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第10回環境省 グッドライフアワード 実行員会特別賞「子どもエンパワーメント賞」を受賞!!

5歳児から始めるおへそグループSDGs教育〜未来につなげるグッドライフ〜

おへそグループ(社会福祉法人みずものがたり 本部:佐賀県 理事長 溝上泰弘/統括園長 吉村直記)は、環境省が主催し、環境と社会を良くする取り組みを表彰する「第10回グッドライフアワード」にて、「実行員会特別賞 子どもエンパワーメント賞」を受賞いたしました。「5歳児から始めるおへそグループSDGs教育〜未来につなげるグッドライフ〜」という、おへそグループで実施する 国際理解教育やSDGs教育を評価していただきました。




環境省報道発表資料: https://www.env.go.jp/press/press_00825.html

■環境省「グッドライフアワード」について
グッドライフアワードは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していく環境省主催のプロジェクトです。実行委員会特別賞とは、実行委員の専門分野などにかかわるテーマごとに、優れた取り組みを選んで表彰するものとなり、229件の応募の中から、実行委員会特別賞「子どもエンパワーメント賞」を受賞いたしました。今回おへそグループが受賞した子どもエンパワーメント賞は、大葉 ナナコ 委員が選ぶ「子どもは未来のオトナたち!ハッピーな地球の未来、エコな社会をめざす子どもたちをエンパワーメントする取組」です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/77951/5/resize/d77951-5-fd1cefe703342dd99831-2.png ]


■【活動の原点】
「いじめはなぜ起きるの?それは、違いを認めず否定してしまうから。だからこそ私たちは、子どもたちの価値観の根っこに『違いを認め、楽しむ心』を育みたい。」

園長を務める吉村の高校時代の留学経験から、「違いを認め合う力」が日本のグローバル化において必須だと感じ、認可外保育施設時代(2011~2016)から「国際理解教育」に取り組んできました。国際理解教育の時間は、他国や異文化に目を向け、見た目も習慣も価値観も異なる人たちの存在を学び、多様性を自然に受け入れられる土壌を育み、世界を五感を通して知ることで、自国をより深く理解していく取り組みを続けてきました。国際理解教育の取り組みは2015年に「JICA グローバル教育コンクール」理事長賞(最高賞)を受賞しました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=xKae5vxsRC4 ]



その後、国際理解教育だけでなく、さらに具体的な行動実践(アクション)につなげるため、世界全体の持続可能な開発目標であるSDGsにつなげた取り組みを2017年保育園が認可化(おへそこども園に移行)されるのをきっかけに開始。現在も改良しながら取り組み続けています。 現在、子どもたちの「違いを認め、楽しむ心」を育むべく、0歳〜12歳の子どもたち、障がいを持つ子どもたちが共存する多様性のあるインクルーシブコミュニティを運営しています。


《沿革》
2011年 認可外保育施設「おへそ保育園」開園、国際理解教育の取り組み開始
2015年 国債理解教育の取り組みが「JICA グローバル教育コンクール」理事長賞(最高賞)を受賞
2017年 認定こども園「おへそこども園」開園、国際理解教育を発展させ、SDGs教育につなげた取り組みを開始
?2017年度 テーマ「ランドセルは海を越えて」…役目を終えたランドセルをアフガニスタンに寄贈する取り組み
?2018年度 テーマ「マダガスカルの水物語」…「水」の大切さ、マダガスカルの井戸づくりについて学んだ
?2019年度テーマ「世界の海のゴミ問題」…海の生き物たちが海に漂流するゴミで苦しんでいることを知り、何ができるか考えた
?2020年度テーマ「みんな違ってみんないい」…「違いこそが楽しい」をテーマに、物事の見方に関する学びを深めた
?2021年度テーマ「幸せってなんだろう?」…幸福度の高い国等から、子どもたちと共に「しあわせ」を科学、研究した
?2022年度テーマ「もったいない」(現在進行中) …日本では食品ロスの問題がある一方、世界では飢餓の問題がある。「私たちにできることは何か?」を考え中。

■【取り組みの概要】
5つの保育施設を運営する当法人は、5歳よりSDGs教育・国際理解教育に取り組み、世界まで視野を広げ、自国と他国の価値観の多様性を学び、楽しみ、認め合う心を育んでいます。さらに、社会的課題や国際問題に繋げ、子ども、職員、保護者、地域を巻き込み、 「私たちができることは何だろう」と想像し、はじめの一歩を創造していきます。毎年、その一連の取り組みの成果を、生活発表会の演劇を通して、舞台で表現し、保護者に報告、啓発する機会を創り、未来のグッドライフにつなげています。


さらに、年長児の1年間を通し、毎年テーマを設け活動に取り組んでいます。2017年度「ランドセルは海を越えて」では、日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンに贈り、子どもたちの就学に役立てている国際支援活動を知り、使わなくなったランドセルを集めて、実際に現地に寄贈する取り組みを行いました。その活動に影響を受けた、おへそ学道場(当法人の学童


保育施設)の卒業生たちも、実際に自分たちが6年間使い役目を終えた「ランドセルをアフガニスタンに寄贈する(循環型社会の実現)」等に繋がっています。


[画像2: https://prtimes.jp/i/77951/5/resize/d77951-5-c8fdb7f0bb026011288e-1.jpg ]


