梁の数は2013年時点では全体の18%でしたが、2023年には43%、2033年には67%へと増加していきます。
(国土交通省HP https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobo1_1.pdf

防災都市の実現に、これら橋梁の調査、修理、建替は喫緊の課題です。限られた予算の有効利用のためにも、現状の橋梁点群データ収集と定期的な検査(定点測定)による経年劣化診断が必要です。弊社は3D計測技術を使い、この分野で地方自治体様に協力していきたいと思います。

尚、桜橋の桁下部の3Dスキャンのため、静岡鉄道株式会社様にご協力いただきました。
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