2月8日“つばきの日” 日本一の椿の島 五島列島の椿から植物由来乳酸菌「椿花乳酸菌GCL-1,GCL-2」を発見!免疫力の向上(免疫賦活活性)の機能があることがわかりました。
[21/02/08]
提供元:PRTIMES
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〜雪も降る厳しい冬に花を咲かせる椿の花には、免疫力を向上させる乳酸菌のチカラがあった!〜
五島の椿プロジェクト認定パートナーである、五島の椿株式会社(本社:長崎県五島市、代表取締役社長:谷川富隆)は、日本一椿が自生する五島列島の貴重な地域資源であるヤブツバキの花から、免疫力を向上させる植物由来乳酸菌「椿花乳酸菌」の発見、分離に成功しましたのでお知らせ致します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-162554-0.jpg ]
-Leuconostoc mesenteroide-
■発見の経緯
冬に花を咲かせる椿から既に発見し、商品化をしている椿酵母の更なるチカラを探究するため、微生物研究で日本を代表する老舗バイオ企業、株式会社秋田今野商店の協力を得て、椿酵母の研究を進めて参りました。
厳しい寒さの中でも、外気温より5℃高い熱を帯びている椿は、酵母だけでなく、その他の菌類の力も作用しているのではないかという結論に至り、乳酸菌調査のプロジェクトチームを秋田今野商店様と立ち上げ、五島の椿の花弁の細部まで調査した結果、椿花乳酸菌GCL-1、GCL-2の発見に至りました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-837815-1.jpg ]
※自社測定(2018年11月撮影)
椿の花(子房・雄しべの根本あたり)の温度は周囲より高い。
測定機器:赤外線サーモグラフィカメラ インフレック ガングリップタイプG100EX Avio.
■免疫力を高める検証
厳しい自然環境下でも、逞しく生きる椿の花から発見された乳酸菌が、免疫力を向上させる働きがあるのではないかと考え、以下の通り免疫賦活活性測定を行いました。
<サンプル調整方法>
各乳酸菌は、食品生産用酵母エキス培地にて30℃、20時間振とう培養した後、沸騰水中で20分加熱することにより殺菌した。8,000rpm、10分×2回の遠心分離で集菌及び洗浄を行い、凍結乾燥した。得られた殺菌乳酸菌乾燥物をミルで粉砕し、PBSに懸濁して供試サンプルとした。
<免疫賦活活性測定方法>
24well用セルカルチャーインサート上にて腸管上皮様細胞に分化したcaco2細胞(ヒト結腸癌由来細胞株)及び24wellマルチウェルプレートにてマクロファージ様に分化したTHP-1細胞(ヒト急性単球性白血病由来細胞株)をco-cultureすることでヒト腸管モデルを疑似再現した。
caco2細胞側に各サンプルを0.5mg/ml添加してFBS無添加DMEM培地を用いて37℃、5%CO2の環境下で24時間刺激を与えた後の培地上清中のIL12およびIFN-γをウェスタンブロット法にて測定した。
結果は無刺激区となるPBS(生理食塩水)のIL-12およびIFN-γ生産誘導性に対する比活性で示した。Positive controlとして菌体製剤として知られる医薬品を用いた。
<測定結果>
[画像3: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-441566-7.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-277513-8.jpg ]
GCL-1およびGCL-2は、両株とも椿より分離されたLeuconostoc mesenteroidesであるが、両株の免疫賦活活性にはIFN-γ(インターフェロンガンマ)がIL-12(インターロイキン12)よりも高い傾向にあり、特にGCL-2においては、IFN-γがPBS(生理食塩水)と比べて1.5倍高く、IL-12においても1.25倍高いことがわかった。
また、先に発見されていた椿酵母にも、同様の機能が今回の研究で判明した。
■植物由来乳酸菌から期待できる機能
乳酸菌と聞いて多くの人が連想するのが整腸作用かと思います。その他にも免疫賦活活性作用や、抗菌作用など様々な機能が期待できると言われています。
植物由来乳酸菌が生育する食物は、漬物や味噌など、動物由来乳酸菌が生育する乳に比べて栄養が豊富でなく、逆に塩分やタンニン系化合物など、成長を妨げる成分が多く含まれています。
しかし、植物由来乳酸菌は、そのような厳しい環境下においても生育しており、胃酸や胆汁などの消化液の弊害があっても生き抜き、腸まで届く可能性が高いと考えられています。
■五島列島について
