あれから8年、跡見学園女子大学の東日本大震災支援のこれまでとこれから。東日本大震災と「記憶」の記録化
[19/12/19]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
-試みとしての地域史・写真展・記憶地図・街の復元-
主催:跡見学園女子大学 後援:文京区
災害の当事者・写真家・研究者がそれぞれの立場から今できることを語る。
2019年12月21日(土)13:00〜16:30開催
跡見学園女子大学(文京キャンパス:東京都文京区大塚1-5-2/新座キャンパス:埼玉県新座市中野1-9-6)地域交流センターでは、地域交流を通じた復興支援を目指し、シンポジウムを開催いたします。被災地と外部とをつなぐ実践や、被災者にとっての「心のよりどころ」に注目する専門家たちの活動を報告いただき、いま私たちに何が求められているのかを考えていきます。
東日本大震災の現状を知っていますか?本当の復興とは何か、自分の立場から何ができるのか、シンポジウム・写真展で改めて考えてみませんか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-237502-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-881509-1.jpg ]
(写真2点 写真展『心はいつも子どもたちといっしょ』より(C)TOMOHIKO YOSHIDA)
東日本大震災から8 年が経過し、まもなく9 年目、そして10 年目を迎えようとしています。震災はもはや、記憶の片隅にあるものとなってしまった人も少なくないかもしれません。震災への社会的な関心が薄れつつあるなか、あらためて震災について私たちに何ができるのかを考える契機として、シンポジウムを開催いたします。
今回コーディネーターを担当する本学マネジメント学部マネジメント学科金子祥之助教が、会の冒頭に今年度から福島県の助成を受けてスタートした、被災地での地域交流活動について紹介します。10年後には「集落が消滅するかもしれない」という危機感をもつ方々と共同して、地域の記憶を記録。震災前にはどのような暮らしがあり、それがいかに変化してしまったのかの聞き取り調査を進めています。
跡見学園は、1896年(明治29年)に起きた、明治三陸大津波の被災地へ学生たちが義捐金を拠出するなど、学園草創期から震災支援を行なって来た歴史があります。
東日本大震災支援としても、2012年7月に会津若松市と包括地域連携協定を締結し、跡見ニューツーリズム研究会を中心に、風評被害を受けた地域の観光振興等の支援活動を行ってきました。また福島学院大学と連携し、飯館村などの被災地の支援について昨年度より検討を開始しています。
しかしこのような支援は、これまで「点」にとどまっていました。今後は地域交流センターの拡充と合わせ、被災地での地域交流活動の推進を検討しています。
今年度から開始した、金子助教も取り組む福島県川内村や、飯舘村での地域交流活動をはじめ支援を「線・そして面」にしていくために、これまでの地域交流活動の蓄積を振り返り、これから求められる被災地での支援・地域交流活動、さらには「被災者にとっての復興」について考えていきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-852487-2.jpg ]
<イベント概要>
■開催日:2019年12月21日(土)13:00〜16:30
■場所:跡見学園女子大学 文京キャンパス ブロッサムホール (2号館1階)
〒112-8687 東京都文京区大塚 1-5-2
■シンポジウム:
・コーディネーター
金子祥之(本学 地域交流センター・助教)
趣旨説明「被災地での地域交流のこれまでとこれからー本学での取り組みをもとに」
・西村慎太郎(国文学研究資料館・准教授)
「原子力災害地域の歴史を未来へ紡ぐ―大学誌という方法」
・吉田智彦(写真家・文筆家)・鹿目久美(福島からの避難者、母ちゃんずメンバー(注1))
「笑顔の向こうがわ―保養キャンプで出会った母子の日常にある矛盾と不安」
・植田今日子(上智大学総合人間科学部・教授)
「『更地の向こう側』の記憶地図―気仙沼市唐桑町宿での試みから」
・槻橋修(神戸大学大学院工学研究科・准教授)
「ふるさとの記憶―「失われた街」模型復元プロジェクト」
■同時開催:写真展『心はこどもたちといっしょ』
・期間:2019年12月10日(火)〜12月24日(火)(日曜休み)
・時間:月〜金曜 10:00〜18:00(10日のみ14:00〜18:00)
土曜 10:00〜13:00(24日のみ10:00〜13:00)
・入場:正門横守衛所にて受付
・場所:同大 文京キャンパス ブロッサムホール前エントランス(2号館1階)
・内容:「母ちゃんず」主催の保養キャンプに参加する福島の子どもとお母さんの写真や彼らの言葉、
彼らが暮らす現在の福島を伝える写真を通して見えてくる、本当に大切なものについて。
※シンポジウム・写真展は事前申し込み不要・無料。一般の方・学生のご来場・ご聴講を歓迎いたします。
注1) 母ちゃんず
東日本大震災が起こった2011年、神奈川県相模原市にある共同保育の幼稚園「つちのこくらぶ」に子どもを通わせていた保護者有志が、保養キャンプ(注2)を運営するために結成したお母さんグループ。
注2) 保養キャンプ
福島県内では、震災後、子どもたちの外遊びが避けられる傾向があります。保養キャンプでは、子どもたちが外遊びをする機会を提供しています。また短期間でも放射線量が高い場所を離れることで、母子ともに心身のリフレッシュ効果が期待されています。「母ちゃんず」の保養キャンプは、東日本大震災の翌年から、東京都の町田市や神奈川県相模原市で行われています。
