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医療ベンチャーによる、最先端3Dプリンタを活用したフェイスシールドの無償提供プロジェクト クラウドファンディング開始

新型コロナ流行による医療器具不足解消に向けて

1,200を超える医療機関からの10,000個超にのぼる提供依頼を受け、追加無償提供に向けたクラウドファンディングを4/29より開始




このたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになった皆さまに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、引き続き闘病中の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。また、感染の診断・治療に日夜奮闘されている医療従事者の皆様に、心からの敬意を表します。

最先端の3Dプリント技術を用いた製品の開発を行う医療ベンチャー、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(所在地:東京都中央区、代表:大野秀晃)では、新型コロナウイルスの感染拡大による医療器具不足の解消に向けて、3Dプリンタを用いたフェイスシールド(顔面保護具)を医療現場に無償提供するプロジェクトを実施中です。現在(2020年4月28日時点)までに、1,200を超える医療機関から合計10,000個もの提供リクエストをいただいています。
また、2020年4月29日(水)からは、より多くの医療現場にフェイスシールドを無償提供するための支援金を募るクラウドファンディングを実施しています。
<URL>クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディー・フォー)」内 支援金受付ページ
https://readyfor.jp/projects/japanmedicalcompany
[画像1: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-906564-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-771293-1.jpg ]


東京慈恵会医科大学での試作品着用風景

■ 最先端3Dプリント技術を活用したフェイスシールドを医療現場に無償提供                             
現在、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、医療器具不足が深刻な問題となっています。その器具のひとつが、医療用のフェイスシールドです。顔全体を覆うフェイスシールドは、マスクとは異なり、眼部・鼻腔・口腔粘膜を同時に防護することができるため、医療従事者らを新型コロナウイルスの脅威から守るうえで非常に重要なアイテムであると言えます。
そこで、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーでは、2020年4月14日(火)より、東京慈恵会医科大学 外科学講座 統括責任者の大木隆生教授、大手文具メーカー・コクヨ株式会社様と共同で、自社の最先端3Dプリント技術を活用した「フェイスシールド」試作品の無償提供をおこなうプロジェクトを開始しました。

 ■ 新型コロナと闘う医療現場に1つでも多くのフェイスシールドを届けるために                             
本プロジェクトは、医療現場の皆様から大きな反響をいただいており、2020年4月28日現在、当初の提供予定数500個に対して、1,200を超える医療機関から合計10,000個を超える提供希望をいただいています。
これを受け、当社では製品の量産体制を強化し、予定数を超えた分の提供依頼についても鋭意対応中です。しかし、各医療現場からはフェイスシールドはまだまだ不足しており、備蓄がない医療機関も数多くあるというお声をいただいています。
そこで当社では、4月29日(水)より、追加提供分を含めた約10,000個のフェイスシールドをいち早く製作・提供するための支援金を募るクラウンドファンディングを開始しました。皆様からの支援金は、より多くの医療現場にフェイスシールドを無償提供するための「材料費」、迅速に医療現場へ製品を届けるための「仕上げ・梱包・配送費」などに活用予定です。
希望のあった医療機関には、製品の準備が整い次第、順次提供をおこなってまいります。(希望のあった医療機関に順次提供をおこなっていきますが、感染に関する専門医師にアドバイスを頂きながら、クラスターが発生している病院や重症患者を多数受け入れている病院等を優先しています)
支援金は、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディー・フォー)」の受付ページ(https://readyfor.jp/projects/japanmedicalcompany)より受け入れをおこないます。詳細は受付ページ内をご参照ください。

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、新型コロナウイルス感染の診断・治療に日夜奮闘する医療従事者の皆様に少しでもお役に立てるよう、最先端の3Dプリント技術を活かしながら、医療ベンチャーとしてできる最大限の取り組みを実行してまいります。

<URL>
クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディー・フォー)」内 支援金受付ページ
https://readyfor.jp/projects/japanmedicalcompany

<フェイスシールド詳細>
■シールド部分
顔を覆うシールド部分については、大手文具メーカー・コクヨ株式会社様から製作分の無償提供をしていただいております。コクヨ社の透明度の高いPETを使用したレールクリヤーホルダー(フ-TP760NWなど)を採用。視界を遮らず、より医療現場に適した素材です。

■フレーム部分
フレーム部分は、当社の3Dプリンタ、委託する工場の3Dプリンタにて製作します。

なお、すでに医療機関にお届けした試作品は、診察時はもちろん手術時でも問題なくご使用いただいていることを確認しています。また、皆様のご支援をもとに新たに製作する追加提供分では、すでに試作品をご使用いただいた医療従事者の皆様からのご意見をもとに、医師が帽子やライトを顔に装着することを想定した作りにするなど、より医療現場のニーズに即した改良もおこなう予定です。