五島列島に、1000万本以上自生していると言われるヤブツバキは、五島列島のあらゆる所で生息しています。特に群生しているのは、海からの潮風の吹き付ける海岸沿いや、日のあたりにくい山間部などにも多くみられます。五島列島は、九州の島国ということから、暖かい南国のイメージを持たれる方も多くいらっしゃいますが、冬になると氷点下になることもあり、雪も降り、積雪することも有ります。
■冬に花咲く椿の“生命力”を研究
弊社は、潮風が吹き付け、雪の降る寒さにも耐えながら、花を咲かせる椿の生命力に着目をし、研究を進めています。
先に、分離に成功していた“椿酵母”は、素晴らしいストレス応答性を備えていることがすでにわかっています。厳しい自然環境で生き抜くことができる椿の生命力の秘密を探ることは、疫病で苦しむ現代社会において、様々な環境下に適応する能力の向上につながるのではないか、その研究成果を世界中の人々の健康維持に役立たせたい!そう考えさらに研究を進めてまいりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-141623-9.jpg ]
■今後の活用想定
我々は、引き続き椿の生命力の研究を継続して行うことにより、五島列島の名産物を、椿花乳酸菌で発酵させた食品や、サプリメントとして経口摂取することで、免疫力が高い体を造る可能性なども探究していきます。
これら体の外からだけでなく、内側から椿を取り入れることで、日本の皆様のより美しく、より生き生きとした生活の実現できるよう、長崎大学、長崎県立大学、長崎県工業技術センターなど、地元の大学、研究機関と連携し、引き続き産学官民で研究に取り組んでまいります。
本日2月8日”つばきの日”に、我々は、新たな椿の可能性を発表できることを嬉しく思います。
引き続き、五島列島の貴重な地域資源である”椿”の価値を最大限追求、探求し続け、椿の産業化に向けて全力で取り組んでまいります。
<五島の椿プロジェクトとは>
「五島の椿プロジェクト」は長崎県を中心とする産学官民の力を集結し、五島列島に自生する椿を核に、商品開発から消費までを循環させることで、持続可能な産業と雇用を創出し、新たな地域活性のモデルケースを目指すプロジェクトです。
長崎大学などの研究により成分の優位性が証明された五島列島産の椿を原料に、様々な新商品の開発が行われています。その販売・消費により椿が広く有効的に使われ、継続的な産業と雇用を生み出すことを目的に、長崎県や五島市を中心とする地元の方々にご協力いただき、本プロジェクトを推進して参ります。
(五島の椿プロジェクトサイト:https://gotonotsubaki-pj.or.jp/)
[画像6: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-417057-5.jpg ]
五島の椿プロジェクト
認定パートナーです
<五島の椿株式会社>
長崎・五島列島に古来から自生する椿を活用した事業展開を行うべく、2018年11月に五島市内に設立。
【椿を再発見し、その全てを活かす】をテーマに、椿の花や種のみならず、葉や枝、果皮、花から採取され“五島つばき酵母”といった素材をあらゆる側面から調査研究し商品開発を行なっています。
「椿」を通じて持続可能な産業の創出と、地域の発展に貢献します。
五島の椿プロジェクト認定パートナーである、五島の椿株式会社(本社:長崎県五島市、代表取締役社長:谷川富隆)は、日本一椿が自生する五島列島の貴重な地域資源であるヤブツバキの花から、免疫力を向上させる植物由来乳酸菌「椿花乳酸菌」の発見、分離に成功しましたのでお知らせ致します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-162554-0.jpg ]
-Leuconostoc mesenteroide-
■発見の経緯
冬に花を咲かせる椿から既に発見し、商品化をしている椿酵母の更なるチカラを探究するため、微生物研究で日本を代表する老舗バイオ企業、株式会社秋田今野商店の協力を得て、椿酵母の研究を進めて参りました。
厳しい寒さの中でも、外気温より5℃高い熱を帯びている椿は、酵母だけでなく、その他の菌類の力も作用しているのではないかという結論に至り、乳酸菌調査のプロジェクトチームを秋田今野商店様と立ち上げ、五島の椿の花弁の細部まで調査した結果、椿花乳酸菌GCL-1、GCL-2の発見に至りました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-837815-1.jpg ]
※自社測定(2018年11月撮影)
椿の花(子房・雄しべの根本あたり)の温度は周囲より高い。
測定機器:赤外線サーモグラフィカメラ インフレック ガングリップタイプG100EX Avio.
