海洋プラスチック汚染の解決を目指し、米ベンチャーOCEANWORKS(R)?と戦略的業務提携
[22/03/23]
提供元:PRTIMES
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プラスチックリサイクルのトータルプロデュースを行う株式会社パンテック(本社:滋賀県大津市、代表取締役:黒木 正明、以下、パンテック)は、2021年11月2日、海洋プラスチック由来の再生原料のサプライヤーであるOCEANWORKS, Inc.(本社:アメリカロサンゼルス、CEO:Vanessa Coleman、Founder:Rob Ianelli、以下、OCEANWORKS(R)?)と、OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料に関して、日本市場における販売権を含めた戦略的業務提携契約(以下、本契約)を締結いたしました。
本契約の締結により、パンテックはOCEANWORKS(R)?の日本市場における唯一の公式サプライヤーとなり、OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の日本市場での販売を開始いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-a7833f7d3ff2d9963c74-5.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-36992bad716795a851ec-8.jpg ]
海洋プラスチックに特化した再生プラスチック原料の供給を行うOCEANWORKS(R)?は、2020年から2021年にかけて供給量ベースで100%ほど成長しており、世界的なグリーンシフトを追い風にしながら、海洋プラスチック汚染の対策とビジネスとしての成長の両立を推進していくことを目指すベンチャー企業です。
これまで環境意識の高いアメリカや欧州各国を中心に販路を拡大してきたOCEANWORKS(R)?ですが、今後の成長戦略として、日本を重要な市場として位置付けていました。
一方でパンテックは25年以上に渡って日本を拠点にプラスチックリサイクルのトータルプロデュースを展開してきており、再生原料を使用する国内のブランドオーナー等と多数の取引関係を有しております。
プラスチック廃棄物を再生原料に変え、資源として循環させる「環プラ(R)?」を推進するパンテックは、「プラスチックの資源循環経済の構築を通じて地球を再生する」というビジョンを掲げており、海洋プラスチックを再生原料に変えて需要家に供給することを通じて、世界的な社会課題である海洋プラスチック汚染の解決を目指すOCEANWORKS(R)?とはベクトルを同じくします。
品質管理された海洋プラスチック由来の再生原料の供給に強みを持つOCEANWORKS(R)?と日本市場における再生プラスチック原料の供給力に強みを持つパンテック。両社のビジョンが共有できた上で、互いの強みを活かし合うことによるシナジーを狙い、この度、本契約の締結に至りました。
本契約の締結により、パンテックはOCEANWORKS(R)?の日本市場における唯一の公式サプライヤーとなり、OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の日本市場での販売を開始いたします。
現状、日本の海洋プラスチック由来の再生原料の需要量は、欧米に比べて大きくはありませんが、日本は海洋プラスチック汚染への関心が高く、潜在的に有望な市場です。日本では2018年から環境省がスタートさせた海洋プラスチック汚染の解決に向けた取組みを後押しする「プラスチック・スマートキャンペーン」が広がりを見せており、2019年には「プラスチック資源循環戦略」が策定され、海洋プラスチック汚染が生じないことを目指す「海洋プラスチックゼロエミッション」が掲げられました。
同年6月に開催されたG20大阪サミットにおいて提案された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」は、2021年5月現在、87の国と地域に共有されており、グローバルなビジョンとなっています。加えて、2022年のプラスチック資源循環促進法の施行や東京証券取引所の市場区分再編を控える中で、サステナビリティを巡る課題に対する機運の高まりと呼応して、再生プラスチック原料の需要が高まっており、今後、日本市場における海洋プラスチック由来の再生原料の需要量の拡大が予想されています。
【OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の特徴】
• アジアのみならず、ヨーロッパや北米、アフリカなどの海洋流域、もしくは廃棄物管理が適用されていない河川流域のプラスチック廃棄物の回収し、再生原料化
• PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、 PET(ポリエチレンテレフタラート)、PA(ポリアミド)など、汎用性の高い素材を幅広くラインナップ
• 第三者機関による監査を受け、認証を取得するなど品質管理を徹底