<代表メッセージ>
今、自分たちができることをやり続ける。無償提供プロジェクトを継続化するため、支援金活動を始めました。これまでに500個の無償提供に対し、1週間で10,000個以上のフェイスシールドのリクエストを頂いております。感染終息まで、増えていくと思われます。弊社の3Dプリンタで可能な限りのフェイスシールドを生産し、1人でも多くの医療従事者にフェイスシールドの無償提供を続けていきます。医療の現場を、ものづくりの現場から支え続けます。皆様のご協力をよろしくお願いします。

ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO 大野秀晃

<ご協力者コメント>
なお、今回の医療機関に向けたフェイスシールドの無償提供にあたり、試作品のテストにご協力いただいた東京慈恵会医科大学 外科学講座 統括責任者 大木隆生氏、フェイスシールドの素材となるクリアファイルの提供にご協力いただいた大手文具メーカー・コクヨ株式会社 執行役員 福井正浩氏からも以下のコメントが寄せられています。

■東京慈恵会医科大学 外科学講座 統括責任者 大木隆生教授
全国の医療現場では医療者防護のフェイスシールドが全く不足している。ジャパン・メディカル・カンパニーのフェイスシールドはかけ心地良く、安定感もある。コクヨのホルダーは透明度が高く、曇らず使い勝手が良い。このプロトタイプは十分実用に耐える。多くの医療者、ひいては患者を守る事だろう。我々現場の要望に、迅速に、品質の高いフェイスシールドを製造する事で応えてくれた同社に感謝申し上げつつ、今後に大いに期待している。

■コクヨ株式会社 執行役員 福井正浩氏
ジャパン・メディカル・カンパニー様のアイデアをうかがい、弊社のレールクリヤーホルダーがこのように活用できることはとても驚きました。ジャパンメディカルカンパニー様にこの商品を提供させていただくことで医療従事者の方々のお役に立てることはとても嬉しいことです。この商品のシートには透明度の高いPETを採用しています。代表品番はフ-TP760NWで、法人向け通販などでも入手いただけます。

<医療従事者の皆様のコメント(順不同)>
なお、これまでに提供をおこなったフェイスシールドをご利用いただいた医師の皆様からは、以下のような声をいただいています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-543251-2.jpg ]

■東京大学医学部附属病院 麻酔科 内田寛治教授
新型コロナウィルスの感染経路は目、鼻、口からであり、ここをしっかりガードすることは大変重要ですが、感染拡大に伴って、多くの医療施設で不足しており、医療者は物理的にも精神的にも危険にさらされております。このような状況で、フェイスシールドを提供してくださる試みは誠にありがたく思っております。本シールドは、眼鏡やゴーグルをつけた状態でもシールド部分が当たらないよう、設計されております。また簡単にシールドを交換できるため医療者にとって常に清潔な診療環境を提供してくれます。多くの医療者に安全な診療環境を提供してくれる本試みに感謝し、今後の展開に期待しております。皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-783965-3.jpg ]

■済生会横浜市東部病院 脳神経外科副部長 峯裕先生
ジャパン・メディカル・カンパニーから提供頂いたフェイスシールドは、当院の先生方や外来スタッフからも高い評価を得ています。前額部の前の空間によって開放感があること、シールドが曇りにくいことなど良い点が多いです。個人的にもフィット感がよく、シールド部分の透明シートは非常に良いと感じました。


[画像5: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-590414-4.jpg ]

■望月耳鼻咽喉科 望月高行院長
この度はフェイスシールドを提供頂き、ありがとうございました。早速使用していますが、非常に軽くて額帯も細く、耳鼻咽喉科の額帯鏡も装着することができます。メガネ型シールドを装着しても距離が保たれ、そこまで曇ることもありません。本当にありがとうございました。


[画像6: https://prtimes.jp/i/46445/5/resize/d46445-5-228182-5.jpg ]

■伊那中央病院 院長 信州大学 名誉教授 本郷一博先生
フェイスシールドの提供に感謝いたします。とても軽量で、長時間つけていても気になりません。現場スタッフからもとても軽くて使いやすいという声を聞きます。本当にありがとうございます。


<ジャパン・メディカル・カンパニーについて>
ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリント技術を用いて、医療領域において製品開発を行うものづくりベンチャーです。テクノロジーによって「世界にまだない医療のカタチ」をつくることを目指しています。

・社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
・設立:2018年5月
・代表:大野秀晃
・事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
・URL:https://japanmedicalcompany.co.jp/
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