主催:跡見学園女子大学 後援:文京区
災害の当事者・写真家・研究者がそれぞれの立場から今できることを語る。
2019年12月21日(土)13:00〜16:30開催
跡見学園女子大学(文京キャンパス:東京都文京区大塚1-5-2/新座キャンパス:埼玉県新座市中野1-9-6)地域交流センターでは、地域交流を通じた復興支援を目指し、シンポジウムを開催いたします。被災地と外部とをつなぐ実践や、被災者にとっての「心のよりどころ」に注目する専門家たちの活動を報告いただき、いま私たちに何が求められているのかを考えていきます。
東日本大震災の現状を知っていますか?本当の復興とは何か、自分の立場から何ができるのか、シンポジウム・写真展で改めて考えてみませんか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-237502-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-881509-1.jpg ]
(写真2点 写真展『心はいつも子どもたちといっしょ』より(C)TOMOHIKO YOSHIDA)
東日本大震災から8 年が経過し、まもなく9 年目、そして10 年目を迎えようとしています。震災はもはや、記憶の片隅にあるものとなってしまった人も少なくないかもしれません。震災への社会的な関心が薄れつつあるなか、あらためて震災について私たちに何ができるのかを考える契機として、シンポジウムを開催いたします。
今回コーディネーターを担当する本学マネジメント学部マネジメント学科金子祥之助教が、会の冒頭に今年度から福島県の助成を受けてスタートした、被災地での地域交流活動について紹介します。10年後には「集落が消滅するかもしれない」という危機感をもつ方々と共同して、地域の記憶を記録。震災前にはどのような暮らしがあり、それがいかに変化してしまったのかの聞き取り調査を進めています。
跡見学園は、1896年(明治29年)に起きた、明治三陸大津波の被災地へ学生たちが義捐金を拠出するなど、学園草創期から震災支援を行なって来た歴史があります。
東日本大震災支援としても、2012年7月に会津若松市と包括地域連携協定を締結し、跡見ニューツーリズム研究会を中心に、風評被害を受けた地域の観光振興等の支援活動を行ってきました。また福島学院大学と連携し、飯館村などの被災地の支援について昨年度より検討を開始しています。
しかしこのような支援は、これまで「点」にとどまっていました。今後は地域交流センターの拡充と合わせ、被災地での地域交流活動の推進を検討しています。
今年度から開始した、金子助教も取り組む福島県川内村や、飯舘村での地域交流活動をはじめ支援を「線・そして面」にしていくために、これまでの地域交流活動の蓄積を振り返り、これから求められる被災地での支援・地域交流活動、さらには「被災者にとっての復興」について考えていきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46159/5/resize/d46159-5-852487-2.jpg ]
<イベント概要>
■開催日:2019年12月21日(土)13:00〜16:30
■場所:跡見学園女子大学 文京キャンパス ブロッサムホール (2号館1階)
〒112-8687 東京都文京区大塚 1-5-2
■シンポジウム:
・コーディネーター
金子祥之(本学 地域交流センター・助教)
趣旨説明「被災地での地域交流のこれまでとこれからー本学での取り組みをもとに」
・西村慎太郎(国文学研究資料館・准教授)
「原子力災害地域の歴史を未来へ紡ぐ―大学誌という方法」
・吉田智彦(写真家・文筆家)・鹿目久美(福島からの避難者、母ちゃんずメンバー(注1))
「笑顔の向こうがわ―保養キャンプで出会った母子の日常にある矛盾と不安」
・植田今日子(上智大学総合人間科学部・教授)
「『更地の向こう側』の記憶地図―気仙沼市唐桑町宿での試みから」
・槻橋修(神戸大学大学院工学研究科・准教授)
「ふるさとの記憶―「失われた街」模型復元プロジェクト」
■同時開催:写真展『心はこどもたちといっしょ』
・期間:2019年12月10日(火)〜12月24日(火)(日曜休み)
・時間:月〜金曜 10:00〜18:00(10日のみ14:00〜18:00)
土曜 10:00〜13:00(24日のみ10:00〜13:00)
・入場:正門横守衛所にて受付
・場所:同大 文京キャンパス ブロッサムホール前エントランス(2号館1階)
・内容:「母ちゃんず」主催の保養キャンプに参加する福島の子どもとお母さんの写真や彼らの言葉、
彼らが暮らす現在の福島を伝える写真を通して見えてくる、本当に大切なものについて。
※シンポジウム・写真展は事前申し込み不要・無料。一般の方・学生のご来場・ご聴講を歓迎いたします。
注1) 母ちゃんず
東日本大震災が起こった2011年、神奈川県相模原市にある共同保育の幼稚園「つちのこくらぶ」に子どもを通わせていた保護者有志が、保養キャンプ(注2)を運営するために結成したお母さんグループ。
注2) 保養キャンプ
福島県内では、震災後、子どもたちの外遊びが避けられる傾向があります。保養キャンプでは、子どもたちが外遊びをする機会を提供しています。また短期間でも放射線量が高い場所を離れることで、母子ともに心身のリフレッシュ効果が期待されています。「母ちゃんず」の保養キャンプは、東日本大震災の翌年から、東京都の町田市や神奈川県相模原市で行われています。