• アメリカや欧州各国、オーストラリア、ニュージーランドなどにて海洋プラスチック由来の再生原料からの豊富なプロダクト化実績
[画像3: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-5f580ed0f75b0dabf113-1.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-9e2612bdd1d81b6ca8ac-0.jpg ]
【契約締結に伴う両社からのコメント】
■ OCEANWORKS(R)?, Inc. Founder|Rob Ianelli
OCEANWORKS(R)?はこれまで欧米諸国を中心にビジネスを展開してきましたが、日本市場には参画できておりませんでした。海洋プラスチック汚染は極めて深刻な状況であり、日本市場においてもブランドオーナー等にそのストーリーを丁寧に伝えることで、私たちの海洋プラスチック由来の再生原料を受け入れてもらえるものを考えております。今回、再生プラスチック原料の供給に大きな強みを持つパンテックと本契約を締結できたことを誇りに思います。
■ 株式会社パンテック 常務取締役|黒木 伸亮
OCEANWORKS(R)?と本契約を締結できたことを大変嬉しく思います。海洋プラスチック汚染が深刻であるということは、今や周知の事実です。この問題への対処としては、プラスチックごみの海洋への流出を防ぎ、流出したものを回収し、そして有効に活用していくことが重要と考えます。OCEANWORKS(R)?のビジネスモデルは、海洋プラスチック汚染に対する有効なソリューションです。本契約の締結を機に、「環プラ(R)?」プロデュースカンパニーのパンテックとしてこの世界的な問題に対処すべく、日本市場でより多くの海洋プラスチック由来の原料を用いた用途開発を行うことを通じて、社会に貢献していきたいと思っております。
海洋プラスチック汚染の現状
[画像5: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-f6696a5f2d3f57b39db5-6.jpg ]
1950年以降に生産されたプラスチックは83億トンを上回り、そのうち63億トンがごみとして廃棄されたと言われております。廃棄されたプラスチックごみの中には、適切に処理されることなく、河川や海洋に流出しているものも多く、海洋環境の悪化はもちろんのこと、船舶航行の障害、生態系や景観、漁業や観光への悪影響など、様々な問題を引き起こしており、海洋プラスチック汚染は世界的な社会課題の一つとなっています。
近年では、毎年、東京スカイツリー(鉄骨総重量:約3.6万トン)のおよそ222基分に相当する約800万トンものプラスチックごみが海洋に流出しているとの試算もあり、このままのペースで流出が続いた場合、2050年には海洋中のプラスチックの量が重量ベースで魚の量を超えると予想されています。
プラスチックは自然界において劣化はするものの、分解されることはありません。そのため、一度、海洋に流出すると除去されるまで存在し続けることになるのです。プラスチック片は世界最深のマリアナ海溝や北極海などの極地でも発見されており、5mm以下のマイクロプラスチックは魚の体内やミネラルウォーター、乳児の使用済みおむつなどからも検出されています。
こうした事実から人もプラスチックを摂取していることが分かっており、平均すると1週間でクレジットカード1枚分にあたる約5gのプラスチックを摂取していると言われております。マイクロプラスチックの摂取によって、健康にどのような影響があるのか。その答えについてはまだ明らかになっていないものの、悪影響がないとも言い切れません。
海洋プラスチック由来の再生原料の供給を通じて、海洋プラスチック汚染の課題に取り組む
悪化の一途を辿る海洋プラスチック汚染ですが、対策としては流出したものを回収することと流出を抑えることが基本的な考え方となります。ビーチクリーン活動のような草の根活動から地曳き網漁のような回収装置を用いた取り組みなど、世界中で大小様々な取り組みが展開されておりますが、中でもOCEANWORKS(R)?は海洋プラスチック汚染の問題に対してグローバルに活動する数少ないプレイヤーです。
OCEANWORKS(R)?はアジアのみならず、ヨーロッパや北米、アフリカなどのエリアで、各地のコミュニティやウェイスト・ピッカーと呼ばれる方々と連携しながら、海洋プラスチックの回収網を構築。その上で、再生原料化から供給に至るまでのグローバルサプライチェーンを整備しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-b3b3691b05e19b66d683-9.jpg ]
海洋プラスチックを再生原料加工するプロセスにおいては異物や異樹脂の混入が避けられず、一般的に品質を安定的に管理することが困難とされていましたが、OCEANWORKS(R)?は世界各地のリサイクラーと提携し、実証テストを繰り返すことでその課題をクリア。海洋プラスチック由来の再生原料の専門サプライヤーとして、アメリカや欧州各国、オーストラリア、ニュージーランドなどのメーカー各社に対して、供給実績を有しています。