■【取り組みの流れ
1.子どもたちの「興味・関心」に基づき、年間のテーマを子どもたちと話し合い決定する


毎年、子どもたちの興味・関心に基づきながら、国際理解教育やSDGs教育のテーマを決め、学びを深めています。例えば、現在、進行中である2022年度テーマ「もったいない」は、子どもたちが給食の際に残飯が多く出たことが続き、「僕たちが給食で残した物はどこにいくんだろう・・・」と子どもが疑問を持ったことがきっかけです。給食室の先生に聞きに行くと「みんなの残したご飯は捨てることになっているんだよ・・・」という現実を知ります。「え〜もったいないよ」「もう絶対給食を僕は残さないことに決めた!」「なんで残ったのを家には持って帰れないのかな。後で食べれそうなのに」「でも、頑張っても私はお腹いっぱいになったら食べれないよ」…子どもたちから思い思いに意見が出てきます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/77951/5/resize/d77951-5-32284583dabae28c0819-3.jpg ]


子どもたちの興味・関心が「残飯のもったいなさ」に向き始めたことをきっかけに、担任が年間を通して「もったいない」を学ぶテーマにしてはどうか。と提案し、子どもたちの承諾を得て今回のテーマに決定しました。そのように、子どもたちの身近な不思議や発見を発展させながら、当園の学びの基本プロセスである1)「不思議/発見」2)「感じる/考える/気づく」3)「話し合う/計画」4)「実践」5)「報告/分かち合い」6)「振り返り」の流れに沿いながら学びを深めていきます。また、「子どもたちの学び」だけでなく、職員自身、保護者、地域の方々等を巻き込みながら、園全体、地域全体、さらには、メディアを通して世の中への発信、啓発を意識しながら、「みんなで共に学び合う」をキーワードに進めていきます。

2.テーマに基づく、日本の課題、世界の課題を学ぶ。その過程で、世界の文化を学ぶ国際理解教育、SDGs教育につなげていく
テーマが決まると、そのテーマに関して、「日本」と「世界」のどのような社会的な課題があるのかどうかを、自分たちが持っている知識で話し合ったり、調べ学習や外部講師による講義等を受けながら、情報を収集していきます。

例えば、 2021年度テーマ「幸せってなんだろう?」では、絵本から「しあわせ」というキーワードに興味を持ち、その後、日本の幸福度の低さについて課題を発見し、幸福度の高い国や地域である「デンマーク」「ブータン」「ブラジル」「沖縄」について、実際に佐賀在住のネイティブの方や、現地に詳しい方をお招きし、様々な「幸せのカタチ」について学びを深めました。さらに、「デンマーク」に「森のようちえん」という1日中、森の中で過ごす幼稚園の存在があることを知り、実際に地域の森をフィールドにして体験しました。五感(見る・聴く・触る・嗅ぐ・味わう)をめいいっぱい使って、自然を感じた子どもたちは「幸せだね」と自然に口にする様子を見て、幸福度の高さに繋がっているかもしれないと、子どもたち、職員みんなで考察し合いました。国際理解教育からSDGsの目標である「GOOD HEALTH AND WELL-BEING(すべての人に健康と福祉を)」に繋げ、実際のアクションへと進んでいきました。

3.その社会課題に対し、具体的なアクションを子どもたちと話し合い実践。その成果を、演劇で発表。

[画像4: https://prtimes.jp/i/77951/5/resize/d77951-5-c5a816443f084be6c0a6-5.png ]

例えば、 2020年度テーマ「みんな違ってみんないい」では、 「違いこそが楽しい」をテーマに、物事の見方、多様性に関する学びを深めました。絵本「りんごかもしれない」(参考文献 ヨシタケシンスケ (2013) りんごかもしれない ブロンズ新社)を題材にし、りんごが子どもたちそれぞれでどう見えるかのワークショップを実践。リトアニア・アメリカの国際理解教育を実践しながら、その違いの楽しさを知り、学びました。さらには、「桃太郎」のお話から、「鬼の気持ちを考えよう」のワークを行い、成果発表では「鬼から見た桃太郎」のお話を、子どもたちとシナリオづくりから行い、演劇にして保護者や地域の方に報告を行いました。「見る人によって見える世界が違うということ」「人や国によってもそれぞれに違いがあるということ」「その違いこそが豊かで面白いということ」「みんな違ってみんないいということ」等、多様性、ダイバーシティについて学びを深め、それをアウトプットするまでの取り組みとしています。また、その過程ではメディアにプレスリリースすることで、社会への啓発も意識して取り組みを進めていきます。

■【表彰式について】
表彰式は下記のとおり行われる予定です。
・日時:12 月 3 日(土) 14:15〜18:40
・場所:東京・渋谷 スクランブルホール

■【おへそグループについて】
小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育所「おへそつながり」・児童発達支援施設「おへそこども学園」・放課後学童クラブ「おへそ学道場」計5事業が、ひとつのエリアに共存するインクルーシブコミュニティ。ハンディキャップを持った子どもたちも含め、園庭を共有する形で0歳から12歳までの子どもたちが共に過ごしている。令和5年度4月からは、中等部・高等部も創設予定。
開園当初より取り組んでいる「国際理解教育」が評価され、2015年JICAグローバル教育コンクールにて最高賞である理事長賞を受賞。子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入するなど、保育内容においても評価されている。
[画像5: https://prtimes.jp/i/77951/5/resize/d77951-5-c6abb4bf65bc1bc4316b-0.jpg ]



■【法人概要】
法人名:社会福祉法人みずものがたり
所在地:佐賀県佐賀市水ケ江一丁目6番32号
代表者:理事長 溝上 泰弘 /統括園長 吉村直記
URL:http://oheso-group.com/
事業内容:
小規模保育所、幼保連携型認定こども園、企業主導型保育園、児童発達支援施設、放課後児童クラブ 計5事業を運営。

■【プレスリリースPDF資料】
以下URLより、プレスリリースのPDF資料がダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d77951-20221125-c9fed83823626bc28991560e15d913e3.pdf
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