■免疫力を高める検証
厳しい自然環境下でも、逞しく生きる椿の花から発見された乳酸菌が、免疫力を向上させる働きがあるのではないかと考え、以下の通り免疫賦活活性測定を行いました。
<サンプル調整方法>
各乳酸菌は、食品生産用酵母エキス培地にて30℃、20時間振とう培養した後、沸騰水中で20分加熱することにより殺菌した。8,000rpm、10分×2回の遠心分離で集菌及び洗浄を行い、凍結乾燥した。得られた殺菌乳酸菌乾燥物をミルで粉砕し、PBSに懸濁して供試サンプルとした。
<免疫賦活活性測定方法>
24well用セルカルチャーインサート上にて腸管上皮様細胞に分化したcaco2細胞(ヒト結腸癌由来細胞株)及び24wellマルチウェルプレートにてマクロファージ様に分化したTHP-1細胞(ヒト急性単球性白血病由来細胞株)をco-cultureすることでヒト腸管モデルを疑似再現した。
caco2細胞側に各サンプルを0.5mg/ml添加してFBS無添加DMEM培地を用いて37℃、5%CO2の環境下で24時間刺激を与えた後の培地上清中のIL12およびIFN-γをウェスタンブロット法にて測定した。
結果は無刺激区となるPBS(生理食塩水)のIL-12およびIFN-γ生産誘導性に対する比活性で示した。Positive controlとして菌体製剤として知られる医薬品を用いた。
<測定結果>
[画像3: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-441566-7.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-277513-8.jpg ]
GCL-1およびGCL-2は、両株とも椿より分離されたLeuconostoc mesenteroidesであるが、両株の免疫賦活活性にはIFN-γ(インターフェロンガンマ)がIL-12(インターロイキン12)よりも高い傾向にあり、特にGCL-2においては、IFN-γがPBS(生理食塩水)と比べて1.5倍高く、IL-12においても1.25倍高いことがわかった。
また、先に発見されていた椿酵母にも、同様の機能が今回の研究で判明した。
■植物由来乳酸菌から期待できる機能
乳酸菌と聞いて多くの人が連想するのが整腸作用かと思います。その他にも免疫賦活活性作用や、抗菌作用など様々な機能が期待できると言われています。
植物由来乳酸菌が生育する食物は、漬物や味噌など、動物由来乳酸菌が生育する乳に比べて栄養が豊富でなく、逆に塩分やタンニン系化合物など、成長を妨げる成分が多く含まれています。
しかし、植物由来乳酸菌は、そのような厳しい環境下においても生育しており、胃酸や胆汁などの消化液の弊害があっても生き抜き、腸まで届く可能性が高いと考えられています。
■五島列島について
五島列島に、1000万本以上自生していると言われるヤブツバキは、五島列島のあらゆる所で生息しています。特に群生しているのは、海からの潮風の吹き付ける海岸沿いや、日のあたりにくい山間部などにも多くみられます。五島列島は、九州の島国ということから、暖かい南国のイメージを持たれる方も多くいらっしゃいますが、冬になると氷点下になることもあり、雪も降り、積雪することも有ります。
■冬に花咲く椿の“生命力”を研究
弊社は、潮風が吹き付け、雪の降る寒さにも耐えながら、花を咲かせる椿の生命力に着目をし、研究を進めています。
先に、分離に成功していた“椿酵母”は、素晴らしいストレス応答性を備えていることがすでにわかっています。厳しい自然環境で生き抜くことができる椿の生命力の秘密を探ることは、疫病で苦しむ現代社会において、様々な環境下に適応する能力の向上につながるのではないか、その研究成果を世界中の人々の健康維持に役立たせたい!そう考えさらに研究を進めてまいりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-141623-9.jpg ]
■今後の活用想定
我々は、引き続き椿の生命力の研究を継続して行うことにより、五島列島の名産物を、椿花乳酸菌で発酵させた食品や、サプリメントとして経口摂取することで、免疫力が高い体を造る可能性なども探究していきます。
これら体の外からだけでなく、内側から椿を取り入れることで、日本の皆様のより美しく、より生き生きとした生活の実現できるよう、長崎大学、長崎県立大学、長崎県工業技術センターなど、地元の大学、研究機関と連携し、引き続き産学官民で研究に取り組んでまいります。
本日2月8日”つばきの日”に、我々は、新たな椿の可能性を発表できることを嬉しく思います。
引き続き、五島列島の貴重な地域資源である”椿”の価値を最大限追求、探求し続け、椿の産業化に向けて全力で取り組んでまいります。
<五島の椿プロジェクトとは>
「五島の椿プロジェクト」は長崎県を中心とする産学官民の力を集結し、五島列島に自生する椿を核に、商品開発から消費までを循環させることで、持続可能な産業と雇用を創出し、新たな地域活性のモデルケースを目指すプロジェクトです。
長崎大学などの研究により成分の優位性が証明された五島列島産の椿を原料に、様々な新商品の開発が行われています。その販売・消費により椿が広く有効的に使われ、継続的な産業と雇用を生み出すことを目的に、長崎県や五島市を中心とする地元の方々にご協力いただき、本プロジェクトを推進して参ります。
(五島の椿プロジェクトサイト:https://gotonotsubaki-pj.or.jp/)
[画像6: https://prtimes.jp/i/66900/5/resize/d66900-5-417057-5.jpg ]
五島の椿プロジェクト
認定パートナーです
<五島の椿株式会社>
長崎・五島列島に古来から自生する椿を活用した事業展開を行うべく、2018年11月に五島市内に設立。
【椿を再発見し、その全てを活かす】をテーマに、椿の花や種のみならず、葉や枝、果皮、花から採取され“五島つばき酵母”といった素材をあらゆる側面から調査研究し商品開発を行なっています。
「椿」を通じて持続可能な産業の創出と、地域の発展に貢献します。