取り扱う樹脂は、PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)をはじめ、PET(ポリエチレンテレフタラート)やPA(ポリアミド)など汎用性の高い素材を幅広く取り揃えており、用途やカラー、形状、回収ポイントから選択することが可能です。加えて、需要者のニーズに合わせて物性等を調整するオプションを用意しています。
海洋プラスチック由来の再生原料を使用するにあたっては、機械の故障や金型の破損を引き起こすのではないかとの品質面の不安がよく聞かれます。OCEANWORKS(R)?ではそうしたユーザーの不安を解消すべく、品質管理体制を徹底。再生原料の供給にあたっては、ビジネス、環境、公正な国際基準を遵守する独自のガイドラインを策定してそれに沿った確認を行うほか、第三者機関による監査を受け、認証の取得も行うなど品質管理体制を構築しています。
OCEANWORKS(R)?について
OCEANWORKS(R)は、プラスチック廃棄物を海から排除するために、海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を世界の需要家に供給するソーシング・エンジンです。グローバルネットワークと追跡可能なインフラ、品質基準により、ブランドは信頼性の高い海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を購入することができます。ブランド、メーカー、リサイクル事業者は、海洋プラスチックを排除するための循環型経済という大きな解決策へのコミットメントを示すために、OCEANWORKS(R)独自の保証システム「Oceanworks(R) Guarantee」を選んでいます。原料の購入のみならず、海洋プラスチック問題により貢献できる「ダイレクトインパクトプログラム」をカスタマイズすることも可能です。詳しくは ja.oceanworks.co をご覧ください。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/59844/table/5_1_6b15c72e4f48bcb3edc5afc78b26c596.jpg ]
パンテックについて
パンテックは、プラスチック廃棄物を再生原料に変え、資源として循環させる「環プラ(R)?」プロデュースカンパニーです。国内外のパートナー企業との共創により、プラスチック廃棄物のマテリアルリサイクルをはじめ、再生プラスチック原料(海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を含む)の供給、アップサイクルやクローズドループのスキーム構築、環境配慮型製品の供給など、プラスチックの資源循環「環プラ(R)?」に関わる事業を幅広く展開しております。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/59844/table/5_2_5ec86ebebfc17ae145bbac0dcdd678bd.jpg ]
本契約の締結により、パンテックはOCEANWORKS(R)?の日本市場における唯一の公式サプライヤーとなり、OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の日本市場での販売を開始いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-a7833f7d3ff2d9963c74-5.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-36992bad716795a851ec-8.jpg ]
海洋プラスチックに特化した再生プラスチック原料の供給を行うOCEANWORKS(R)?は、2020年から2021年にかけて供給量ベースで100%ほど成長しており、世界的なグリーンシフトを追い風にしながら、海洋プラスチック汚染の対策とビジネスとしての成長の両立を推進していくことを目指すベンチャー企業です。
これまで環境意識の高いアメリカや欧州各国を中心に販路を拡大してきたOCEANWORKS(R)?ですが、今後の成長戦略として、日本を重要な市場として位置付けていました。
一方でパンテックは25年以上に渡って日本を拠点にプラスチックリサイクルのトータルプロデュースを展開してきており、再生原料を使用する国内のブランドオーナー等と多数の取引関係を有しております。
プラスチック廃棄物を再生原料に変え、資源として循環させる「環プラ(R)?」を推進するパンテックは、「プラスチックの資源循環経済の構築を通じて地球を再生する」というビジョンを掲げており、海洋プラスチックを再生原料に変えて需要家に供給することを通じて、世界的な社会課題である海洋プラスチック汚染の解決を目指すOCEANWORKS(R)?とはベクトルを同じくします。
品質管理された海洋プラスチック由来の再生原料の供給に強みを持つOCEANWORKS(R)?と日本市場における再生プラスチック原料の供給力に強みを持つパンテック。両社のビジョンが共有できた上で、互いの強みを活かし合うことによるシナジーを狙い、この度、本契約の締結に至りました。
本契約の締結により、パンテックはOCEANWORKS(R)?の日本市場における唯一の公式サプライヤーとなり、OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の日本市場での販売を開始いたします。
現状、日本の海洋プラスチック由来の再生原料の需要量は、欧米に比べて大きくはありませんが、日本は海洋プラスチック汚染への関心が高く、潜在的に有望な市場です。日本では2018年から環境省がスタートさせた海洋プラスチック汚染の解決に向けた取組みを後押しする「プラスチック・スマートキャンペーン」が広がりを見せており、2019年には「プラスチック資源循環戦略」が策定され、海洋プラスチック汚染が生じないことを目指す「海洋プラスチックゼロエミッション」が掲げられました。
同年6月に開催されたG20大阪サミットにおいて提案された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」は、2021年5月現在、87の国と地域に共有されており、グローバルなビジョンとなっています。加えて、2022年のプラスチック資源循環促進法の施行や東京証券取引所の市場区分再編を控える中で、サステナビリティを巡る課題に対する機運の高まりと呼応して、再生プラスチック原料の需要が高まっており、今後、日本市場における海洋プラスチック由来の再生原料の需要量の拡大が予想されています。
【OCEANWORKS(R)?が供給する海洋プラスチック由来の再生原料の特徴】
• アジアのみならず、ヨーロッパや北米、アフリカなどの海洋流域、もしくは廃棄物管理が適用されていない河川流域のプラスチック廃棄物の回収し、再生原料化
• PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、 PET(ポリエチレンテレフタラート)、PA(ポリアミド)など、汎用性の高い素材を幅広くラインナップ
• 第三者機関による監査を受け、認証を取得するなど品質管理を徹底
• アメリカや欧州各国、オーストラリア、ニュージーランドなどにて海洋プラスチック由来の再生原料からの豊富なプロダクト化実績
[画像3: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-5f580ed0f75b0dabf113-1.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-9e2612bdd1d81b6ca8ac-0.jpg ]
【契約締結に伴う両社からのコメント】
■ OCEANWORKS(R)?, Inc. Founder|Rob Ianelli
OCEANWORKS(R)?はこれまで欧米諸国を中心にビジネスを展開してきましたが、日本市場には参画できておりませんでした。海洋プラスチック汚染は極めて深刻な状況であり、日本市場においてもブランドオーナー等にそのストーリーを丁寧に伝えることで、私たちの海洋プラスチック由来の再生原料を受け入れてもらえるものを考えております。今回、再生プラスチック原料の供給に大きな強みを持つパンテックと本契約を締結できたことを誇りに思います。
■ 株式会社パンテック 常務取締役|黒木 伸亮
OCEANWORKS(R)?と本契約を締結できたことを大変嬉しく思います。海洋プラスチック汚染が深刻であるということは、今や周知の事実です。この問題への対処としては、プラスチックごみの海洋への流出を防ぎ、流出したものを回収し、そして有効に活用していくことが重要と考えます。OCEANWORKS(R)?のビジネスモデルは、海洋プラスチック汚染に対する有効なソリューションです。本契約の締結を機に、「環プラ(R)?」プロデュースカンパニーのパンテックとしてこの世界的な問題に対処すべく、日本市場でより多くの海洋プラスチック由来の原料を用いた用途開発を行うことを通じて、社会に貢献していきたいと思っております。
海洋プラスチック汚染の現状
[画像5: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-f6696a5f2d3f57b39db5-6.jpg ]
1950年以降に生産されたプラスチックは83億トンを上回り、そのうち63億トンがごみとして廃棄されたと言われております。廃棄されたプラスチックごみの中には、適切に処理されることなく、河川や海洋に流出しているものも多く、海洋環境の悪化はもちろんのこと、船舶航行の障害、生態系や景観、漁業や観光への悪影響など、様々な問題を引き起こしており、海洋プラスチック汚染は世界的な社会課題の一つとなっています。
近年では、毎年、東京スカイツリー(鉄骨総重量:約3.6万トン)のおよそ222基分に相当する約800万トンものプラスチックごみが海洋に流出しているとの試算もあり、このままのペースで流出が続いた場合、2050年には海洋中のプラスチックの量が重量ベースで魚の量を超えると予想されています。
プラスチックは自然界において劣化はするものの、分解されることはありません。そのため、一度、海洋に流出すると除去されるまで存在し続けることになるのです。プラスチック片は世界最深のマリアナ海溝や北極海などの極地でも発見されており、5mm以下のマイクロプラスチックは魚の体内やミネラルウォーター、乳児の使用済みおむつなどからも検出されています。
こうした事実から人もプラスチックを摂取していることが分かっており、平均すると1週間でクレジットカード1枚分にあたる約5gのプラスチックを摂取していると言われております。マイクロプラスチックの摂取によって、健康にどのような影響があるのか。その答えについてはまだ明らかになっていないものの、悪影響がないとも言い切れません。
海洋プラスチック由来の再生原料の供給を通じて、海洋プラスチック汚染の課題に取り組む
悪化の一途を辿る海洋プラスチック汚染ですが、対策としては流出したものを回収することと流出を抑えることが基本的な考え方となります。ビーチクリーン活動のような草の根活動から地曳き網漁のような回収装置を用いた取り組みなど、世界中で大小様々な取り組みが展開されておりますが、中でもOCEANWORKS(R)?は海洋プラスチック汚染の問題に対してグローバルに活動する数少ないプレイヤーです。
OCEANWORKS(R)?はアジアのみならず、ヨーロッパや北米、アフリカなどのエリアで、各地のコミュニティやウェイスト・ピッカーと呼ばれる方々と連携しながら、海洋プラスチックの回収網を構築。その上で、再生原料化から供給に至るまでのグローバルサプライチェーンを整備しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/59844/5/resize/d59844-5-b3b3691b05e19b66d683-9.jpg ]
海洋プラスチックを再生原料加工するプロセスにおいては異物や異樹脂の混入が避けられず、一般的に品質を安定的に管理することが困難とされていましたが、OCEANWORKS(R)?は世界各地のリサイクラーと提携し、実証テストを繰り返すことでその課題をクリア。海洋プラスチック由来の再生原料の専門サプライヤーとして、アメリカや欧州各国、オーストラリア、ニュージーランドなどのメーカー各社に対して、供給実績を有しています。
取り扱う樹脂は、PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)をはじめ、PET(ポリエチレンテレフタラート)やPA(ポリアミド)など汎用性の高い素材を幅広く取り揃えており、用途やカラー、形状、回収ポイントから選択することが可能です。加えて、需要者のニーズに合わせて物性等を調整するオプションを用意しています。
海洋プラスチック由来の再生原料を使用するにあたっては、機械の故障や金型の破損を引き起こすのではないかとの品質面の不安がよく聞かれます。OCEANWORKS(R)?ではそうしたユーザーの不安を解消すべく、品質管理体制を徹底。再生原料の供給にあたっては、ビジネス、環境、公正な国際基準を遵守する独自のガイドラインを策定してそれに沿った確認を行うほか、第三者機関による監査を受け、認証の取得も行うなど品質管理体制を構築しています。
OCEANWORKS(R)?について
OCEANWORKS(R)は、プラスチック廃棄物を海から排除するために、海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を世界の需要家に供給するソーシング・エンジンです。グローバルネットワークと追跡可能なインフラ、品質基準により、ブランドは信頼性の高い海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を購入することができます。ブランド、メーカー、リサイクル事業者は、海洋プラスチックを排除するための循環型経済という大きな解決策へのコミットメントを示すために、OCEANWORKS(R)独自の保証システム「Oceanworks(R) Guarantee」を選んでいます。原料の購入のみならず、海洋プラスチック問題により貢献できる「ダイレクトインパクトプログラム」をカスタマイズすることも可能です。詳しくは ja.oceanworks.co をご覧ください。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/59844/table/5_1_6b15c72e4f48bcb3edc5afc78b26c596.jpg ]
パンテックについて
パンテックは、プラスチック廃棄物を再生原料に変え、資源として循環させる「環プラ(R)?」プロデュースカンパニーです。国内外のパートナー企業との共創により、プラスチック廃棄物のマテリアルリサイクルをはじめ、再生プラスチック原料(海洋プラスチック由来の再生プラスチック原料を含む)の供給、アップサイクルやクローズドループのスキーム構築、環境配慮型製品の供給など、プラスチックの資源循環「環プラ(R)?」に関わる事業を幅広く展開しております。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/59844/table/5_2_5ec86ebebfc17ae145bbac0dcdd678bd.jpg ]